星として輝きたい   作:コーカサスオオカブト

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EX聴いてたらやる気が再燃したんで久しぶりの投稿です

って言っても書きたいことが多すぎて物語的にはあまり進んでないんですけども…


3話 宇宙人!

 

 

 

「……落ち着いた?」

 

「ああ…すまねえ、柄にもなく取り乱した」

 

 

 先ほどは、気を張り詰めていたせいか興奮しすぎてしまった。俺は警戒させていたスタープラチナを引っ込め彩葉に向き直る

 

 

「…さっき見たことは忘れてくれや」

 

「いや中々衝撃的だったんですけど?なんなら私ビビっちゃったし」

 

「……それは置いといてだ」

 

「露骨に話逸らしたわね」

 

 

 ジト目で見てくる彩葉をスルーして、買ってきた弁当を夢中で食っている少女を指差す

 

 

「まずはあいつをどうするかの話し合いだな」

 

「…まあ確かに、それはそうだけど」

 

「───おいしい!何これ!」

 

「ん?ああ、そいつはオムライスだな」

 

「へえ〜!オムライス好き!」

 

「おう、良かったな」

 

 

 元気よく聞いてきた少女の質問に答え、彩葉に向き直る

 

 

「あの赤ちゃんと特徴は同じだ……ほんとに一晩で成長したんだろうな」

 

「やっぱりそうなのね…」

 

「会話も成立していたから、知能も人間と同程度……いや、一晩でこれだ。知能は人間よりも遥かに高いと見える」

 

「おお…!やっぱり冷静だと頼りになるわね」

 

 

 2人で少女を監視するように見つめていたが、ついに彩葉が少女へ話しかけた

 

 

「……ところで、結局あんたはどこから来たわけ?」

 

「?………ん」

 

 

 すると、少女はそれに答えるように指を向ける

 その指の先は、外の月を差していた

 

 

「はぁ?あんた月から来たってこと?」

 

「にわかには信じがたいが……むしろ、宇宙人って言ってくれた方が納得はいくか」

 

「…で?その宇宙人は侵略でもしに来たの?」

 

「侵略?ん〜…よく覚えてないんだけど、毎日がつまんないから楽しい所に逃げた〜い!って思った気がする」

 

「逃げちゃダメでしょ」

 

「え〜!別に良いじゃ〜ん!」

 

「あんたねぇ…そのままだと苦労するわよ」

 

 

 その後も2人は、弁当の取り合いや竹取物語云々で色々話してわちゃわちゃしていた

 

……騒がしいのが一人増えたな

 

 にしても宇宙人…いや月人か。スタンドが見えてんのも「ミキタカ(宇宙人?)」と似たようなもんなんかねぇ…

 いやこの月人はスタンド持ってねえか

 

 

もう深夜だからか…頭が回んねぇなぁ…………zzZ

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし!決めた!」

 

「ンガッ……なんだぁ…?」

 

「自分でハッピーエンドにする!

そんで、ハッピーエンドまで彩葉も信承も連れてく!

一緒に!」

 

「……んあ?」

 

 

 目が覚めたら何故か少女が立ち上がって叫んでいた

 ……急になんだ?

 

 

「ハッピーエンドじゃなくて、普通のエンドで結構でーす」

 

「うそうそ、そんな訳ないでしょ〜?」

 

 

 目を向ければ少女が彩葉にしがみついていた。すると今度は視線が俺の方へ向いた

 つーかいつの間に名前覚えたんだ

 

 

「信承も!ハッピーエンドが良いよねっ!!」

 

「……すまん、なんの話だ?」

 

「え"っ聞いてなかったの!?」

 

 

 寝てしまっていたから聞き返すと、少女にすごい顔をされた

 

 

「なんか考え込んでると思ったのに寝てただけだったんだ…」

 

「そりゃあもうこんな時間だからしょうがねえだろ……で?結局なんの話なんだよ」

 

「もうっ!ちゃんと聞いてよ!信承もハッピーエンドが良いよねって話だよ!」

 

「ハッピーエンドか……確かに良いことだが、そこまで執着するものでもないな」

 

 

 俺の返答に少女は頬を膨らませて抗議する

 

 

「むぅ〜っ!なんで2人ともそんなこと言うの〜!」

 

「落ち着けよ…おい揺らそうとしてんじゃあねえ」

 

「全然動かない!固い!」

 

「フッ、ガキの力には負けねえよ」

 

 

 未だに俺の腕を掴んで猛抗議してくる少女を持ち上げ、俺の足に座らせる

 

 

「おお?わ〜!身体でっけぇ〜!」

 

「良いか、これから言うことをよく聞いておけよ」

 

「?…分かった!」

 

「よし良い返事だな。まず、人には人それぞれの考え方ってもんがあるんだ。お前が考えてること以外にも、他の奴らも同じように色々と考えてんのさ」

 

「ん〜?話が難しいよ〜!」

 

「それもそうか……ただ、これだけは言いたい。お前のハッピーエンドにしたいという考えは立派だ。だから、その考え方を大事にするんだぞ」

 

「おぉ〜?なんとなく分かった!」

 

 

…ほんとに理解できたのかこいつ?先ほど知能が高いとは思ったが気のせいだったかもしれない

 

 そんなことを思っていると彩葉が近づいてくる

 

 

「へぇ〜あんた結構良いこと言うんだね。しかもちょっとカッコつけたでしょ?」

 

「…」

 

「あれ〜?照れちゃってる?」

 

「…やかましいぜ」

 

 

 俺に向かってニヤついたまま揶揄ってくる

 

…やばいな、かなり恥ずかしいぞこれ。言わねえ方が良かったかもしれん

 

 

「…そんなことより、今はさっさと寝るぞ。三連休も終わって学校なんだからな」

 

「あっ、そうだった。ほらアンタも早く寝るわよ」

 

「は〜い!」

 

 

 少女は元気良く返事をして、俺の足から立ち上がる

…つーか、さっきから思っていたが

 

 

「お前、下履いてるか?」

 

「ん?もちろん!ちゃんと履いた方が良いみたいだからね!」

 

 

 足に座らせていた時、ガッツリ肌の感触がしたから聞いてみたが、そこはちゃんと利口だったらしい

 

 

「ほら!しっかり彩葉のやつ履いてるよ!」

 

「あっおい服めくるな───」

 

「キャーーーッ!!危ないッ!!」

 

「はぐあッ!!??」

 

「うわー!?信承ー!?」

 

 

 少女がダボダボな服をたくし上げようとするのを見て、即座に止めに入った。だというのに、顔を赤くした彩葉から強烈な一撃を顔面に食らってしまった

 

 まさにクリティカルヒットってやつだ

 

 

「ちょっ正気!?アンタなんで男性に向かって下着見せようとするのよ!しかも私の!!」

 

「え〜!ちゃんと履いてるか見せるだけじゃ〜ん!!」

 

「それがダメなの!……って信承ー!?」

 

 

…なんで驚いてんだやったのお前だろうが

 

 

 2人が喋っているのはかろうじて聞こえたが、いい一撃のおかげでそろそろ意識が遠くなってくる

 

 こいつの身体スペックが最上位なのを忘れていた…

 

 それを最後に俺の意識は途切れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 朝になり、いつもより遅いくらいの時間。俺は気絶という名の睡眠から目が覚めた

 

 その時には既に2人の姿はなく、立ち上がってリビングへ向かう。やはり2人は弁当を食っていた

 

 

「なんだ、もう飯食ってたのか」

 

「あ、信承おはよ〜。ぐっすりだったね!」

 

「おはようさん。…ああ、誰かさんのおかげでな」

 

「んぐっ…ごめんって」

 

 

 テーブルに置いてある弁当を温めてから、俺も一緒に飯を食い始める

 

 

「…そろそろちゃんとした飯食わねえとだな。お前作るのは上手いんだからまともな素材で作ってくれよ」

 

「信承の分とその子の分なら作ってあげるけど」

 

「だからお前も食えって、金は気にするなって言ってるだろうが」

 

「私が気にするのよ。施されてばっかりだと私のためにならないし…」

 

「はぁ…やれやれだ」

 

「ほへ〜」

 

 

 俺たちの会話を少女は気の抜けた顔で聞いていた

 

 

「つまり美味しいご飯が食べたいってこと?」

 

「…ま、そういうことだな。お前にもちゃんとした栄養のある飯を…って、口元ケチャップついてんぞ」

 

「ムググ、ありがと〜」

 

 

 口元を拭いてやると、また勢いよくオムライスを食べ始めた

 相変わらずいい食べっぷりだな。てかよく見りゃ昨日より成長してるなこいつ…

 

 

「そういえば、言っておきたいことがあるんだけどさ」

 

「ん?なんだ突然」

 

 

 彩葉に顔を向けると、妙に神妙な面持ちをしていた

 

 

「そろそろっていうか…今日中には自分の家に戻らなきゃって思ってる。いつまでも世話になる訳にもいかないから…」

 

「お前がそう考えているなら止めはしねえよ。元々無理やり連れてきた形だからな」

 

 

 そう言って、2個目にハンバーグ弁当を食べ進める少女を見る

 

 

「ま、こいつのことは任せてくれ。俺がしっかり面倒見てやるから」

 

「んむ?おお〜手でけぇ〜!」

 

 

 大袈裟に反応する少女を撫でていると、彩葉から予想外の言葉が飛んできた

 

 

「えっと、その子は私が引き取るからさ…」

 

「!?」

 

 

 あまりの衝撃に箸を落としそうになった

 

 

「なっ…何故…?」

 

「拾ったのは私だからさ…ちゃんと最後まで面倒見なきゃだから」

 

「……確かにそうか。母であるお前と一緒にいた方が、こいつも安心するからな…」

 

「母じゃないっ。……ねえ、落ち込みすぎな気がするけど大丈夫?」

 

「……もう少し泊まってけ」

 

「いや愛着湧くの早くない…?」

 

「それがダメなら…できるだけ面会を増やしてくれ」

 

「なんか離婚話みたいになってるんだけどっ!?絶対ふざけてるだけでしょ!?」

 

「バレたか」

 

 

 

 

 話しているうちに時間が進んでおり、時計を見てみれば登校時間が近くなっていた

 

 

「あ、そろそろ時間だ。あれ?信承は準備しなくていいの?」

 

「今日は休むつもりだからな。こいつの面倒は俺が見ておく」

 

「いや、これ以上迷惑掛けるわけには…」

 

「迷惑とかじゃあなくてだな。正直、こいつを1人にしたら家が滅茶苦茶になる予感しかしない」

 

「あっ確かに……」

 

「そういうことだから、気にせず行ってこい」

 

「……ありがたいんだけどさ、借りだけが増えていってるんだよね…」

 

「おい、気にするなと言ったばかりだろうが」

 

 

 申し訳なさそうにしたまま彩葉が家を出ようと玄関に行くと、少女がそれに気づいて腕を掴んで引き留めようとしている

 

 

「え〜!どこ行くの一緒にいてよ〜!!」

 

「ダメよ、学校行かなきゃなんだから」

 

「ほら、俺が遊んでやるから離してやりな」

 

「ヤダァ!3人一緒に遊ぶの〜!!」

 

 

 俺がそう言っても中々手を離そうとしない。こうして並んでると身長ほぼ同じだな

 

 

「とにかく家から出ないで、ご飯はそこにあるから。信承も作ったの食べたいって言ってたし、ちょうど良いでしょ」

 

「……もしかしてあれのことか?」

 

 

 キッチンの方を見てみれば、しおれた形をしたパンケーキが皿に重ねられていた

 少女はそれを嬉々として一枚丸々頬張り、俺も少しちぎって恐る恐る食べる

 

 

「──クソ不味ぃ…」

 

「──ゴォ"ァ"…」

 

「アンタら表情豊かよね」

 

 

 なんだこれまっずい…

 こうなるからちゃんとした素材で作れって言ってんのに……ジャムを持ってくるか

 

 

「じゃ、私は行ってくるから」

 

「ヤダァ!学校ってそんなに大事なの!?」

 

「命より大事!」

 

「お前が言うとシャレにならねえんだが」

 

 

 ほんとに命削って生活してるようなもんだから、いつかぶっ倒れんじゃねえかコイツ

 

 

「関わったのは私の責任だから引き取るけど、もう全部元に戻すからね。家で大人しくして月の帰り方思い出しなさい」

 

「えぇ〜…」

 

「じゃあ俺のサブパソコンいじってていいぞ。変なことしなけりゃ大抵のことはやっていい」

 

「んん〜…なら我慢する!」

 

「よし良い子だ。てことだから、心配しねえで行ってこい」

 

「…ありがと、じゃあ今度こそ行ってくるね」

 

「行ってらっしゃ〜い!」

 

 

 そうして2人で手を振って彩葉を見送った

 

 

 

 

 

 

 

 少女にパソコンを渡して、俺は自分のパソコンをいじっていた

 どうやらゲームをしているようで、一喜一憂が大袈裟なリアクションをしている

 

 気になって様子を見ているが、中々面白い奴だ

 

 

 少し時間が経ち、少女はおとなしくなっていた。ゲームに飽きたのかと思っていると、パソコンを持ってこちらに近づいてくる

 

 

「ねえねえ信承〜これ買っていい?」

 

「ん?……ああ、通販か。スマコンは確かに必要だろうし、他は料理関係が色々あるな」

 

「うん!さっき美味しいの食べたいって言ってたから!」

 

「へぇ、覚えてたのか。……しかしな、お金ってのはそんなポンポンと使うもんじゃあねえ。これだと合計20万ほど、子供には大金だな」

 

「ダメなの…?」

 

 

 そう言って少女は上目遣いで聞いてくる。どこで覚えてきたそれ

 

 

「…ダメってわけじゃあねえさ。そうだな、今後はちゃんと彩葉の言うこと聞くんだぞ」

 

「分かった!」

 

「よし、なら買って良いぞ」

 

「わ〜い!」

 

 

 1日も経たないで使った金が約20万円。今はまだいいとして、大人になる頃にお金使いすぎねえようちゃんと教えなきゃだな

 

 まあ俺にとっちゃ20万程度ならどうとでも……いや高校生でも手痛い出費じゃねえか?

……俺の方が金銭感覚やべえかもしれん

 

 

 

 

 商品を頼んで時間は少しだけ経ったが、思っていたよりも早く届いた。最近は何もかもが早えな…

 

 そんなことを思ってパソコンをいじっているうちに、少女は既に料理を完成させていた

 

 

「よーし!料理もできたし外に遊びに行こーよ!」

 

「俺はかまわんが…彩葉に家から出るなと言われただろ。アイツの言っていることは正しいんだ、お前が宇宙人だとバレればどうなることやら」

 

「バレないように出かける!」

 

「だから気に入った」

 

 

 ふむ、中々に思い切りのいい奴だ。そうと決まればこいつの服を選ばなきゃだな

 

 立ち上がって彩葉の私服を拝借しようとするが、その前にやるべきことがあった

 

 

「………まずはアレを食い切ってからだ」

 

「うぇ〜…」

 

 

 

 

 

 

 

To Be Continued





この後いちごジャムとかチョコ使ってなんとか食い切った
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