第2話
・・・・・「佐藤カズマさん。あなたは不幸にも死んでしまわれたのです。私は女神アクア。あなたの死後を導く水の女神です。」
このお決まりのセリフも最初は少し恥ずかしかったがもうすっかり板についている。
「そっか・・・俺死んだのか。あ、そういえば俺が突き飛ばした女の子はどうなりましたか?」
、とカズマは少し悲しそうに言った。
「無事ですよ。足を少し擦りむいたくらいです。」
そして私は続けてこう言った。
「まあそもそもあなたが突き飛ばさなくてもあの女の子は無傷でしたけどね。」
「え?ちょっと待ってくださいよ。あれはどう見てもトラックが突っ込んできそうになっていて危ない状況だったじゃないですか。現に俺はそれで死んでるし」
まあそう思うよね。でも現実は残酷なのさ(他人事)
「そもそも前提から違いますよ。あなたはトラックにはねられて死んだんじゃなくてそうだと思い込んでショック死してしまったんですよ。もうあの死に方のシュールさといったら・・・ンフッ、フフ。それにあれはトラックではなくトラクターです。」
悪いねカズマさん。笑われた側としてはすごい腹が立つだろうけど魔王を倒すのに必要なプロセスなんだ。見ていて少し面白かったのは本当だが。
あ。カズマの顔がムスッとしてきた。(棒読み)
そんなカズマの心情は
(クッソ、すっげー腹立ってきた!人の死にざまを笑いやがってーーー!!)
表情の通りだった。
さて仕切りなおして、と・・・・・
「さて、あなたには2つの選択肢があります。ていうかもう素面で話すわ。1つは日本に生まれなおすこと。この場合、記憶はすべて消去される。で、2つ目は天国に行くこと。天国といってもすることがなにもないから退屈すぎて逆に地獄にかんじるかもしれないけど。」
「えー、どっちもそこまでいい選択肢ではない気がする。・・・」
「でしょ?だからここで3つ目の選択肢があります!」
「え?それってまさか・・・・・」
「そう。異世界に転生すること。その世界は魔王軍の侵略によって人々は危険にさらされている・・・!だから日本人になにか特典をひとつ与えて魔王を討伐してもらおうっていうことをやってるってわけ。」
「テンプレ通りだな・・・。ところで特典っていうのは?」
「普通に日本人を転生させただけじゃすぐやられちゃうでしょ?だからなにか1つ、伝説の武器だとか、魔法の才能だとかの特典を持って行ってもらうのよ。」
「なるほどなー。なら転生してみるか。」
「ありがと。はいこれ特典カタログ。」
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カズマが特典カタログを見始めてしばらくたったので、そろそろもう1回怒らせるかな・・・。
「ねえちょっとまだー?早くしてほしいんだけど。」
やはりむかついた表情をした。これで原作通りになるかな・・・?
「なあ、特典ってこのカタログにあるやつじゃなくてもいいんだよな?」
き、キターー確定演出!!
「いけるけど、それがどうかしたの?」
「じゃあ、あんただ。俺はあんたを特典にする。」
「いいわよ。」
「え?」
そんなやり取りをしていると後輩の天使が来て、転生させる準備を整えた。そして、
「佐藤カズマさん、どうかあなたの冒険に祝福があらんことを。」
という言葉とともに光の穴に私たちは吸い込まれていく。
いやー、ヘイトは買ってしまったけどもなんとかなった。よかったよかった。
「いやー、特典に選ぶっていったら絶対嫌がると思ったんだけどな・・。」
「まあ細かいことはいいじゃない!これからよろしく、カズマ。」
「いやよくねえ!!まあ、こちらこそ女神サマ。」
「アクアでいいわよ。」
「へいへい、分かったよアクア。」
そして、アクセルの町へと降り立った_____
いやはや、文字数がこれだけなのにつかれますね。たくさん書けるひとってすごいなーって思いました