F!みなさん!よう実ラジオのお時間です!   作:野菜の神

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この作品は、基本アニメ視聴勢ですが、二次創作見たり解説動画をみたりして、中途半端に原作の知識ももつ作者による作品です。
アニメ版と小説版の描写を自分の好き勝手に組み合わせたりします。
ご了承くださいませ。


Fってなんだよ

 自分、佐原 嶺二は転生者である。

 自分が転生者であることを自覚したのは15歳の春。高校に向かうバスにてうたた寝をしていた時だ。眠気とともに、前世の記憶と言えるなにかが脳内を埋め尽くし、自分の脳内メモリーを圧迫した。

 そして、追加される前世の記憶、意識人格が押し込まれた。その衝撃に脳内メモリが悲鳴を上げながら強引に拡張されることによる頭痛を感じていた中気づいたのである。この世界は前世のライトノベル【ようこそ実力至上主義の教室へ】という作品であると。

 それを知った時、自分はこの世界がライトノベルだったのかという衝撃を感じていた。人格が前世か今世かよくわからなくなったりもしながらも、意識はこの世界が物語の世界だったという衝撃を強く受ける。

 そして、それと同時にいま、自分は通称人間不信&犯罪者予備軍製造学園、すなわち東京都高度育成高等学校略して高育に向かっているということを知ったのだ。

 

 その時の内心は退学してやる、この心一つになっていた。ダァらが望んであんな狂気な学園に進むものか。しかし、そうともいかないことも自覚していた。

 なぜ、そうともいかないのか。それは、退学なんかしたら親が悲しむからである。前世と今世の記憶の混濁で両親の顔とかは少し思い出せないが、今現在の意識には親を悲しませるなんて普通にいけないことが刻まれている。

 おそらくは親孝行者なのだろう今世の体は。その証か知らないが、原作席無しお婆さんに気付けば席を譲っていた。

 まぁ、本当に辛くなったりしない限りは退学しないこととする。

 

 脳内の処理を終える頃にはバスがついたようなので人の流れに従い降りて敷地に入った。その瞬間、原作知識有り転生者eyeによって大量の監視カメラと隠しカメラが目に入ってくる。そのあまりの多さに絶句した、悪い意味で。そんなに監視する必要があるのかと、そんなに監視する癖に仕掛けないところ作ってるのイジメを誘発したいだけだろと色んな意味でこの学校がおかしいということを実感する。

 今更だが。

 

 そして、なんやかんやでクラス表を見る。

 記憶の混濁で今世の自分がどんな人間だったかはあまりわからないが、別にそんなに悪い人間ではなさそうである。

 なのでBクラスかAクラスに入ってれば良いなぁと内心思いつつ見てみるも、Aクラスには存在しない。

 流石に無理だったかと思いつつ。まぁAクラスなんて派閥争いとかして泥沼になるクラスだし、推しとはいえ人格に問題のある坂柳がいるクラスだし別に良いかと思う。

 

 続いてBクラスを見てみるも、自分の名前は存在しない。

 ちくしょう、人格に問題ないどころか素晴らしい推しの一之瀬さんがいる上に、おそらく普通に過ごす上なら問題のないBクラスでもなかったか。そもそも推しなんて関係なくここが良かった。

 ならCクラスか?龍園クラスは嫌だなぁ、でもDクラスもなぁ、いやでもCクラスには椎名さんいるしなぁ、と思いつつ見るも存在しない。

 

 つまり、自分はDクラスオリ主ということである。かぁー、Dクラスなんていいことが何一つないというのに。プライベートポイントもなくなるし、クラス崩壊するし、後半はともかく前半はあまりにも酷い。

 原作主人公が所属していたクラスとはいえ、いやだからこそ問題点が多い。

 

 まぁ仕方ない。Dクラスオリ主としてできる範囲でのびのびやっていこうと思い表を見るが、そこにも自分の名前はない。

 

 ……はて?

 

 もう一度Dクラスを見直すがそこにもない。どういうことだ。もしかして他クラスで見逃したかと思い見るが、ない。

 

 自分は教師の不備かと思い、職員室に直行しようとする。しかし、クラス表の看板の裏に何かA4くらいのサイズの紙が貼られているのを見つける。

 何かと思い、それを見てみれば、そこにはFクラスという聞いたこともない名前と、堂々と存在するたった一人、出席番号1番、佐原嶺二の名前があった。

 

 ……一人だけな上に他のクラスからEを飛ばしてのFクラス。……特別学級?原作にそんなんなかっただろどうなってんだこの世界線。そしてこんなクラスに入れられるなんて何者だ今世、佐原嶺二。

 

 疑問に思いながらも、そう決まっているのなら仕方がないと教室に行けば、普通の教室の真ん中に席が一つ置かれていた。40人用のクラスの真ん中に1人の机がぽつんと置かれている。わびさびかな?日本らしくやってるのかな?田舎の過疎地じゃねぇんだぞ。

 

 とりあえずと荷物を置き、入学式に向かう。当たり前のように最前列に並ぶ。佐原嶺二という出席番号で1番になることなど到底あり得ない名前。しかし人数が1人だけなので必然に1番。

 自分の背後には誰もいない。寂しい。

 隣のDクラスでもう仲良くなったのか、ヒソヒソと話しているのがいる。なにかと転生者yearをこらせば、「隣の列なに?」「あれ列とも呼べねぇだろ」「特別学級とかじゃない?」「あぁなるほど」とか聞こえた。確かにこれは列ですらないと納得である。

 

 1人思考していると入学式が終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「Fクラスの担任を務める坂柳 成守だ。この学校の理事長もしていてね。坂柳理事とでも坂柳先生とでも好きな方で呼んでくれたらいいよ」

 

 クラスに戻り始めてのホームルームが始まるのを待っていた自分のクラスに訪れたのはかの理事長本人。なんでだよ。

 なんで坂柳パパ理事長が担任やってんだおかしいだろ。理事長の仕事はどうしたサボりか?

 

「理事長もしているからね、あまりこのクラスにはこれないかもしれないが担任としての役目は何らかの方法では果たすつもりさ。私ができない場合は代理人か他の方法を立てるから安心してほしい」

「質問いいですか」

「あぁ、いいよ」

「最初から理事長以外がすれば良いのでは?」

「確かにそれでもいいんだけどね、実はこのFクラスは今学年初めてなんだ。だから私本人が見てみたくてね」

 

 なんて我儘な。現場の改革に率先的に参加するリーダーと言い換えたら聞こえは良いかもしれないが、理事長が担任をすると依怙贔屓とかが発生して良くないだろうに。理事長が依怙贔屓するかはともかくとして。

 まぁ、娘にはしてると思うけど。そうじゃないと坂柳がAクラスな理由がわからない。頭は良くても人格と体のマイナスが大きすぎるのになぜAクラス。

 

 

 

 

 その後、坂柳パパからはプライベートポイントについて意図的に内容が省かれたりしながら説明がなされた。原作茶柱と大した内容の差はない。おそらく、最初に語る全クラス共通の台本でもあるのだろう。

 

「そして、次はおそらく君が気になっている内容だ。なぜ、君だけがA〜Dクラスではなく、ただ一人Eを飛ばしてFクラスにはいっているかだね。そもそも、先ほど述べたようにFクラスというのは今年が初でね。今後続くかは定かではないんだけど、理由はまだ説明できないんだ。すまないね。だが、君が望むなら他クラスに移籍する方法はあると伝えることはできる」

「ありがとうございます?」

 

 しかし、自分が聞きたかったことは事前にわかっていたようで答えられる。教えられないに対し内心でそれくらい教えろやと文句を垂れる。移籍する方法はあるって2000万ポイント貯めろって話かと怪訝な目を向ける。

 すると、こちらの事情ですまないね、優遇措置も少しはあるからさ。と言われた。

 優遇措置の内容を聞けば、全ては言えないが、一部のものを安く買えたりするよ、と述べる。その一部を教えて欲しいのだが濁されてしまう。

 

 まぁともかく、自分はこのFクラスで過ごしていくということだ。この学校はボッチを推奨してるのかな?それとも実力者ならクラスで1人でも他クラスに友達作れるよね?的な話なのかな?




高育はボッチに厳しい!(高円寺や鬼龍院除く)
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