逆行サトシの大冒険   作:鉄壁拡散

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アイリスとゲンガー

数日を経て、サトシ達は漸くクチバシティに辿り着いた。

 

サトシ「やっと着いた。」

 

ピカチュウ「ピーカチュウ。」

 

カスミ「誰かさんのせいでかなり時間が掛かったわね。」

 

タケシ「面目ない。」

 

タケシに軽い説教をしてポケモンセンターに一先ず行き、ポケモン達を休ませてサトシ達も旅の疲れを癒す為に風呂に急行しスッキリする事にした。

 

ロビーに戻ると次から次へとポケモンセンターに急患が運ばれてどのポケモンも電気タイプの技でやられたのか黒焦げだった。

 

サトシ「マチスさんか。」

 

カスミ「そうね。」

 

タケシ「いくら何でもやり過ぎだろ。」

 

ジョーイ「私もそう思ってはいるけど、あの人容赦ないから。」

 

前世の時といい、クチバジムジムリーダーのマチスはやり過ぎ感を出していた。

 

タケシ「どうするサトシ、このままジムに挑むか?」

 

サトシ「そうしたいけど、その前にやることがあるんだ。」

 

カスミ「やること?」

 

サトシ「直ぐ終わるよ。」

 

ジョーイ「あ、それならちょっと頼み事をしてもらっていいかしら?」

 

サトシ「頼み事?」

 

ジョーイ「ええ。実は最近クチバシティのある屋敷で最近、不気味な怪奇現象が起きてるの。面白半分で屋敷に入った人達が襲われて一度マチスさんが調査に行ったけど、自信満々なマチスさんを警戒したのかその時は何も起こらなくて手掛かりはゼロだったの。」

 

タケシ「となると、知性の高いゴーストタイプのポケモンが悪戯している可能性がありますね。」

 

ジョーイ「ええ。だからバッジを2つ持っていてそれなりに実力のある貴方に調査してもらおうと思って。」

 

サトシ「分かりました。」

 

カスミ「大丈夫なの?」

 

サトシ「心配ないさ・・・それに俺が行かなきゃならないと思うし。」

 

タケシ「気を付けろよ。」

 

サトシ「ああ。」

 

 


 

 

サトシはピカチュウを連れて例の屋敷に向かっていてた。

 

サトシ「ピカチュウ、さっきのジョーイさんの話に出てきた屋敷って、あそこのことだよな。」

 

ピカチュウ「ピーカ。」

 

サトシ「となると、あいつしかしないな。」

 

???「サートシ!」

 

サトシ「うわぁ!」

 

アイリス「えへへ、久しぶり!」

 

サトシ「え、アイリス!?」

 

ピカチュウ「ピーカ!」

 

サトシの背後から抱きついてきたのはイッシュ地方の旅仲間のアイリスだった。

 

サトシ「もしかしてアイリスも?」

 

アイリス「うん、そうなの!」

 

サトシ「そっか。でも何でカントーに?」

 

アイリス「龍の里以外の場所で何か学べることがないかってお婆様に相談したらイッシュ地方以外の場所に行ってみなさいって言われたの。それで最初に選んだのが・・・。」

 

サトシ「カントーだったってわけか。ところでドリュウズは?」

 

アイリス「ちゃんと言うこと聞いてるよ。シャガさんには負けちゃったけど、前みたいに滅茶苦茶な指示を出さずにドリュウズの気持ちにも寄り添って落ち着いてバトルできた。」

 

サトシ「そっか。」

 

アイリス「そういえばサトシはどうして此処に?」

 

サトシ「3つ目のジム戦の前に行く所があってな。」

 

アイリス「行く所?」

 

サトシ「アイリスも来るか?」

 

アイリス「うん、何か気になるし。」

 

こうしてアイリスと共に例の屋敷に向かった。

 

 

暫くして屋敷に辿り着いたサトシとアイリス。人は住んでおらず、中は電気が通ってないので日の光だけが頼りで薄暗い。

 

アイリス「ここは?」

 

サトシ「サクラギ研究所ができる前の廃墟だ。」

 

アイリス「サクラギ研究所って、サトシがリサーチフェローしてた場所よね?」

 

サトシ「ああ。」

 

アイリス「ここに何かあるの?」

 

サトシ「入れば分かる。」

 

ピカチュウ「ピカ。」

 

屋敷の中に入って暫く進むとサトシは足を止めた。

 

アイリス「どうしたの?」

 

サトシ「まあ見てろ・・・居るんだろ?出てこいよ。」

 

アイリス「?」

 

ゲンガー「ゲンガー!」

 

サトシが声を掛けるとサトシの影から一体のポケモン、ゲンガーが出てきた。

 

サトシ「久しぶりだなゲンガー!」

 

ピカチュウ「ピーカ!」

 

ゲンガー「ゲンゲロゲーン♪」

 

アイリス「もしかしてこの子、サトシのゲンガー?」

 

サトシ「ああ。・・・ゲンガー、お前やっぱりここに捨てられたんだな。」

 

ピカチュウ「ピーカ。」

 

ゲンガー「ゲンガー。」

 

アイリス「え、捨てられた!?どういうこと!?」

 

サトシ「あ、そっか。アイリスは知らなかったな。俺がリサーチフェローしていた時のことなんだけど・・・。」

 

サトシはゲンガーについて話した。サトシのゲンガーは元々ある男性トレーナーのポケモンだったが、この屋敷で待っているよう嘘をつかれる形で捨てられてしまったのだ。そのまま屋敷に住み着き、やってくる人間を怪奇現象で追い払ってまで元トレーナーを待ち続けたが、3年の月日を経てすっかりグレてしまい人間不信となったのだ。

 

アイリス「何それ!?酷い!!」

 

サトシ「その元トレーナーも会ったけど、トレーナーも辞めた酷い奴で、ゲンガーは悪くないのに暴言を吐きまくったんだ。」

 

アイリス「最低!#」

 

サトシ「その後ロケット団のこともあって、俺と一緒にいたいってことで俺のポケモンになったんだ。」

 

ピカチュウ「ピーカ。」

 

ゲンガー「ゲン。」

 

アイリス「そうだったんだ。良かったね、サトシに会えて。」

 

ゲンガー「ゲン!」

 

サトシ「ゲンガー、お前が良ければいいんだけど、俺達と来るか?」

 

ゲンガー「ゲンゲン、ゲンガーゲンガー!」

 

サトシ「『前のトレーナーはもう気に留めてないから、大丈夫!』、か。よし、行くぜ!」

 

コンッ…シュルルーン……ポワン…ポワン…ポワン………ポンッ‼︎

 

ピコンッ!

 

スマホロトム(サトシ)『ゲンガーが新しく図鑑に登録されます。』

 

サトシ「ゲンガー、ゲットだぜ!」

 

ピカチュウ「ピ、ピカチュウ!」

 

アイリス「やったねサトシ!」

 

サトシ「ああ、ちょっと早い再会になったけどな。」

 

こうして屋敷騒動は一件落着となった。その後ポケモンセンターに戻り、カスミやタケシと合流してゲンガーのことについて説明した。全員が心を痛めたが、サトシがゲットして新たなトレーナーとなったことで安堵するのだった。

 

次はいよいよジム戦だ。




アイリスの登場とゲンガーゲットです。


サトシのポケモン

ピカチュウ

ゲコガシラ

モクロー

ニャビー

バタフリー

ピジョン

フシギダネ

ヒトカゲ

ゼニガメ

クラブ

ゲンガー
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