転移特典はサイゼリヤ   作:鷹狩り

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今週は本業が忙しく、間隔があいてしまい申し訳ありません。
本日1話目です


第六話 対等な本契約

追手たちはオレの想像のわりに玄人感が無かった

 

連携も無ければ、追ってる最中の会話も目立ち、情報を漏らさないための自決用の毒物もなかった

 

それに、約半数はスティーブさんが倒したので、士気も低かった

 

...追手についてはこんなものでいいだろう

 

問題は...

 

ー ニク! ニク!

 

ー ニク ウマイ!

 

ー ワ、ワタシモ オイシカッタ...

 

ー オ、オマエラ ホコリハ ドウシタ?!

 

4頭中、3頭がオレの出した肉に陥落したってコトだ

 

残る1頭もプライドで抗ってはいるが、肉への視線とよだれで全然誤魔化せていない

 

「そういえば、オレとお前らの間で、何かつながった感覚?ってのがあったが、アレなんだ?」

 

「おそらくだが、契約魔法だろう」

 

「契約魔法?」

 

スティーブさん曰く

 

【契約魔法】

 

片方が契約内容とその対価を示し、もう一方がそれを飲めば成立する魔法

従属魔法との違いは、示された側が不当と思えば契約を結べないというコト

そして、契約時に細いが確かなつながりが生まれるという

 

「そのつながりってのはなんなんだ?」

 

「契約が終わったら切れるというから、切れたぞっていう合図ではないか?」

 

「まだつながってる感覚あるんだが、契約完遂じゃないの?」

 

「あの様子を見るに、肉がもっと欲しいのであろうな」

 

呆れた

 

だけどもまぁ、オオカミじゃなくて、わんこだと思えばなんかかわいく見えてきた

 

「せっかく出会えたのにすぐにお別れは寂しいですけどね」

 

ー ワカレ? ドウイウコトダ?

 

「ん? だって、追手は無力化したし、お前らも人間とずっと一緒ってのは嫌だろ こいつらに酷い目に合わされてきたみたいだしさ」

 

ー ......リーダー オレラ コイツト ホンケイヤク シタイ

 

ー ! ダメダ! ナニヲイッテイルノカ ワカッテイルノカ?!

 

ー コイツ オレラ キヅカッテクレル  ワルイヤツジャナイ

 

ー ダマシテイルノカモシレンノダゾ!!

 

ー ウソノニオイ シナイ

 

ー グッ ソレハソウダガ... イヤ、シカシ......

 

「こいつら、なんて言ってるんだ?」

 

「本契約したいと言って、それを大きい方が止めてますね」

 

「本契約? なんだそれは?」

 

「さぁ?」

 

「厄介なことになる前に、聞き出しておけ」

 

「なぁ、本契約ってなんだ?」

 

ー タガイニ ケイヤク イウ  タイカハ ソレゾレノ イノチ

 

「おっも!!」

 

「何と言ってた?」

 

「お互いに、契約内容を言い合い、契約するそうですが、対価がそのぉ、命らしくって」

 

「それは... 重いな」

 

「あぁ」

 

ー オマエラガ イノチカケル カチ コイツニアルノカ?!

 

ー アル オレ ソウオモウ

 

ー ワタシモ

 

ー カッテニシロ! オレハツガイト...

 

ー ワ、ワタシモ アリダトオモウ...

 

ー ?! オ、オマエマデ...!

 

ー コノニンゲン イヤナニオイシナイ

 

ー .......... ワカッタ ソレナラ オレモ ムスブ

 

「えっ」

 

「今度は何だ」

 

「オオカミ側は、命をかける方向でまとまりそうで...」

 

本当に、どうしたものか...




今日の作者のレシート

・タラコフォッカチオ
・冷たいパンプキンスープ
・タラコとPシュリンプのドリア
・タラコソースシシリー風
・セットドリンクバー200
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