ユカリ様の番犬   作:三笠みくら

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ユカリさまのおしおき

 

「……負けた、ユカリさまに謝らなきゃ」

 

(つ、強かった……!!)

 

 

セイカが今まで戦ってきた相手は、多くがタイプでポケモンを統一していたが……カズミは違った。タイプもポケモンもバラバラ、おまけにどのポケモンも強力だった。今までで一番苦戦したと言っても過言ではない。

 

 

『ランクアップ戦のお知らせです 対戦相手:Cランク ユカリ』

 

「ウソ、ユカリさんとランクアップ戦で戦うんだ…」

 

「ユカリさまが決めたと思う。ユカリさまはクエーサー社と繋がってるから」

 

「そうなんですね……」

 

「…戦ってくれて、ありがとう。回復する」

 

 

それから、セイカはカズミによってホテルシュールリッシュに送られた。すでにガイもパーティ会場に到着している。

 

 

「…ずいぶん遅かったわね、カズミ?」

 

「ごめんなさい、ユカリさま。オレの一存でセイカに勝負を挑みました」

 

「あらそう……その様子だと、負けたようね」

 

「……ごめんなさい」

 

「ふふふ……後でお仕置きよ?」

 

「…はい、わかってます」

 

 

カズミの首輪をいじりながらささやくユカリを見て、セイカは背筋に冷たいものを感じた。カズミは完全にユカリに飼われている。今まで見たどの主従関係とも違うそれに、なんだか恐ろしささえ感じた。

 

 

「さあ、気を取り直して!!こちらがユカリトーナメントの対戦表ですわ!!当然わたくしはウルトラスーパーシード枠!!わたくしとバトルする権利をかけて……みなさま、頑張ってくださいましね♡♡」

 

「はあ……」

 

 

バトルコートの準備をしている間、セイカは参加者たちと話をすることにした。

 

 

「なぁセイカ、あのカズミっちゅうやつとバトルしたんやってな?」

 

「え、まぁはい……」

 

「ごっつ強かったやろ、何を隠そう俺らはあいつに負けてここに呼び出されたからなぁ」

 

「そうなんですか!?」

 

「でもあのメイドも強いぞ〜」

 

「カナリィ、ものを食べながら喋るのはやめんか」

 

「カナリィ……♡」

 

「あいつ…ハルジオだっけ?けっこー獰猛だったよ、人は見かけによらないね〜」

 

 

どうやらあのメイド…ハルジオもなかなかの強者らしい。ではあの2人を従えているユカリは、一体どれほどの強者なのか……

 

それからセイカはトーナメントを順調に勝ち進み、途中でジガルデの乱入こそあったもののついに最後の勝負……ユカリとの戦いに臨むことになった。

 

 

「うふふ、いよいよユカリトーナメントのフィナーレ!!わたくしの推しにしてランクアップ戦のお相手、セイカさま!!ああ、ZAロワイヤルに参加してよかった!!だってセイカさまのような素敵なトレーナーさまがたくさんいらっしゃるのだから!!」

 

「はい、ユカリさんも素敵です!」

 

「でもね、わたくしには使命がありますの。Aランクとなりミアレの人々を幸せに導くと!そのためにみなさまを最高のポケモントレーナーにします!それこそが影響力を持つセレブの役目!さあ、最後の勝負を始めましょう!!」

 

 

こうして、ユカリとセイカのランクアップ戦が始まった。フェアリータイプをメインとするユカリに対し、セイカはメガクチートで対抗した。そしてその結果……

 

 

「ああ……とっても素敵でしたわ、セイカさまもセイカさまのポケモンも!!」

 

「はい……ユカリさんこそ!」

 

 

苦戦こそしたが、セイカはなんとか勝利をもぎとった。そうしてセイカはBランクへとランクアップしたのだった。

 

 

「うふふ……セイカさまの強さ、優しさ、とくと味わいましたわ。こちらは感謝のわざマシン、そしてこちらがスペシャルなグータッチです!」

 

「じゃれつくのわざマシン……ありがとうございます、ユカリさん!」

 

 

そうしてユカリトーナメントは終了し、参加者たちは帰って行った。パーティ会場も片付けられ、ハルジオを含むMSBCの会員たちも解散となった。

 

……カズミとユカリを除いて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シュールリッシュ最上階・ユカリ専用のスイートルームにて

 

 

「さあ、カズミ?お仕置きの時間よ?」

 

「……はい」

 

「わたくしよりも先にセイカさまと勝負するなんて……挙句その行いでユカリトーナメントの開催を遅らせるなんて」

 

「……分かって、ます。なんでも、受け入れます」

 

「言ったわね?なんでも、と。」

 

「はい……」

 

「よろしい。それじゃあ……」

 

 

カズミは腕を縛られ、ベッドに組み敷かれた。そしてユカリの手によって、ひとつひとつ丁寧にシャツのボタンを外されていく。露わになったカズミの薄い肌を、ユカリの細い指が伝っていく。怯えるカズミの頬を、ユカリは優しく撫でる。

 

 

「ユカリ、さま……」

 

「大丈夫、痛いことはしませんわ。ただ……」

 

 

ぺろり。まるで獲物を品定めするかのように、ユカリはカズミの額を甘く舐めた。

 

 

「あなたがわたくしの(もの)であると……その体にしっかり、教えてあげるだけよ」

 




セイカの手持ち

メガニウム ♀
マフォクシー ♂
ギャラドス ♂ 
ルチャブル ♀
ガブリアス ♂
クチート  ♀


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