誕生日スペシャル   作:極王ゴット

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極王水月 誕生日スペシャル ファイナルエンディング 前編

三人称

雨が降っている街の中、下校途中の小学生が何かの飛来音が聞こえ刺さる音がすると倒れる。それは一人だけではなく二人、三人、四人と倒れていく……街の別のところでも大人や高校生、無差別に人はまるで何かに感染したように倒れていく。誰も何が何だか理解できずに倒れていく中一人の少女だけは謎の仮面ライダーのような忍者の姿を認識して気を失った。

そんなことが街で起こっている時、ある会社で二人の男が話していた。一人は極王水月と極王紅蓮がグラファイトと激闘を経てグラファイトを倒した後グラファイトが残したバグヴァイザーを拾った男であり片方は黒いスーツを着た謎の男だった。

 

?「ついにスタートするのか……最高にクールなゲームが!」

 

?「全ては私のシナリオ通りです、ジェニー・ネイト社長」

 

男がネイト社長と呼んだ男は自身をそう呼んだ男の方を見ると楽しそうな笑みを浮かべたまま一つの資料を持って男に聞く。

 

ネイト「Mr.景政(かげまさ)、この子がプレイヤーか?」

 

ネイトがそう言いながら前に出した資料には高校生くらいの少女がの写真が載っていた。

 

景政「ええ……余命わずかの少女……星 星華(ほし せいか)、16歳」

 

二人の男が謎の会話をしている頃、仮面ライダーエグゼイドである宝生永夢が務める【聖都大学附属病院】にて星 星華が入院している部屋に水月とクロヱがいた。この二人がなぜいるのかと言うと今二人と一緒に星華の病室に同席している【星 明美(ほし あけみ)】がホロライブに送った【余命わずかの娘に元気を与えてください】と言うお願いに水月とクロヱが言ってからだ。水月とクロヱがレジスタンス時代を思い出して星華のところに行っていこう水月は目を離せばすぐに消えてしまいそうな儚さを纏う星華がどうしても気になりクロヱと共によく病院を訪れるようになっていた。(その間にゴットや紅蓮は水月の誕生日パーティーの準備をしている)

 

クロヱ「今日はたくさん検査してて大変だったね、星華ちゃん」

 

クロヱがそう言うふうに話しかけると白い髪に儚い雰囲気を纏いまるで自分の死を悟っているように暗い顔のまま雨が降り続けている外を見ている星華に水月はホロライブのみんなにいろいろなメッセージが書かれた寄せ書きを見せながら言う。

 

水月「安心しろ、ここのドクター達は優秀だ。ちゃんと治療すればまた普通に生活できる」

 

水月は自身の兄がこの世界の人々やこの世界そのものにした様に彼女が持つ絶望を吹き飛ばそうとそう言うと星華はどこか縋るような目で水月に聞く。

 

星華「なら……次のクロヱさん達のライブ見に行けますか?……来年のホロライブエキスポ行けますか?」

 

明美「星華、水月さん達をあまり困らせないで」

 

水月に対してそう言うふうに質問責めをした星華を明美が叱る様に止めると星華は残念そうな顔でそれでもどこか諦めなさそうな顔で言う。

 

星華「……嘘つき」

 

星華はそう言うと布団をかぶって黙ってしまった。

それから病室の外に出た水月とクロヱは明美さんと話していた。

 

明美「すいません、大変なことがあった後なのに……」

 

水月「気にしないでください、明美さんも一人で無理しないでくださいね?俺たちでよかったらいつでも相談に乗ります」

 

明美「ありがとうございます」

 

水月が珍しく敬語を使って明美にと話すと明美はお礼をして互いにお辞儀をして明美は病室に戻っていき水月達は事務所に帰るべく歩き出す。そのときクロヱが心配そうな顔をして星華の病室の方を見ながら言う。

 

クロヱ「大変だよね、お父さんがいないなんて」

 

水月「ああ……俺たちもその辛さはわかるからな……」

 

クロヱ「オペすれば星華ちゃんは治るんだよね?」

 

水月「癌であっても星華の脳腫瘍はかなり難しいらしい、全国でも症例が少なく……この病院も十分な治療実績がないようだ……鏡飛彩なら……」

 

水月がそう言うとどこからともなく現れたゴットが優しそうな笑みを浮かべながら言う。

 

ゴット「なんとか治って……ライブを見せたあげたいけどね」

 

ゴットがそう言うと突然、病院の受付の方から人々の悲鳴が聞こえる。

 

水月「!?……クロヱ!どこかに隠れてろ!」

 

クロヱ「わ、わかった!」

 

クロヱに隠れるように言った後水月とゴットが受付の方に走ると受付に着くと同時に鏡飛彩がやって来て倒れてる人達に駆け寄る。

 

水月「おい!大丈夫か!?」

 

ゴット「起きてください!」

 

飛彩「これはどうなってる……」

 

看護師「鏡先生!突然皆さ……!」

 

看護師さんが飛彩に報告をしようとした時突然後ろから飛んできてエネルギーの手裏剣のようなものが刺さって何かに感染したように倒れる。するとどこからともなく忍者のようなライダーが複数体現れその後ろからまるで主将のような雰囲気を持つ謎のライダー【仮面ライダーディハイド】が現れる。

 

水月「新たなライダー……だと?」

 

聖都大学附属病院が謎のライダー達に襲われている頃、外で忍者のライダー【忍者ルーパー】にエネルギー状の手裏剣を投げられた人が意識をなていく中、忍者ルーパーに襲われた人を水月の誕生日パーティーの準備のために買い出しに出ていた紅蓮が助けると同じように買い出しに出ていたAZKiも現れて避難誘導を開始する。

 

AZKi「大丈夫!?みんな早く逃げて!」

 

紅蓮「お前らは何者だ?」

 

助けた人を逃した後静かに立ち上がった紅蓮が目を赤く光らせてそう聞くと忍者ルーパー達が襲ってくる。

病院にいるゴット達も襲いかかってくる忍者ルーパー達に対抗しながら変身アイテムを取り出す。

 

ゴット「フッ!やぁ!」

 

水月「ふっ!たぁ!」

 

飛彩「フッ!」

 

《タドルクエスト!》

 

《インフィニット(レイジング)ライド!》

 

《インフィニットライド!》

 

紅蓮「変身!」

 

ゴット「変身!」

 

飛彩「変身!」

 

水月「変身!」

 

《ディレイジ!》

 

《ライドスカル!》

 

ディレイジ「ふっ!だぁ!」

 

《タドルクエスト!》

 

ブレイブQG「はぁ!フッ!」

 

《ディケイド!》

 

IFディケイド「おっと!ふっ!やぁ!」

 

《ディエンド!》

 

IFディエンド「フッ!はぁ!」

 

襲ってくる忍者ルーパーを相手に変身して抵抗するディレイジ達。その戦いの中、ディハイドは戦いそのものに興味がないように病院の奥へと歩いていく。

 

ディレイジ「ふっ!ふっ!はぁ!……!待て!」

 

無言で突き進もうとするディハイドの跡を追おうとすると突如天井から現れた忍者ルーパーに妨害される。

 

ディレイジ「うお!?グッ!はああ!」

 

ディレイジは突然現れた忍者ルーパーに一瞬驚いて動きが止まるがすぐに倒しにいくと後ろから襲って来た忍者ルーパーを倒す。

ディレイジとは別のところで戦うブレイブQGは襲いかかってくる大量の忍者ルーパーに上手いこと立ち回って戦っていた。

 

ブレイブQG「フッ!たぁ!はああ!」

 

ブレイブQGがガシャコンソードで切り裂こうとすると忍者ルーパーが分裂してその攻撃を無効化した。

 

ブレイブQG「分身した!?やはりあの時と同じ……」

 

ブレイブQGが今起こってる出来事に以前遭遇した出来事を思い出す中IFディケイドや別のところで戦っているIFディエンドも忍者ルーパーを相手に苦戦をしていた。

 

IFディケイド「うっ!はぁ!えい!」

 

IFディエンド「グッ!ふっ!たぁ!」

 

IFディエンドは上から襲いきって来た忍者ルーパーになんとか対抗すると走りながら近づいて来た忍者ルーパーを掴んで全力で投げる。

 

IFディエンド「うおおお!」

 

なんとか忍者ルーパーを相手にライダー達が抵抗する中ライダー達は徐々に劣勢にさらされていた。

 

IFディケイド「うわぁ!グッ!ああ!」

 

IFディケイドはライドブレイカーとライズコンボカリバーを使ってなんとか抵抗する中突然ベイブレードのように回転し出した忍者ルーパーにブレイブQGのところまで吹き飛ばされる。

 

IFディケイド「グッ…!」

 

ブレイブQG「ゴット!」

 

飛んできたIFディケイドをブレイブQGが呼びかけるとIFディケイドが体勢を立て直そうとする隙に忍者ルーパーが攻撃をする。

 

IFディケイド「うっ…!ああ……」

 

忍者ルーパーから受けた一撃でIFディケイドは体が崩れて変身が地面に倒れ込む。

 

ブレイブQG「フッ!はぁ!たああ!」

 

ブレイブQGは自身の近くにいる忍者ルーパーが武器を持って振りかぶってくると同時にブレイブQGがガシャコンソードを振りすれ違う。そしてブレイブQGの体が崩れた。

 

ブレイブQG「うっ…!」

 

《ガッシューン!》

 

忍者ルーパーに敗れて変身の解けた二人が膝をつくと忍者ルーパーはその隙を見逃さずに手裏剣状の謎のエネルギーを二人に差し込む。

 

ゴット「うっ…!」

 

飛彩「ぐあ…!」

 

忍者ルーパーからの謎の攻撃を受けた二人は体の中で何かが活性化して気を失った。

その一方で雨が降る外で忍者ルーパーと戦ってるIFディエンドはAZKiに投げられた手裏剣状のエネルギーを撃ち落とす。

 

IFディエンド「あぶねぇ!」

 

IFディエンドがAZKiを助けたその隙を忍者ルーパーは見逃さずに攻撃を仕掛ける。

 

IFディエンド「ぐああ!」

 

忍者ルーパーの一撃を受けて変身が解け膝をついたその隙に手裏剣状のエネルギーを差し込んだ。

 

紅蓮「うっ…!」

 

手裏剣状のエネルギーを差し込まれた紅蓮はゴット達のように体の中の何かが活性化して倒れる。その紅蓮に心配そうにしてAZKiに駆け寄る。

 

AZKi「紅蓮君!」

 

AZKiが紅蓮に駆け寄るとその後ろに忍者ルーパーが立ちAZKiにも手裏剣状のエネルギーを差し込む。

その頃、病院では明美と彼女を守る様にして前に立っていたクロヱがディハイドに他の人たちのように眠らされると同時ディレイジがディハイドに追いつく。

 

ディレイジ「待て!」

 

後ろからライドスカルを持って走ってくるディレイジを相手にディハイドは背中に携えられている二刀の短剣を引き抜いて対抗する。

 

ディレイジ「フッ!はあ!」

 

ライドスカルを持って攻撃してくるディレイジの攻撃をディハイドは短剣で軽く受け流す。

 

ディレイジ「ふっ!はぁ!」

 

ディレイジがライドスカルでディハイドを切り裂くと同時にそこには何もなかったかのようにディハイドの姿はなく、いつのまにか後ろにいたディハイドにディレイジは切り裂かれる。

 

ディレイジ「ぐああ!……強い…!」

 

ディレイジがディハイドの強さを感じているとディハイドは黄色のカードをベルトに入れる。

 

《ファイナルアタックライド!ディ・ディ・ディ・ディハイド!》

 

ディハイド「ふぅー」

 

ディハイドは静かな呼吸だけをするとディレイジに向かって短刀に貯めたエネルギーを放ちディレイジを撃破する。

 

ディレイジ「ぐああああ!」

 

ディハイドの一撃を受けたディレイジの変身が解けるとディハイドも変身を解いてネイトに景政と呼ばれていた男の姿に戻ると何も言わずに星華の病室へと入っていく。

 

水月「グッ…!」

 

病室で星華がホロライブのみんなからの書き寄せを見ていると入り口の方から聞こえた足音に反応して入り口を見るとそこにいた知らない男に聞く。

 

星華「誰ですか?」

 

星華がそう聞くと景政は何も言わずにバグヴァイザーを構えて星華にウィルスのようなものを感染させ星華は気を失うそれと同時に焦ったように水月が中に入ってくる。

 

水月「星華!……グッ!」

 

気絶をした星華に水月が駆け寄ろうとするとそれを妨害するように景政は水月を殴ると水月が地面に倒れ込んだのを見て外に向かって歩き出すと水月は景政を睨んで怒りを隠さずに聞く。

 

水月「貴様は……何者だ…!」

 

水月がそう聞いてくると景政は水月を一瞥した後にゆっくりと外に向かって歩き出した。

これは最悪のパンデミック、滅びたはずの……彼らにとっての宿敵と再び戦うこととなる最悪のパンデミック、その始まりであった。

 

極王水月 誕生日スペシャル ファイナルエンディング

 

忍者ルーパーに何かを撃ち込まれ気絶したゴットは暗い闇の中から目を覚ますとそこには色々な人がペンライトなどを持っている人たちがいてそしてゴットは今見ているその光景に幾度となく見覚えがある。

 

ゴット「これって……みんなのライブ!?……なんで……さっきまで病院に……」

 

ゴットがそう言いながら周りを見ながら歩き出すと突然会場内に声が聞こえる。

 

紅蓮『さぁ!お次は!AZKiでオキドキです!』

 

ゴット「……紅蓮が司会してる!?」

 

ゴットが紅蓮が司会をしていることに驚くと会場から煙が出て来てそこからアイドル衣装のAZKiが出て来た。

 

AZKi「みんなああ!今日は来てくれてありがとう!一日、このライブを楽しんでいってねー!」

 

AZKiがそう言うと会場の熱気がさらに強くなるその中ゴットは少し遠めだが会場全体から見たら近めのところで一人の少女が目を輝かせていることに気づく。それは……

 

星華「お母さん!見てよ!」

 

ゴット「星華ちゃん!?」

 

星華「見てて、次は0期生なんだよ!」

 

明美「楽しみね、ねぇお父さん?」

 

明美がそう言いながら隣の男性を見るとそこにはペンライトやうちわを持って色々とフル装備な飛彩がいた。

 

ゴット「……えええええええええ!?飛彩さんが……お父さん!?小姫さんが奥さんじゃない……えっ!?はっ!?えっ!?」

 

この世界では飛彩の恋人である小姫が蘇っている影響でゴットの頭が全力でバグっていると二人の感情はCRで眠っている二人の表情に現れていた。

 

ゴット「なんで…?」

 

ゴットは寝言でなんでと呟き飛彩は優しく微笑んだ。

その頃、水月は病院の医者と協力して搬送されていた人々の対処にあたっていた。

 

水月「ゲーム病……それにしては少し穏やかだ……」

 

水月がそう呟いていると紅蓮とAZKi、それ以外のホロメンたちも複数人、病院に搬送されて来た。

 

水月「兄貴……AZKi……それにそらたちも……」

 

その頃、正義達は事務所で少し焦ったように話していた。

 

いろは「患者の方や飛彩殿、ゴット殿も数多くの人が昏睡状態に陥ってるでござる……こんなことって……」

 

正義「ゼインの情報によれば10年ほど前にも似たような出来事があったようです……ねぇ、アーク、どうにかできる?」

 

正義は10年ほど前にも似たような出来事があったと言うと近くで佇んでいるアークにそう聞くとアークは目を赤く光らせながら答える。

 

アーク「……結論は出た」

 

その頃、謎の空間で0期生のライブが始まって星華が楽しそうに明美が星華に合わせるようにペンライトを振ると飛彩も全力でやろうとした時ゴットが目の前に現れた。

 

ゴット「飛彩さん!星華ちゃんとお父さんってどう言うことですか!?」

 

飛彩「いや、誰だ君は!?退いてくれ!」

 

ゴット「覚えてないんですか!?というかなんでお父さんなんですか!?なんでライブなんですか!?」

 

飛彩「邪魔だ!退いてくれ!誰なんだ!?」

 

ゴット「何がどうなってるんですか!?というかどこなんですか!?」

 

飛彩「知るか!」

 

二人が言い合ってる間に0期生の歌が終わって星華が最後まで0期生の歌を楽しみきると同時に星華の頭上にガシャットロフィーのようなものが現れると同時に音が響く。

 

《ゲームクリア!》

 

ゴットは後ろで0期生が歌ってた時に何もできなかったことで項垂れる飛彩を無視して星華の上に現れたのを確かに見たガシャットロフィーに疑問を覚える。

 

ゴット「何今の……」

 

その頃、アークと正義はラプラスの元を訪れていた。

 

アーク「ライドドライバーを作るのは難しくない、しかし、その設計図を持つものは限られている。極王ゴットと共にいる私か……ニュードラシルとしてニューヘルツに対抗する術を探していた貴様だ。どういうことだ?なぜ新たなライダーが生まれた?」

 

ラプラス「吾輩がバイオテロをしたと?」

 

正義「いえ、それはあり得ません、でも何か心当たりはあるのでは?」

 

正義がその様に聞くとラプラスは1度目を閉じた後少しして開けると少し暗い顔をして口を開く。

 

ラプラス「……少し前、holoXに取引を持ちかけて来た会社がある」

 

アーク「取引?」

 

ラプラス「ライドドライバーの技術を使って新しいものを生み出そうってな、結局その話を吾輩達は断ったんだが……」

 

正義「その後ハッキングでライドドライバーの開発データが盗まれたと?」

 

ラプラス「ああ、ベルトだけを作ってもニューヘルツの実がなければ無意味だと油断していたが……」

 

アーク「結局はこうなったと……取引を持ちかけたのは?」

 

アークがそう聞くとラプラスは目の前にあるノートパソコンを操作して一つの会社のホームページを広げて二人に見せる。

 

ラプラス「外資系ゲーム会社、ネイトヴィジョンだ」

 

アーク「……最近日本に殴り込みをかけて来ている連中か……確か仮想現実に力を入れていたはずだが……」

 

正義「なるほど、あの忍者のライダー達に襲われた人々の意識がゲーム世界に飛ばされたと……」

 

正義がそのように考察をしているとアークがネイトの情報が書かれているページを開くとそこにはある文字が書かれていた……

 

アーク「I'm……GOD?」

 

その頃、ネイトヴィジョンの会社の社長室でネイトと景政が話していた。

 

ネイト「仮面ライダークロニクルは素晴らしいゲームだった」

 

景政「ええ」

 

ネイト「だが君は更なる改良を加えた。仮想現実の中で人々は与えられた役割を演じる」

 

その頃、仮想現実の中で飛彩はライブのお昼休憩として外に出てくると近くのベンチで座ってそこで明美が作って来たピザを8頭分に分けていた。

 

ゴット「お弁当に……ピザ?」

 

ゴットが首を傾げていると星華はピザを食べて美味しそうにする。すると再びゲームクリアの音と共にガシャットロフィーのようなものが頭上に現れた。

 

ゴット「また……」

 

ゴットが再び現れたガシャットロフィーのようなものに驚いていると星華は顔を少し暗くして呟く。

 

星華「これで喜んでくれるかな……」

 

ゴット「?」

 

星華が突然呟いた言葉をゴットが不思議に思っている頃、水月は思い詰めた顔をして星華の病室の中で眠り続けている星華を見ていた。

 

水月「星華……そういえば兄貴達はライブ会場付近で被害に遭ったらしい……まさか……あの男の目的は!?」

 

水月が景政の真の目的に近づきつつある時ネイトはどこか面白そうな声で景政に向かって言う。

 

ネイト「恐ろしい男だねぇ、君は自分の娘をプレイヤーに使うなんて……」

 

景政「……全ては私のシナリオ通りです」

 

?「なるほど、そう言うことですか……」

 

ネイトと景政が話している時突如後ろから声が聞こえてくると声の方向にはいつの間にこの部屋に入ったのかもわからない正義がいた。

 

景政「仮面ライダーか……」

 

正義「忍者はもしかしてですけど社長の趣味ですか?」

 

ネイト「私はジャパンがダイスキだ!特にニンジャ、サイコウ、cool」

 

ネイトがそう言いながら扇子を広げると正義は苦笑をしながら言う。

 

正義「日本が好きなら漢字は勉強しておくといいですよ、それ、忍びじゃなくて葱ですから」

 

ネイト「……葱?」

 

正義に言われた言葉でネイトが混乱している間に正義は景政に近づくと少し警戒をした状態で聞く。

 

正義「それで、シナリオのエンディングは?」

 

景政「ハッピーエンドさ」

 

景政はそう言うとバグヴァイザーから正義とネイトの体にウイルスを流し込む。

 

正義「グッ…!ああ…!……まさか……」

 

ウイルスの直撃を受けた正義が気を失うと景政は正義と同じくウイルスを受けたネイトに言う。

 

景政「では社長、私のシナリオ通りに」

 

ネイト「さすがだ……」

 

ネイトはそう言う時を失いこの場にいる全員が倒れた部屋で一人立っている景政は言う。

 

景政「誰にも邪魔はさせない」

 

景政がそう言った頃、水月はアークに少し特別な部屋に連れてこられていた。

 

アーク「ウイルスの感染者達はおそらく、ネイトヴィジョンの作った仮想現実の中にいる。だからこそ……」

 

アークはそう言いながら水月にVRゴーグルのようなものを渡す。

 

水月「これはなんだ?」

 

アーク「新型ウイルスのメカニズムに対応させて構築したホロVRだ。これを使ってお前が仮想現実の世界に行き人類を救え」

 

水月「すごいな……」

 

アーク「極王ゴットやその他のもの達を救うためだ。あやつらの結論を滅ぼしてやろう」

 

アークが不敵な笑みを浮かべてそう言うと水月は強い目でアークを見てすでに覚悟を決めている顔で言う。

 

水月「俺が行けばいいんだな?任せろ」

 

水月の覚悟を見たアークはわかっていたように不敵に笑うと一枚のカードを取り出す。

 

アーク「それでいい、それとこれを」

 

アークはそう言いながら水月に一枚のカードを投げると水月はちゃんとキッチする。

 

アーク「クリエイトカード、あらゆるものを作り出すカード……本来なら極王ゴットに渡す予定だったが……お前に託すぞ」

 

アークがそう言って水月がさらに覚悟を強めた顔をすると警報が鳴る。

警報を聞いたアークが監視カメラの映像を近くのパソコンから確認するとそこには忍者ルーパー達がいた。

 

アーク「早速ここがバレたか……私が時間を稼ごう、お前は仮想現実のゲームをクリアしろ」

 

水月「わかった」

 

水月はそう言うとレイジングドライバーをつけてVRゴーグルを装着し起動した。

VRゴーグルを起動した水月は気がつくとライブ会場のところが見える場所にいた。

 

水月「ここは……」

 

水月は周りを見ていると人々の声が聞こえてそちらを見ると様々な人がAZKiなどのライブを見ていた。

 

水月「ライブ会場……」

 

?「水月兄さんもきたんですね」

 

水月「!」

 

水月が周りを見てると隣から声が聞こえて隣を見るとそこには正義がいた。

 

水月「なんでお前が……」

 

正義「いやぁ、少しミスってしまいまして……」

 

その頃、アークはVRゴーグルをつけた人物を連れて車の中に入れると運転席に乗り出ようとすると忍者ルーパーに見つかる。

 

アーク「!」

 

アークは走ってくる忍者ルーパーを吹き飛ばすとそのまま襲いかかってくる忍者ルーパーなどを轢きながら走る。

 

アーク「邪魔はさせん…!」

 

アークがそう言いながら走る中先回りをした忍者ルーパーはアークが乗る車の前に撒菱を巻く。

 

アーク「なっ!?」

 

いきなり投げられた撒菱に対応することができずに車はパンクして少し進んだところで止まった。車が使えなくなったことを確信するとアークは車の中から出てくる。

 

アーク「撒菱……古典的だな……しかし、ゲーム会社とは思えん暴挙を……」

 

アークがそう言うと少し高いところからアークを見下ろすところに現れた景政が言う。

 

景政「人類を滅ぼそうとしたお前に言われる筋合いはない……悪意の人工知能……アーク」

 

景政はそう言うとカードを取り出しアークはどこか懐かしそうに笑って体にベルトを出現させる。

 

アーク「それはそうだな……」

 

アークはそう言うとアークドライバーの上の部分にあるボタンの位置に合わせて手を前に出し景政はカードを構える。

 

景政「変身」

 

《カメンライド!ディハイド!》

 

アーク「変身」

 

《アークライズ!オール・ゼロ……》

 

景政はディハイドに変身しアークはアークゼロに変身すると戦闘を開始する。

 

アークゼロ「フッ!はぁ!」

 

アークゼロは襲ってくる大量の忍者ルーパーを相手に未来を予測しながら圧倒し続け車に近づく忍者ルーパーも殴り飛ばす。

 

アークゼロ「その車に近づくな!フッ!」

 

アークゼロが忍者ルーパーを殴り飛ばすと降りて来たディハイドがアークゼロに攻撃を開始する。

 

ディハイド「フン!」

 

アークゼロ「くっ…!」

 

ディハイドの攻撃に一瞬反応が遅れたアークゼロがダメージを受けるとディハイドは続けて高く飛び上がりながら空中で一回転してかかと落としをお見舞いする。

 

ディハイド「はああ!」

 

アークゼロ「ぐはあ!」

 

ディハイドはそのままアークゼロを圧倒し続けその隙に忍者ルーパーは車へと近づきドアを破壊して中にいる男を見る。そこにいたのは水月ではなくゴットの体に擬態をしているエボルトだった。

 

エボルト「残念だったな♪」

 

エボルトはそう言いながら忍者ルーパーを蹴飛ばすと雨が降る外に出てくる。

 

ディハイド「何!?」

 

アークゼロ「かかったな?」

 

ディハイドがアークゼロの策略に騙されたことを悟ると外に出て来たエボルトがエボルデストロイフルボトルを構えながら言う。

 

エボルト「俺が遊んでやるよ」

 

《ファイナルフェーズ!オーバー・オーバー・ザ・レボリューション! エボルデストロイ!》

 

エボルトはそのままレバーを回すと周りに崩れそうな星のプラネタリウムが浮かび上がりエボルトは瞳を赤黒く染めて言う。

 

《Are you ready?》

 

エボルト「変身!」

 

《フィーバーフロー!絶滅破壊の救世主……エボルデストロイ!ヤベーイ!マジヤベーイ!フハッハッハッハハハハ!フハッハッハッハッハハハハハ!!》

 

エボルトはエボルDに変身すると少し肩を回しながら前に出る。

 

エボルD「ふっふっふっ……行くぜ〜!」

 

エボルDがそう言いながら忍者ルーパーを殴り飛ばしに行くとディハイドは掴んでいるアークゼロを地面に投げ捨てながら言う。

 

ディハイド「小賢しい真似を……」

 

ディハイドはそう言うとオーロラカーテンを発生させて仮想現実の世界へと向かう。

ディハイドがオーロラカーテンを通る少し前、水月は正義から仮想現実に関する詳しいことに聞いていた。

 

水月「つまりここは……星華のために作られたゲーム空間ってわけか……」

 

正義「はい、そしてそれを仕組んだのは……あの子のお父さんです」

 

水月「何!?……まさか……」

 

水月がそう呟くと正義がある一つの方向をゆっくりと見ながら言う。

 

正義「このゲームの開発者……南雲景政さん」

 

正義がそう言いながら見ている方向にはディハイドがいた。

 

ディハイド「天国を汚すものは、排除する」

 

ディハイドがそう言うと正義は水月を真剣な目で見ながら言う。

 

正義「水月兄さん頼みます。この世界で変身できるのは……兄さんだけなんです」

 

水月「ああ、わかった」

 

水月はそう言うと後ろに下がった正義を見てカードを取り出す。

 

《レイジングライド!》

 

水月「変身!」

 

《ディレイジ!》

 

変身した水月は手にライドスカルを召喚してディハイドを睨んで構えてディハイドは背中に携えられている短刀を取るとぶつかり合う。

 

ディレイジ「はああ!ふっ!はぁ!」

 

ディハイド「!……!」

 

ディレイジ「グッ!うわ!」

 

ディレイジは短刀を巧みに使いこなすディハイドにやや押される。

その頃、エボルDやアークゼロは忍者ルーパーを圧倒していた。

 

エボルD「ふっふっふっ、はぁ!オラァ!」

 

アークゼロ「ふっ!はぁ!フン!」

 

エボルDは手に破壊のエネルギーとブラックホールのエネルギーを発生させアークゼロは得意の予測で忍者ルーパーを圧倒する。

仮想現実ではディレイジがディハイドに苦戦を強いられていた。

 

ディレイジ「フッ!はああ!たぁ!」

 

ディハイドに押されるも徐々にディハイドの戦い方に慣れてきてディレイジが互角に戦い始めディレイジのライドスカルとディハイドの武器がぶつかり合うと煙が大きく舞い上がって拮抗状態に鳴るとディハイドが忌々しそうに言う。

 

ディハイド「ここは永遠なる世界……なぜ私の邪魔をする…!」

 

ディレイジ「何が永遠だ……感染者は……現実で苦しんでる!……俺には……人々を救う使命がある!」

 

ディレイジはそう言うとベルトを開いてアークからもらったカードを取り出してベルトに装填する。

 

《レイジングクリエイトライド!ディレイジ!クリエイター!》

 

ディレイジが変化を遂げた姿はVRマスクのようなものを顔にそして体にも白くマントのようなものも纏った姿【クリエイターディレイジ(以降Cディレイジ)】へと変化した。

 

Cディレイジ「さぁ!クリエイトタイムだ!」

 

Cディレイジがそう言うとCディレイジはクリエイトのカードをベルトから取り出してディハイドは短刀を構えて走り出す。

 

Cディレイジ「フッ!」

 

ディハイドの攻撃をディレイジはクリエイトのカードで円を書きながら盾を生み出して防ぎ円の防御力に負けて弾かれたディハイドに向かってカードを振って攻撃する。

 

Cディレイジ「はぁ!」

 

ディハイドを攻撃した勢いのままCディレイジは後ろを向くとCディレイジは少し線をかいてから丸を描きながら何かを描くと最後に伸ばし棒を作って短い方の線を掴んで剣のように描いた武器で攻撃して来ているディハイドを切り裂く。

 

Cディレイジ「うおお!はぁ!フッ!」

 

後ろから攻撃して来たディハイドをCディレイジは描いた剣で防ぐとそのままディハイドに攻撃を続ける。

 

Cディレイジ「はああ!」

 

ディハイド「うっ…!」

 

そしてCディレイジは作り出した剣が壊れるほどの威力で防御をしたディハイドをその防御ごと吹き飛ばしてその後を追うように高く飛ぶ。

ディハイドの後を追って来たCディレイジに対抗するためにディハイドはCディレイジをギリギリまで引き寄せると外に飛ばすように攻撃をする。

 

ディハイド「はあ!」

 

Cディレイジ「うわ!?」

 

ディハイドの攻撃を受けたCディレイジは落ちそうになるがその前に空中に床を描いて空中に留まるとそのCディレイジに追撃を加えるためにディハイドが乗ってくるとCディレイジはうまく対応する。

 

ディハイド「フッ!はあ!」

 

Cディレイジ「フン!せい!」

 

ディハイドの攻撃をうまく避けるCディレイジはディハイドの攻撃をバックステップで避けると空中の足場に捕まって鉄棒の要領で一回転すると突っ込んできたディハイドの攻撃を避けて足場の方へと戻る。

 

Cディレイジ「はぁ!ふっ!おっと!」

 

ディハイド「グッ…!」

 

Cディレイジ「フッ!」

 

足場に戻ったCディレイジはそのまま足場を少し消してディハイドを戻れないようにするとまた違うものを描き始める。

 

Cディレイジ「はああああ!」

 

Cディレイジは攻撃のされない中ミサイルを描くとそのままカードをベルトに入れる。

 

《ファイナルアタックライド!》

 

Cディレイジ「終わりだ」

 

《ディ・ディ・ディ・ディレイジ!クリエイトキャノン!》

 

Cディレイジ「はああ!」

 

Cディレイジが描いたミサイルがそのままディハイドに突っ込む。

 

ディハイド「うっ…!ぐっ…!ああ…!」

 

Cディレイジの作り出したミサイルの一つをディハイドが受けて落ちるとそのほかのミサイルがディハイドを追うように地面に落ちるまで攻撃し続けた。

 

ディハイド「うっ…!」

 

ミサイルを受けたディハイドが地面に倒れ伏すとCディレイジが地面に着地して言う。

 

Cディレイジ「全員を現実に連れ帰る」

 

ディハイド「はは、無駄だ……この世界に……出口はない……」

 

Cディレイジ「ないなら……生み出すだけだ」

 

Cディレイジはそう言いながら翼を描いて高く飛ぶとライブ会場の上空に大きな円を作り出す。

 

Cディレイジ「はああああああああ!」

 

Cディレイジが生み出した虹色の巨大な円、そこから吸引力が生まれて人々を吸っていく。

 

ディハイド「まさか…!?うっ…!あいつ……」

 

正義「うわぁ!?すごい!」

 

ディハイドと正義が円に吸い込まれていくと同時にほかの人々も縁に吸い込まれていく。

 

紅蓮「うわぁ!」

 

AZKi「きゃあ!」

 

ゴット「やったぁ!」

 

飛彩「星華!」

 

明美「星華!」

 

ほかの人々、ゴットや紅蓮その他にも飛彩と明美が星華に手を伸ばしながら吸い込まれていくとCディレイジが空から吸引力に抗って星華に手を伸ばす。

 

Cディレイジ「星華!お前も帰るんだ!ここはお前のいるべき場所じゃない!現実に帰るんだ!」

 

星華「嫌です!」

 

Cディレイジ「!?」

 

帰ろうと手を伸ばすCディレイジの言葉を星華が嫌がるとCディレイジが驚き星華は続ける。

 

星華「私はここにいます……ここにいたいんです!」

 

《ゲームクリア!》

 

星華の言葉にゲームクリアの音声が響くと円によってCディレイジもそのほかの世界のことも全てが吸い込まれて仮想現実の世界には星華を除くすべてのものが消えた。

 

Cディレイジ「グッ…!ああ…!星華あああ!」

 

飛彩「星華ああああああ!」

 

星華の名前を叫びながら起きた飛彩はすぐに何があったのか理解できずに周りを見る。

 

紅蓮「うっ…!いてぇ……グェ!」

 

AZKi「痛い……」

 

紅蓮「AZKi……どいてくれ……」

 

AZKi「紅蓮!?ごめん!」

 

起きてタンカーから落ちた紅蓮にAZKiが乗っかり紅蓮が降りるように言うとすぐにAZKiは降りてその他のホロメンたちも目を覚ました。その頃、正義は雨が降る外で目を覚ました。

 

正義「……冷たい……」

 

そして仮想現実から出て来たディハイドはエボルD達と戦っていた場所に戻って来て変身が解ける。

 

景政「あの男め…!」

 

景政が水月に対する恨みの声を上げるとトランススチームガンの銃口を頭に突きつけられすぐにこの場にいる忍者ルーパーがアークゼロによって討伐される。

 

エボルD「どう言うことか説明してもらおうか?」

 

その頃、VRマスクをとった水月は暗い顔をしていた。

 

水月「星華……なんでだ…!」

 

すべての人が消え星華だけが残る仮想現実空間にゆっくりと星華に近づく男……ネイトがいた。

 

ネイト「よくできました。君のおかげでゲットできたよ、全てを支配する全知全能の力を!」

 

この仮想空間で生まれたガシャットロフィーのようなものを取り込みながら近づいて来たネイトに星華は少し警戒しながら聞く。

 

星華「あなたは…?」

 

ネイト「最強の……ラスボスさぁ!」

 

ネイトがそう言うと禍々しいエネルギーと共に仮想現実空間が飲み込まれる。

水月達はまだ知らない、最強のラスボスが蘇ろうとしていることそして星 星華の命の灯火が変えようとしていると言うことを……

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