バイオハザード:リサ・トレヴァー 〜怨霊と血濡れのトマホーク〜 作:ai試し
エピローグ
核の炎はすべてを浄化したかに見えた。
かつてラクーンシティと呼ばれた場所は、今や巨大なクレーターとなり、静寂だけが支配する死の土地へと変わっていた。水は蒸発し、地は裂け、空は厚い灰色の雲に覆われ、太陽の光さえも届かない。あらゆる生命が絶滅したかに見えた。
だが、その瓦礫の山の下に、絶望を生き抜いた「怪物」がいた。
リサ・トレヴァーは、焼け焦げたコンクリートと鉄骨に埋もれ、虫の息で横たわっていた。皮膚は剥がれ落ち、内臓は破裂し、呼吸さえままならない。しかし、彼女の中にある始祖ウィルス、Tウィルス、Gウィルスの複合体が、絶望的な状況下で異常なまでの生存本能を爆発させた。
細胞が悲鳴を上げながら、猛烈な速度で修復を開始する。
そして同時に、彼女の体は核兵器による強烈な放射能を「拒絶」するのではなく、「吸収」し始めた。
リサと共生するウイルスが、放射能という究極のエネルギーと融合した。
その瞬間、彼女の体の深部で、不気味なほどの青白い光がパチパチと弾けた。それはまるで深い海の底に眠る原子力の怪獣が目覚める瞬間のようだった。皮膚の下を走る血管が一時的に青白く発光し、やがてその光は細胞の隅々にまで浸透して消えていった。
彼女の肉体は今や「核」という破壊的な力を内蔵した生物兵器へと変貌していた。
(……まだだ。終わらせない)
リサの意識の中で、インディアンの怨霊たちが激しくうねりながら囁いた。その声には、かつてないほどの怒りと決意が込められていた。
『見よ。この地を焼き尽くした炎を。征服者と彼らが作り出したアンブレラという魔物は我らが思っていたよりも遥かに巨大で残酷だ』
怨霊たちの警告は、リサの憎悪に火をつけた。
自分からすべてを奪い、家族さえも奪った世界への復讐心。そして、自分を唯一人間として扱ってくれたクレアたちがいた、この街を消し去った者たちへの殺意。
リサはゆっくりと上体を起こした。
彼女の瞳にはもはや迷いはなかった。あるのは破壊衝動と冷徹な復讐心だけだ。
彼女は躊躇いなく、自分の左腕を掴むと、凄まじい力で――引きちぎった。
苦痛はない。ただの素材を手に入れたという感覚だけだった。
再生能力によって即座に肉が盛り上がり、骨が組み変わる。彼女は自らの骨と腱を編み込み、放射能の力を帯びた漆黒の「骨のトマホーク」を再構築した。それはかつての武器よりも鋭く、重く、そして呪わしい輝きを放っていた。
リサは立ち上がり、灰色の空を見上げた。
そこにはまだ、アンブレラの残党たちが、世界のどこかで贅沢にワインを飲み、次の計画を練っているはずだ。
「……アン、レ……」
掠れた声で、彼女はアングロサクソンへの憎しみを呟いた。
そして、喉の奥から絞り出すように、天に向かって絶叫した。
「……アンブレラ!……」
それは、悲しみでも、嘆きでもなかった。
捕食者が獲物を追い詰める前の、獰猛な宣戦布告だった。
リサ・トレヴァーは、骨の斧を肩に担ぎ、瓦礫の海を歩き出した。
目的地は、アンブレラが潜む世界のすべて。
不死身の生物兵器であり数百年の恨みもつ、核の力を宿した美しき怪物の旅路が、今ここから始まる。
アトミック・リサ・トレヴァー
■ 基本ステータス
外見: 14歳の美少女の姿。しかし、瞳には底知れない狂気と深い悲しみが宿っており、怒りが頂点に達した際は青白く発光する。
正体: 始祖/T/Gウィルス感染体 + インディアンの怨霊 + 放射能吸収体。
属性: 生物兵器 / 復讐の化身 / 核融合生命体。
■ 能力・身体性能
【核エネルギー内蔵】 ラクーンシティ壊滅時の核爆発から放射能を吸収し、自らのエネルギー源とした。これにより、従来の生物兵器の限界を超えたスタミナと再生能力を持つ。
【超絶的な瞬発力・身のこなし】 歴戦のインディアン戦士の記憶と怨霊の導きにより、格闘術、武器の取り扱いに精通している。タイラントやネメシスの最終形態をも凌駕する反応速度を誇り、弾丸さえも銃口や目線、相手の筋肉の動きで回避・あるいは触手でキャッチすることが可能。
【超再生能力】 核エネルギーとウィルスの共生による加速的な細胞修復を行い、四肢の欠損であっても数秒で再生する。
■ 武器・攻撃手段
骨のトマホーク(Atomic Bone Tomahawk) 自らの左腕を素材として生成した特製斧。核エネルギーと怨霊の力が宿っており、一撃で厚い鋼鉄の壁やタイラントの装甲を切り裂く。
雷撃・放射能攻撃 T/Gウィルスの特性に核エネルギーが加わったことで、攻撃に青白い電撃のような高エネルギーを纏わせることができる。触れた対象を内部から焼き切る破壊力を持つ。
身体変異 必要に応じて体の1部を触手へと変化させ、中・遠距離攻撃を行う。
■ 精神状態・性格
【狂気と制御】 内面は数十年にわたるアンブレラの実験により深刻な精神崩壊を起こしているが、インディアンの怨霊による「誇り」と「導き」によってある程度の理性が保たれている。
【選別的な殺意】
アンブレラ関係者: 視認した瞬間に最優先排除対象となり、容赦なく屠る。
征服者(アングロサクソン・ヒスパニック系): 強い憎悪を抱いているが、怨霊の制御により「無関係な弱者」は襲わない(ただし、不快感は隠さない)。
子供・善意ある者: インディアンの誇りに基づき、子供は征服者であっても保護対象とする。クレアやジルのような人物には信頼を持つ可能性がある。
■ 言語能力
基本的にうめき声に近い発声しかできないが、以下の単語のみを断続的に発音する。
「アンブレラ」
「アンソ……」(アングロサクソンが長くて発音出来ない)
「ヒス……パニック」
「リサ」
「ママァ」
■ 目的
アンブレラ社の完全なる壊滅。
「彼女はもはや単なる失敗作ではない。歩く核・生物兵器であり、アンブレラへの『天罰』そのものである」