あらゆる邪道をやってやる   作:想夢

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賢者の孫

 私が公爵となってから数年が経ち我が領地は豊かになった。

 

 領民も数が増えて配下である黒天十二星も一部隊作れるか否かしかいなかったのが複数の部隊を作れるくらいには増えた。

 

 他にも兵士も数部隊もあり平民の評価も高い。

 平民に関しては学習のための施設を用意しておいた事もあるが故に愚かな者はいないと信じたい。

 でも油断はせずに監視はするが。

 

 「アールスハイド王国に潜入している双子から連絡が来ました。どうやら賢者の孫と呼ばれている者が魔法学院に来るとの事です。」

 

 「では魔法学院に潜入しなさい。いずれ脅威となるであろう者の動向を監視しなさい。」

 

 「既に魔法学院に潜入する準備は整っております。双子が教師として1人と生徒として1人そして乙女が同学年で1人魔法学院に潜入できています。」

 

 アールスハイド王国で脅威となり得る者が現れたと聞き早速監視をしようと指示をしたが部下は既に潜入していると聞き満足した。

 

 「なるほど。では工房に関してはどうですか?」

 

 「はい、工房に関してはー

 

 そのまま領地の事に関して話し合った。

 


 

 私は黒天十二星の中の一つ乙女に所属しています。

 今はアールスハイド王国の高等魔法学院に生徒として潜入しております。

 他にも教師の1人に先輩の1人が同じ黒天十二星の双子に潜入されておりこの国の間諜に関してはほぼ脆弱としか言いようがありません。

 

 筆記試験に関しては黒天十二星の双子は1人が手にした情報を他の双子が共有出来るという事なので双子から試験の答えを受け取り速読丸暗記を魔法で行えば満点は確定です。

 

 実技試験に関しては的に魔法を当てるというものでしたが他の生徒は詠唱の割に威力がしょぼいです。

 全てを焼き払うとか言っているのに的に焦げをつけるのが精一杯という有様です。

 そして私の番ですが使用魔法が的を攻撃するのには向いていません。

 正確には人か生物向けで的にも当てても意味がないです。

 悩みましたがなんとか対人用魔法を弱めて使う事にします。

 

 「氷の剣よ、顕現せよ。アイスソード。」

 

 氷で剣を作りそこから剣に魔力を纏わせて

 

 「刺突(ピアッシング)。」

 

 的に向けて刺突をし的に穴を開けました。

 

 対人用魔法を使った事にルクス様や同僚からは怒られましたが魔法学院はSクラスに入ることができました。

 

 そして要注意人物であるシン=ウォルフォードに何故か絡まれました。

 君って転生者?とか意味がわからない言葉を言われましたがどういう意味でしょうか?

 

 その事をルクス様に伝えるとシン=ウォルフォードの警戒レベルは更に跳ね上がりました。




 双子
 黒天十二星の部隊の一つで潜入担当。
 全員が個性を無くしたかのように性別と体格が違うだけのそっくりさん。
 主に諜報を担当していて彼らにかかれば諜報できない情報はあまりない。
 情報を伝達する魔法の使い手で1人が学んだ事は他の双子にも伝達される。
 ルクスが双子を生み出す時に使った禁忌は『複製』彼らは人工的に作られた人間でその中でもクローンと呼べる存在で全員が兄弟と呼べる存在である。

 乙女
 黒天十二星の部隊の一つで主に堕落担当。
 黒天十二星の中でも唯一の女性しかいない部隊。
 使用魔法は『魅了』で優秀な男性を堕落させて情報を抜き取るなり暗殺するなりする。
 主にメイドや娼婦の真似をして情報を集める。
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