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シャドウウルフSIDE
我らは群れを作り、仲間と連携して狩りをするウルフである
群れはおおよそ10に満たないくらいだったか
狩りは大変だが、みな飢えずにいたのでそこそこ良い生活だったのだろう
突如、奴らが来るまでは
群れは壊滅した
生き残ったのは狩りに出ていた我ら二組のつがいのみ
他はみな、殺された
奴らは動揺し怒った我らを従属魔法で縛った
あまつさえ、「毛皮になって仲間入りしたくないならいうことを聞け」ときた
我、1頭でも魔法で縛られ動けないのに、つがいと友と、そのつがいを巻き込むことは出来なかった
結果、我は奴らの軍門に下った
それからは酷いものだった
肉は少量しか与えられず、しつけと称し暴行が加えられた
我らは次第に従順な飢えた獣に成り下がった
ある日、1人のニンゲンを追うコトとなった
常に飢えている我らにとって、後を追うコトは造作でもなかった
途中で獲物の近くに匂いが増えたが、さほど気にしなかった
強者の匂いではなかったからだ
我らはただただ従順に過ごしていたわけではない
従属魔法を打ち破るために準備をしていた
打ち破るのは簡単だ
魔力を引き出し、鎖を引きちぎればいい
しかし、それだけではダメだ
すぐに魔法をかけなおしてくるだろう 今度は徹底的に
つまり、チャンスは1度だけ
だから、逃げる機会を伺っていたが、愚かにも我らに提案してくる者がいようとは
それを飲めば、我らとこの小僧の間に結ばれるのは従属ではなく対等な契約
ニンゲンからひどい扱いを受けた我らだ
違うニンゲンとはいえ、協力するのに思うところはある
だが、その結果、群れの復讐が出来るのであれば......!
そう思い、我らは従属魔法を打ち破ったのであった
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パリンと音が聞こえた気がする
立て続けに計4回
発生源は... シャドウウルフ?
「こいつら、従属の魔法を?!」
見た感じ、従属が切れたようだ
そして、オレと何かが繋がった感覚がする
なんとなくだが、ウルフたちの言いたいコトが伝わってくる
ー ヤツラ ムレノ カタキ
ー イマダケハ キョウリョク
「ははっ! 了解だ! よろしく頼むぜ! 完遂の暁にはもっと肉をやるよ!」
「チィ! おい!ウルフの従属が解けた! 貼りなおせ!」
「! わ、わかっt...ぐわぁ!」
「させると思っているのか? それにサイトと同じく口の軽いやつだ お前を叩けばシャドウウルフが敵対しないと言っているようなものじゃないか」
「ひゅー さっすがスティーブさん! 動きが鋭い」
10人ほどいた追手の半数はスティーブさんによって討たれ、残り半数はウルフが囲っている
ー タオス
ー ワレラガ チニクトナレ...!
「ちょ、ちょっと待った!」
ー ニンゲン ジャマ スルナ!
「ほ、ほら、おまえらに酷い扱いしたヤツラの肉より、こっちの肉のが良くないか?」
ー ナニヲ タクランデイル?
「ただ、全滅させてもこいつらの上がまた襲ってくるだけだぞ お前ら風に言えば... 群れの長がまだいる...的な?」
「サイト、さっきから何を... まさか従属魔法が使えたのか?」
グルルルル!
ー チガウ! ソノナ ワレラノマエ ダスナ!
「違うそうですよ それに、その魔法、凄く嫌ってるようで...」
「そ、そうか」
「謝った方がいいんじゃないか?」
「謝る? シャドウウルフにか?」
「えぇ その方がいいんじゃ?」
「そ、そうか すまない」
ー ワカレバ イイ
「許してくれたみたいですよ」
「それは、良かったのか? ところでなんでこいつらを生かそうとしている?」
「スティーブさんもですか... あのですね! 追手の背後を洗わないと、次々と追手が来てキリがないですよ!」
ー クルタビ タオス!
「来るたびに倒せばいいじゃないか」
「あんたら脳筋か! いいですか、最初はそれでよくても、どんどん絡め手が混じってきますよ!」
ー ?
「?」
「はぁ まず、スティーブさん、領民を人質に取られたら厄介でしょ」
「! それはそうだな」
「次にウルフたち! 群れ復活の途中で子ウルフが殺されても同じコト言える?」
ー ! ナルホド
「だから追手から情報を取りたいってわけです」
そしてオレたちは追手を縛るのであった
(縛るロープは無かったので、追手の服を剥ぎ取って、即席で縛り上げたのであった)
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ー トコロデ ニンゲン
「ん?」
ー ニク ヨコセ
「あれ? 投げたやつは?」
ー ウマカッタ モット
「契約完遂だしな いいぜ どんどん食え!」
昨日の作者のレシート
・エスカルゴのオーブン焼き
・半熟卵のペペロンチーノ
・ディアボラ風ハンバーグ
・セットドリンクバー200