本日1話目です
追手たちはオレの想像のわりに玄人感が無かった
連携も無ければ、追ってる最中の会話も目立ち、情報を漏らさないための自決用の毒物もなかった
それに、約半数はスティーブさんが倒したので、士気も低かった
...追手についてはこんなものでいいだろう
問題は...
ー ニク! ニク!
ー ニク ウマイ!
ー ワ、ワタシモ オイシカッタ...
ー オ、オマエラ ホコリハ ドウシタ?!
4頭中、3頭がオレの出した肉に陥落したってコトだ
残る1頭もプライドで抗ってはいるが、肉への視線とよだれで全然誤魔化せていない
「そういえば、オレとお前らの間で、何かつながった感覚?ってのがあったが、アレなんだ?」
「おそらくだが、契約魔法だろう」
「契約魔法?」
スティーブさん曰く
【契約魔法】
片方が契約内容とその対価を示し、もう一方がそれを飲めば成立する魔法
従属魔法との違いは、示された側が不当と思えば契約を結べないというコト
そして、契約時に細いが確かなつながりが生まれるという
「そのつながりってのはなんなんだ?」
「契約が終わったら切れるというから、切れたぞっていう合図ではないか?」
「まだつながってる感覚あるんだが、契約完遂じゃないの?」
「あの様子を見るに、肉がもっと欲しいのであろうな」
呆れた
だけどもまぁ、オオカミじゃなくて、わんこだと思えばなんかかわいく見えてきた
「せっかく出会えたのにすぐにお別れは寂しいですけどね」
ー ワカレ? ドウイウコトダ?
「ん? だって、追手は無力化したし、お前らも人間とずっと一緒ってのは嫌だろ こいつらに酷い目に合わされてきたみたいだしさ」
ー ......リーダー オレラ コイツト ホンケイヤク シタイ
ー ! ダメダ! ナニヲイッテイルノカ ワカッテイルノカ?!
ー コイツ オレラ キヅカッテクレル ワルイヤツジャナイ
ー ダマシテイルノカモシレンノダゾ!!
ー ウソノニオイ シナイ
ー グッ ソレハソウダガ... イヤ、シカシ......
「こいつら、なんて言ってるんだ?」
「本契約したいと言って、それを大きい方が止めてますね」
「本契約? なんだそれは?」
「さぁ?」
「厄介なことになる前に、聞き出しておけ」
「なぁ、本契約ってなんだ?」
ー タガイニ ケイヤク イウ タイカハ ソレゾレノ イノチ
「おっも!!」
「何と言ってた?」
「お互いに、契約内容を言い合い、契約するそうですが、対価がそのぉ、命らしくって」
「それは... 重いな」
「あぁ」
ー オマエラガ イノチカケル カチ コイツニアルノカ?!
ー アル オレ ソウオモウ
ー ワタシモ
ー カッテニシロ! オレハツガイト...
ー ワ、ワタシモ アリダトオモウ...
ー ?! オ、オマエマデ...!
ー コノニンゲン イヤナニオイシナイ
ー .......... ワカッタ ソレナラ オレモ ムスブ
「えっ」
「今度は何だ」
「オオカミ側は、命をかける方向でまとまりそうで...」
本当に、どうしたものか...
今日の作者のレシート
・タラコフォッカチオ
・冷たいパンプキンスープ
・タラコとPシュリンプのドリア
・タラコソースシシリー風
・セットドリンクバー200