仮面ライダー 帰れない子どもたち   作:青信号

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第十六話 人間炉

 

 山を下りる間、何の反応も返ってこなかった。

 

 FWC4は歩きながら、読める距離の全部を往復させる。応答、なし。何かが稼働する律動も、待機の数字も分からない。裂け目の向こうは、読みの届く世界ではない。

 

 追跡の手段、なし。項目はそれで閉じている。閉じた項目を、FWC4はもう三度開き直していた。開くたび、空という結果だけが返る。読みの消費だけが、静かに積もっていく。

 

 レールは坑を出て、山裾へ向かって斜面を巻きながら降りていた。枕木は古いが、レールの頭だけが新しく光っている。夜のうちに、重い物が何度も通った艶だ。

 

「油が新しい」

 

 本郷が枕木の間に膝を落として言った。

 

「二両……いや、三両か。転移装置も無限に使えるわけではないようだ」

 

 一文字が先行して線路の先の茂みへ消えている。読みの仕事は二人の側にあった。

 

 風見たちは、別の口へ回っている。最後のコンテナが消えた側の坑口。結城とビートを連れて、そちらの線を潰す手はずだった。二手に割ったのは本郷だ。生きていた線は、こちらに一本。

 

 敵の出力は、どこにも無かった。坑の周辺にも、移動の経路にも、待機の数字ひとつ立たない。読む仕事が、無い。FWC4は本郷と一文字の背中の後ろで、それでも周囲を読み続けた。自分の役目が、それしか無かった。

 

 線は、山裾で引き込み線に繋がっていた。

 

 使われなくなった貨物の側線だった。錆びた転轍機。傾いだ標識。その先に、古い工場が一棟、建っていた。屋根の高い影が、白み始めた空を切り取っている。レールは壁の開いた口へ潜り込み、闇の中で終わっている。

 

 FWC4は足を止めた。

 

 音がする。

 

 出力ではない。数字にならない、細い鳴り。張った膜を、裏から擦り続けているような音。稼働音の棚にも、待機音の棚にも、この音は無い。FWC4の照合は棚を探して、見つけずに戻ってきた。

 

「工場の中。出力、四。低い。質の悪い数字だ。……それと、数字にならない音が一つ」

「数字にならない?」

 

 茂みから戻った一文字が眉を寄せた。

 

「読めねえ音ってことか」

「読めている。分類がないだけだ」

 

 本郷は工場の闇を見ていた。それから、短く頷いた。

 

「行こう」

 

***

 

 工場の中は、屋根の高い闇だった。

 

 明かり取りの窓から朝の光が斜めに落ち、床の空白を照らしている。荷は、無かった。積まれていた跡だけがある。台の擦過。固定具の穴。運び出された物の輪郭が、床に白く抜けていた。採石場の空洞と同じ跡だ。撤収はここでも誤差なく終わっている。

 

 迎撃は、その空白の中から来た。

 

 四体。資材の陰と梁の上から、継ぎ接ぎの影が落ちてくる。動きに精度が無かった。坑の個体より粗い。残り物だ、と本郷は読んだ。使える物は全部送って、送る価値の無かった怪人だけが、ここに残されている。

 

 本郷は初速で一体目の懐へ入った。面が割れる。二体目の管の突きを半身で流し、肘で継ぎ目を抜いた。

 

 視界の端で、管の一本が鞭になった。

 

 狙いは後衛――本郷と一文字の間、FWC4の立つ位置だ。一文字が横へ割り込むのが先だった。管の先端が装甲の左脇を浅く裂き、火花が散る。一文字は怯まず、そのまま管を掴んで引き寄せ、面の中心へ拳を沈めた。

 

 四体目は梁から降りる前に、本郷の蹴りで梁ごと落ちた。

 

 静かになった。

 

 残ったのは、あの細い鳴りだけだった。

 一文字が左脇を一度だけ見下ろす。装甲の表面が裂けていた。

 

「掠っただけだ」

 

 誰にともなく言って、肩を回す。そのまま奥へと進む床の途中に、置き去りにされたものがあった。

 

 台だ。

 

 人ひとりが仰向けに収まる寸法の、寝台に似た枠。四肢の位置に拘束の具。頭の側に細い管。運び出された物の輪郭の間で、そこだけが並んで残されている。

 

 本郷は歩を緩め、一つの傍らに膝を落とした。

 

 拘束具の内側が、擦れて鈍く光っていた。長く使われた痕跡だ。管には乾いた滓が残っている。台の下の床には毛布が一枚、丸めて蹴り込まれた状態で転がっていた。

 

 死なせないためだけの台だ、と本郷は読んだ。殺す装置に給餌の管は要らない。

 

 台の頭側に接続の受け口が三つ、行儀よく並んでいた。

 

 三つ。

 

 本郷はその並びを知っていた。これまで見てきた遺体の端子、結城がビートの体から読み上げた襟足の三つの端子。同じ形だった。

 

 口にはしなかった。

 

「……おい」

 

 一文字が低く言った。それきり、続かなかった。FWC4は台の列を一度だけ見て、足を止めずに通り過ぎる。

 

 工場の奥に、それは立っていた。

 

 組み上げられた枠だった。運び込まれた設備を素材に、鋼材を門の形に立て、導線が蔦のように絡んでいる。枠の内側で、空気が薄く裂けていた。裂け目の奥は暗い。工場の闇とは、距離の合わない暗さだった。細い鳴りは、そこから来ている。

 

 枠の傍らにあるのは制御盤だろう。盤の縁に、ヨハンが腰を掛けていた。

 

「やあ」

 

 金の髪が窓の光を受けて揺れた。

 

「遅かったね。……いや、待ってたから、そう感じるだけか」

 

 右手が盤の上に置かれていた。本郷は、踏み込みかけた一文字を目で止める。

 

「おすすめしないよ」

 

 ヨハンは笑ったまま言った。

 

「これね、少し間違えると閉まり方が乱暴になるんだ。……この山ひとつ消し飛ぶくらい」

 

 脅しの声ではない。天気の話と同じ調子だった。だからこそ、量れない。本郷は距離を保ったまま、盤と、枠と、男を順に見ていく。

 

「荷は送った後だな」

「うん。最後の便もね。残ってるのは僕だけ」

 

 本郷は、ヨハンの右手を見た。盤の上の指は、逃げるための形ではない。待つための形だった。

 

「お前だけが残った。……何を見ていた」

「いい質問だ」

 

 ヨハンの声が少し上がった。愉快そうに。この男は質問を楽しむ癖があるようだ。

 

「見たいものがあったんだ」

 

 緑色の目が本郷と一文字の後ろへ動いた。FWC4の上で止ま?。

 

「転移はもう完成した技術だ」

 

 問われる前に、ヨハンは喋り始めた。

 

「作って、動いて、荷物も通った。解けた問題はもう問題じゃない。道具だ。……世界を越えてみても、行き先が増えただけだったしね。それに、道具は使うものだろう?」

「引っ越し、というわけか」

「いいね。そう、心機一転というわけだ」

 

 ヨハンは嬉しそうに頷いた。

 

「次の実験場は、向こうに用意してある。静かで、広くて、邪魔の入らないところ。設備も、図面も、先に全部送った。僕は答え合わせを一つ済ませてから、ゆっくり渡るつもりだった」

「答え合わせ」

「うん。それは後でいい。……僕が次に知りたいのはね、体だよ」

「体」

「うん。君たちの、その体」

 

 ヨハンは盤に手を置いたまま、空いた左手で本郷たちを指した。銃口を向けられる圧は、どこにも無かった。標本を指す指だった。

 

「人間ってさ、枠なんだよ。骨の数も、保つ年数も、痛いのが嫌だとか、死ぬのが怖いとか。生まれる前から、全部決まってる。……体を作り替えるっていうのは、その枠に穴を開けることだ。でも、穴の向こうに本当に外があるのかは、まだ誰も確かめてない」

「奥の台を見た」

 

 本郷は静かに言った。

 

「拘束具と、給餌の管。長く使われた跡だ。……人間を、生かしたまま炉にしていたな」

「よく読むね」

 

 ヨハンの声に感心の色が乗った。世辞ではない。答案を褒める教師のような響きだった。

 

「僕の知ってる改造人間はね、ただの電気じゃ動かないんだ。呑めるのは、生きた体から取り出したエネルギー。……で、人間の脊髄っていうのが一番よく出来た炉でね。発電所も、送電線も、燃料の山も要らない。人がひとり、生きていればいい」

 

 ヨハンは歌でも口ずさむように、楽しげに話し続ける。 

 

「向こうじゃ、罪人がそれになる。牢で飼うより、繋いで絞る方が得だからね。……ああ、逃げてきた彼らは、その途中で僕の穴に乗った口だよ」

 

 一文字の足が、半歩だけ前へ出た。床に転がっていた椀が、小さく鳴る。

 本郷は手を上げなかった。ただ視線だけで止めた。一文字の拳は、まだ降りなかった。

 FWC4はその音を読まなかった。敵の出力ではない。ただ、記録の外二音だけが残った。

 

「その台に居た人間は、どこへやった」

「向こうだよ」

 

 ヨハンは枠の裂け目を、親指で軽く指した。

 

「動力は、先に送るものだろう」

 

 一文字の息が短く切れる。怒鳴るための吸気ではない。噛み殺した息だった。

 本郷は裂け目を見た。暗さは、何も返さない。

 

 答えはどこまでも間を置かずに返った。悪びれることも、居直る様子もない。荷物の内訳を読み上げる速さだった。本郷は、この男の内側を測る物差しをまた一本捨てた。

 

「……利用したのか。デストロンの残党を」

「安いからね」

 

 即答だった。

 

「祈ってる連中は安いんだ。欲しいものが最初から決まってる。悲願、っていうやつね。技術を一つ見せたら、残りは全部くれた。体を弄る手際も、道具も、最初から持ってたし。台木にちょうど良かった」

 

「でもさ」

 

ヨハンはそこで、少し惜しそうに息を吐いた。

 

「僕の本職は、転移の方だったから。人体改造は色々と足りなくて。結城丈二の手、欲しかったなぁ……」

 

 本郷はそんな理由で結城を狙ったのか、と言いかけて止めた。

 問えば、軽い肯定だけが返ってくる。それが見えていたからだ。

 

「ああそうだ、アコナイトっていう名前も僕がつけたんだよ。綺麗な花でね。毒だけど。誰も、意味を訊いてくれなかった」

 

 残念がるような調子でヨハンは上を見上げた。それからすとんと視線を下ろし、本郷たちを見やる。

 一文字の肩が、わずかに上がった。殴るためではない。堪えるための動きだった。

 本郷は動かなかった。ヨハンの右手は、まだ盤の上にある。

 

「君たちの体は、いい体だ」

 

 ただ事実を告げるように彼は続けた。

 

「速いし、固いし、よく出来てる。……でも、駄目なんだ。途中から弄った体は、元の枠を覚えてる。人の心が残るのは当たり前なんだよ。後から穴を開けただけなんだから。検体としては、汚れてる。……ああ、悪口じゃないよ。分類の話」

 

 一文字の拳が鳴る。ギリギリと握り込んだ音だった。FWC4の目が、その音ではなく一文字の左脇の裂け目へ落ちた。すぐに戻る。本郷はそれを視界の端に置いたまま、動かなかった。

 この男に怒りをぶつける入口が、どこにも見当たらない。壁に窓が無いのではない。壁そのものが、無いのだ。

 

「その点」

 

 緑の目がまた後ろへ動く。

 

「君は綺麗だった」

 

 FWC4に向けて、ヨハンは言った。

 

「最初から、枠の外で作られた。人間だった日が、一日も無い。心まで向こうで作られた。……ねえ、君が最後までそうあってくれたら、それは、外があるってことになるんだよ。それが、僕の答え合わせだ」

 

 ヨハンの目が不気味に輝く。科学者が研究対象を見る目ではない。その違いは分かっても――真意を探ることはできなかった。

 

「外があるなら、出られる。道がなければ、作ればいい」

 

 外があることと、そこへ出られること。その二つの間を、ヨハンは何の疑いもなく一息で渡る。

 

「ねえ、君――」

 

 言葉がそこで止まった。本郷はヨハンの視線を辿る。

 

 FWC4が、一文字の左に立っていた。

 

 いつ動いたのか、本郷は捉えていなかった。裂かれた装甲の側だ。銃は下がっている。目は的ではなく、一文字の装甲の裂け目の上にあった。

 

「……出力が落ちている」

 

 FWC4がポツリと言った。

 

 一文字が一瞬きょとんとする。それからふっと息を吐き出して笑った。

 

「掠っただけだって言ったろ」

 

 FWC4は返さなかった。返さないまま、その場所から動かない。

 

 本郷はその目を知っていた。

 

 戦いの後、改造された者同士が互いの体を確かめる。言葉より先に、傷の深さを目で測る。本郷と一文字が、幾度も交わしてきた仕草だ。風見と結城もそうだろう。数字の言葉を使っているだけで、それは計測ではない。

 

 一部始終を見ていたヨハンの目が、FWC4の立ち位置を辿り、下がった銃口を辿り、装甲の裂け目に注がれた視線を辿って――止まった。

 

「……なんだよ」

 

 声から、初めて明るさが抜けていた。

 

「……それじゃあ、ただの人間じゃないか」

 

 一文字の拳から音が消えた。FWC4の顔には、何も浮かばなかった。

 

 弾いた顔ですら、なかった。届いていない、と本郷は読んだ。侮辱としても、問いとしても、あの言葉はこの子のどこにも掛かっていない。

 

「……私は、FWC4だ」

 

 返ったのは、それだけだった。番号の読み間違いを直す声だった。それだけの声だった。

 

 ヨハンは、拾わなかった。

 

 どんな言葉も拾って面白がってみせる男だった。その男が、今は何も拾わない。緑の目がFWC4の上からゆっくり降りて、床の白い空白へ落ちた。

 

「外さえあれば、出られると思ってたのにな……」

 

 誰に向けた声でもなかった。

 緑の目がもう一度だけ上がる。本郷と一文字を通り過ぎて、工場の入口の暗がりで止まる。誰かを探す目だった。

 その先に居ない男を、本郷は一人だけ知っていた。作る側の手。この男が、欲しかった、と言った手。

 目は何も拾わずに戻り、床の白い空白へ落ちる。

 

 手が、盤から離れた。

 

 本郷は身構えた。乱暴な閉まり方――山ひとつ分。だが、来なかった。細い鳴りが、さらに細くなっていく。枠の中の裂け目が、端から糸のように閉じていく。最後に、枠の芯のどこかで、焼け落ちる匂いが薄く立った。導線の蔦が、艶を失っていく。

 

 静かな閉まり方だった。あの脅しが本当だったのかどうかは、もう確かめようが無い。

 

 裂け目は、消えた。

 

 枠の中には、工場の闇だけが残った。送った荷も、図面も、設備も、用意された実験場も、全部その闇の向こう側だ。十歩も歩けば届いた場所に、誰の手も届かない。

 

 ヨハンは、盤の縁に腰を掛けたままだった。

 

 逃げ道は、今の今まで開いていた。使わなかった。

 

「EX-7741-D」

 

 本郷は呼んだ。反応は、無かった。

 

「……ヨハン」

 

 それにも、無かった。番号を笑い飛ばした男が、名前にも顔を上げない。笑顔の形だけが、置き忘れたように顔に残っていた。

 

「お前は人間だ」

 

 本郷は静かに言った。

 

「人間の罪として、人間の法に渡す」

 

 引き渡しの線は、頭の中で既に引けていた。ICPO。手続きは長くなるだろうが、それでいい。

 

 一文字が歩み寄り、ヨハンの腕を取った。抵抗はなかった。力を込める必要もなかった。

 

「行くぞ」

 

 ヨハンは立った。促されたから、ただそれだけの動きだ。歩き出しても、誰の顔も見ない。工場を出ると太陽の光が金の髪に当たる。その明るさは、何の意味も持っていなかった。

 

 手首の通信機が、低く鳴る。

 

「風見です。別の口は空でした。……そちらは」

「終わった」

 

 本郷は短く答えた。答えてから、床の白い空白と、艶を失った枠を、もう一度だけ見た。終わった、という言葉の中身を数え直すように。数え直しても、欠けは見つからなかった。

 

 それが、かえって静かだった。

 

***

 

 拠点の空気は、いつもより緩んでいた。

 

 カップが人数分並び、一文字が「終わったなあ」と誰にともなく言った。風見は答えなかったが、否とも言わない。結城は今、ヨハンの持っていた制御盤を調べている。ヨハンの最後の送り先を読むために。ビートはそれを手伝うと言って席を外している。

 

 本郷が静かに手帳を閉じた。

 

 作戦終了の空気、とFWC4は記録した。照合――一致。任務対象は、この世界に残存しない。終わった、は事実と合っている。

 

***

 

 夜、FWC4は帳簿を閉じにかかった。

 

 今日の消費。移動。読み――空の帯域の往復が、長かった。射撃、零。記録と合う。勘定は合っている。

 

 的、移送個体。反応消失。裂け目は閉じ、追跡の手段は無い。読める世界のどこにも、あの律動は無い。稼働、の二文字の横には、あの音の記憶がまだ並んでいる。照合はしない。項目は、届かない場所で閉じた。

 

 EX-7741-D。確保。所在、固定。人間の法、という枠組みは照合の外だが、所在が固定されるなら支障は無い。回収の要請が下りれば、引き取りに行ける。迎えが来た時に、そのまま渡せる。

 

 任務対象――残存、なし。

 

 次の指示――なし。

 

 FWC4は、そこで手を止めた。

 

 起動してから、この行が空だったことは一度も無い。的が居て、線が有って、読む仕事が立っていた。的が消えても、線が残った。線が切れても、別の線が生きていた。今は、どの帳簿を開いても、立つ項目が無い。

 

 待機、と記録した。

 

 綴じ残しが、一つあった。

 

 工場での、立ち位置の変更。読みの対象、味方一。任務項目、該当なし。勘定を立て直そうとして、立たなかった。理由の欄が、埋まらない。

 

 誤記として、綴じた。今度は綴じられた。的の置いた語は、現地で突き返してある。処理済み。帳簿は、それで全部だった。

 

 照合を閉じる。

 

 消費の予定は、もう無い。読む的も、追う線も、塞ぐ射線も無い。残量は――迎えまで、保てばいい。

 

 FWC4は休止に入った。

 

 音は、どこからもしなかった。レールの鳴りも、坑の底の律動も、裂け目の細い擦れも、もう無い。拠点の夜は、起動以来、いちばん静かだった。

 

 待つ項目は、一つになった。

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