グロキシニア転生者が行くHUNTER×HUNTER   作:霊槍って、良いよね

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5話 一次試験 1/2

「ぐおおおーーーどこだ!!!どこに行ったー!!!」

 

 さっきからトンパが悶絶しながら自分の荷物を漁ってる。

 

 多分あれだな、解毒薬を探してるんだろうな。

 

 間違えて飲んでしまった時用に用意していたんだろう。

 

 まあ、そんな解毒薬と思われるもの……というかトンパが持っていた薬品類は全部俺が持っているのだけれど。

 

 さっき、大人気ないが流石にちょっとイラッとしたから奪っておいたんだ。

 

 ヒソカが言っていた手癖が悪いとは、こっちのことかもな。

 

 これでトンパは薬剤による妨害は出来なくなった。

 

 というか、解毒薬ないからここで脱落だな。

 

 まあ良いや。

 

 とりあえず必要ないものだし、壁に埋めとこ。

 

 というわけでバレないように壁をちょちょいとくり抜き、そこに薬品類を入れてくり抜いた壁を嵌めておいた。

 

 そういえば、ハンゾーくんはまだかな……と、おお来た来た。

 

「や、遅かったっスねハンゾーくん」

 

 ハンゾーくんのプレートナンバーは『295』だ。

 

「げっ、やっぱりもういんのかよー」

 

「勝負はあたしの勝ちっス。高級寿司、楽しみにしてるっスよ」

 

「はぁー、仕方ない……あまり高級なネタばっかり頼むなよ?」

 

「え?」

 

「おい!まさかとは思うが高級なネタしか頼まないつもりか!?」

 

「さーて、どうするっスかねー」

 

「ああ……俺の財布が死ぬ!忍はそこまで高給取りじゃねーんだぞ」

 

「でも、成功してるハンターは高給取りっスよ」

 

「…確かにそうだな。合格すりゃ良いだけか。俄然やる気が出てきたぜ!!!」

 

「その調子っス」

 

 

 

 さて、そんなこんなでハンゾーくんと会話して時間を潰すこと数時間後、さらに続々と受験者が集まり、400を超した頃、記憶にある3人組が入って来た。

 

 そう、紛れもなくゴン、レオリオ、クラピカの3人だ。

 

 おー、七つの大罪でもそうだったけど、やっぱり原作キャラを直に見ると感動するな。

 

 トンパとヒソカは……なんというか、それぞれ別ベクトルで感動とは程遠かったし。

 

 さて、そんな彼らの番号は、レオリオ『404』、クラピカ『405』、ゴン『406』だ。

 

 うーん、どうしようかな。

 

 話しかけるべきか話しかけないべきか……

 

「ん?どうしたんだ?……今入ってきたあいつらが気になるのか?」

 

 お、ハンゾーくんが3人に興味を示してしまった。

 

「そうっスね。今はまだまだっスけど、とんでもない才能があるっスよあの3人は」

 

 原作知識がなかったとしても、この判断は出来ただろう。

 

 それほどまでに、見ただけで才能を感じさせる3人だ。

 

「へぇ。ちょっと警戒しとくか」

 

「ま、君が追い越されるのは当分先っスよ」

 

「それじゃあまるで、いつかは追い越されるみたいじゃないか。ま、良いさ。俺は俺でこれからも実力を上げるだけだ」

 

 そういえば、俺が覚えてる原作キャラの最後の1人、キルアは結構早くに来てたな。

 

 ハンゾーくんよりも早くてびっくりしたぐらいだ。

 

 あの3人より早く着いていたってことは覚えてたけど、まさか『100』番とは。

 

 と、そんな時。

 

 ジリリリリリリと、音が響いた。

 

 音の発生元には、その音を鳴らしている不思議な顔のような形の道具を持つスーツ姿の男がいた。

 

 試験官だな。

 

「おいおいマジかよ。俺でさえ気づけなかったぜ?」

 

 ハンゾーくんが冷や汗を流している。

 

 まあ、当然といえば当然だ。

 

 あの試験官は、『念』の四大行の1つである『絶』をしていたのだから。

 

 俺は感知できたけど、念能力者でも見破るのには相当精度の高い『円』が必要だろう。

 

 それほどまでに完璧な『絶』だった。

 

 ちなみに、『念』に関しては、雲隠れの里に襲撃を仕掛けた後に、長老衆から情報を取った。

 

 『念』とかいうのがあった気がするのはなんとなく覚えていたけど、具体的な技術の方は全然覚えてなかったからな。

 

 助かった助かった。

 

 さて、現れたその試験官は、受験生たちの前方に立つと、ハンター試験の注意喚起、要するに、死ぬ可能性があることを伝えて、それを了承する者のみ着いてくるように言い、歩き出した。

 

 命の危険があると分かっていても、全ての受験生が試験官に着いていく決断をした。

 

 いや、全てじゃないか。後ろでトンパが腹抱えてうずくまったままだし。

 

 受験生たちに着いてくるように言ったにしては相当早いスピードで歩き出した試験官。

 

 歩きながら、サトツと名乗った試験官は一次試験の内容説明を始めた。

 

 その内容は、思い出した通り、二次試験会場までのマラソン。

 

 詳しい場所や到着時刻は告げず、ただひたすらにサトツに着いていくというものだった。

 

「なんだ。楽勝じゃねーか」

 

 ハンゾーくんが隣で呟く。

 

「そうでもないかもしれないっスよ」

 

「なんでだ?」

 

「この試験の肝は、おそらく距離が明かされていないことっス。多分、これから数時間では済まない距離を走ることになるっス。楽観してる者ほど、終わりがないように感じて心が折れてしまう。これは多分、そういう試験っス」

 

「なるほど……そう考えたら、結構嫌味な試験だな」

 

「これが一次試験ってことは、二次試験以降はもっと嫌なやつかもしれないっスね」

 

「まったくだ。ま、耐え忍ぶ者である()にとっては、数時間で済まないマラソンでも問題ないけどな。3日ぶっ通しだって走れるぜ」

 

 そういう修行もありそうだもんなー忍って。

 

 そんなこんなで話しながら走ること数時間後、続々と脱落者が出ていく中、俺とハンゾーくんは最前列…サトツの真後ろにいた。

 

 そんな俺とハンゾーくんに並んで走る者が2人。

 

 ゴンとキルアである。

 

「いつのまにか1番前に来ちゃったね」

 

「ああ、そうだな」

 

 2人はこの短時間で随分と仲良くなったらしい。

 

「でもま、意外だぜ。俺たち以外にも試験官に追走出来る奴が2人もいるなんて。それに、長髪のお前、俺たちとさほど年齢変わらないだろ。ゴンだけでも驚いたってのに」

 

 お、急に話しかけられたな。

 

「多分あたしの方が年上だと思うっスよ」

 

「嘘つけよ。どう見ても俺たちと歳近いだろ」

 

「人は見かけによらないもんっス」

 

「おう!そうだぜ。何せこいつ、4年ぐらい前からずっとこの姿だからな。なんならジジイかもよー」

 

 ハンゾーくんが揶揄うようにニヤニヤしている。

 

 うーん、当たり。

 

 歳を数えるのも億劫な数千歳だからなー。

 

「マジ?」

 

「実際の年齢は言うつもりないっスから、ご想像にお任せするっス」

 

「嘘じゃなさそうだし、マジかよ」

 

「あ、そうだ。自己紹介してなかったや。俺ゴン、こっちはキルア。2人は?」

 

「あたしはグロキシニアっス。んで、こっちのスキンヘッドが…」

 

「ハンゾーだ!ここだけの話、こう見えても忍をしている!暗殺、情報操作に調査、なんでもござれだ!依頼があったら言ってくれよな!!!」

 

「必要ねーよ、俺暗殺者だしー」

 

「ほほう、道理で足運びが綺麗だと思ったぜ」

 

「お、出口の光が見えて来たっスよ」

 

「あっ!ホントだ」

 

 出口の先。

 

 そこに広がるのは湿原だった。

 

「一部余裕そうな方々もいますが、ここまで着いて来られた方々、おめでとうございます。しかし、ここからがさらなる関門。ここは『詐欺師の(ねぐら)』とも呼ばれるヌメーレ湿原。人間を欺き、食料とする獣が多く生息しています。二次試験はこの先。気を抜かないでください。死にますよ」

 




なんとか時間作れたので、2日連続投稿出来ましたー!!!

受験番号
グロキシニア『1』
トンパ『17』
ヒソカ『45』
キルア『100』
ハンゾー『295』
レオリオ『404』
クラピカ『405』
ゴン『406』
今回出たのはここまでですが、正直他のキャラも番号が1ずつズレているだけです。が、前回まとめる予定と言ってしまったし、私も忘れてしまう可能性があるので、数人書いておきます。
ポックル『54』
アモリ『198』
イモリ『199』
ウモリ『200』
ボドロ『192』
ポンズ『247』
ギタラクル『302』

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