今回は隊長格のお披露目と
イヅル・清音・鉄左衛門のオリジナル卍解発動回です。
明日も午前と午後に一つずつ投稿する予定です。
一番隊舎・会議室にて護廷十三隊の隊長格が全員集められているなかで、長い黒髪をピシッと纏めた威厳と気品に溢れる美丈夫、総隊長・朽木白哉が静かに、だが厳かに告げる。
「侵入者は破面、3体」
そんな白哉の声を12人の隊長羽織りを着たもの達が静かに聞いている。
黒髪を綺麗に短く切り揃えた美人
二番隊【隊長】砕蜂
下を向き陰鬱な表情を浮かべる影のある偉丈夫
三番隊【隊長】吉良イヅル
明るい金髪のショートボブを綺麗にまとめたこの中で一番小柄な美少女
四番隊【隊長】虎徹清音
金髪ロングで前髪を綺麗に切り揃えている胡散臭い男
五番隊【隊長】平子真子
長い黒髪をサイドテールにしている小柄な美少女
六番隊【隊長】朽木ルキア
右のおでこから目元まで目にかからない三日月型の大きな裂傷があるリーゼントにサングラスの任侠人の様な風貌の男
七番隊【隊長】射場鉄左衛門
長い白髪を無造作に流し、死覇装も隊長羽織りも片肩を出しだらしなく立っている半目の美少女
八番隊【隊長】浮竹都依
頬に『69』と彫られている黒髪ウルフカットのイケメン
九番隊【隊長】檜佐木修兵
白髪で長身の大人びたイケメン
十番隊【隊長】日番谷冬獅郎
金平糖の様な独特な髪型に左目に眼帯をした野獣を思わせる大男
十一番隊【隊長】更木剣八
真っ黒に塗られた顔面の目の下に金色と紫色で涙状のピエロの様なメイクを施し、白色のクラウンを思わせる独特な帽子を被った男
十二番隊【隊長】涅マユリ
明るいオレンジ色の髪を短く無造作に切り揃えている美青年
十三番隊【隊長】黒崎一護
「いずれも藍染惣右介配下に属した個体ではない。だが、破面である以上、その戦力を軽視する理由にはならぬ。故に隊長格をもって対処する。三番隊隊長、吉良イヅル。四番隊隊長、虎徹清音。七番隊隊長、射場鉄左衛門。以上三名。速やかに対象を制圧せよ」
そして一拍置いて、白哉は絶対の力の行使に許可を出す。
「――なお、卍解の使用は各々の判断に委ねる」
白哉の決定にイヅルは少し目線を落として。
「……了解」
清音は凛と静かに。
「承知しました。」
射場はいつもと変わらず。
「お任せください」
その返答と同時に三人の霊圧がその場から遠ざかる。一瞬の後、三人が立っていた場所には既に誰もいない。だが、それを見送る隊長達に動揺する者は一人としていなかった。
『卍解 懊悩懊悔侘助』
反転する様に侘助の刃が内側から外側に向けられる。それと同時にイヅルを中心とした一定範囲の重力が増加する。
「がっ!?」
その増加した重力に耐えきれず破面は膝を付く。すると、
ズンッ
「グッ、あっ!?」
重力がさらに増加した。
「……僕の卍解『懊悩懊悔侘助』は僕を中心に一定範囲の重力を増加させる。膝を付けばその重力はさらに増し、手を付けばさらに増す。そして、四つん這いになる様はまるで自身の罪に耐えかねて許しを請う様に頭を垂れる。故に懊悩懊悔侘助」
イヅルが自身の卍解の能力を説明している間に破面は増加する重力に耐えきれず手を付いていた。そして、イヅルは破面の方にいつもと変わらない様子で歩を進める。
ミシッ
「!?」
イヅルが歩を進める度に地面が悲鳴を上げる。
「なッ!?ま、まさか……じ、自身の重力も、増加して……」
そう。彼の卍解の能力の範囲は自身をも含む。しかし、イヅルは能力発動前と変わらない足取りで破面に近いて行く。
「な、何故だ!何故、…何故この増加された重力の中で普通にしていられる!?」
理解できないと叫ぶ破面にイヅルは静かに言い放つ。
「僕は護廷十三隊三番隊隊長だ。…背負ってきた命も、背負えなかった命も、この重さとは比べるべくもない」
破面の眼前で歩みを止めたイヅルは懊悩懊悔侘助を上に掲げる。そして、
「!……ま、待っt」
ザンッ
イヅルは何も言わず、静かに侘助を振り下ろした。増加した重力に抗うことも叶わず、破面の首が落ちる。その光景はまるで断首台がただ職務を果たしたかの様に淡々としていた。
『卍解 診羅天生』
彼女が卍解を発動した瞬間、彼女の斬魄刀の刀身が消え、一定範囲が薄い膜に覆われる。
「コレは、結界か!?」
「いいえ、結界では無いです」
破面の言葉を清音は首を振り否定する。
「コレは守る為、防ぐ為の結界ではありません。言わば、診療所兼簡易手術室の様なもので、範囲内で診察や解毒、止血などを自由に行えます」
清音が説明した卍解の能力を聞いた破面が嘲笑う。
「はんっ!回復特化の卍解で何が出来る!」
能力を聞き、恐れるに足らんと判断した破面が清音に襲いかかる。が、
「はぁ」
清音は小さなため息を吐き、瞬歩で一瞬の内に破面の懐に入り込む。そして、
「暴れる患者を止めるのも救護班の務めですので」
自身の霊圧を卍解で弄って拳に溜め、相手の鳩尾に白打を撃ち霊圧操作を不能にさせる。
「どうか、安静に」
「最後に物を言うんはのぉ、自分の体と積み重ねてきた鍛錬、それだけじゃ」
『卍解 偃文修武』
瞬間、射場の斬魄刀から刃の中腹辺りに有った枝が無くなり、幅広いだけの刀に変化する。
「?……まさか、その形状変化が貴様の卍解だと?」
「………」
敵の破面は射場の無言を肯定と捉え笑い出す。
「ふっ、ふふっ、ふはははっ。まさか、始解でも能力が無くて、卍解すら無能とは!こんなのが隊長を務めているとは、滑稽だね!」
そう言って破面は掌を前に突き出し虚閃を放とうとする。しかし、
「……!?霊圧が、放出できない!?」
「そがいに慌てなや」
取り乱す破面に、偃文修武で自分の肩を叩きながら射場は自身の卍解の能力を説明しだす。
「ワシの卍解の中じゃ、誰一人として霊圧を外に吐き出すことはできんけぇの。……要するに、ガチのぶつかり合いっちゅうことじゃ」
そう言いながら、射場は破面に斬りかかる。
「……!何がぶつかり合いだ!自分だけ使えるんだろ!」
「そがな格好悪い勝ち方、できるわけなかろうが」
互いに斬撃をいなしながら破面が悪態をつく。しかし、射場はそれを真っ向から否定する。
「言うただろうが。ワシの卍解はのぉ、範囲内におる者全員、霊圧を外へ出せんようになるんじゃ。……その『全員』にゃあ、当然ワシも入るんよ」
「…!?ふ、巫山戯るな、巫山戯るな!巫山戯るな!!お前なんか、お前なんか!虚閃さえ打てればお前なんか!!」
みっともなく喚き散らす破面を見て射場は呟く。
「同じ破面でも間街副隊長とは、全然比べものにならんのぉ」
実際、この卍解を訓練で受けた白亜は自身の能力が使えなくなったと悟るや否や「……美術館、閉館」と言って、直ぐ様、獰猛な笑みを携えて斬魄刀で斬りかかって来た。今現在、喚き散らしながらシッチャカメッチャカに斬りつけることしかできない目の前の破面とは雲泥の差である。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「この程度でバテよってからに。……帰刃せんっちゅうことは、能力が鬼道系じゃったわけじゃな?」
「…ぐっ」
射場の言う通りこの破面の帰刃は周囲に霊圧操作を阻害する毒霧を出す能力だった。しかもこの霧、自身には一切効かないものだったりする。
「ほうじゃ、さっさと終わらすかのぉ」
そう言って射場は右足を一歩引き、腰を深く落として偃文修武を右後方に引き絞る。そして、
ザンッ
まばたき一つの間に水平の閃光を描き、破面の首を斬り飛ばした。
オリジナルキャラの簡易プロフィール。
・名前:浮竹都依
・性別:女
・見た目年齢:17歳
・髪型、髪色:白髪の寝癖が少しあるロング
・瞳の色:緑掛かった黄土色
・身長:166cmと女性としては長身
・外見:顔立ちはかなり整っており美少女と言っていいのだが、眠そうな半眼でいつも気怠そうにしていて、「面倒くさい」と顔に書いてあるくらい露骨な表情が魅力を半減させている
・服装:死覇装をだらっと着ている。片側の肩とか出しているがエロいと言うよりだらしないと言う感想が先に出てしまう。隊長羽織りも袖を通さず無造作に羽織っているだけ。山本元柳斎重國が総隊長なら確実に雷と拳骨が落ちるレベル
・所属:護廷十三隊八番隊隊長
・趣味:漫画・アニメ・2.5次元舞台鑑賞
・性格:「ダル〜い」「メンド〜」「コスパ悪くない?」などをよく口走るかなりの面倒くさがり屋。いつも仕事をサボって現世から取り寄せた漫画を呼んでいるか、同隊副隊長の八々原熊如と茶屋に行っている。で、同隊三席に「仕事してください」と首根っこ掴まれて隊舎に連行される姿が瀞霊廷の日常風景。ただ、仕事をしだせば定時内に全て終わらせられるのでかなり有能。最初から仕事すれば良いんじゃない?と彼女に問うと、「普通に仕事したらモチベのコスパが悪いじゃん」などと曰う。趣味のことを語り出すと真顔・早口で語り出す。
吉良イヅルの斬魄刀。
・斬魄刀名:『侘助』
・解号:『面を上げろ 侘助』
・形状:先端が2回直角に曲がったフックの様な形状
・卍解名:『懊悩懊悔侘助』
・形状:始解とは逆に外側に刃が向いている。
・能力:自身を中心に重力が増加。重力に耐えかね膝を付けばさらに増加。手を付けばさらに増加する。この能力はイズル自身も対象となる。
・具象化した姿:黒髪ロングヘアーで両目を前髪で隠しているイヅルに顔立ちが似た男性。姿勢はいつも猫背で黒い単衣を着て、両手足に鎖が途中で切れている枷が一つずつはめれている。無口。
虎徹清音の斬魄刀
・斬魄刀名:『診天』
・解号:『紐解け 診天』
・見た目:形状は変化無し。ただ、目を凝らさないと分からないくらいだけど、刀身が若干透けだしている。
・能力:斬った相手の霊圧から『異常』や『特異性』を検出する。相手の身体に傷は付かない。
・卍解:『診羅天生』
・見た目:刀身が完全に無くなる。
・能力:一定範囲に診療所兼簡易手術室を展開。また、清音の視界には範囲内の全員が骨格、内臓、霊絡、霊圧循環まで透けて見える。範囲内では投薬や解毒、止血、霊圧の切除、摘出、縫合などを自由に行える。診羅天生では『治療』という概念に沿った霊圧操作しかできない。
・具象化した姿:身体に包帯を巻き、明治時代のナース服を着た黒髪サイドテールの美少女。性格はちょっと抜けている所がある。
射場鉄左衛門の斬魄刀
・斬魄刀名:『武尊』
・解号:『気張れ 武尊』
・始解前:ドス
・始解後:鍔がなく広い刀身の中ほどに枝のような刃が付いた形状に変化
・能力:無し
・卍解:『偃文修武』
・見た目:始解の形状から枝が無くなる。
・能力:自分自身含めて、一定範囲内では、自身の肉体から離れて霊圧を作用させる一切の技術が封じられる。鬼道・斬撃・虚閃などの霊圧攻撃は発動できず、戦闘は斬拳走を主体とした純粋な武技のみとなる。つまり強制的なガチンコ勝負にする。
・具象化した姿:煙管を蒸した白髪オールバックの翁。いつも不敵に笑っていて、雰囲気に余裕がある。喋り方は古風ではあるが標準語。