グロキシニア転生者が行くHUNTER×HUNTER 作:霊槍って、良いよね
めちゃくちゃ励みになっております!!!
亀更新ではありますが、更新は続けていくので、これからもよろしくお願いします!!!
早速人類圏に到達し、『
そして、羽は目立つため、羽だけ『擬似・絶気配』をしたまま体の方は解いた。
これにより、耳が尖っているだけの人間にしか見えないという寸法だ。
といっても、正直一部分にだけ『擬似・絶気配』を使うのは相当技術必要で大変だ。
ちなみにこの一部分だけの使用方法、七つの大罪の世界では必要なかったため、全然習得していなかったが、この世界に来て、人間の存在を知ってから急遽鍛えたものだったりする。
さて、とりあえずここがどんなところなのか、観光客のふりをして聞いてこよーっと。
うん、無理だった。
まさか……まさかこんなところに最大の壁があるだなんて思いもしないじゃないか!!!
言語の壁があるなんて思うわけないじゃないか!!!
七つの大罪の世界だと、言語はなんか普通に分かったから大丈夫だったのだが、まさかこっちでは分からないとは……。
でも……それでもせっかく人類圏まで来たんだから交流ぐらいはしたいよなあ。
この数100年間まともに話したの世界樹くんだけだぜ?
そろそろ人間とも話したいものだよ。
よし、そうと決まれば言語学習だな。
まずは分かりそうな単語がないか調べまくる!!!
そんなこんなで街行く人の会話を聞いてみてどんな言葉なのか当たりをつけてみたり、本を読んでみたりしていたところ、偶然見つけることが出来たのだ。
日本語を!!!!!
どうやらこの世界ではジャポン語というらしい。
日本とよく似た文化を築いているらしく、言語はまんま日本語だった。
分かる言語があるなら話は早い。
早速ジャポンまで飛び、図書館を利用して他の国の言語も学ぶことにした。
せっかくだ、マイナーなもの以外全部覚えてしまおう。
◇
「ふむ、なるほどこの単語は……」
いつものように図書館で勉強をしていたその時、気配を消した誰かが近づいて来るのを感じた。
「なんの用っスか?ハンゾーくん」
「ゲッ、やっぱりバレるかぁ……」
隠密を解き、頭をかきながら現れたスキンヘッドの男……ハンゾーくんは、数年の付き合いである。
そう、言語学習はすぐにパパパッと覚えられるものではなく、5年ほど経ってしまったのだ。
もっとも、この5年間言語学習しかしていなかった訳ではないけれど。
「相変わらずお前は勉強熱心だな。もう3ヶ国語ぐらいは完璧のはずだろう?」
「そうっスけどね。覚えていて損はないはずっス。そういうハンゾーくんは、ここに来たってことは帰りっスか?」
「当たり前のように里の入り口知ってんだな……」
この図書館、表向きは極々普通の一般人も利用する図書館なのだが、合言葉を言うことでハンゾーくんの所属する雲隠れの里に入ることが出来る入り口の1つなのだ。
その合言葉も巧妙に隠されていて複雑なものだけど。
「里の情報握られまくってんのに長老衆が排除に動かないって、4年前、俺が任務行ってる内に何があったんだよホント」
「それは長老衆に聞いて欲しいっス」
「話そうとしないんだよなぁ。相当トラウマっぽいぜ?」
これには、言語学習以外でしていたこと……ハンター活動が関係している。
この世界には、ハンターと呼ばれる職業があった。
ハンター協会の試験に合格し、資格を持つプロハンターと資格を持たないアマチュアハンターの2種類があり、アマチュアハンターの方は、なるのが意外と簡単だ。
自分はアマチュアハンターだと名乗るだけで良い。
その上で遺跡発掘や新種の動植物の発見などの功績を1つ上げる。
そうすることで、自称ではなく、仕事としてのアマチュアハンターと認められる。
ハンター協会にプロハンター、アマチュアハンター、そしてなぜかしっくりくる世界樹くんと言う呼び方、そして湖の中の人類圏。
ここまで情報が出揃ってようやく、喉の奥に引っかかっていたような既視感の正体がはっきりと分かった。
HUNTER×HUNTERだ!!!!!
そうだ、この世界HUNTER×HUNTERの世界なんだと。
数千年前に読んだ漫画だ。
ここまで思い出せなかったのも無理はない気がする。
事実、HUNTER×HUNTERの世界だとは分かっても、正確なストーリーは朧げにしか思い出せないからなぁ。
と、まあここまで分かった後、俺はアマチュアハンターになった。
日本食が恋しかったからなー。
どうせならお店で食べたかったし、そのためにはお金が必要だった。
ちなみに、ハンター試験を受けようかとも考えたのだけど、言語学習を優先することにした。
流石にあの時点じゃ、ハンター語で名前を書くのがやっとだったから。
そんな訳でアマチュアハンターとして活動を始め、1年が経ったある日、とある依頼が入った。
内容は、10種類の植物の採取。
どれも違法性のないもので、多少の薬効はあるが、そこまで強力ではないもの。
しかし、その10種類全てを特定の工程を経て混ぜ合わせることで毒物検査に引っかからない劇薬が完成するというとんでもないものだった。
アマチュアハンターである俺に頼んだのはそのためだろう。
依頼達成と同時に俺を消す。
そういう腹積りだったのだ。
単体ごとでは特に問題ないことで当時油断していた俺は、その依頼を受け、植物の受け渡し時に忍に襲われた。
どうやら依頼者は忍だったようだ。
この時、ようやくこの10種類の使い道に気付き、迂闊さを反省したものだ。
これ以降は依頼内容を精査するようにしている。
さて、俺を殺そうとしてきた忍たちだが、全員を返り討ちにし、その体を引きずって里に押しかけてやった。
その里こそが、ハンゾーくんが所属している雲隠れの里だった訳だ。
あとは適度に里の奴らの心を折り、丁度いいから俺にとって都合が良い契約を結んだ。
これが4年前の出来事のあらましだ。
この一件以降、向こうは相当俺を恐れるようになった。
雲隠れの里の忍で、俺と普通に会話するのはハンゾーくんくらいのものだ。
一度訳を聞いてみたら、「こっちから敵対行動取らなきゃ無害だと思ったから」と返された。
よく分かってる。
「あ、そうだ。俺、『隠者の書』ってやつを探すためにハンター試験を受けることにしたんだけど、グロキシニアもどうだ?一緒に受けないか?楽しいと思うんだが」
「ハンター試験っスか。……確かに、そろそろ勉強も終わりにして、受けてみるっスかね。というか、あたしを誘う理由、なんか別にあるっスよね?」
「あ、気付いた?……長老衆がよ、自分たちが頭が上がらない相手がアマチュアハンターってのも格好つかないから早くプロハンターになって欲しいってよくこぼしててよ」
「なるほど確かに。うん、この機会に受けることにするっス」
こうして、HUNTER×HUNTERの世界に転生してから数100年と5年を経てようやく、俺はハンター試験を受けることにした。
ハンター試験前からハンゾーと知り合いの二次創作全然ないなーと思い、書きたくなったのでこんな感じになりました!!!
そして、多分次回からハンター試験編に行きます!!!!!