転移特典はサイゼリヤ   作:鷹狩り

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本日、2話目です


第一章 サイゼマニア、異世界に立つ
第一話 サバイバル(?)開始!


ー 森の中 ー

 

まばゆい光が収まり、閉じていた目を開くと...

 

「どう見ても、The・森!って感じだな」

 

オレはうっそうと茂る森にいた

 

「はぁ、まさか異世界転移の当事者になるとはなぁ」

 

ここまで緊張感が無いのは未だ実感が無いからなのか、小説等で慣れてしまった状況だからか...

 

「しっかし、どうしたもんかな 定番だと、こう... ステータス」

 

ビュン!

 

「うわ、出たよ んで、何々...」

 

『ステータス

 

 名前 : サイト セリヤマ

 性別 : 男

 年齢 : 17歳

 状態 : 健康

 

 体力 : 098/100

 魔力 : 100/100

 筋力 : 35

 守備 : 38 (+20)

 知力 : 87

 速さ : 43 (+10)

 器用 : 33

 運  : 50

 

 装備

 頭    : 異世界の兜 (守備 : 10)

 身体(上): 異世界の学生服 (守備 : 5)

 身体(下): 異世界の学生服 (守備 : 5)

 靴    : 異世界の靴 (速さ : 10)

 

 スキル

 ノーマルスキル  : 生活魔法 ー Lv.1

          : 鑑定(食材) ー Lv.1

          : 簡易調理 ー Lv.1

 ユニークスキル  : アイテムボックス ー Lv.1

 パッシブスキル  : トラブル体質 ー Lv.-

 オリジナルスキル : サイゼリヤ(※) ー Lv.1

 

 加護

 創造の男神 クレアジの加護(微)

 生産の女神 クーシンの加護(小)

 悪戯の男神 スチャーの加護(笑)』

 

「ツッコミどころが満載だ 知力がなんで他の倍近くあるんだ? 異世界の兜って何だよ、ただの自転車のヘルメットだぞ? それに加護(笑)ってふざけているのか? それとも(小)を意図して変換してるのか? まったく...」

 

しかし、1つだけとても目につき、1番目にした単語で、この状況に1番合わないスキルがある

 

「オリジナルスキル、サイゼリヤって オレ得過ぎねぇか?」

 

異世界に飛ばされて1番恐怖していたコト

二度とサイゼリヤの料理を口に出来ないものと思っていた

しかし、コレはワンチャンあるのか...?

 

「この『※』を押すと何か出るのが定石だが...」

 

押してみると... 出た

 

『オリジナルスキル : サイゼリヤ ー Lv.1

            ー ポイント交換所』

 

「......だけかよ! いや、だけと言い切るのはまだ早いか...?」

 

この手の交換スキル系は大抵、現地のものを売り、日本のものと交換できるスキルであることが多い

 

「んじゃまぁ、ポイント交換!」

 

『ポイント交換所

 残Pt : 0Pt

 

 ポイントに交換

 ※アイテムボックスに交換可能なアイテムがありません

 

 ポイントを交換

 ※サイゼリヤスキルのレベルによって交換可能なアイテムが変わります

 ー 飲料

 ー 食......』

 

「飲料?!」

 

急ぎ、更に飲料を選択すると、

 

『ー 飲料

      ー 水 0Pt

      ー ドリンクバー 現在非対応』

 

「水が...0ポイント、だと?」

 

これ、サバイバル初心者にとって、神スキルでは?

 

「た、試しに、『水 交換』」

 

『※ 入れ物を用意してください』

 

「入れ物?! それもそっか、でもコップなんてないしなぁ」

 

ポイント交換で交換できたりなんてしないだろうか...

 

「って出来るんかい!」

 

『ー 食器

      ー コップ 50Pt』

 

「50ポイントか... このあたりで交換できるものってあるか?」

 

試しにその辺の草を抜いてみる

 

「えっと、『この草をポイントに交換』」

 

『ポイント交換所

 残Pt : 0.1Pt』

 

「0.1刻みとは、渋い... いや、そこらの草500本で現代日本のコップと考えれば十分すぎるか?」

 

その後、オレは視界に入る草を手早く交換し続けていった

 

そして...

 

「これで...!」

 

『残Pt : 50.3Pt』

 

「よしっ! さっそく、とその前に、手が泥だらけだな『水 交換』」

 

『※ 入れ物を用意してください』

 

「手で皿にするんじゃダメかな?」

 

『......手皿に水を出します』

 

 

「おぉ! 冷てぇ!」

 

サバイバルで手を無限に洗えるのは、病気対策になるしとてもいいコトだ

 

「では本命の...『コップ 召喚』」

 

ヒュンッ

 

「っと、あぶねぇ」

 

落す前にキャッチできたのは上々だった

 

「そんで、このコップに、『水 交換』」

 

再度、音もなく瞬きをする間にコップは水で満たされた

 

「さっそく飲むか」

 

ゴクリ

 

「くぅ! なんだか水がいつもよりうまく感じるや! やっぱ緊張してたんかねぇ?」

 

あっという間にコップの水を飲み干してしまった

 

「もう一杯飲むk... ん?」

 

その時、オレの背後で茂みがガサリと揺れた

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