儀玄「術法がどうのこうの...」オリ主「なるほど!」   作:ミディアムステーキは俺の嫁

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雲嶽山の継承者

雲嶽山の弟子達は非常にユニークである。

ある者は虚狩りで、ある者はめっちゃ美味い飯を作り、ある者は獰猛な虎(可愛い猫ちゃん)である。

しかし、そんな弟子達の中でも特にユニークな者がいる。

その者は、法術を使えない。

その者は、理解しがたい拳法(?)を使う。

その者は、壁をすり抜ける。

その者は、その者は...

言い出したらキリがないのである。

これは、そんな不思議な弟子の物語である。

 

 

ーーーーー

 

 

今日も元気におはようございます!

いい朝だね!

こんな日には朝の体操をしたくなっちゃうな!

ラジオ体操第一!

あったーらしーい朝が来た

きーぼーうのあーさーだ

 

「おはようございます、シンさん!今日も元気ですね!」

 

おお福福姐!おはようございます!

彼女は橘福福。可愛い猫のシリオンで、ここの一番弟子だ。

え?俺?

自己紹介やってなかったか。

俺はシン。ここの二番弟子だ。

自己紹介終了。

 

いやーいい朝ですね。

一緒に体操でもどうですか?

 

「いいですよ。やりましょう!」

 

そーれ1、2、3、◾️、4、5、6...

あれ?福福姐?どうしたんですか体勢崩して。

具合でも悪いんですか?

 

「うう、なんだかリズムが合いません...なんでなんでしょう...」

 

きっと疲れが溜まってるんです。

ちょっと休めば治りますよきっと。知らんけど。

 

そんなこんなで体操を終わらせて飯の時間だ。

潘の飯はすごくうまい。

前なんて十杯ぐらいおかわりして師匠にドン引きされたもん。

でもこれはうますぎるご飯作る潘が悪いよね。俺は悪くない。

 

「ほれ飯だ!朝ごはんは体を目覚めさせて一日のエネルギーを補給するぞ!たんと食べろ!」

 

わーいいただきまーす

 

飯を食ったら修行の時間。

俺がいつも使っている広場に行く。

ここはあまり人も来ないし修行には適任だ。

【解放礼儀】

修行の前の礼も忘れずに。

準備ができた俺は、三メートルはある岩の前に立つ。

【共振パンチ】

岩が粉々に砕ける。

まあまあかな。

師匠なら多分法術で30個ぐらい同時に割れる。

俺は法術がからっきしだから生身で強くならないといけない。

そぼためには昔からなぜか使えるこの技を磨いて強くなるしかない。

そんなこんなで今日も修行、明日も修行。

いつかこの技を全て極めるまで。

 

 

ーーーーー

 

 

雲嶽山に入って少ししたある日。

リンは時々耳にする人物のことを儀玄に聞いた。

 

「そういえば師匠、この前言ってたシンさんってどんな人?」

「そうだな...奴はここの二番弟子だ。今は一週間ほどホロウに潜ると言って出ていったのでいないがな。それと、奴は法術を使えない。本当に一ミリもな。」

 

リンの兄のアキラが言う

 

「え?どういうことですか師匠。流石に一ミリもってことはないんじゃ?それも一週間って...冗談ですよね師匠?」

「いや、本当に一ミリも使えん。代わりと言ってはあれだが、奴は変わった拳法を使える。私達には使えない、唯一無二の拳法だ。奴のエーテル適正の高さについては知らん。なんだあいつは。」

 

とにかく彼は相当すごいようだ。

 

「そういえば、今日は帰ってくる日だったな。待っていればいつのまにかいるだろう。」

「ただいま帰りましたー!」

「ほら、噂をすればなんとやらだ。」

 

まるで最初からそこに立っていたかのように、青年が立っていた。

短めの黒髪に白と青の軽やかな外套。

彼こそがここの二番弟子、シンである。

 

福福が耳をピンと立てて飛びつく。

 

「シンさん!おかえりなさいっ!遅かったじゃないですかー!」

「おおすまんな福姐。しかし一週間ってのは結構キツイな。次からもう少し緩くするか。」

「無事で何よりだ。成果はあったか?」

「ええ。とても有意義な修行でした。ところで師匠、彼女らは?」

「紹介がまだだったな。新しい弟子のリンとアキラだ。」

「へえ、新しい弟子。ようやく瞬光にも弟弟子ができたか。俺はシン。よろしく。」

「よ、よろしくお願いします。兄弟子...」

 

彼がシン。雲嶽山の二番弟子。

彼の異常なエーテル適正を考えると、何かしらへーリオス研究所と関わりがあるかもしれない。そう考えると、無意識に警戒してしまう。

 

「そんな堅っ苦しくなくていいよ。気軽にシン様とでも呼んでくれたまえ。」

「分かりましたシンさん。」

 

警戒しなくてもよさそうだ。

そう判断したリンが問う。

 

「ところでシンさん、さっき師匠から一週間ホロウに入ってたって聞いたんですけど本当なの?」

「うん。なぜか俺侵食の影響を一切受けないんだよね。」

 

もうチートや、チーターやろそんなん。

二人は全人類の夢を個人で叶えている人間がいることを嘆いた。

しかし世界は残酷である。

たとえそれが修行バカでも、世界が相当決めたならそれが道理なのだ。

少し早く立ち直ったアキラが問う。

 

「そういえば、シンさんは法術が使えないと聞いた。なら、エーテリアスはどうやって対処してるんだ?」

「タメ口なのはまあ許そう。俺は寛容だからな。つってもエーテリアスなんて結構脆いからな。核のところをこうやって...」

 

シンが突きを近くにあった2mほどの岩に放つと、その岩がガラガラ音を立てて崩れた。

 

「ほら、簡単でしょ?」

「」

 

二人は絶句した。

儀玄が小さく笑う。

 

「まあ腐ってもうちの二番弟子だ。弱いわけないさ。」

「師匠。俺は腐ってなんかませんよ。めっちゃ新鮮ですよ師匠。」

「こいつはこのように冗談をよく言うが聞き流して構わん。」

「師匠。冗談じゃないです師匠。」

 

このやり取りで、二人が相当仲がいいということは兄妹二人よーく分かった。

師匠と二番弟子がこのような雰囲気なので、自分たちの緊張もすっかりなくなった。

 

「そうだシン。明日の修行、二人も連れて行け。」

「「え?」」

「双方にとっていい経験となるだろう。」

「いいですよ。」

 

二人はここで、単純に好奇心のみがあった。

だが、少し考えが足りなかった。

法術が使えない中、岩を砕くほどの力を持つには、相当のトレーニングが必要であること。

一週間もホロウに潜るやつのトレーニングは絶対碌でもないということ。

この二つが頭に浮かんでいなかった時点で、二人の筋肉の壊滅は決定していたのだ。

 

〜次の日〜

 

「では修行を始める。二人は初めてだろうから、軽く運動程度にしよう。」

「「はい!」」

「ではまず腕立て腹筋スクワット。50回ずつ3セットね。」

「「はい???」」

 

地獄の始まりである。

アキラとリン。

元はビデオ屋兼プロキシなので運動なんてほぼしてこなかったのだ。

そんな中で修行バカのトレーニングについていけるわけがない。

二人は初めて筋肉の悲鳴を聞いた。

がんばれ兄妹!

これが終わればご飯だぞ!




ちょっとした設定

オリ主は元は財団職員で財団神拳の継承者でした。
とある実験で赤い鳥に記憶と人格を喰われました。
ですがあまりに不味かったのでそれに吐き出されてしまいました。
そこで落ちたのが雲嶽山です。(転移タグの所以)
元々人格がなかったので言われたことしかできない機械みたいな感じだったのですが雲嶽山の面々と過ごすうちに今の人格になりました。
財団神拳は体が覚えているので使えます
世界の理が違うのでホロウ関連の影響を受けません。
そのせいで讃頌会に目をつけられてホロウ内部で襲撃ああれたのですが財団神拳でぶっ飛ばして(物理)解決しました。
そのおかげで
「関わったら叩き潰される(物理)」
と広まったのでめちゃくちゃ襲撃の回数は減りました。
今では週3が月1になりました。

SCP-444-jp
by locker
http://scp-jp.wikidot.com/scp-444-jp

SCP-413-jp
by hannyahara
http://scp-jp.wikidot.com/scp-413-jp
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