ROMANCE MEMORIES   作:誤字る小説家鈴木

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鈴木でした。

今日から書き貯めが続くまでは、毎日投稿に挑戦してみようと思う次第です。ですが、鈴木は恐ろしい真実に気付いてしまったのです!なんと、書き貯めがありませんッ!!
どうして!?3話分もあった書き貯めはどこにい!?

※鈴木は混乱しているため、ここからは田中がお送りします。
アホの鈴木とは違い、田中は今回からパクリキャラが出る事をお知らせするのです。田中は有能なので、ちゃんとお知らせができる田中なのです。田中の言うキャラは誰なのかな〜っと、弾幕シューティングゲーでもしながら首を洗って待ってるといいのです。


ムラーノ村

「ねえ、やっぱり服は神聖魔法じゃ直せない?」

「無茶言わないでくれない?そりゃあ高位の神官(プリースト)なら、そういう魔法も使えるかも知れないけどさあ」

「ダメかー。もしかしたらって思ったんだけど」

「でもでも、あたいたちならあっという間だって!」

 

 ムラーノ村はスカイラインから歩くと、およそ1時間程で到着する近隣の小さな村だ。依頼が簡単な物である事も踏まえれば、手際よく片付ければ日帰りで街に戻れるだろう。道中も穏やかで、街を出てすぐの戦闘以外は、敵に出くわす事もなく遠くに村が見えて来た。

 

「それにしても、二人とも魔法が使えるのかー。かっこよかったなあ」

「そう?私は荒事は苦手なんだけど」

「僕だって同じだよ。マナだって有限なんだから、魔法を使わないならその方がいいよね」

「あたいも魔法があるんだよ!出てこいモンスター!かかってこーい!!」

「「言ってるそばからいらん事叫ぶな!?」」

 

 太陽が傾き始めて兄妹の息のあったツッコミが炸裂する頃には、すんなり目的地に到着した。

 

「こんにちはー!ここがムラーノ村ですか?」

「ッ!?」

 

 村の様子を伺うようにウロウロしていた真っ黒な外套を被った相手へ、ライラックが後ろから元気よく挨拶する。すると相手は肩を跳ね上げて驚き、一目散に明後日の方向へ走って行ってしまった。

 

「あれ?どうしたんだろ?」

「リラが驚かすからでしょ」

「ええっ?そうなのかなー?」

「うーん。確かにあれは僕もびっくりするとは思うけど、何だか怪しい人だったなあ」

 

 彼らは口々に言い合いながら、村へ入る。緩く小川が流れ、それを挟むように色とりどりの野菜が実った畑があり目を楽しませる。

 

「おんや?こりゃあ、めんこいお嬢さんだなやあ。ムラーノ村にゃあ何しに来たんだべ?」

 

 作業に勤しんでいた農夫が、村に入ってきた3人に気付いて声をかけた。

 

「わあ!やっぱりムラーノ村で合ってたんだ!ありがとっ、おにーさん!」

「わはは。お兄さんだなんて10年ぶりに言われたぞう!いい子だなあ」

「えへへー、でしょでしょ?」

「ああもう、話が進まないわ。お兄ちゃん、お願いね」

「ふえっ!僕……?」

 

 農夫に頭を撫でられて気持ち良さそうに目を細めるライラックを見て、ネモはため息をつくと彼女の首根っこを掴んで1歩下がった。代わりに農夫と話をするのはフグリだ。

 

「ええと、僕たちは冒険者でして、ウルフ退治の依頼を受けて来ました」

 

 若干たどたどしい口調で説明しながら、宙吊りになっているライラックのポーチから依頼書を取り出す。紙には今回の依頼が書かれていて、『幸運の紫陽亭』から来た冒険者である事を示す可愛らしい薄紫色の花のマークがスタンプされている。

 

「おお!旦那様は冒険者でしたかぁ。そいでは、オラがひとっ走り村長さんへ伝えて来るだよ!」

「えっ……?冒険者って言っても、そんな大したもんじゃないって言うか、そうじゃなくて、僕たちが直接行ったほうが話が早いと言うか……」

「お兄ちゃん、あの人もう行っちゃったよ」

「あははっ、そそっかしい人だなあ」

 

 急に褒められて、しどろもどろになるフグリ。慌てて頭に思い付いた事をそのまま口にするが、ネモに呼ばれて我に返った。

 村の入口でポツンと取り残された3人が感じるのは、強烈なアウェー感。

 

「えっと……、どうしよっか?」

「追いかけよう!」

「いや、それはダメでしょ。入れ違いになったら大変よ」

 

 話し合いの結果、農夫を待つ事にした彼ら。しかし待つにしても照りつける太陽の下でただ突っ立っているのは、地味に辛い物がある。やがて誰からともなく、地面に腰を下ろして思い思いに時間を潰す。フグリは読みかけだった小説のページをめくり、ネモは兄に寄りかかって鼻歌を歌い、ライラックは初めて見る街の外の物珍しさにキョロキョロしている。

 

「ふわぁ……。あら、寝ちゃってた?」

「ん。おはよう、ネモ」

 

 可愛らしく欠伸をしたネモへ、本から目を離さないままにフグリが答えた。太陽の傾きを見るに、そう時間は経っていないようだ。

 

「こうも暖かいと眠くなるわね」

「ちゃんと起きてなよ?ほら、帽子ズレてる」

「ごめん。助かるわ」

 

 寝起きののんびりした口調のまま、ネモがお礼を言う。次にチラリと横を見て、彼女は固まった。

 

「…………、お兄ちゃんお兄ちゃん」

「大丈夫。ちゃんと直ってるよ」

 

 呼びかけられたフグリは生返事を返す。ページを捲る静かな音が、長閑な村の環境音に混じる。

 

「お兄ちゃん、ちゃんと見てくれない?」

「もう、なに?何もないじゃないか」

 

 妹が恐る恐る指さす方を仕方なしに見た兄は、再び本の世界に没入する。

 

「何もないから問題なんじゃない!」

「いだぁっ!?」

 

 穏やかな村の昼下がりには似合わない、不快な音が響いた。なんと言うか、人体の可動域を無理矢理動かしたような音だ。

 

「首が……首がぁ……!?」

「あっ、ごめんなさい」

「ごふぉ……っ!?」

 

 再びゴキッと音が鳴る。痛みと衝撃でプルプル震えるフグリの体。この兄妹は冒険者として特殊な訓練を受けています。よい子は人の首をプラモデルのように弄り回すのはやめましょう。

 

「ね、ねぇネモ、僕の首取れてない……?」

「取れてたら喋れないわ」

「そうだね。戻してくれてありがとう。でも、すっごく痛いんだ」

「お兄ちゃんは本ばっかり読んでて、運動不足だから」

 

 呆れた溜息をついた妹を目にして、兄は理不尽の権化へのツッコミを放棄した。

 

「それで、僕の首より大変な事が起こってるのかな?」

「そうだった!リラがいないの!」

 

 再びネモが同じ場所を指さす。そこにあるのは、何もない虚空。つまりここにいた筈のライラックは、影も形もなくなっていた。

 

「ええっ!?どこに行っちゃったの!?」

「知らないわよ!何でちゃんと見てないかなあ!!」

「それを言っちゃったら、ネモも同罪じゃない?」

「私は寝てたの!お兄ちゃんは起きてたんだから、お兄ちゃんの方が罪は重いわ!!」

「えぇ……、ゴメンナサイ……」

 

 フグリはツッコむまいと必死に自制する。喉元どころか前歯くらいまで出かかっていたツッコミを飲み込んだ結果、代わりに押し出されたのは一筋の涙だった。

 

「ふふ……。僕は長男だから我慢できたけど、次男なら我慢できなかっただろうね……ッ!」

「変な事言ってないで、探しに行くわよ!」

「アッハイ」

 

 ネモに急かされるまま、フグリが立ち上がる。ライラックは農夫を追って行ったんじゃないか?と結論付けた二人は、彼が走って行った方向へ向かった。

 

「いんや。オラは見てねえだよ」

 

 川の両岸に架かる橋を渡り、寂れた宿を横切って、道に沿って真っ直ぐ進むと、豪華なお屋敷の前に入口で出会った農夫が立っていた。

 

「そうですか……」

「うーん、リラったらどこに行っちゃったんだろ?」

「まさか、迷子になってるだか!そりゃあ一大事だべ!」

「迷子になって、村人に心配される冒険者って一体……」

 

 やるせない気持ちでいっぱいになる二人。そんな気分を振り払うように頭を振ったフグリは、話題を切り替える。

 

「ところで、貴方はどうしてここに?」

「ああ。ここが村長様の家なんだけど、今は鍵がかかっててなあ」

「鍵って事は留守なんですか?」

「いんや、この中に居らっしゃるだ。だけんど、この時間はなあ」

「? いるなら呼べばいいじゃない」

 

 要領を得ない農夫の発言に疑問符を浮かべたネモが、屋敷の扉にある鉄輪に触れようとした瞬間。

 

「そりゃいかん——」

ザンッッッ!!

 

 農夫がネモを止めようとした瞬間か、それよりも早くか、数え切れない程のナイフが飛来し、彼女の足元を取り囲んだ。

 

「ヒッ「お静かに」」

 

 後ろ髪を肩で切り揃え両サイドを三つ編みにした銀髪を揺らし、メイド服に身を包んだ少女が、上空から音もなくネモの背後に降り立つ。そして少女は彼女の口に手の平を押し付け、漏れる絹を裂くような悲鳴を物理的に抑え付けた。

 

「あちゃー、言わんこっちゃねえ……」

「この!ネモを離せよ!!」

 

 手で額を覆う農夫、声も出せず怯えるネモ、無表情を貫くメイド。彼らに少し遅れてから状況を理解したフグリは、激昂して彼女へと掴みかかる。そして、その姿が彼の視界から掻き消えた。

 

「お静かに、と申した筈ですが」

「くっ……!」

 

 次の瞬間、彼は腕を捕まれ地面にうつ伏せに横たわっていた。そう認識できた時には、関節を極められていた。力いっぱい藻掻くが、体格の差も性差もあるにも関わらず、真面な身動きを許されない。

 

「お兄ちゃん!」

「来るな、ネモ!!」

 

 互いを庇い合う彼らへ、メイドは夜空のような青い目に、さらに強い殺意を込めて視線を向ける。

 

「待った待った!シャクヤクさん!この人らは悪い人じゃないべ——ぇぇええっ!?」

「黙れないのならば、永久に喋れなくして差し上げるだけですわ」

 

 同じ村の者にすらナイフを投擲する狂気。フグリの身動きを封じた上でそれが出来る実力差。兄妹は、シャクヤクと言うメイドには絶対に勝てないと悟る。しかし同時に、農夫も含めて彼らは彼女の真意も理解した。

 三人は互いに顔を見合わせ、息をする事すら忘れて黙り込む。気が遠くなりそうな程の緊張感の中でそのまま過ごすと、空気を変えるのはやはりシャクヤクだ。

 

「あの……、黙っていられても分からないのですが」

 

 あんたが黙らせたんだろ!とツッコめる者はいる訳がない。この日オーヌ兄妹は、『強い者には下手に逆らわない』という冒険者にとって大切なスキルを身を持って学んだ。




鈴木です!!田中の野郎から、後書き枠を分捕った鈴木です!ハァハァ…、激闘後の鈴木です。

はい。がっつりパクリキャラ出しちゃいましたね。ですが、鈴木は謝りません。なぜなら皆様の脳裏に過ぎったキャラとシャクヤクさんは、全くの別人だからでございます!その証拠を挙げて行きましょう。

①シャクヤクさんはPADである
まずは、身体面が大きな違いではないでしょうか?シャクヤクさんは胸部装甲を偽造しています。これは、なんと言っても別人である証拠に違いありません。
②シャクヤクさんはド変態である
次に精神面の違いです。シャクヤクさんは、常に永遠に幼い紅い主を視姦して、鼻血を垂れ流しています。あのキャラとは偉い違いです!シャクヤクさん!あの人の爪の垢を煎じて飲め!!

以上の2点を持ちまして、咲夜さんとシャクヤクさんは全くの別人で御座います。QEDです。証明は完了したので、異論はできれば受け付けたくありません。
次回は、カリスマ溢れるロリボディなあの人が登場します!だけど鈴木は謝らないっ!!鈴木はウソつきではありません。ただ、田中が間違いをするだけなのです。
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