F!みなさん!よう実ラジオのお時間です!   作:野菜の神

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今回4600文字。前回の目指してる文字数の話はどこに行ったのかと文句が来そうだがあくまでも目標平均文字数なのだっ。
文字数計画立てられない作者のダメなところです。

ちなみに、今回が最初のよう実ラジオ、その前話です。


放送準備

「きてくれてありがとう。一之瀬さん」

「ううん。大丈夫だよ。私も同じこと考えてたから、話せて嬉しいよ」

 

 現在いる場所はとあるカラオケ。お相手は一之瀬帆波本人である。現在のクラス回りの中、時として連絡先を渡していたのだが、その過程で一之瀬さんとも連絡先を交換していたのだ。手紙で呼び出そうと思ったが、連絡先をもらう方が自然だったのでやめておいた。

 本来なら知り合うだけ知り合ってどこかのタイミングで一之瀬さん個人に接触するつもりだったが、Bクラスが警戒もせずにFクラスの自分のことを受け入れてくれたので連絡先の交換も容易かった。

 Dクラスなんて、Fって特別学級だろ〜?つまりお前は障害者ってことじゃーん。とか言ってくる奴いたし。櫛田さんは本性はともかくとして、あの連中に比べたら普通に天使である。まぁ、本性含めて性格良いかは別として理解できる点もあるのでどこぞの人格破綻者とかよりはマシなのだが。

 Dクラスで連絡先得たのは櫛田さんと平田くん。あと、同じバスだったよね、よろしく。で強引に連絡先を得た綾小路くらいである。

 Cクラスはガン飛ばされさっさと退散したので誰とも話してない。あそこはDとは別ベクトルで治安悪い。

 Aクラスには特に目的もないのでそこそこ普通に交流をした。一部高慢な奴はいたが、Cとかに比べると治安は良いので普通に話すことはできる。

 意外にも、いや、考えてみれば必然だが1番話をしたのは坂柳である。Fクラスの担任が理事長という話題を興味ありげに聞いていた。お父さんだもんね。あと、何かあればと連絡先も交換した。自分を間ばさみにしてお父さんと情報交換でもする気だろうか。まぁ、坂柳自身が理事長室に出向くよりかは気楽にできるだろう。やっぱこいつだけ身内がいるの狡くない?

 このお父さんの温もりしか知らない癖に人間の温もり教えたい少女がよぉ。

 

 

 

 とまぁ、そんなそれぞれのクラスとの交流の記録はさておき、今回一之瀬さんをここに呼び出したのは他でもない、放送の声役をやってもらうためである。

 一之瀬さんならば、おそらくあの内容でも放送できるクオリティで喋れるだろうと考えたわけだ。そして、こちらが持つ対価でその役割を担ってくれるとも思っている。だからこそ彼女に頼んだ。……というのは半分の本音で、もう半分は推しと関わりたいよね♪である。正直に生きよう。

 彼女には毎月100000ポイント本当にもらえると思う?などと言って興味を誘い呼び出したのだ。

 

「それじゃ、本題に入ろっか。単刀直入に聞くけど、一之瀬さんは毎月十万ポイントもらえるって思う?」

「うーん。正直ないんじゃないかなぁって。先生が毎月100000ポイントもらえるとは言ってなかったし、少し豪華すぎるかなってね。あと、こうやって君に呼ばれたことも考えてかな。なんというか、佐原くんはそうじゃない確信を持ってるんじゃないかって思ってね」

「うん。もう完全に確信してるよ。そのためにもわざわざ他学年に情報収集をしに行ったし、まぁ早い話、これを聞いてほしいな」

 

 そこで自分が流すのは生徒会長との会話である。生徒会長が自分の、毎月十万ポイントもらえると思いますか?に対して濁して返した発言。

 

「あの生徒会長って歴代最高の生徒会長って言われてて、信頼も厚いらしいよ?そんな生徒会長が新入生からの学校の質問をはぐらかすって、不誠実だと思わない?自分は口止めか何かを学校からされてるんだと思うんだ」

「うーん。確かにあの人が返答を濁すのは気になるね。でも少し根拠としては弱いんじゃないのかな」

「これはあくまでも補足でね。本題はこっち」

 

 続いて見せるのは平均所持ポイントの差。クラス間でポイント所持量の平均に差があるというデータである。

 所詮一クラス40人の中の5人から聞いたものであり、平均としては弱い。しかし、先ほどの生徒会長の発言や先生が毎月十万ポイントもらえるとは言ってなかった点なども踏まえると、それはより確信に近づくための材料としては十分機能する。

 

「これが意味することは、クラスごとでもらえるポイント数が違うってことだと思うんだ。しかも、こういうこと調べてるって言ったら生徒会長が、ほう?なんて関心したような声出してたし、この数字には確実に意味がある。自分はクラスごとにもらえるポイント数に差があり、それはなんらかのシステムを元に変動しているって確信してるよ」

「うん。私もかな。佐原くん、教えてくれてありがとう。それで、メールじゃ頼みたいことがあるって話だったよね?わざわざ調べてくれたことを教えてくれたんだし、なんでもは無理だけど相応のことはするよ?プライベートポイントも、わたしがもってるのならあげれるし」

 

 そう、自分にとってはその頼み、放送役のお願いが本題なのである。ここまではこちらの情報の信頼性を稼ぐための前座に過ぎない。

 

「それじゃあ単刀直入に言うけど、自分はこれ以外にも重要な情報を保持してるんだ。それをみんなに教えてあげようって思って、だから、その内容を放送しようって思ってるんだ」

「なるほど。それも調査して集めたんだね。佐原くんって優しいんだね、放送するってことは無差別に教えるってことだから対価も要求できないのに……あ、私には対価を要求するんだ?みたいな皮肉じゃないよ?素直な関心っていうか」

「まぁ、追加で報酬?みたいなものはあげられるから、ただ働きなんてことにはならないから安心して。それで、そのお願いっていうのは、その放送の音声を一之瀬さんにして欲しいってことなんだけど……いいかな?あ、ボイスチェンジャー使うからプライバシーは保護されるよ」

「えぇ!?私が?いいんだけど、私でいいの?」

「自分が見てきた中で1番適任に見えたし。約束は守ってくれそうで、人柄もよくてコミュニケーション力もいいし。自分が知り合った中で、1番一之瀬さんが適任だって判断した」

「そっか。うん、わかった。いいことも教えてもらえたしね」

 

 一之瀬さんはお優しい。追加の報酬、まぁ報酬と言って良いかはわからないが、それもまだ提示していないというのに。

 自分は一応周囲に学生がいないことを確認した上で述べていく。

 

「それで、これが追加の報酬になれば幸いなんだけど、頼むに当たって放送する内容を事前に知れちゃうわけじゃん?有益なものもあるし、早く知れれば早くしれるほど助かるものもあるから、その情報をクラス内でなら放送前に活用してもらってもいいよ。あ、でも自分がその情報を出したってことは隠してもらうことになるけど」

「え、いいの?あまり事前のネタバレになるのは避けた方がいいんじゃないかな」

「いいのいいの。勝手なアドバイスだけど、今後を考えるのならこの学校ではある程度強欲にいた方がいいよ。あ、今月は2回の放送を予定してて」

 

 予定としては、まず初期に単純にプライベートポイントのクラスごとの態度などによる変動についての解説を予定している。クラスポイントなどの、明かされていない固有名詞はどこで知った?と教員に思われるために使わない。

 そして2回目の放送は4月の後期に行い、内容としてはクラス順なるものがあること、そして、Aクラスだけに特別ななにかがあるかもー?と匂わせる内容を放送する予定である。一度に全て放送するより分けて放送した方が皆の記憶によう実ラジオは残ってくれるだろう。

 

「いいよいいよ充分だよ。みんなに教えてあげるための放送でしょ?なんなら無償でも協力したいくらいだし。でも、私が気になるのは佐原くんはなんでそんなことできるのかなって。佐原くんが優しいんだと思うんだけど、まだ学校始まってすぐなのにすごい行動力だなっておもってね」

「Fクラスだからね。ABCDでEをとばしてのFクラス。またいつか教える情報によると、これはとてつもなく異質なことなんだよ。そんなFクラスとして何ができるかなって考えた結果かな」

 

 実際は原作知識持ってるというのが大きな要因なのだが、これを話しても理解えられないだろうから話す気はない。頭逝ってる人だと思われてしまうだろう。

 その後、打ち合わせを行った。その過程でFクラス優待についても少し話し、放送権を自分が買うと安くなる話をした。

 だからこそ、事前に録音した音声を自分が流す予定であり、そのためにもノイズを排除する昨日のついたこの録音機を使うこと。そして放送するにあたり万全をきすために一応雑音がないカラオケでやりたいということも。

 録音するために今日カラオケに呼んだの?と聞かれたが、監視カメラがないからと答えておいた。

 追加でこの学校、監視カメラを意図的に設置してない箇所あるから気をつけなとも言っておけば、本当にそんなこと学校がするのかなー?と疑問を浮かべている。

 

「まぁ、一応台本は持ってきてるから今日録音でもいいけど、する?とりあえずこれ」

「あー、悪いんだけど、あまり長引かない話って聞いてたからこの後用事があって。せっかくやるんだしちゃんと練習してからやりたいしまたいつかでいいかな」

「ん。了解。じゃあ今月にする2回分の台本は渡しておくね。もし記載されてる内容に疑問点があったり、なんでこんなことがわかるのかとか疑問あったら聞いてもいいよ。自クラスで有効的に使うなら必要だろうし」

「うーん、本当にいいの?少し卑怯みたいに思えて。ほら、関係者が事前に情報漏らしたりすると問題になるじゃん?」

 

 リーク情報を漏らすのはそもそも犯罪であり、リーク情報を広めるやつはクソだとは思うが、別に今回の場合は許可も出しているのでなんら問題はない。初見の反応を楽しんでもらうためにクラス内にとどめてもらうようにはしているが。

 

 渡すのは1回目と2回目の台本。その内容を読んだ一之瀬さんは、初めての放送なのに久しぶりーとすでに放送したことあるような内容に困惑しつつ、すでに話した情報で主に構成されているので読み流していた。

 しかし、2回目の台本になると目が少し変わる。クラス順の意図。これに関しては授業日1日目の6時間目の各クラスの事業態度の映像。そして、三年生のプライベートポイントの平均所持数がクラス順になっていることを理由に納得をもらえる。

 クラスの真面目さなどによって、もらえるプライベートポイントは決まり、ABCDの順位があることも。だからこそFが異質だと言えば、確かにと納得をもらえた。

 唯一、一之瀬さんは机の数に関しては確かにDにゆくに連れ多いのと今回のことになんの関係があるのかと疑問に思っていたが、Dの方が素行とか様々な問題で退学者数が多いのではと話しておいた。

 

 その流れで、それぞれのクラスの映像を撮る時は授業休んだの?と聞かれたのでポイントで出席の記録を買ったのだと説明をして終える。

 流れでこの学校のものは買えるは物理的なものにとどまらないことを述べると、この学校の異常性に本格的に感じたようだ。教育機関として金で記録買えるのは賄賂が合法になったようなものなので、そりゃ異常と呼べるだろう。

 情報提供への感謝、放送役をさせてもらうだけにしては放送内容外のことも教えてもらったからとまた何か手伝うことがあればと言われる。

 自分は別にいいのにと遠慮しながらも、こういうタイプはもらわなかったらそれはそれで納得しないタイプだと考え、一之瀬帆波に対しての貸し一つとして了承した。




自分の中で後半はともかく、基本一之瀬は善人すぎるというイメージなので誇張しています。違和感抱いたら、まぁそっとしてあげといてください(他人事)

次話は最初の内容を放送した後の話となります。
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