グロキシニア転生者が行くHUNTER×HUNTER 作:霊槍って、良いよね
一睡も出来なかった……。
ひたっすらにメンチによる美食ハンタープレゼンに付き合わされてしまった……。
まあ、食事が美味かったから良いのだけれど。
さて、飛行船が到着した場所は巨大な柱のような塔の頂上。
ビーンズの説明によると、ここはトリックタワー。
72時間以内にここから下まで降りることが合格条件らしい。
感知してみたところ、隠し扉のような物が地面にあるし、中は迷路のようだ。
ところどころ開けた場所もあるようだし、そこで課題とかがあったりするのかな?
思い出せー、思い出せー、ここでは何があった?
…………………あー!!!
トリックタワーって旅団四天王(笑)とキルアの心臓抜き取りがあったあれか!!!
あーあー、思い出してきた思い出してきた。
確かゴンたちは5人で挑むことになるんだよな。
ゴン、キルア、レオリオ、クラピカ、そしてトンパの5人で!!!
……………トンパいないんだけど。
下剤入りジュース飲んで一次試験にすら参加してないぞあいつ。
……万が一の場合には俺が入るか。
そうしよう。
と、考えているうちに続々と受験者たちが隠し扉を見つけてそこに入って行く。
ゴンたちも隠し扉に気付いたようで、それぞれ近くにあった隠し扉に入ることを決めたようだ。
うん、やっぱりあそこが原作でゴンたちが入った場所っぽいな。
他に5つの扉が繋がってる場所はないし。
あれ?
もう1人既に中にいるな。
ターバンのようなものを頭に巻いて弓矢を背負ってる男だ。
まあ、そもそもトンパが参加してなかったり、俺だけ寿司の試験に合格してたり、色々既に変わってるからここが変わっててもおかしくはないな。
これなら俺が入る必要はなさそうだ。
さて、それじゃあ1人用の扉は……ここだな。
早速中に入ると、看板があり、その下の台に腕時計が置かれていた。
腕時計には特殊な機能はなく、ただ制限時間を表しているだけの物だ。
そして看板に書いてあるのは、
【独力の道】
〜君はここからゴールまでの道のりをたった1人の力で乗り越えなければならない〜
「分かりやすくて良いっスね」
腕時計を着けると、扉が開いた。
さて、どんな試験かなー……って、考えるまでもないよな。
伝わってくるのはむせ返るような悪意の思考の濁流。
どうやらこの道のいたる所に待ち伏せしている奴らがいるらしい。
詳しく思考を拾ってみたところ、どうやら全員が受刑者。
俺を殺せた者は刑期が短縮されるらしい。
クソみたいな試験だな。
独力の道。
つまりところ、これから襲ってくるであろう受刑者を返り討ちにしながら進めという内容のようだ。
ところどころに悪辣な罠もあるし、この塔を作った奴の性格が窺える。
というか、これあれだよな。
受刑者のストレス発散でもありそうだ。
刑期短縮ができずとも、暴れることが出来るのだから。
そのストレス発散を受験者でやらせるとは、この試験を考えた奴は性格が終わっている。
まあ、どうでも良いことだ。
ここにいる奴らは文字通り犯罪者。
それもとびきりヤバい凶悪犯だ。
つまり、殺したところで心は傷まない。
だから
「『霊槍バスキアス第九形態【
先に全てを一掃して仕舞えば良い。
感知した限り、受刑者の数はおよそ100と少し。
おそらく、この道は完全に受刑者のストレス発散のためだけのクソコース。
しかし、俺からすればたったの100数人。
【死荊】で簡単に一掃できる。
【死荊】は、掠っただけでも死に至る。
毒ではなく、ただ死という事実を押し付ける荊。
ある程度の強さ、それこそ闘級の魔力数値が1万以上もあると抵抗されるが、ここにそれほどの強者は存在しない。
そのため、簡単に決着だ。
通り道に潜む敵の生命反応の完全消滅を確認してから、霊槍をしまう。
「さて、後は歩くだけっスね」
迷路のようになっているため、分かれ道も多いけれど、内部構造は完全に感知できてから迷う要素は皆無だ。
「到着っス」
『1番グロキシニア!三次試験通過第一号!!!所用時間39分!!!」
後は座って寛いでおこう。
床が石だから寛げないな……少しだけ浮いておこう。
夜寝れなかったし、寝よ。
『45番ヒソカ!三次試験通過第二号!!!所用時間6時間12分!!!』
大きな声のアナウンスで目が覚めた。
今のアナウンス的に、どうやら6時間弱寝ていたようだ。
「やあ、最初の通過者は君だったんだね♢」
「ヒソカも早かったっスね」
制限時間72時間の内6時間と少しで着いたヒソカは十分早いだろう。
「お世辞は良いよ♧君、今寝てたようだし、もっとずっと早くに着いていたんだろう?どれくらいで着いたんだい?」
「確か40分ぐらいだったっス」
「へぇ♡」
舌舐めずりが怖いなー。
ヒソカも来ちゃったし、残り時間は起きておこう。
それから少し間を置きながら、続々と受験者たちが降りて来て、残り5時間ほどとなった。
ハンゾーくんも結構前に来たし、後はゴンたちだけだけど……
おっ、来た来た。
扉が開き、そこからゴン、キルア、レオリオ、クラピカ、そしてもう1人の男が出て来た。
原作だと確かギリギリだった気がしたけど、どうやらそれほどでもなかったらしい。
トンパの代わりにあの男が入った影響かな?
〈ターバンのような物を頭に巻いた男ことポックルが参加したゴンたちの道のり〉
トンパがいないため、内輪揉めが発生していないのが大きなポイント。
受刑者との戦いでは、この中で自分だけ知り合いじゃないし、実力を見せておこうとポックルがベンドットと戦うことに。
ベンドットからデスマッチが提案されるものの、『降参』による敗北も追加するべきとポックルが主張し、痛めつけて殺したいベンドットは渋るものの、喉を潰してから痛めつければ良いかとその提案を受ける。
弓を射るためには腕力も握力も必要であるため、その身体能力を活かしてポックルはベンドットと接戦。
その後、今まで刑務所にいたベンドットと、今まで鍛え続けていたポックルの差が出始め、ポックルが押し始める。
戦況が徐々に悪くなり、このままでは自分は死ぬのではと思ったベンドットが『降参』を宣言してポックルの勝利。
ベンドットはポックルの提案に助けられる結果となる。
その後はゴンとクラピカが原作と同じマッチアップで戦い、これに勝利したことでペナルティの時間消費はなし。
長く困難な道か短く簡単な道かを選ぶ多数決では、時間に余裕があったため、長く困難な道を全員で行く選択をとる。
時間に切迫していないため、壁破壊はそもそも提案されず、真っ当に長く困難な道を行き、結果制限時間の約5時間前にゴール。
こんな感じの流れです。
三次試験って、結果次第で受刑者の刑期短縮があるらしいけど、それ以前に受刑者のストレス発散の場としての意味もあると思ってます。
ゴンたちの試験については、詳しく書こうかとも思ったのですが、だれてしまう可能性があったのでこのような形で……。