グロキシニア転生者が行くHUNTER×HUNTER   作:霊槍って、良いよね

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続き書けましたぜ!!!!!


4話 ハンター試験へ

 ハンター試験の申し込みをした数日後、俺とハンゾーくんは定食屋でご飯を食べていた。

 

「それで、何っスか?話って」

 

「ハンター試験なんだけど、誘った身で悪いが、試験会場までは別々で良いか?ハンター試験は会場まで着くまでにも(ふるい)がある。グロキシニアなら多分っていうか十中八九辿り着けるだろうが、そのおこぼれに預っちゃ、忍の名が廃るからな」

 

「別に良いっスよ。それじゃ、どっちが先に着くか勝負っスね。負けた方が高級寿司を奢るっス」

 

「おお!良いな!忍の情報収集能力ナメんなよ!!!」

 

 

 

 そんな会話があって、ついに今日、試験日である。

 

 現在の時刻は午前2時。

 

 そんな時、俺がどこにいるかというとジャポンである。

 

 ハンゾーくんは半月ほど前に出発している。

 

「さて、会場の情報はザバン市ということしか分かっていないっスけど、行ってみれば分かるかなっと」

 

 『擬似(フェイク)絶気配(ゼロサイン)』を使用し、羽を広げ、一気に飛び立つ。

 

 原作の細かい部分も思い出せたら行き方も分かるのだろうけど、現状思い出せているのは、ハンゾーくんが原作にいた気がする事、そしてゴン、キルア、レオリオ、クラピカ、ヒソカという5人のメインキャラとハンター試験編の後にどっかの闘技場に行くこと、そしてゲームの世界に入る展開があったこと、あとは……確か暗黒大陸から漂流してきたなんかがいた事だけだ。

 

 まあ、よく思い出せた方だと思う。

 

 さて、そうこうしている内にザバン市が見えてきた。

 

 時間にして1分ほどだろうか?

 

 早速降り、魔力を広げて辺りを感知してみる。

 

 感知能力も相当鍛えたため、ザバン市の構造を全て詳細に理解するのもお手のものだ。

 

「おっ、あったっスね」

 

 地下に広がる道のように長く続く巨大空間。

 

 おそらくここが試験会場。

 

 ああ、思い出した!!!

 

 一次試験は試験官に着いていくマラソンだったな。

 

 後はどう行くかだけど……いくつかあの空間に降りるための入り口があるな。

 

 なんの変哲もないような定食屋の奥に1つ。

 

 あれがゴン達が原作で通った入り口だと思う…でもまだオープン前だ。

 

 そういえば合言葉も知らないしそもそも本来の入り口はどこも使えないか。

 

 仕方ない。

 

 路地裏に入り、1本の草に手を向ける。

 

「『空根(からね)』」

 

 その根を一気に成長させ、地下空間まで到達させる。

 

 地下空間の外壁は結構頑丈だったけど、植物のヤバさを舐めてはいけない。

 

 簡単に内壁は貫くことができる。

 

 そして根の内部を枯らし空洞を開ける。

 

 これで後は降りるだけのお手軽な通り道が完成だ。

 

 というわけで早速降りる。

 

 地下空間に降り立つと共に、根洞の入り口と出口を閉じる。

 

 これで間違って落ちてくる人はいないだろう。

 

 さてと……うーん、感知してたから分かっていたことではあるけど、誰もいない。

 

 試験官すらいないなー。

 

 とりあえず『擬似・絶気配』を解き、待つことにしよう。

 

 それから20分後、慌てたような様子の緑色の肌の小柄な人間?入り口の1つからが入って来た。

 

「まさか、もう到着した方がいらっしゃるとは……遅れてしまい、申し訳ありません。私、受付のビーンズと申します。まあ、受付とは言っても、ここに到着された方に番号札を渡すだけなんですけれどね。あ、こちらNo.プレートです」

 

「どうもっス」

 

 プレートに記載されたナンバーは当然『1』。

 

 ……もしかして原作キャラたちの番号がずれちゃうか?

 

 まあ良いか。

 

「まだ他の方々の到着は先だと思いますので、ゆっくりしていてください」

 

「了解っス」

 

 そんなこんなで待つこと3時間。

 

 午前5時を過ぎた頃から続々と受験者たちがやって来た。

 

 うーん、なかなか見覚えがある人はいないな。

 

 原作キャラにでも会えれば他のことも思い出せるような気がするんスけどね……。

 

「やあやあ、君新人だよね。それなのに最初に到着するなんてすごいじゃないか」

 

 突然小太りのおじさんに話しかけられた。

 

 …………ああ!

 

 新人潰しのトンパ!!!!!

 

 原作キャラじゃないか!!!!!

 

 思い出せた!!!

 

 ナンバーは『17』……原作のナンバー覚えてないから本当にズレてるのか分からないな。

 

「運が良かったんスよ」

 

「いやいや、ハンターになるなら、その運を味方につける力も必要だよ」

 

「そうっスかね」

 

「あ、自己紹介がまだだったね。俺はトンパ。10歳の頃からこの試験を受けてるベテランだ。何か困ったことがあれば言ってくれ」

 

 そういえば、なんか原作だと注目するべき受験者を教えてくれてた気がする……下剤ジュースの印象しかないんだけど。

 

「早くに着いたなら喉が渇いているだろう。お近づきの印のジュースだ。良かったら飲んでくれ」

 

 おお、これが噂の下剤ジュース。

 

「あ、要らないっス」

 

「まあそう言うなって。あ、何か入ってると思ったか?俺も飲むから問題ないよ」

 

 そう言い、トンパは懐からもう1本のジュースを取り出す。

 

「あ、じゃあそっちくださいっス」

 

「どっちも変わらないぜ?」

 

 そう言いながらもトンパは俺に新しく取り出した方を差し出してくる。

 

 さて、そんなトンパの心の中を覗いてみよう。

 

(馬鹿め!!!そっちが下剤入りだぜ!!!最初の方を飲んだらそれで信用を得て次で下剤入りを飲ませる!!!疑り深いなら新しく自分用もとい下剤入りを取り出してそっちを掴ませる!!!二段構えの策だ!!!残念だったな運だけの新人くんよー!!!今日は便所に籠ることになるぜ!!!)

 

 なるほどなるほど、つまり今俺が渡されたのは下剤入りかー。

 

 まあ、元々飲むつもりもなかったけど仕方ない。

 

 トンパの感知できない速度でジュース缶を取り替えた。

 

 どんどんと飲むごとにトンパの顔色が悪くなっていく。

 

「す、すまないが、俺ちょっと用事を思い出したー!!!」

 

 おー、誤魔化せるわけもない誤魔化ししてすっ飛んで行っちゃった。

 

「やあ、君なかなかの手癖の悪さだね♢」

 

 次は誰だよ……と思ったらヒソカ!!!!!

 

 俺が思い出せた数少ない原作キャラの1人!!!

 

 ナンバーは『45』か。

 

 変なポージングしてるのにめちゃくちゃ様になってるんだけど……。

 

「そこまであたしの手癖は悪くないつもりなんスけどね」

 

「僕でも目で追うのがやっとだったよ♡。どうだい?これからボクと()し合わないかい?」

 

「変態の相手は嫌っス」

 

「こりゃ手厳しいね♧まあ、ここでヤるのも勿体無いか♢今度じっくり()し合おうじゃないか♡」

 

 なんかめちゃくちゃ笑顔で去ってったんだけど……。

 

 こわー。

 




グロキシニアが入ったことで原作キャラたちの受験ナンバーが1つずつズレております。次辺りで多分全員出るので、次話のあとがきにまとめる予定です。
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