バイオハザード:リサ・トレヴァー 〜怨霊と血濡れのトマホーク〜 作:ai試し
静寂に包まれていた部屋を、突如として暴力的な衝撃が切り裂いた。
ズゥゥゥン……!
足元から突き上げてくるような不気味な振動と共に、遠方で巨大な構造物が崩落する地響きが鳴り響く。それと同時に、施設内に設置された赤い警告灯が激しく点滅し、無機質な機械音声が冷酷に告げた。
『警報。自爆装置が起動しました。あと10分でこの施設は完全に消滅します』
「なっ……! 自爆だと!?」
レオンが鋭く反応し、即座にアネットへ詰め寄った。
「どういうことだ! 誰が起動させた!」
アネットは蒼白な顔で、震える指先を端末に向けた。
「わからない……! でもこの振動と衝撃……外部から何か深刻なダメージを受けたか、あるいは内部の安全装置が異常を検知して自動的にトリガーを引いた可能性があるわ」
「止める方法は!? 今すぐに止めろ!」
クレアが叫ぶが、アネットは絶望に満ちた表情で首を振った。
「無理よ……! 一度起動シークエンスに入れば、パスワードがないと止めれない、私はパスワードを知らないわ!この施設にあるすべてを灰にするために設計されているものだから、すぐに避難しないと」
死のカウントダウンが始まったことに、一行に戦慄が走る。
「脱出路はどこだ!」
レオンの声が響く。
アネットは慌てて指をさした。
「メインシャフトへ! そこにある大型エレベーターを使えば避難できるわ。今から急いで向かえば、ギリギリ間に合うはずよ!」
「行くぞ!」
レオンの号令と共に、一行は出口へと走り出した。
廊下を進むたびに、先ほどのような音と振動が伝わっていくる。心なしか近づいている気がする
「急いで! 間に合わない!」
クレアがシェリーの手を引き、レオンが後方を警戒し、リサはその驚異的な身体能力で二人を鼓舞するように先導する。
アネットが扉を開いた、目の前に現れたのは底の見えない闇へと続く巨大な空間――メインシャフトだった。
底の見えない暗闇に囲まれた広大な空間。その中央に、唯一の脱出路である大型エレベーターが鎮座していた。
「あそこだ! 急げ!」
レオンが叫び、一行は狭い連絡通路の橋を全力で駆け抜ける。背後では自爆装置のカウントダウンが刻一刻と時間を削り、施設全体の軋む音が不気味なBGMのように鳴り響いていた。
だが、彼らがエレベーターに到達しようとしたその時だった。
ドォォォーーン!!
凄まじい衝撃音と共に、メインシャフトの対岸にある壁面が内側から爆発した。コンクリートの破片と鉄筋が雨あられと降り注ぎ、土煙が視界を遮る。
「なっ……!?」
レオンが反射的に銃を構えた。
舞い上がる塵の中から、ゆっくりと姿を現したのは、悪夢のような巨躯を持つ生物だった。それは巨大なワニの形をしたG生物であり、皮膚は鋼のように硬く、口からはどろりとした粘液と共に猛毒のような涎が滴り落ちていた。
その怪物の金色の瞳が、鋭く一行を捉える。いや、正確には――シェリーを捉えていた。
「ガアァァァーッ!!」
地響きのような咆哮がメインシャフトに反響し、鼓膜を震わせる。巨大G生物は猛然とこちらへ向かおうとしたが、破壊した入り口の瓦礫がまだ大きく残っており、その巨体では完全に出られず、もどかしげに壁を掻きむしっていた。
「今のうちに! 走れ!!」
レオンがシェリーの背中を押す。一行は死に物狂いで橋を渡る、不運にもエレベーターは別の階に止まっているようだった
そして向こう側では、巨大G生物が最後の一撃を叩き込み、自分を阻んでいた壁を完全に粉砕してメインシャフトへ入ってきた。
ドシンッ!!
凄まじい轟音と共にメインシャフトに侵入した怪物は、ゆっくりと、しかし確実に獲物であるシェリーへと歩み寄る。その足音がひどく重く聞こえるのだった。
エレベーターの前で立ち尽くす一行。だが、その扉はまだ開かず、絶望的なまでの時間を浪費させていた。
橋の向こうには地響きを立てて迫りくる巨大なG生物。その圧倒的な質量と殺意に誰もが息を呑む。
その時だった。リサがゆっくりと、だが断固とした足取りで一歩前に出た。
「…………アンブレラ……」
低く、地を這うような唸り声。それは言葉というよりも、獲物を定める獣の咆哮に近かった。彼女の瞳には狂気と共に、この忌々しい生物への激しい憎悪が宿っている。
レオンがその隣に並んだ。彼はリサの横顔を見つめ、静かに口を開いた。
「……足止めは任せたぞ」
レオンは悟っていた。この巨大な化け物を誰かが食い止めなければ、たとえエレベーターに乗れたとしても、上部を破壊されればそのまま底なしの闇へと落ちるだけだということを。
レオンは肩に担いだロケットランチャーをしっかりと構え直した。
「俺は弾が切れるまでぶち込んでやる。……先に逃げる。すまない」
リサは視線を怪物に向けたまま、わずかに本当にわずかだけ頷いた。それは戦士同士の無言の合意だった。
「リサ! 行こうよ! 一緒に!」
シェリーが必死に叫び、リサの服を引っ張ろうとする。だが、リサは一度も振り返らなかった。ただ、その背中には、大切なものを守る、アンブレラをぶち殺す、2つの強固な意志が張り付いていた。
レオンと同じように状況を理解していたクレアが、悲痛な表情でシェリーを抱きかかえ、ようやく到着したエレベーターの中へと彼女を押し込んだ。
「リサ……! あなたは……!」
クレアの言葉が途切れる。
ドォォォーーン!!
レオンがロケットランチャーを全力でぶっ放した。爆炎が巨大G生物の顔面を直撃し、怪物がたじろぐ。その隙に、レオンも飛び込むようにエレベーターへと乗り込んだ。
扉がゆっくりと閉じていく。
最後に視界に入ったのは、絶望的な巨体に向かって一人で立ち向かう、小さな少女のような背中だった。
「クゥゥン……」
シェリーの足元で、レッドが悲しげに、そして慰めるように低く啼いた。
ガコン、という鈍い音と共にエレベーターが動き出し、静かに、ゆっくりと地下へと降りていく。上階の絶望と下降する希望の間で、リサだけが一人、地獄の最前線に取り残された。
リサは両手に握った骨のトマホークを、静かに、けれど激しく昂ぶらせた。
その刃から、不気味なほどに澄んだ青白い光が溢れ出す。それはインディアンの怨霊たちがもたらし超常的な力と、彼女の体内に流れる異質なウィルスの力が共鳴し、物理的な破壊力を超えた「何か」へと昇華された姿だった。
「…………アンブレラァッ!!」
喉を裂くような絶叫と共に、リサは弾丸となって突撃した。
しかし、巨大G生物にとって、目の前の小さな少女など路傍の石に等しい。怪物の意識はただ一点、エレベーターへと消えていったシェリーという「核」のみに向いており、リサを意に介さず、巨体を揺らして出口へと突き進もうとする。
(……甘いな)
その時、脳内でインディアンの怨霊が冷徹に囁いた。
『あの口には気をつけろ。上をとれ』
戦士としての本能がリサを突き動かした。彼女は凄まじい瞬発力で地面を蹴り上げ、重力を無視するかのような跳躍を見せた。空中で反転し、急降下する。
青白く光るトマホークが、巨大なワニの頭頂部へと着地、鼻先から眉間へトマホークを引きずるように引きずる。
肉を焼き切る不気味な音が響き渡る。
巨大G生物は、これまで出したこともないような苦悶の声を上げ、初めてリサという存在を明確に認識した。その上あごの半ばまでが、青白い閃光によって深く、そして完全に焼き切られていたからだ。
後年、誰かによって解明されることになるだろう。GウィルスとTウィルスの双方に適合したものが目覚める――生体電流を自在に操るという未知の能力。
リサは空中で身を翻し、軽やかに着地した。
焼き切れた肉から立ち上る煙と、怪物の怒りに満ちた眼光。
リサは口角を吊り上げ、再びトマホークを構えた。彼女にとってこの戦いはもはや絶望的な足止めではない。アンブレラの最高傑作を、徹底的に破壊する快楽の時間へと変わっていた。
戦いは熾烈を極めた。
巨大G生物は怒りに狂い、裂けた口を限界まで大きく開けてリサへと襲いかかる。首を激しく左右に振り、その巨大な顎でリサの身体を真っ二つにしようと噛みつくが、リサはそれを嘲笑うかのように軽やかな身のこなしで躱した。
「…………ふふっ」
喉から漏れるのは、狂気を含んだ小さな笑い声。
すり抜けた瞬間、彼女は電光石火の速さでトマホークを振り抜き、怪物の側面に深い斬撃を刻み込んだ。青白い電流が肉を焼き、焦げた臭いが辺りに漂う。
リサは再び跳躍し、巨大な頭頂部へと着地した。
そこからさらに高く舞い上がり、トマホークを高く振り上げる――その絶好の瞬間、怪物が本能的な反撃に出た。
ドガガガガッ!!
猛烈な速度で身体を回転させる「デスロール」。巨大な質量が竜巻のように回転し、頭上にいたリサを遠心力で弾き飛ばそうとする。
だが、リサは空中で身をよじり、その回転の勢いを利用して後方へと大きく跳ね上がった。
視界を反転させた彼女が見たのは、無防備に振り回される太い尻尾だった。
シュッ!!
音もなく着地し、そのまま一閃。
青白く光る刃が、巨大な尻尾の先端を鮮やかに切断した。切り落とされた肉塊が鈍い音を立てて床に転がる。
しかし、その快感に浸るリサの耳に、冷徹な怨霊の声が届いた。
『……巨体すぎる。表面的な傷だけでは、急所まで攻撃が届いていないぞ』
リサは切断した尻尾と、依然として圧倒的な威圧感を放つ怪物の中心部を交互に見た。
確かに、どれほど切り刻もうとも、この怪物の核となる部分は分厚い皮膚と肉塊、硬質な骨格に守られ、届かない場所にある。
リサはトマホークを握り直し、瞳にさらなる殺意を宿した。
表面的な破壊では足りないなら、内側から焼き切るまでだ。彼女の口角が、再び吊り上がった。
戦いが激しさを増すにつれ、リサの身体の中で眠っていた未知の能力が完全に覚醒し始めていた。
もはやトマホークだけでなく、彼女の細い肢体そのものが青白く発光し始める。足首からふくらはぎにかけて、血管に沿ってパチパチと小さな火花のような生体電流が走り、その姿はまるで雷を纏った精霊か、あるいは地獄から舞い降りた電撃の死神のようだった。
「…………ッ!!」
巨大G生物もまた、本能的にリサという脅威に適応しようとしていた。
怪物は口による攻撃に加え、背中や脇腹から粘液にまみれた無数の触手を噴出させ、鞭のようにしならせてリサを拘束しようと襲いかかる。
ドォォォーーン!!
巨体が地響きを立てて突進してくる。正面からは巨大な顎が、周囲からは不気味な触手が、逃げ場のない網のように彼女を包み込もうとした。
だが、リサはそれを恐れるどころか、歓喜に身を震わせていた。
シュッ! ズガァン!!
右手のトマホークで迫り来る触手を一閃し、同時に青い光を纏った右脚が電光石火の速度で突き出された。
肉を打つ鈍い音と共に、強烈な生体電流を乗せた蹴りが触手を真っ向から弾き飛ばす。衝撃波によって触手の先端が焼き切れ、怪物がたじろいだ。
リサはそのまま加速し、怪物の懐へと潜り込む。
右手に持ったトマホークで側腹部を深く抉り、左手で喉元へ斬撃を見舞う。青白い閃光が走るたびに肉が焼け、血が飛ぶ。
しかし、どれほど凄まじい速度と威力で切り刻もうとも、やはり限界があった。
厚い皮膚と肉塊、強固な骨格に阻まれ、攻撃は表面的な破壊に留まっている。核となる急所まではやはり分厚かった。
リサは空中で一回転し、着地と共に再び身構える。
呼吸を整えるリサ、彼女の瞳の中で、狂気と戦意がさらに深く混ざり合い、青い光がより一層強く輝き始めた。
巨大G生物はもはや怒りを通り越し本能的な危機感と殺意のみで動いていた。
怪物は必殺のの一撃を叩き込もうとその絶望的に巨大な口を獲物を丸ごと飲み込むほどに大きく開いた。
だが、リサの瞳には、そこに「正解」が見えていた。
外側から切り刻んで届かないのであれば、内側から破壊すればいい。ならば、この開かれた口こそが唯一にして最短のルートだ。
(…………ここだ)
リサは深く腰を落とした。その瞬間、彼女の全身を纏っていた青白い生体電流が、臨界点にまで達する。
パチパチと音を立てていた電気の流れが、急激な加速と共にリサ自身の身体を中心に渦を巻き始めた。
それはもはや単なる電気ではなく、回転というエネルギーへと変換された「電磁の嵐」だった。
ドォォォーーン!!
爆発的な踏み込みと共に、リサはトマホークを突き出しながら宙へ舞った。
その姿は、まるで青白い雷光の弾丸かあるいは世界征服を企む総統のように激しく回転しながら青白い雷光を残し空中を突き進む。
電磁加速によって極限まで高められた回転突進。
空気さえも焼き切り、真空状態を作り出すほどの猛烈な速度で、リサは巨大G生物が大きく開いた口の中へとダイブした。
ズガァァァーーンッ!!
衝撃音というよりも、雷鳴に近い音がメインシャフトに轟いた。
回転する青い閃光となったリサは、怪物の喉元から食道、そして心臓部を文字通り「貫通」した。内側から生体電流を爆発させながら突き抜けたその威力は凄まじく、巨大な肉塊であったはずのG生物の身体に、一直線の穴が空き、燃え上がる。
怪物の巨体を貫通しそのまま背後の分厚い隔壁にぶち当たり轟音と共に衝突。
ガシャァァーーン!!
隔壁をぶち抜き、瓦礫の山の中に深く沈み込んでようやくリサの回転が止まった。
静寂が訪れる。
背後では身体の中心に巨大な穴を開けられたG生物が、断末魔の声さえ上げられず、ゆっくりと崩れ燃え上がっていた。
瓦礫にまみれた身体をゆっくりと起こし、リサはふらつく足取りでG生物へと歩いていく。
そこにはかつての威容を失い見るも無惨な姿となって横たわる巨大G生物の残骸があった。中心部を完全に貫通され、内側から焼き切られた肉塊からは、どろどろとした黒い血と共に、激しく赤い炎が上がり始めていた。
リサは注意深くそれを見つめる。
その時、脳内でインディアンの怨霊が静かに、そして満足げに囁いた。
『……再生している様子はないようだ。こやつでもトマホークで切り刻まれながら電流を内側から浴びせられては死ぬようだ』
リサは小さく息を吐き出した。
心地よい疲労感と共に、胸の中にあった憎悪が少しだけ静まった気がした。シェリーを守り抜いたという充足感が、彼女の心を穏やかに満たしていく。
だが、その安らぎは一瞬で打ち砕かれた。
施設内に鳴り響く無機質な機械音声が、残酷なまでに明確なカウントダウンの終焉を告げたからだ。
『……ゼロ』
音が消えた。
次の瞬間、リサが立っていた足元から、地獄のような轟音と共に真っ白な閃光が爆発した。
瓦礫にまみれた身体をゆっくりと起こし、リサはふらつく足取りでG生物へと歩いていく。
そこにはかつての威容を失い見るも無惨な姿となって横たわる巨大G生物の残骸があった。中心部を完全に貫通され、内側から焼き切られた肉塊からは、どろどろとした黒い血と共に、激しく赤い炎が上がり始めていた。
リサは注意深くそれを見つめる。
その時、脳内でインディアンの怨霊が静かに、そして満足げに囁いた。
『……再生している様子はないようだ。こやつでもトマホークで切り刻まれながら電流を内側から浴びせられては死ぬようだ。』
リサは小さく息を吐き出した。
心地よい疲労感と共に、胸の中にあった憎悪が少しだけ静まった気がした。シェリーを守り抜いたという充足感が、彼女の心を穏やかに満たしていく。
だが、その安らぎは一瞬で打ち砕かれた。
施設内に鳴り響く無機質な機械音声が、残酷なまでに明確なカウントダウンの終焉を告げたからだ。
『……ゼロ』
音が消えた。
次の瞬間、リサが立っていた足元から、地獄のような轟音と共に真っ白な閃光が爆発した。
猛烈な衝撃波と白光が施設を飲み込み、地上の静寂を切り裂く巨大な爆発音が空に轟いた。
土煙が舞い上がり、かつての最先端研究所だった場所はもはや見る影もなく瓦礫の山へと変わり果てた。
その爆心地から遠く離れた脱出路。
激しく咳き込みながら、地上へと這い出した四人の姿があった。レオン、クレア、そしてアネット。そして、彼らに守られるようにして歩くシェリーとレッドだ。
空は相変わらずに暗く、重苦しい雲が覆っていたが、爆風で吹き飛ばされた雲の隙間から、わずかに冷たい光が差し込んでいた。
レオンは呆然と、自分が今しがた脱出してきた巨大な火柱を見つめていた。
「……あんな爆発に巻き込まれて、生き残れるはずがない」
その声には、否定したいという願いと、現実的な絶望が混在していた。隣のアネットは、すべてを失った喪失感からか、ただ力なく地面に視線を落としている。
だが、シェリーだけは違っていた。
彼女はクレアの手をぎゅっと強く握りしめ、真っ直ぐに爆心地を見据えていた。その瞳には涙が溜まっていたが、そこにあるのは絶望ではなく、揺るぎない確信だった。
「リサお姉ちゃんは……絶対、生きているよ」
小さく、けれど凛とした声が静まり返った周囲に響く。
すると、シェリーの足元でレッドが力強く、「ワン!」と短く吠えた。それは肯定であり、彼なりにリサの生存を信じる咆哮だった。
クレアは驚いたようにシェリーを見た。常識的に考えればあの爆発の中心にいた人間が生きていられるはずがない。だが彼女たちが共に過ごした時間は短かったがリサという存在がどれほど異質で、そして強靭な意志を持った怪物であるかを知っている。
「……そうね。あの子なら、きっと」
クレアはシェリーの手を優しく握り返し、一緒に微笑んだ。
シェリーの心には、リサに抱きしめられた時の温もりと肩口に刻まれたあの深い絆が鮮明に残っていた。自分を救うために、あえて地獄に取り残された「お姉ちゃん」を、彼女は決して諦めることはなかった。
「リサお姉ちゃん。絶対にまた会おうね」
少女の祈るような呟きと共に、一行はゆっくりと歩き出した。
背後で燃え続ける火柱がまるでリサという不滅の魂を象徴する周囲を灯火のように赤く照らし続けていた。
次話はエピローグ ラクーンシティ編へ