三人称
夜のホロライブ事務所で白上フブキと大神ミオが帰宅のためにエレベーターに向かいながら話していた。
フブキ「ミオって次の配信ホラーでしょ?ふふふっ楽しみだね〜」
ミオ「うちは嫌だよ〜ホラーなんて……」
フブキ「あっ、そういえばもうすぐ紅蓮君の誕生日だよね?……楽しみだね?紅蓮君がどんな顔をするか!」
ミオ「そういえばそうだね、紅蓮君って最近子供っぽくなって可愛くなってたし反応が楽しみだね」
二人がそのような会話をしながらエレベーターを待っているとついたエレベーターの扉が開く。しかしそこはにあったのはいつものエレベーターではなくまるで死者のような世界に繋がっていて人魂のようなものもあった。
フブミオ「「うわあああああああああああ!?」」
あまりにもいきなりで異様な光景に二人はびっくりして体を抱きしめ合い悲鳴をあげていると幽霊電車のようなものが謎の空間の中を走っていた。
ミオ「な、なんなのあれ……」
フブキ「わ、わからないよぉ〜!」
謎の列車が通り過ぎたあと二人は足に力が入らなくなりその場にへたり込んだ。
別のとこれでは水月とクロヱがどこかの線路の近くを歩いていた。
クロヱ「ねぇねぇ、水君、紅蓮君の誕生日プレゼントもう買った?」
水月「うーん、兄貴が好きなゲームとかわからないからなぁ」
二人がそう話していると突然電車の走行音のような音が聞こえる。
クロヱ「あれ?ねぇ水君、もう終電は過ぎたよね?」
水月「ああ……」
少し怖がるクロヱと警戒をする水月が線路を見ていると半透明の幽霊列車のようなものが線路を通る。その列車からは女の人の歌声のようなものも聞こえてきていた。
クロヱ「うわあああああ!?何あれ何あれ!?」
水月の右腕に抱きついて叫ぶクロヱに対して水月は警戒を続ける。
次の日
フブキ、ミオ、クロヱは事務所でパーティーの飾り付けのようなことをしながらみんなに昨日のことを話していた。
フブキ「本当にこの事務所に出たんですよ!」
AZKi「ないとも言いたいけど……これまでのこと考えると有り得そうなのが怖いなぁ」
ミオ「街でも見つかってて死んだ人が乗ってる列車って……」
クロヱ「もう怖くて夜中歩けないよぉ〜」
その頃、サプライズパーティーをしようとしていることがバレないために紅蓮を外に連れ出していた水月達も幽霊列車についての話をしていた。
紅蓮「幽霊列車か……また何かしらが絡んでのかな?」
水月「少なからず普通の列車ではなかった」
アクル「少しパトロールに来たけど特に何の変化もないしね」
ゲニウス「ただ、幽霊を見ることができるかどうかとも思えるしね」
そら「でも、何かあるかもしれないしもう少し歩こうか」
極王紅蓮 誕生日スペシャル! 神紅の絆!
正義「どうせなら兄さんにぬいぐるみでも買ってあげますか?久々の帰省ですし」
水月「いいかもな、どうせならそら達も分も買ってくか?」
そら「私の分はいいよ、私もゴット君に何か買ってあげたいし……ひっ!」
そら達が仲良く話しているところに突如冷たい風が吹く。
そら「何今の……」
水月「ゾゾっと来たな……」
アクル「嫌な予感がする……」
紅蓮達は嫌な予感を感じながら話してる中で変な音がしていることに気づきその方を見ると半透明な幽霊列車が突如現れて紅蓮達の方へ走ってきていた。
そら「うわあ!」
紅蓮「くっ!」
幽霊列車は実態がないのか紅蓮達には当たらないがすごい勢いの風のようなものが紅蓮達を襲う。紅蓮達は吹き飛ばされないように耐えながら列車が通り過ぎたあと少し呆然とする。
紅蓮「今のは……」
紅蓮がそう言いながら幽霊列車が来た方を見るとそこには先程までいなかったはずの二体の怪物【シャドウロード】と【ファントムゼロ】がいた。
アクル「新しい敵!?」
ゲニウス「まさかね」
紅蓮達は新しい敵に対してすぐに警戒する中シャドウロードとファントムゼロは不敵に笑う。
ファントムゼロ「ふっふっふっ!」
シャドウロード「いたいた、間抜けそうなのが揃ってるぜ」
紅蓮「お前らは何者だ?」
突然現れて煽ってきた怪物を相手に紅蓮が警戒しながら何者かと聞くとシャドウロードが答える。
シャドウロード「手馴しにお前達を潰させてもらおうと思ってな」
水月「手馴し?」
ファントムゼロ「俺たちじゃないぜぇ」
ファントムゼロとシャドウロードはそう言うと道を開けるように体をどかす。すると奥の方から歩いて来る狼の獣人の子供のような人影があった。その人影は一歩ずつ近づいてきながらベルトを腰につけるとすぐに一枚のカードを取り出しベルトに入れる。
?「変、身」
《シャドウライド!スカル!》
紅蓮達の前に現れたのはどこかディケイドに似てながらも絶妙に違う漆黒のライダー【仮面ライダーシャドウスカル(以降Sスカル)】。Sスカルは肩に大剣を乗せながらゆっくりと近づき紅蓮達に向けて大剣を振りかぶる。
紅蓮「!避けろ!」
《インフィニット(レイジング)ライド!ディエンド(レイジ)!》
《ZEIN!"Salvation of humankind."》
《プロニウス!》
紅蓮達はすぐに変身してその一撃を避ける。何とか避けたIFディエンド達はそらを守るようにしながらSスカル達と睨み合う。
IFディエンド「テメェら…!」
Bクウガ「お前達は何者だ…!」
Sスカル「さぁ?」
ファントムゼロ「教える必要はねぇなぁ、お前らここで死ぬからな!」
IFディエンド「死ぬのはお前らかもしれないぜ?」
ゼイン(正)「そらさん、隠れていてください」
ゼイン(正)がそう言うとそらは物陰に走ってIFディエンド達はそれぞれの武器を取り出して構える。
IFディエンド「はあああ!」
同時に走り出した一同は戦闘を開始する。
ファントムゼロの攻撃を避けたゼイン(正)はゼインラウザーでファントムゼロを切り裂く。
ゼイン(正)「フッ!はぁ!やぁ!」
ファントムゼロ「ぐお!?」
BクウガとIFディエンドは共闘しSスカルと戦う。Sスカルが振るう大剣の攻撃をBクウガが屈んで避けるとローキックの追撃を受けてBクウガは飛ばされる。
Sスカル「はぁ!」
Bクウガ「フッ!」
Sスカル「オラ!」
Bクウガ「うわあ!」
Bクウガを蹴り飛ばしたSスカルはそのままIFディエンドを手に持つ大剣で切り裂く。
Sスカル「うおら!」
IFディエンド「ぐああ!」
切り裂かれたIFディエンドはBクウガの元に倒れる。
ディレイジはシャドウロードと戦うっている。
ディレイジ「はぁ!」
シャドウロード「グァ!」
シャドウロードを木箱などが固まっているところに押しつけたディレイジはそのままライドスカルで霧にかかる。
ディレイジ「はあ!」
シャドウロード「フッ!」
激闘を繰り広げるライダー達、バラバラになっていたライダー達が固まって来るとSスカルは全員を切り裂く。
Sスカル「はあ!」
IFディエンド「ぐあ!」
Bクウガ「うわぁ!」
Sスカル「フン!」
ゼイン(正)「ああ!」
プロニウス「ぐはぁ!」
Sスカル「ふはあ!」
ディレイジ「ぐああ!」
全員がSスカルによって切り裂かれて倒れるとIFディエンドはゆっくりと立ち上がりSスカルに向かって走り出す。
IFディエンド「調子に乗んじゃねぇ!」
IFディエンドがそう言いながら特攻をするとディレイジ達も立ち上がってSスカルと戦う。戦いの中SスカルはIFディエンドとBクウガの攻撃を受け止めると突如Sスカルの装甲が透けたかと思うと中からいつもと様子の違うしかし紅蓮達にははっきりと誰かがわかる存在……極王ゴットがSスカルの中にいた。
IFディエンド「なに!?」
ディレイジ「なっ!?」
ゼイン(正)「兄さん!?」
そら「そんな……」
あまりにもいきなりで衝撃的すぎる事実に一同の動きが止まるとSスカルは笑いながら言う。
Sスカル「わかった?誰の体を使ってるか」
シャドウロード「悪いが……最強はもらった!」
いきなりすぎる事実にIFディエンド達の動きが鈍くなると一気にSスカル達によって追い詰められる。
一同「うわあああああ!」
外へと吹き飛ばされて転がるIFディエンド達にそらが寄り添いに来るとIFディエンド達は追って来るSスカル達と一定の距離を保っているとSスカルは言う。
Sスカル「フッ、お前ら終わり」
IFディエンド「ふざけるな!」
Sスカル「じゃあね」
Sスカルがそう言いながらIFディエンド達に向かって走り出そうとした時突如銃撃が襲ってきた。
Sスカル「!?」
いきなりの攻撃にSスカル達が僅かに動揺し加勢にIFディエンド達も驚いているといつのまにか後ろに開いていたオーロラカーテンから仮面ライダーディケイドが現れた。
ディレイジ「門矢士!?」
ディケイド「何を突っ立ってるんだ?」
Bクウガ「実は……」
Sスカル「ちょうどいい……一発で終わる」
《ファイナルアタックライド!ス・ス・ス・スカル!》
Sスカル「はあああああああああ!」
IFディエンド「まずい!」
ディケイドの個性を逆に好奇と捉えたSスカルは大剣に強力なエネルギーを貯めて地面へと叩きつけた。
Sスカル「はあああああ!」
一同「うわあああああああ!」
Sスカルの放った一撃を避けきれなかったIFディエンド達は変身が解けて吹き飛ばされる。その中そらを守った門矢士は重傷を背負っていた。
士「だい……じょうぶか?……グッ!」
そら「士さん!」
紅蓮「しっかりしろ!」
確実に追い詰められてしまった紅蓮達にSスカルは大剣を地面に引き摺りながら近づいて来る。その中そらはみんなを守るために前に立つ。
士「馬鹿野郎!逃げろ!」
そら「できるわけないじゃないですか!」
そらがそう言うと突如電車の走行音のようなものが聞こえる。
Sスカル「ん?」
Sスカルもそら達もその音の方向を見ると何もない虚空が裂けたと思うとそこから電車が現れて空中を走りながらこちらに向かってきた。
紅蓮「電王のデンライナー?」
水月「だが前見た時とは色が違うぞ……」
水月達が突如現れた眩く輝いているようなそして顔の正面の顔のようなところがディケイドのようになっているデンライナーは紅蓮達のすぐ横を通るとそこには白く輝いているような姿のディケイドとその隣に立っている騎士のような男がいた。
正義「だれですか……」
突如現れた戦士に一同が驚愕して止まっていると輝くようなライダー【仮面ライダーシャインディケイド(以降SHディケイド)は指パッチンをして言う。
SHディケイド「エクス」
エクス「了解」
エクスはそう言うと体をまるでエクスカリバーのような剣に変えてSHディケイドの手の中に入る。そしてエクスはSHディケイドに聞く。
エクス『カウントは?』
SHディケイド「まずは10……いや、8でいいかな?」
エクスの問いに対してSHディケイドはファントムゼロを指差しながら言う。SHディケイドの言葉を聞いたエクスはカウントを始める。
エクス『8、7、6……』
エクスのカウントが始まると共にファントムゼロとSHディケイドは同時に走り出す。
SHディケイド「はぁ!」
ファントムゼロ「面白れぇ!やってみろ!」
SHディケイドはファントムゼロに近づくとその体を踏み台にして高く飛び地面に降り立つと共にエクスを振るいファントムゼロを切り裂く。
エクス「3、2、1、0!」
SHディケイド「はぁ!」
ファントムゼロ「ぐあああああああああ!」
紅蓮達はSスカルの存在やゴットが乗っ取られてしまって動揺していたとは言っても苦戦していた怪人が簡単にやられたのを見て驚く。
水月「強い……」
シャドウロード「お前!救世主の仲間か!?」
SHディケイド「というか今から私が……救世主!」
シャドウロードの言葉に対してSHディケイドが言ったまさかの宣言に紅蓮達は驚きゲニウスは少し怒った顔をする。
ゲニウス「どういうつもりだい?君が救世主をかた……」
紅蓮「落ち着けゲニウス!」
SHディケイドを問い詰めようとするゲニウスを紅蓮が止めているとSスカルはどうでもいいように言う。
Sスカル「何でもいい、死ねば一緒だ」
SHディケイド「どうかな?カウントダウン始まってるのは……貴方だよ」
死を思わせる漆黒のオーラと輝くような白のオーラをSスカルとSHディケイドが放ちながら睨み合ってゆっくりと歩き出すと突如声が響く。
?『つまらん遊びはやめろ』
その声が響くと同時に幽霊列車が現れてシャドウロードとSスカルを乗せてどこかへと走り消えた。
水月「逃げられた……」
紅蓮「兄さんも連れて行かれた!」
士「どう言うことだ、ゴットもだと?」
門矢士がそらの肩を借りながら何とか立ち上がりそう聞くとアクルがその質問に答える。
アクル「あの黒いの、中身はゴットなんです」
SHディケイド「はぁ……簡単に捕まりすぎじゃん……この時代だと本当に弱いんだね」
水月「なんだと、そもそもお前はなんなんだ?」
SHディケイド「だから言ったじゃん、新しい救世主だって」
ゲニウス「ふざけないでもらえるかい?救世主は我が救世主ただ一人だよ?」
SHディケイド「時代が変わったの、おじさん達の時代は終わり!」
紅蓮「まだおじさんなんてそんな歳じゃないがな」
紅蓮がそう言うとSHディケイドは腰のベルトを外してエクスを投げるとエクスとSHディケイドは人の姿へと戻る。そして人の姿へと戻ったSHディケイドは人としての極王ゴットにそっくりだった。強いて違うと点を挙げるとするなら両目が白く右の方の目に星のマークがついていると言うことだった。
そら「貴方はだれ?」
そらがそう聞くと少女は少しの間を開けて少し笑いながら答える。
?「極王……星利」
士「極王……なるほど、大体わかった」
紅蓮(星利……兄さんが破壊神になってしまってた時に兄さんと一緒に行動していたあいつと同じ名前……)
星利「これからは私たちの時代だから、ねっ?エス君♪」
エクス「そうです」
楽しげにやり取りする星利とエクスに対して水月は言う。
水月「お前みたいな子供の時代なんて早すぎる」
水月が星利を鼻で笑いながらそう言うと星利は凄い形相で一同を睨んで怒ったように声を荒げて言う。
星利「もう高校生よ!子供じゃない!」
水月「高校生はギリギリ子供だろ?」
紅蓮「やめろ、そもそも子供と言われること事態嫌なんだよ」
アクル「あはは……なんとなく似てるね」
それから紅蓮達は二手に分かれ門矢士をゲニウスに病院に連れて行ってもらい紅蓮達は星利が乗ってきていたデンライナーに乗っている。
水月「初めて乗ったがこんな感じなのか……」
アクル「何がどうなってるんだ……」
みんなが初めてのデンライナーの中を見ていると紅蓮達が入ってきた扉からエボルトと星利、エクスが入って来る。
エボルト「お前らも色々聞きたいことあるだろうから説明してやるよ、俺のコーヒーでも飲んでな」
一同「いらない」
エボルト「な!?……まぁいいかまずこいつは極王星利、未来から来てもらった、ゴットの孫だとよ」
紅蓮「……俺たちがおじさんとか言ってたのはそう理由か」
アクル「それにしてもゴットがおじいちゃんか……」
星利「つまらないおじいちゃんになってるよ」
星利がそう言うとそらは真剣な目で真剣な声でエボルトを見て聞く。
そら「ねぇ、何が起こってるの?」
エボルト「アークのやつの予測でな、危険な奴が動き出したってな」
そら「危険な奴?」
エボルト「今のゴットじゃ勝てないほどにな、そこで星利に助っ人として新しい救世主になってもらったんだが……遅かったみたいだな、まさかゴットのやろうが……」
エボルトの言葉で一同は今の状況の深刻さを理解し始めた中エボルト達が入ってきた扉からアークゼロの姿となっているアークが入って来る。
アーク「問題はあの列車だ。あれは本来、死者の世界を走る幽霊列車」
その頃、死者の世界を走っている幽霊列車の中でシャドウロードとSスカルが座っていた。
シャドウロード「たく!新しい救世主がいるなんて聞いてなかったぜ!無駄に一人やられちまって……うああ!」
新しく現れた救世主……星利に対する愚痴をシャドウロードが言っていると突如コマが飛んできてダメージを喰らう。コマはそのままUターンして戻っていくと黒い服を着て鞭のようなものを持っている男の掌に戻ってきた。その男はコマを見ながらどこか怒った様子で言う。
男「お前らが弱かっただけだろ?」
男の言葉にシャドウロードとSスカルが文句を言おうとすると男は今度はどこか呆れた様子で言う。
男「俺が止めてやらなかったらどうなっていたか……」
Sスカル「俺が勝ってた!」
Sスカルが男に対する反抗心を隠さずにそう言うと男は隣で座っている女の人に聞く。
男「どう思う?ソラ」
ソラ「さぁ?」
男にソラと呼ばれた女性はそう言うと窓から外を見る。そんな女性を見た男は心配そうに聞く。
男「どうしたソラ?悲しいのか?」
男がそう聞くとソラは静かに歌を歌い始める。その様子を見て男はソラに近づき優しく撫でて言う。
男「大丈夫だ……心配するな」
紅蓮「幽霊列車?」
エボルト「それを操ってるのは死王、死んだ人間の時間を走ってる……らしい」
そら「死んだ人間……」
アーク「奴は隙あらばこの時間を破壊しようと狙っている」
アクル「そうしたらどうなるの?」
エボルト「聞いただけだがな、生きてる人間と死んでる人間が入れ替わるとかどうとか……」
エボルトがそう言うと一同は暗い雰囲気に飲まれる。その中アークが現在の深刻さをさらに深く理解させるために言う。
アーク「だが、ゴットを使って何かを企んでいるのは確定だ。かなり危険だ……」
その言葉でさらに暗くなる空気の中星利はその空気を気にせずに言う。
星利「まぁ、なんだろうと私とエス君でやるからおじさん達は休んでて」
紅蓮「なーんか気にくわねぇな、本当に兄さんの孫なのか?見た目以外似てないけど」
星利「私はおじいちゃんとは違うの!性別詐欺してないし、少なからずとも今のよりは強いし!」
遠回しに今のゴットを弱いと言った星利に対して水月は真剣な目で星利を見て腕を組みながら言う。
水月「兄さんは強いぞ、だれにも負けないくらいにな」
星利「だったらあっさり捕まらないでよ、かっこ悪いなぁ」
エクス「星利、そこまでに……」
デンライナーが少し騒がしくなり始め少し険悪な空気が流れ始めた頃ゲニウスは門矢士が入院する病院で門矢士の看病をしていた。
ゲニウス「なぜ私がこんな……」
別のところでは紅蓮の誕生日パーティーの準備をしているAZKi達が話していた。
AZKi「ゴット君遅いなぁ、誕生日の飾り付け買い足しに行ったきり帰ってこないし……」
みこ「もうみこが買ってきちゃったにぇ〜」
こより「でも、なんか嫌な予感がするなぁ」
こよりがそう呟いた時、外で風が一際強く吹いた。
幽霊列車では死王が何かしらをSスカルとシャドウロードに伝えた後に言う。
死王「わかったな?それまで用はない、ソラに顔を見せるな」
シャドウロード「……けっ!行こうぜ!」
シャドウロードはそう言うと別の車両に移動しSスカルはベルトを外して変身を解くと死王に言う。
ゴット(?)「俺は戦えればどうでも……次はあいつら必ず殺す!」
ゴット(?)はそう言うとゴットから分離しゴーストディザスターへと変わる。ようやく解放されたゴットは体を震わせながら立ちあがろうとすると急に体に力が入らなくなり倒れそうになったところを死王が支える。
死王「おっと!怪我なんかするなよ?お前は大切な道具だ」
死王がそう言うとゴーストディザスターは別の車両へと行き死王はゴットに話しかける。
死王「さてと、自己紹介からでもするか」
ゴット「……話を聞いてて……でもそんなことして何が目的なんですか!?」
ゴットが少し声を荒げて聞くと死王は不敵な笑みを浮かべて聞く。
死王「なんだと思う?」
それがわからないから聞いてるんだとゴットが思っていると死王はゴットの質問に答える。
死王「時間をひっくり返すんだよ!死人が蘇り……生きている人間が死ぬ、しかもそんなでかいことが時間のたった一箇所、馬鹿みたいなことを変えるだけで起こるんだ。面白いだろ?」
ゴット「なんでそんなことを……」
死王「なぁ?面白いよなぁ?面白いってさぁ」
死王がそう言いながらソラを優しく撫でているとゴットは立ち上がって言う。
ゴット「そんなことはさせません……」
ゴットがそう言うと死王はゴットを鞭で叩き倒して言う。
ゴット「うわぁ!」
死王「お前がやるんだよ、お前がやるからでかいことになる」
ゴット(なんとかしないと……みんなに……)
死王「お前は逆らえない」
死王はそう言うと再び鞭でゴットを叩きその一撃でゴットは意識が飛ぶ。倒れたゴットをソラが見ていると幽霊列車はデンライナーが走る時間の路線に入り込んだ。
その頃、デンライナーでゆっくりしていた紅蓮達にそらが焦ったように伝える。
そら「みんな!幽霊列車がこっちの路線に入って過去へ向かってるみたい!」
紅蓮「行くぞ!」
星利「はい待った〜」
ゴットを救おうと急いで行こうとする紅蓮達を星利は止めると紅蓮達の進行方向に立って言う。
星利「私とエス君でやるっていったでしょ?私はおじいちゃんと違って多くは群れないの」
そら「……ねぇ、君はゴット君が嫌いなの?」
会った時から常にゴットに対してだけは当たりが強い星利にそらがそう聞くと星利はバツの悪そうな顔をして空達から顔を背けて言う。
星利「……恨みはあるって言うか……まぁ、のんびり見物しててよ」
星利はそう言うと運転室まで歩いて行く。その様子を見ていた紅蓮はため息をついてから言う。
紅蓮「本当に似てねぇな」
デンライナーの運転室に来た星利はベルトをつけるとすぐにカードを構える。
星利「変身!」
《シャイニングライド!ディケイド!》
SHディケイドに変身した星利はエクスを剣にして背負うと運転席で止まっているシャインディケイダーに乗るとデンライナーから出て幽霊列車まで走る。
アクル「待って!あの子、バイクだけで行っちゃったよ!」
水月「はぁ!?」
アクルの報告に一同が驚きの声をあげると同時にデンライナーは止まる。
紅蓮「まじじゃねぇか……動かせねぇのか?」
アーク「不可能だ」
紅蓮「くっそ!」
デンライナーから出て来たSHディケイドは浜辺のようなところを走りながら幽霊列車に近づく。エクスの斬撃が届くぐらいの距離まで来るとSHディケイドはエクスを振るう。それによって出て来た斬撃波が幽霊列車に直撃すると幽霊列車は少し態勢を崩して止まる。それを見たSHディケイドがシャインディケイダーから降りると幽霊列車の中からシャドウロードとSスカルが出てくる。
Sスカル「行くぞ」
シャドウロード「おう!」
幽霊列車から出て来たSスカルとシャドウロードは少し距離をとりながらSHディケイドの近くに来るとシャドウロードは言う。
シャドウロード「邪魔するなって!死王が怒ってるんだがな……」
SHディケイド「そんなんじゃないよ、あんたらを消しに来た」
Sスカル「はっはっはっはっはっ!面白いな、お前!」
Sスカルがそう言いながらSHディケイドに剣を向けるとエクスがSHディケイドに聞く。
エクス『カウントは?』
エクスがそう聞くとSHディケイドはシャドウロードを見て言う。
SHディケイド「まずはおじいちゃんの隣にいるやつ……10でいいや」
Sスカル「はっはっはっ!お前、10秒だとさ」
SHディケイド「私の強さは……本物だよ」
SHディケイドが指を鳴らしながらそう言うとシャドウロードは走り出す。それと同時にエクスはカウントを始める。
エクス『10、9、8、7……』
エクスがカウントを数える中近づいて来たシャドウロードの体を台にして背中を合わせて避けるとそのままシャドウロードを切り裂く。
SHディケイド「はああ!」
シャドウロード「ぐああああああ!確かに……強い……うわあああああああ!」
シャドウロードが爆散するとSHディケイドはSスカルを見る。それに対してSスカルはSHディケイドに聞く。
Sスカル「それで、俺は何秒だ?」
SHディケイド「まずはおじいちゃんから出す……面倒臭いけどね」
Sスカル「簡単にできるような口ぶりだね〜」
そう言い合った後Sスカルは漆黒のオーラを出しながらSHディケイドは輝くエネルギーを出しながら走り出した。
SHディケイド・Sスカル「「はああああああああああああああああああ!」」
同時に走り出して激突した二人は大の武器をぶつけ合う。
Sスカル「はあ!フッ!はあ!」
SHディケイド「はあ!ヤァ!」
SHディケイドとSスカルが激闘を繰り広げている頃、デンライナーで待つことしかできない紅蓮達は落ち着かない様子だった。
水月「なんとかできないのか!」
水月がそう言いながら机を叩くと突然デンライナーが動き出す。
水月「動き出した?」
アーク「念の為が生きたな」
一同「え?」
それから一同は運転室に行くとそこには汗だくになりながら涙目で自転車を漕いでいるエボルトがいた。
エボルト「な、なんで俺がこんなこと〜!」
そら「やばい……見た目がゴット君だから可愛いとしか思えない……」
そらがそう呟くと紅蓮達は絶妙に否定できなくて言葉に困った。
その頃、SHディケイドはSスカルを押していた。
SHディケイド「はあ!やぁ!」
Sスカル「ぐわああ!」
幽霊列車でSHディケイドに押され始めたSスカルを死王は使えないなと言う目で見ていた。
死王「たく、心配するなソラ」
死王はそう言うとどこかへと歩き出した。
一方のSHディケイドとSスカルの戦いはSHディケイドが圧倒をし始めていた。
SHディケイド「はああ!せい!やああああ!」
Sスカル「ぐっ!がぁ!うわあ!」
SHディケイド「もらっ……うわあ!?」
SHディケイドの攻撃で倒れ込んだSスカルに追撃をかけようとした時突如コマが飛んできていきなりのことに対応できなかったSHディケイドはエクスを落としてしまった。そして二人から少し離れた場所に死王が現れる。
死王「俺の手を煩われるなよ」
SHディケイド「あなたが死王……あなたなら遠慮なく倒せるね、エクス」
SHディケイドがそう言いながら指を鳴らすとエクスは一人でに動いてSHディケイドの元に戻る。
SHディケイド「エス君、カウントは13」
SHディケイドはそう言うとエクスを構えて死王に向かって走り出す。
SHディケイド「はああああ!」
エクス『13、12、11……』
死王は走りながら向かってくるSHディケイドにコマを投げる。そのコマはSHディケイドに直撃し火花を散らしながら後退させる。
SHディケイド「うっ!わああ!」
エクス『星利!』
死王の一撃で膝をついたSHディケイドをエクスが心配すると死王はゆっくりとSHディケイドに向かって歩きながらカウントの続きをし始める。
死王「5、4、3、2、1……0」
死王はそう言うとどこからか取り出したコマを鞭で叩くと大量のコマが現れてその大量のコマがSHディケイドにぶつかる。
SHディケイド「きゃあああああああ!」
死王の攻撃を受けたSHディケイドは変身が解けて倒れ込む。変身が解けて倒れる星利を見て死王は言う。
死王「片付けとけ」
Sスカル「ああ」
Sスカルは死王の言うことに文句を言わずに従うとボロボロの星利とエクスにゆっくりと近づく。
エクス「星利……」
Sスカル「これで本物の強さって、ふははは、笑えるな」
Sスカルはそう言うと大剣を振りかぶって星利に向かって振るう。星利が来るだろうと思う衝撃に目を閉じるが一向に衝撃が来ず顔を上げるとSスカルが大剣を振り上げる途中で固まっていた。
Sスカル「ぐっ!うっ…!なんで……」
ゴット『させる……もんか…!』
星利はSスカルから聞こえたSスカルを止めているであろう声を聞いて驚く。
星利「おじいちゃん?」
Sスカル「お前!」
Sスカルがそう言うとデンライナーがやって来て紅蓮達がやってくる。
紅蓮「大丈夫か!?」
紅蓮達が急いで星利達に駆け寄ると紅蓮の頭に声が聞こえる。
ゴット『紅蓮…聞こえる?』
紅蓮「兄さん!?待ってろ!今助け……」
ゴット『いいから聞いて!……』
紅蓮の動きが止まってしばらくがすると死王のコマの攻撃をする。
紅蓮「あぶねぇ!」
紅蓮がそう言いながらみんなの方に駆け寄るとデンライナーが紅蓮達を乗せてなんとか逃げ切る。
なんとか死王達から逃れた紅蓮達はボロボロの二人を優しく座らせる。
そら「大丈夫?間に合ってよかったよ」
みんなが星利とエクスが無事なことに安堵する中エクスは紅蓮に頭を下げる。
紅蓮はエクスの背中にクッションを置いて椅子に座ると話し始める。
紅蓮「なぁ、あの死王ってやつの狙いが少しだけ分かりそうだ。兄さんと少し話せれた」
アクル「本当?」
正義「それで狙いって?」
紅蓮「それが……」
紅蓮が回答に困っているとドアからエボルトが入ってくる。
エボルト「いや〜疲れたぜ〜、にしてもさすがゴットだな、これもあいつが手に入れたんだろうな」
エボルトはそう言いながら1729年5月23日と描かれたカードを取り出す。
正義「これって……すごい昔ですね?」
アーク「この時間で死王は何かしようとしているのだろうな……極王紅蓮、ゴットはなんといっていた?」
紅蓮「あっ……えぇと……それが途中で切れてな……動物の象を守れって……」
一同「象!?」
その頃、ゴットは幽霊列車で死王によって無理やりソラに頭を下げさせられていた。
死王「お前のせいで失敗するところだったよ、ソラに謝れ……こんな悲しそうな顔をさせてどうするんだほら謝れ!」
無理やりに頭を下げさせられているゴットは何も言わずにソラという子の顔を見る。そのゴットをソラも見て少しすると立ち上がって死王に言う。
ソラ「死王、私は悲しくないのよ……ちっとも」
死王「ソラ、わかってる。俺に心配させたくないんだな?大丈夫だ、安心しろよ」
死王はそう言いながら歩き出したソラの後ろをついて行く。解放されたゴットは先ほど見たソラの顔が忘れられなかった。
その頃、ゲニウスが門矢士の看病をしていると門矢士が目を覚ました。
ゲニウス「目を覚ましたかい?」
士「……どうなってる?」
ゲニウス「我が救世主は捕まったままで死王の狙いは象らしい……」
士「……象?……なるほど、大体わかった、おい、俺の事はもういい、お前は過去に行け」
ゲニウス「いいのかい?」
士「ああ、絶対にこの時間に手出しをさせるな、お前達が……ゴットのやつが守りきった時間だろ?」
ゲニウス「……感謝する」
みんなが紅蓮の誕生日をサプライズで祝おうとする中起こった極王ゴットを奪われ時間が壊れようとする事件、紅蓮達は極王ゴットを取り戻し、死王の野望を食い止めることができるのか?