内容的にハーメルンさんの掲載に問題がないか気になっていましたが、一応、AI(Gemini)判定で大丈夫との事でしたので、このまま投稿します。
問題があったら言ってください。
よろしくお願いします。
ここは近畿地方のとある県にあるJR線と関西大手私鉄が交差する大きな駅
そこは乗降客も多く、駅前から見える多くの建物にも勢いが感じられる大きな都市を代表する駅であった。
その駅から降りた場所にある広場は、今、集まった観衆の歓声、拍手で、まだ二月であるにもかかわらず強い熱気に包まれていた。
今、人気急上昇の総理大臣自ら、自身の判断で議会を解散したことによる総選挙で苦戦が伝えられる自党の候補者の応援演説のため、壇上に立った。
現職総理大臣はマイクを握りしめると、力強い話し方で、これからの責任ある政策について、目の前の聴衆に訴えかける。
そして、その傍らに設置されたプレスエリアには数人の記者たちが陣取っていた。
そんな記者たちの中に美しい黒髪、眼鏡をかけた知的な雰囲気の記者らしき女性が肩掛けの業務用カメラを構えている。
その女性は現職総理大臣を撮るためのシャッターチャンスをうかがうかのように、少しずつ演説中の現職総理大臣との距離を少しずつ詰めていった。
だが、彼女の持つ、そのカメラのレンズの奥には、ちょっとした仕掛けがあったのだ。
やがて、現職総理大臣に『射程距離内』まで近づいた彼女は、口元に微かな笑みを浮かべる。
そして彼女の指がシャッターボタンに掛かった、まさにその瞬間だった。
「偽記者さん、そこまでよ!」
記者らしき女性の横から、単なる聴衆の一人に見えた女子大生風の若い女性か、そのしなやかな手で、記者らしき女性が持つカメラを強い力で上空へと跳ね上げた。
そして、そのカメラのレンズからは
ビュッ!!!!
放たれた目も眩むような閃光が放たれると、はるか向こうのビルにある大きな看板を焼き抜いたのだ。
その看板は炎に包まれる。
「き、貴様あっ!!」
記者らしき女性は、自分の「仕事の邪魔」をした女子大生風の女性に向かって、憎悪に満ちた視線を投げつける。
だが、それこそが
彼女が女性記者などではなく、現職総理大臣暗殺のために現れたテロリストであることを裏付けてもいたのだ。
そして、犯行を阻止した女子大生風の女性も、また
当然ながら一般人ではなかったのだ。
そして、その彼女は女性記者風の女に向かって自ら名乗る。
「テロリストさん、私の名前は鳳桃香。当然あなたも知っているわよね」
「く、くそおっ!」
女性記者風の女、いやテロリストは悔しがる。
「あなたの殺気、普通の人には分からなくても、この私には隠せないわよ!」
一方、この予想もしなかった事態に気づいた聴衆たちは今さらのように
「きゃあっ!」
「おおーいっ!!」
「うわあっ!」
悲鳴を上げて逃げ惑い、その場は大混乱となった。
そして、その混乱の隙を突き、女テロリストは素早く逃走する。
「逃がさないわよ!!」
桃香もまた、女テロリストを追うために全力で走る。
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「待てえっ!」
逃走する女テロリストを逃がすまいと、桃香はビルとビルの間の薄暗い路地裏へと飛び込んでいった。
そして
行き止まりに追い詰められた女テロリストは、自分を追ってくる桃花と向き合うと、その両手をクロスさせ、そして、その正体を現したのだ。
そこにはもう、知的な女性記者らしき姿はなかった。
オレンジ色のターバンに赤いアイマスク、黒いレオタード風のスーツに赤いロンググローブ、黒のロングブーツを履いき、そして髑髏のバックルが光るベルトを着用した怪しい姿
そう、悪の秘密組織チグルマンの女戦闘員がそこにいたのだ。
「やはりチグルマン!!」
それを確認した桃香は素早くファイティングポーズを取る。
彼女の姿は既に桃色の上着に白のホットパンツ、そして白いロングブーツという通常のものになっていた。
「クエエェッッーーー!!」
チグルマンの女戦闘員は赤いロンググローブの拳を決意をこめて握りしめると、鋭いパンチを桃香に向かって繰り出してきた。
が、桃香はあっさりかわすと、逆に女戦闘員の腕を捕まえる。
「あなたの力で私には勝てない!!」
そう叫んだ桃香は、そのまま女戦闘員を鮮やかな投げ飛ばし、コンクリートの地面に叩きつけたのだ。
ドサッ!!!
女戦闘員はその場に倒れる。
桃香は、そんな女戦闘員を強引に立ち上がらせると、その背後にまわり
そして、その右腕で女戦闘員の首を締め上げたのだ。
「教えてもらえないかしら?。総理大臣暗殺によるテロ、それだけがあなたたちの目的じゃないはず。 そこから先の計画がどのようになっているのか私は聞きたいの!」
桃香の右腕に強い力が入っていく。
女戦闘員は苦しさのあまり悲鳴をあげた。
「ク、ク、クエエェッーーー!!、く、苦しいっ!!」
「計画について教えてくれたら、あなたを助けてあげてもいいわよ」
桃香は言う。
「その代わり、ウチの研究所に入ってもらうことにはなるけど、安心して。あなたの命は取らないわ」
その
命は取らない
の言葉に女戦闘員は反応した。
どのみち、ここでなんとか逃げても、自分は組織によって殺されるのだ。
ならば…
女戦闘員は桃香に向かって口を開きかけた。
「そ、それは……」
だが、女戦闘員はその言葉の続きを話すことはなかった。
ジュッ!!!
鈍い音がし、そして、どこからか放たれた光線が女戦闘員の左胸に命中したのだ。
プスッ!!
女戦闘員の左胸から鮮血が流れる。
それは、普通の人間と同じ赤い血液だった…
心臓を撃ち抜かれた女戦闘員は
「クエッッ!!」
短く悲鳴をあげると、すぐ絶命する。
そして桃香が思わず手を離すと、死体となった女戦闘員の体は崩れ落ちるようにして倒れた。
「 誰っ!?」
桃香は光線が飛んできた方向へ視線を向けるが、そこには、既に気配は見えなかった。
任務に失敗したのみならず、情報を漏らそうとした者など、チグルマンにとって生かしておく必要のない「処分対象」でしかないのだ。
それは分かっているとはいえ…
桃香は思わず怒りに唇を噛み締める。
だが、こうしているうちにも、駅前広場の喧騒が遠くからここまで聞こえてくる。
他のメンバーたちも現場の沈静化のため尽力してくれているのは分かってはいるものの…
桃香自身もまた、その場に戻り事態の沈静化のために力を尽くす必要がある。
再び駅前広場に戻ろうとする桃香だが
それでも彼女の心の中の炎は静かに、しかし激しく燃え上がっていたのだ。
「チグルマン……、私は絶対に許さない!!」