セレナ、ハルカ、ヒカリと再会して1年が経過し、サトシは8歳の年齢となって波導の力もまだ完璧ではないがコントロールできるようにはなった。
そして、今サトシは母のハナコとピカチュウ、ケロマツと共になんとアローラ地方にいた。その動機が前世と同じだった。サトシはまだトレーナーになっていないためバリヤードはおらず、ガラガラ抽選をピカチュウとケロマツが回してアローラ地方の旅行券が当たったのだった。
そしてアローラに辿り着いたことでサトシ達はアローラを満喫した。
最初にサメハダーライドでアローラの綺麗な海を満喫。
次にケンタロスライドでアローラの草原を満喫。
最後にリザードンライドでアローラの空を満喫。
その合間にアローラの名物の食べ物を食した。
1日だけでもサトシとピカチュウ、ケロマツは共にアローラ旅行を楽しんでおり、その様子をハナコも近くで見守りながら息子の楽しむ姿に微笑んでいた。
サトシ「やっぱアローラ最高だぜ!」
ピカチュウ「ピッカ!」
ケロマツ「ケロ!」
???「あの。」
サトシ「ん?」
リーリエ「ひょっとして、サトシですか?」
サトシ「まさか、リーリエ?」
ピカチュウ「ピカチュウ?」
リーリエ「はい!お久しぶりです!」
そんなサトシに話しかけてきたのはアローラのポケモンスクールでクラスメイトだったリーリエだった。リーリエも前世の記憶持ちだった。
サトシ「こんなにも早く会えるだなんて!」
リーリエ「わたくしもびっくりです。あ、それとお母さまやお兄様達も記憶持ちです。」
サトシ「ルザミーネさんやグラジオ達も。」
ケロマツ「ケロ?」
サトシ「あ、そっか。ケロマツは初めてだったな。彼女はリーリエっていって、俺がアローラのポケモンスクールに通っていた時のクラスメイトだ。」
リーリエ「初めまして、リーリエです。」
ケロマツ「ケロ!」
ハナコ「あら、リーリエちゃん。」
リーリエ「サトシのお母さま。」
ハナコ「久しぶりですね。まさか貴方も。」
リーリエ「はい。」
ハナコ「そう。」
リーリエ「あのサトシ、この後時間あります?」
サトシ「問題ないけど・・・。」
リーリエ「なら一緒に来てくれます?」
サトシ「え?」
ハナコ「行ってらっしゃい、久しぶりに会えたんだし。」
サトシ「分かった、行こうかリーリエ。」
リーリエ「はい!」
サトシの返事を聞いたリーリエはサトシの右手を取ってスタスタと歩き出した。
ハナコ「夕方までには戻ってくるのよーーー!」
サトシ「はーーーい!」
リーリエ「さ、着きましたよ。」
サトシ「ここって・・・。」
リーリエに連れられてサトシ達がやって来たのはとある一軒家の食堂だった。
サトシ「アイナ食堂?」
リーリエ「はい。」
その食堂はメレメレ島にあるアローラのクラスメイトの1人、マオの実家であるアイナ食堂だった。
サトシ「今は昼休憩か。」
???「あ、リーリエ。」
???「アローラ。」
サトシ「ん?」
リーリエ「アローラ。」
サトシ「マオに、スイレン?」
スイレン「え、うそ。」
マオ「サトシ、なの?」
サトシ「ああ、アローラ。」
マオ・スイレン「「サトシーーーーー!」」ムギュゥ
サトシ「うわぁ!?」
マオとスイレンも前世の記憶を持っており、嬉しさのあまりサトシに抱き付いた。
マオ「会いたかった!」
スイレン「やっと会えた!」
サトシ「あ、ああ。俺も会えて嬉しいよ。」
リーリエ「2人共、嬉しいのは分かりますが・・・。」
マオ「もう少しこのままで。」
スイレン「うん。」
リーリエ「むぅ、ならわたくしも!」ムギュゥ
サトシ「ちょ!」
いつまでもサトシから離れないマオとスイレンに便乗してリーリエもサトシに抱き付いた。暫くしてアローラガールズはサトシを堪能し満足して離れた。
サトシ「ケロマツ、この2人も俺のアローラのポケモンスクールのクラスメイトだ。」
マオ「あたしマオ、よろしくね。」
スイレン「スイレンです。」
ケロマツ「ケロ!」
マオ「この子がカロスのエースだったんだね。」
スイレン「ケロマツ、可愛い。」
サトシ「良かったなケロマツ、褒められて。」
ケロマツ「ケロ!」
???「おーい!」
???「皆ーーー!」
リーリエ「あ!」
マオ「カキ!」
スイレン「マーマネ!」
サトシ「カキとマーマネ?」
マーマネ「え!?」
カキ「お前、サトシか!?」
サトシ「アローラ、久しぶりだな。」
マーマネ「すごいよ!こんなにも早く会えるだなんて!」
カキ「こいつ!」
サトシ「いたたたた、やめろって!」
カキにぐりぐりされるがサトシの顔は笑っており、アローラスクール組は久しぶりに話に花を咲かせた。
夕方になり、サトシはハナコのいるホテルに戻ろうとしていた。
サトシ「それじゃあな、皆!」
カキ「ああ。」
マーマネ「またね!」
マオ「ピカチュウもね!」
ピカチュウ「ピッカ!」
スイレン「また遊ぼうね、ケロマツ。」
ケロマツ「ケロケロ!」
リーリエ「サトシ!」
サトシ「ん?」
リーリエ「将来は絶対わたくしをもお嫁に貰ってくださいね!」
サトシ「え?」
スイレン「あ、ズルい!」
マオ「あたしだって!」
マーマネ「モテモテだねサトシ。」
カキ「だな。」
???「コーーケェーーーー!」
「「「「!?」」」」
サトシ「今の声、まさか。」
ピカチュウ「ピカチュウ。」
ケロマツ「ケロ?」
スッ
サトシ「うわぁ!?」
カプ・コケコ「ケーコ!」
サトシ「カプ・コケコ!?」
ピカチュウ「ピーカ!?」
突然サトシ達の耳に謎の鳴き声が聞こえて辺りを見渡しているとサトシの目の前にメレメレ島の守り神・カプ・コケコだった。
リーリエ「カプ・コケコ!」
スイレン「うそ!」
マオ「こんなに早く会えるなんて!」
マーマネ「すごいよ!」
カキ「もしかしてカプ・コケコも記憶を?」
カプ・コケコ「ケーコ。」
サトシ「え?」
カプ・コケコはサトシにあるものを渡した。それはポケモンの卵だった。
サトシ「これって・・・。」
リーリエ「ポケモンの卵です!」
マオ「でもどうして?」
ピカーン!
カプ・コケコの意図が分からず考察していると卵が光り出して孵化する現象が起こり始めた。
パカーン!
モクロー「クロ、クロ!」
生まれたのはモクローだった。
スイレン「モクロー!」
マーマネ「しかもサトシのだよ!」
モクロー「クロ?クロ、クロ!」
卵から孵ったモクローはサトシを見るなり直ぐに甘えてきた。
マオ「もしかしてモクローも?」
カキ「ああ、前の記憶を持っているみたいだな。」
ピカチュウ「ピカチュウ!」
モクロー「クロー!」
ピカチュウもモクローと久しぶりの会話をしていた。
サトシ「ありがとう、カプ・コケコ。」
カプ・コケコ「ケーコ。」コクリ
カプ・コケコは頷いた後、何処かに去っていった。
マーマネ「行っちゃった。」
サトシ「またいつか会えるさ。」
カキ「そうだな。」
リーリエ「今日は驚きの連続でしたね。」
マオ「サトシには会えたし、カプ・コケコが来るし。」
スイレン「うん。」
多少驚きつつも、サトシは皆と別れてホテルに戻っていった。
その翌日、サトシ達はモクローを含めて海辺で遊んでいた。そして、
サトシ「楽しいな皆!」
ピカチュウ「ピッカ!」
ケロマツ「ケロ!」
モクロー「zZz」
サトシ「モクローは相変わらずか。」
グラジオ「本当に癖が強いな、お前のポケモンは。」
リーリエ「お兄様、それがサトシのポケモンですから。」
リーリエとその兄であるグラジオも一緒にいた。因みにハナコは彼らの母でエーテル財団代表のルザミーネとママさんトークをしていた。
サトシ「ところでモーン博士は?」
グラジオ「前の世界と同じようにウルトラホールに消えてしまったらしい。」
サトシ「そっか。」
グラジオ「だけど、ウルトラホールの先にいるウツロイドのリーリエが必ず助けてくれるはずだ。」
リーリエ「はい!」
サトシ「確か、ガラル地方のカンムリ雪原の・・・。」
グラジオ「ああ、そこの古い小屋にいた。トレーナーになったらそこに向かうつもりだ。」
ニャビー「ニャア。」
サトシ「え?」
リーリエ「ニャビーです!」
サトシ「お前もしかして・・・。」
ニャビー「ニャア!」
いつの間にかサトシ達の側にニャビーがいた。そのニャビーは後にガオガエンとなるサトシのニャビーだった。
サトシ「お前も記憶を?」
ニャビー「ニャ!」
ククイ博士「そういうことだ。」
サトシ「え、ククイ博士!?」
ククイ博士「よ、久しぶりだな。」
リーリエ「博士も前の記憶を持っていたそうなんです。」
ククイ博士「ああ。」
サトシ「そうなのか。そうだ博士、ムーランドは?」
サトシはニャビーの親代わりをしていた年老いたムーランドのことを思い出してククイ博士に尋ねた。
ククイ博士「・・・俺がニャビーを迎えに行った時には、ニャビーは炎の牙を完成させていて、ムーランドは・・・。」
サトシ「あっ。」
グラジオ「くっ!」
リーリエ「・・・!」
ムーランドは既に旅立っていたことにショックを受ける。グラジオは拳を握りつぶし、リーリエは口元を手で抑えていた。分かっていてもやるせない気持ちでいっぱいだった。
ククイ博士「だがニャビーはそれを乗り越えてサトシとまた会うために俺の所に来たんだ。」
サトシ「そうだったんだ。・・・ニャビー、どうする?俺達と来るか?」
ニャビー「ニャ!」
サトシ「分かった、またよろしくな。」
こうしてニャビーも加わり海辺で日が暮れるまで遊んだ。その際ニャビーはハナコに抱かれてとろ~んとした顔になったのは言うまでもない。
それから数日が過ぎ、サトシはクラスメイトとククイ博士、ルザミーネに見送られながらモクロー、ニャビーと共にカントーに帰っていった。
アローラに原作より早く来てクラスメイトと一部のサトシのポケモン達と再会しました。
サトシのポケモン
ピカチュウ
ケロマツ
モクロー
ニャビー