「おい! 貴様! 何をした!!」
「えっとぉ 何って言われても...」
シャドウウルフ4体が獲物を囲み、唸る
しかし、囲まれているのは才斗達ではなかった
話は10分前にさかのぼる......
ーーーーーーーーーー
「じゃあ、『この逆鱗をポイントに交換』」
『注意! このアイテムは貴重なものです 本当によろしいですか?』
『はい』 『いいえ』
「ホントに貴重品だな 分かっちゃいたけど それでも...!」
『はい』
意を決してオレは『はい』を選んだ
『ポイント交換所
残Pt : 1,000,000.3Pt』
?????
「えっ... ケタが... いち...じゅう...ひゃく......」
「足りるのか? どうなんだ?」
「えっと、多分足りるかな?」
「多分では困る 確認しろ」
『ポイントを交換
ー 食材
ー 牛肉 500Pt ー ビーフステーキ
~一口ごとに広がる赤身の旨味と脂身の甘味~
......の調理前』
「なぁ、オレの認識だと、あぁいうヤツらってオオカミに対して待遇悪そうだけど、どうなんだ?」
「待遇? シャドウウルフはそこまで珍しくない魔物だ 使いつぶしていてもさほどおかしくはないが...」
「なら、エサも十分じゃないよな? きっと」
「満腹状態で嗅覚がフルに使えるとも思わん 飢えているだろうな」
「なら、肉を出せばそっちに行く... 少なくとも動きは鈍るよな?」
「はぁ アイテムボックスに事前に入れていた という訳ではあるまい おそらく飲み水同様、肉もそのポイントとやらで交換するのか」
「おぅ うまくかく乱できればいいが...」
ーーーーーーーーーー
「追い詰めたぞ! 我が帝国にあだなす愚か者め!」
「いくら貴様であろうと、援護のない1人では... ん?」
「1人じゃないのか? 誰だ貴様!」
「オ、オレか? オレは...」
「喋るなと言っただろう!」
「まぁいい 見たところ我らの相手にはなりえなさそうだ 無視してムストを仕留めるぞ」
「あい分かった! 行け!シャドウウルフどもよ!!」
ーグルル...
ーガゥガゥ!!
見えてる範囲でシャドウウルフは... 4体
「もう後戻りは出来ん 行けるか、サイト?」
「やってやりますよ! っていうかやるしかねぇ!」
「かかれ!!」
「『牛肉 4つ 召喚』!!」
飛びかかる間際だったシャドウウルフの動きが硬直する
「な、なにを...」
「隙ありだ!」
「な... ぐわぁ!」
スティーブさんがすかさず刺客を斬る
オレはオレで、よだれを垂らして見つめてくるシャドウウルフに対し...
「ほぉいっと!」
牛肉を1つずつ目の前に投げてやる
すると...
ーばぅ... グルル...
今度のグルルは唸りじゃなく腹の音の様だった
ならばと、賭けの一声を発する
「何をして...」
「おい、おまえら、主人から大して飯、貰ってねぇんだろ!」
「貴様、本当に何を...?」
「もし、肉を腹いっぱい、毎日食べたいんならさ」
ギャンブルは普段しないが、ここが正念場だ
「オレの方につかねっぇか?」
そして、冒頭に戻る...
今日の作者のレシート
・辛味チキン
・タラコソースシシリー風
・プリンとティラミスクラシコの(盛り合わせ)
・セットドリンクバー200