「竜也、ごめん!、少しの間、こいつの相手をお願い!、私はりりかの応援にまわるから!!」
ピンク・フェニックスはそう言うと、目の前の強敵である一つ目鬼をブルー・フェニックスに任せて、自らは異形の変異化忍ドクガリーナと対峙するイエロー・フェニックスの援護にまわろうとする。
またブルー・フェニックスも
「分かった!、桃香、こいつは俺に任せておけ!!」
と、棍棒を振り回しながら攻撃してくる一つ目鬼を自分一人で食い止める決意を見せる。
だが、そんな二人に対して強い異議を唱えた者がいた。
「桃姉 (ももねえ)っ、竜兄ちゃん!!、お願い、ここは私に任せて!。私は陽菜と一対一で戦うって約束したの!。その約束に嘘はつきたくない」
イエロー・フェニックスは大きな声で、そう叫んだのだ。
そして、それを聞いたピンク・フェニックスは
「りりか、 あなた、仮にも変異化忍を相手に一人で戦うつもりなの?」
確認の意味も含めて、イエロー・フェニックスに向かって言った。
「変異化忍はチグルマン戦闘員や、ましてや訓練を積んだだけの普通の人間などとはわけが違う。超常的な破壊力を持った改造人間なのよ?。それは貴女だって知っているはず」
「それでも、桃姉、お願い!!」
毅然としてイエロー・フェニックスは言う。
「単なる感情で言っているんじゃないです。やるからには、私、絶対に陽菜に勝ちます!!」
その声は強い気迫に満ちていた。
ピンク・フェニックスは一瞬で考えをまとめると、あらためて変異化忍ドクガリーナと一対一で対峙するイエロー・フェニックスに向かって
「分かったわ、りりか。やれるところまでやりなさい!!。ええ、骨は拾ってあげるわよ」
その決意を認めることを宣言する。
「桃姉っ、ありがとうございます!」
イエロー・フェニックスは強い感謝の気持ちを込めて、ピンク・フェニックスに向かって頭を下げる。
「だけど、りりか。これだけは忘れないで!」
ピンク・フェニックス、いや鳳桃香もまた自分の気持ちを吐露する。
「歳は多少離れていても、私や竜也にとっても、陽菜ちゃんは小さい頃から知っている『仲間』なの!。私たちにとっても決して他人事じゃない。それだけは言わせて!!」
そのピンク・フェニックスの熱い思いを吐露する言葉を聞いたイエロー・フェニックスは
「ありがとう、桃姉っ!」
大きな声で、それだけ答えると、目の前の変異化忍ドクガリーナにあらためて向かい合う。
そして
「陽菜っ!、たとえあなたが変異化忍だったとしても、私は構わない。正々堂々と戦い、そして、あなたに勝ち、その上で、あなたと向き合いたい!!」
イエロー・フェニックスは目の前の変異化忍ドクガリーナに、あらためて自分の決意を宣言する。
それに対してドクガリーナは
「ヒイィヤァーッ!!」
と、まるでイエロー・フェニックスのその決意を嘲笑するかのように咆哮する。
そして
「仲間との別れの挨拶は済んだようね。じゃ、私がこれからあなたを嬲り殺しにしてあげる。覚悟はいいわね!」
そう言って、自らの翅を大きく広げたのだ。
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変異化忍ドクガリーナは、イエロー・フェニックスに対する威嚇の意志を、その咆哮によって示すと、その背中の巨大な翅を大きく羽ばたかせ、そして空中へと舞い上がった。
「ヒイィヤァーッ!!」
そう、彼女は空を飛べるのだ。
そして、いったんは空中へと舞い上がったドクガリーナは、一転、急降下しながら右手の鋭い鉤爪を地上にいるイエロー・フェニックスに向かって振り下ろそうとする。
「ヒイィヤァーッ!!」
まるで野獣のような雄叫びをあげながら、その長く鋭い鉤爪を振り上げながら、イエロー・フェニックスに向かって襲いかかるドクガリーナ
「くっ!」
鉤爪の攻撃を危ういところでかわしたイエロー・フェニックスだが、そのまま、その鉤爪は地面を直撃し
ズガアーンッ!!
という物凄い響きの音ともに、直前までイエロー・フェニックスが立っていた場所の地面の草、土などが、まるで爆発でもあったかのように土煙を挙げて飛び散り、その場所には大きな爪痕による穴が出来た。
想像以上の破壊力である。
そしてイエロー・フェニックスは辛くも、ドクガリーナによる鉤爪攻撃をかわしたものの、それは所詮つかの間のことに過ぎない。
ドクガリーナはまたしても空中に舞い上がると、またも急降下しながら右手の鋭い鉤爪を地上にいるイエロー・フェニックスに向かって再度振り下ろそうとするのだ。
これも、際どくよけたイエロー・フェニックス。
そして、またしてもドクガリーナの鉤爪が破壊力を発揮し
ズガアーンッ!!
地面を破壊する音が、その場に鳴り響く。
「ええいっ!、ちょこまかと逃げやがって!」
ドクガリーナの苛立つ声
だが、ドクガリーナの立て続けの破壊的な鉤爪による攻撃を巧みにかわしながらも、イエロー・フェニックスは冷静さを失っていなかった。
今、その脳裏には、彼女自身の祖父の穏やかな微笑みが見えていたのだ。
・・・・・・・・・・
いいかい、りりか
『柳の心は決して折れない』
というのは、しなやかな柔軟性こそが最大の強さであるという意味なんだよ
・・・・・・・・・・
祖父の響は、幼い頃のりりかに柳の木を指差して、そのように教えたのだった。
「おじいちゃん、私、柳のように、決して折れない!」
イエロー・フェニックス・りりかは、祖父・響から教わった『柳の心』という言葉を、そっと呟くと
またしても空中から飛来して鉤爪攻撃を仕掛けてくるドクガリーナを直視し、そして、自らの剣を大きく構えた。
行くわよ、陽菜!!
イエロー・フェニックスの全身から、強いオーラが溢れ出てくる。
「伊賀忍法極意……フェニックス・シャイニング・ソード!」
不死鳥の輝く剣は、今やイエロー・フェニックスの手の中で強い光を放っていた。
そして、その光と輝きの剣を頭上に掲げると、精神エネルギーを集中させる。
剣は眩い輝きを空中から飛来するドクガリーナに向けた。
そして、その輝きは、ドクガリーナの影を大きく映し出す。
「輝きよ、破邪の光となれっ!」
イエロー・フェニックスが剣を一閃させると、剣の輝きは不死鳥の形をとり、そして音速すら超えてドクガリーナへと向かっていく。
そして放たれた不死鳥の輝きはドクガリーナの体を包み込んでいった。
それは、肉体を切り裂く輝きではない。
不死鳥の輝きは、ドクガリーナを縛り付けていたチグルマンの『変異の影』だけを正確に貫き、焼き払っていく。
「ヒイィヤァーッ!!」
彼女は大きな悲鳴をあげた。
そして輝く光に、まるで炎上するかのようにして包まれたドクガリーナの体は、その場に墜落する。
ドサッ!!!!
そして不死鳥の輝きがその場から消えた時
変異化忍ドクガリーナは、元の佐原陽菜の姿に戻っていたのだ。
彼女は意識を失い、その場に倒れたまま、動かない。
「陽菜あっ!!」
イエロー・フェニックスは思わず、そのまま、倒れている佐原陽菜のところへと駆け寄って行く。
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一方で、チグルマンの妖魔一つ目鬼と戦うピンク・フェニックスとブルー・フェニックスである。
ピンク・フェニックスが放った桃霞 (ももかすみ)、その桃色の霞によって一つ目鬼の単眼は眩惑され、その手にした棍棒は空しく空振りし、意味もなく地面を粉砕し続けている。
「桃香っ、決着をつけるぞ!!」
強い決意を持ってブルー・フェニックスは、ピンク・フェニックスに向かって言う。
「ええっ、竜也!!」
すぐさまピンク・フェニックスは頷くと
「たあっ!!」
そのまま大きく跳躍すると、そのまま桃色の炎となる。
そして、ブルー・フェニックスもまた
「とうっ!!」
大きく跳躍し、そして蒼く輝く光となった。
そして炎と光、二人は空中で手を繋ぎ、円を描くように回転を始める。
蒼い光の輝きと、桃色の炎の嵐が混ざり合い、巨大な光が一体化し、そして大きな剣の形となる。
「フェニックス・イーヴィル・クウェリング・ソード!!」
ピンク・フェニックス、ブルー・フェニックスは異口同音に叫んだ。
今、不死鳥の破邪の剣は、妖魔一つ目鬼に向かって今、大きく向かって行く。
そして、斬る!!
「ブガアァーーー!!!」
不死鳥の破邪の剣によって斬られた妖魔一つ目鬼は断末魔を絶叫で示すと、その場に倒れる。
そして
ズガアアァーーーンッ!!
そのまま自爆したのだ。
そしてピンク・フェニックス、ブルー・フェニックスは空中から、そのまま着地する。
「やったなっ、桃香!!」
まずブルー・フェニックスが快哉をあげる。
「やったわね、竜也!!」
ピンク・フェニックスも、また歓声をあげた。
そして二人はハイタッチすることで喜びを表現する。
ほぼ、同時に
イエロー・フェニックスが、その輝く光の剣で変異化忍ドクガリーナを倒し、そして敗れたドクガリーナが元の佐原陽菜の姿になった
そのことも二人の目は確認する。
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「陽菜っ!、しっかりして!!。戦いは終わったんだよ!、あらためて話そうよ!!」
イエロー・フェニックスは倒れている佐原陽菜の体を揺さぶりながら、彼女が意識を取り戻すのを待つ。
「う、うーーん……」
やがて陽菜は意識を取り戻した。
そして、その様子を確認したイエロー・フェニックスは
「良かったあっーーー」
意識を取り戻した陽菜を思わず抱き締める。
が、当の陽菜は、そんなイエロー・フェニックスに向かって
「わ、私は、敗れたんだ…、一思いに…、こ、殺せ…」
あくまでも頑なな姿勢を崩さない。
それでもイエロー・フェニックスは、そんな陽菜に対して
「ううんっ」
首を横に振ると
「陽菜にとって、私は友達でもなんでもない、むしろ、憎しみの対象だったのかもしれない。それが本当なんだったら、辛いけど、それは受け入れる…、でも」
彼女は
「あなたが、たとえ私のことをどう思っていたんだとしても、陽菜、私は、あなたが好きだよ!」
陽菜の目をじっと見て、その上で自分の思いを率直に伝えたのだ。
「あっ、あっ、あああっ…」
陽菜は割れるような頭の痛みを感じたのか、突然、苦しみながら
その両手で頭を抱える。
もしかしたら陽菜はチグルマンに洗脳されたのかもしれない…
イエロー・フェニックス、いや、りりかはその可能性を、勿論、考えてはいた。
だとしても構わない
目の前にいるのは間違いなく陽菜本人であり、彼女が自分に心を開いてさえくれればいい
後の事は後で考えるだけのこと
やがて陽菜は、まるで憑き物が落ちたかのような
「りりか、ごめん、ごめんね…」
その目には涙を浮かべながら、自分を気遣うイエロー・フェニックスこと風祭りりかに向かって謝罪するのだった。
そんな二人のところへと、妖魔一つ目との戦いは終えたものの、なおもバトルスーツに身をつつむピンク・フェニックスとブルー・フェニックスがゆっくりと近づいてくる。
「陽菜、これからのことは、これからあらためて考えようよ。ほら、桃姉も、竜兄ちゃんもいる。四人で本部に戻ろうよ。一足先に行った智花と翠も、向こうで陽菜のこと待っているよ。それから……」
だが、イエロー・フェニックスがそこまでいいかけた時である。
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「りりかっ、危ないっ!!」
突然、陽菜は目の前のイエロー・フェニックスを、それこそ最後の力を振り絞るようにして
渾身の力でピンク・フェニックス、ブルー・フェニックスの二人が歩いてくる、その方向へと突き飛ばしたのだ。
「きゃっ!」
不意に、陽菜によって突き飛ばされたイエロー・フェニックスは、そのままピンク・フェニックス、ブルー・フェニックス二人のところへと倒れる。
「りりかっ!」
「お嬢っ!!」
陽菜によって急に突き飛ばされて倒れたイエロー・フェニックスも何とか立ち上がろうとするのだが
少し前まで彼女と陽菜がいた、その場所に
バリバリバリバリバリバリッッ!!
雷撃が襲ってきたのだ。
そして、その直撃を受けた陽菜の体は炎に包まれる。
「ぎゃああああああああああっーーー!!!」
地獄の業火に、まさに焼き殺される陽菜の断末魔の悲鳴が、ピンク・フェニックス、ブルー・フェニックス、そしてイエロー・フェニックス三人の耳に否応なしに聞こえてくる。
それは、まさに地獄のような光景であった。
しかし、三人にはどうすることも出来ない、いや、その余裕さえなかった。
炎に包まれた陽菜の体はその場にバッタリと倒れる。
そして
ズガアアァーーーンッ!!!
彼女の体は自爆したのだ。
チグルマン変異化忍の体は、その死亡と共に自爆する。
そしてドクガリーナに改造された陽菜もまた、その例外ではなかったのだ。
「陽菜あああああああっーーー!!!」
イエロー・フェニックスは絶望と悲しみのあまり、大声で叫ばずにはいられなかった。
その彼女を見守るピンク・フェニックスとブルー・フェニックスにもまた、声を発することが出来ずにいる。
だが、これが一体何者の仕業なのか?
それについては分かっていたのだ。
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やがて
陽菜の、あまりにも悲惨な最期に茫然自失するピンク・フェニックス、ブルー・フェニックス、そしてイエロー・フェニックス三人の前に、それこそ忽然と
頭に菖蒲の花を模した大きな飾りをつけ、桃色の長髪を靡かせ、腕や足には網タイツ風のものを纏っており、そして黒のロングブーツを履いたくノ一風の女性が、どこからともなく姿を現したのだ。
「フフフ、チグルマンの掟は『失敗は死』、それはこいつも例外じゃないわ!」
冷酷非情そのもののような言葉を発する、その女性
彼女こそは悪の組織チグルマンの女司令官シノアヤメであったのだ。
「シノアヤメっ!、貴様あっ!!」
思わずピンク・フェニックスはシノアヤメを指差して叫ぶ。
「お前が、お前が、陽菜ちゃんを…」
それに対してチグルマン女司令官シノアヤメは
ふんっ
と鼻で笑うような仕草をすると
「ええ、この雷光剣の破壊力は、あなたたちだって知っているでしょう。というか」
クククッ、と、まるで嘲笑するかのように笑って見せる。
「私が、そいつが助けられるなどということを、黙って見逃すとでも思っていたの?」
「ふざけるな、シノアヤメっ!、貴様のような奴は」
ブルー・フェニックスは怒りのあまり、そう叫ぶと
その手にしている剣を大きく構えると、上に向けて大きく円を描こうとする。
だが、そんなブルー・フェニックスを、イエロー・フェニックス、いや、りりかは、あえて、その手で制した。
「りりか?」
疑問を呟くブルー・フェニックスに対して、イエロー・フェニックスは静かな怒りのオーラを発しながら、こう答える。
「竜兄ちゃん、こいつは私に[[rb:殺 > や]]らせてっ!!」
それは目の前で親友を殺された彼女の強い怒りの表明だった。
その怒りの熱気はオーラを放ち、そして、それは目の前の敵であるシノアヤメに向かっていった。
だが、その相手であるシノアヤメは
「あらあら、いつもながら気持ちばかりは一人前のお嬢さんねえっ!!、フフフ」
まるでイエロー・フェニックスをからかうように笑う。
「うるさいっ!、陽菜の仇!!」
イエロー・フェニックスは、その右手に持つ剣を大きく振り上げると、あらためて構え、そして
「やああああああああっーー!!」
そのままシノアヤメに向かって斬りかかろうとする。
が、シノアヤメはイエロー・フェニックスの猛攻にも眉一つ動かさなかった。
「[[rb:雷 > いかづち]]よ!!」
彼女の持つ雷光剣は、稲妻による雷撃を自由自在に操ることが出来るのだ。
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロッ!!
雷鳴、そして
バリバリバリバリバリバリッッ!!!
「ああっ!、あっあっああああーっ!!」
シノアヤメの雷光剣から放たれた雷撃は、彼女に向かって飛びかかってきたイエロー・フェニックスを直撃したのだ。
強化バトルスーツを着用している彼女は、焼かれこそしなかったものの、そのまま後方へと吹っ飛ばされてしまう。
「きゃあっ!!」
思い切りイエロー・フェニックスは尻餅をつき、そして転倒してしまう。
そんなイエロー・フェニックスの転倒する様子を見て、シノアヤメは
「フフフ、学習能力のないお嬢さんね!」
嘲笑って見せるのだった。
「シノアヤメっ、貴様あっ!!」
今度はブルー・フェニックスが、あらためてその手にしている剣を大きく構えると、上に向けて大きく円を描こうとする。
だが、シノアヤメは
「ブルー・フェニックス、それにピンク・フェニックス。私はここでお前たちと斬り合うつもりはないし、その必要もない」
そう言って雷光剣を先ほど妖魔一つ目鬼が倒された場所の方角へと向け、そして、それを振り上げると
彼女は呪文を唱えたのだ。
「咲けよアヤメ!、死せる魂よ、今一度甦り、巨大なる異形へと化すのだ!」
そして、それに続く言霊を放つ。
「変異転生、巨大妖魔、招来!!」
その上でシノアヤメは雷光剣を大きく振り、そして先ほど妖魔一つ目鬼が倒された場所に雷撃を放ったのだ。
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロッ!!
雷鳴、そして
バリバリバリバリバリバリッッ!!!
雷撃が、先ほど自爆して跡形もなくなっていたはずの妖魔一つ目鬼を今ひとたび甦らせ
そして三十倍の大きさの巨大獣へと巨大化させたのだ。
「ブガアァーーー!!!!」
だが、巨大獣として復活したとはいうものの、先ほどまでは人語も発していたはずの一つ目鬼には、もはや知性などはない。
暴力的に暴れまわるだけの本能しか持たないのだ。
勿論、シノアヤメにとっては、それで十分ではあったのだが…
「やれえっ、巨大獣一つ目鬼よ!!。不死鳥忍者も、今はピンク・フェニックス、ブルー・フェニックス、イエロー・フェニックスの三人だけ。五人いなければ奴らは結界を張ることも出来ない。残りの二人がここに戻ってくる前に踏み潰すのだっ!!」
おおよそ六十メートルほどの巨大獣一つ目鬼は、チグルマン女司令官シノアヤメの号令に
「ブガアァーーー!!!!」
と、轟くような大きな声で叫ぶと
ピンク・フェニックス、ブルー・フェニックス、そして、まだ、転倒したダメージから立ち上がれずにいるイエロー・フェニックスを
一気に踏み潰そうとする。