シャックを超えるセンターへの道   作:MINMIN 2245

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その2

あれから一月経って今は5月

 

俺とカズはそのままAに上がって練習を続けている

 

体格の差がある分、先輩たちに勝てる回数はまだ少ないけど、着実に勝ち星は増えてきていた

 

「集合!」

 

タッタッタッ

 

「こんにちは」

 

「「「ちわっす!!」」」

 

「一旦、座ってくれ」

 

「もうすぐ、地区大会が始まる。そのため、ここからは2チームに分けて練習をしていく」

 

「「「はい!!」」」

 

「チームはそこのボードに貼ってある、各自確認してチームに分かれてくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっ!今度はまこちゃんと同じチームだね」

 

「あぁ、よろしくなカズ」

 

「お前らもこっちのチームか」

 

「三年生でも使える奴なら選ぶからな」

 

「松本くん、藤井くん、もちろんだよ!」

 

「あっ、オレも同じく」

 

「ハハッ、よし先発は俺、聡太、和也、真、翼でいこう」

 

「俺らはサブかよ」

 

「いいでしょ?若い芽が育ったほうがね!」

 

やはり、松本くんはリーダーシップがあるな

 

人を丸め込むのが上手い、前世のときの代表のキャプテンみたいだな、あの人も上に立つのが上手かった

 

 

 

「両チーム、準備ができたようだな、並んでくれ」

 

「これより、チーム1とチーム2の試合をはじめる、お互いに礼」

 

「「よろしくお願いします!!」」

 

ピッ

 

ダッ

 

「まずは俺たちボールだな」

 

ダダッ

 

「速攻だ!戻れ」

 

「もう遅いよ、やっちゃえ超新星(ニュービー)

 

パシッ

 

「おっらぁ!」

 

ガシャン!!

 

「初っ端からダンクなんてさすがだね」

 

その後は終始俺たちのテンポだった

 

最初のダンクが効いたようでチーム2のガードは完全に焦ってしまって、ターンオーバーばかりだった

 

俺だけじゃなく、松本くん、翼くんがインサイドで大暴れで外からはカズと藤井くんが、バシバシ決めてどんどん点差は離れていった

 

俺たちが代わった後に出た先輩たちも、堅実に得点を重ねて点差をキープしていた

 

交代で出てきた相手のガードもいいテンポをだしていたけどときすでに遅し、もう手遅れだった

 

ピッ

 

ピッ

 

ピー

 

「試合終了!」

 

「76対42で、チーム1の勝ち!互いに礼!」

 

「「ありがとうございました!!」」

 

 

 

 

 

 

 

「やるじゃんか!真、和也」

 

「あざっす!でも先輩も大暴れじゃないすか」

 

「そりゃあな」

 

公式戦までは残り3週間、うちはシードだからギリギリまでメンバー争いは続いた

 

常に対戦形式の練習になっただけじゃなく、やっぱり先輩たちも最後の年というのもあってか今まで以上に熱くなっていた

 

そして試合の5日前

 

「よし、今回のメンバーを発表する」

 

「4番 キャプテン松本 大輝!」

 

「はい!」

 

「5番 藤井 聡太!」

 

「はい!」

 

「6番 酒井 雄司!」

 

「はい!」

 

「17番 高尾 和也!」

 

「はい!」

 

「18番 勝馬 真!」

 

「はい!」

 

「以上の15名で地区大会を闘っていく!選ばれなかったものも精一杯応援してくれ!」

 

「では、Bチームのメンバーを発表する!」

 

メンバーに選ばれた俺たちは大会の日までシューティングなどの調整で時間を過ごした

 

中にはバチバチの一対一をやって監督に怒られる人もいたが、そこまで気持ちがあるのはいいことだ

 

 

 

 

 

 

 

大会当日

 

「今日は新入部員が入ってから初の公式戦だ。下級生たちはまだ試合に慣れていないものもいるだろう。だからこそお前たち6年生がチームを引っ張っていくのだ。相手が格下だからと油断はするな!まだ俺たち大志MBCのバスケを知らない奴らに見せつけてやるんだ!俺たちはこんなバスケをすると!いいな!最初から全力でいけ!そして王者としての格を見せつけてやれ!」

 

「大志〜」

 

「ファイッ!」

 

「「「オー!!!」」」

 

その後、監督の激に応えるかのように初戦を139対6という圧倒的な強さを見せつけ勝利してみせた

 

2回戦以降は、俺たち下級生を入れての試合になったが、6年生が中心となってチームを引っ張り、決勝までの全試合で100点ゲームの大活躍となった

 

 

 

決勝戦当日

 

「決勝の相手はうちのBを破り決勝へと駒を進めた岡崎MBCだ。Bといえど、全国に出れるくらいの力のあるチームだ、油断して足下を掬われるようなことは絶対にするな!最後まで全力で戦い抜け!」

 

「「「はい!」」」

 

大志MBCスターティングメンバー

4番松本 大輝

6番酒井 雄司

7番長野 咲

10番長瀬 蓮

17番高尾 和也

 

 

 

 

 

 

「これより尾張地区大会決勝、白、大志MBC対紺、岡崎MBCの試合をはじめます。お互いに礼!」

 

「「よろしくお願いします!」」

 

ピッ

 

 

バッ

 

最初はうちのボールからスタートした

 

ミニバスの都合上1Qと2Qは別々のメンバーで出すことになっているがそこは、さすが選ばれし者たち

 

相手のプレッシャーに一歩も引かず簡単に点を取っている

 

逆に相手はうちのオールコートマンツーマンのプレッシャーに負けてしまいターンオーバーばかりで、まだスコアは0だ

 

「ヘイッ!翼!」

 

「はいっ!」

 

 

シュッ

 

 

カシャン

 

 

ピー

 

 

そのままの勢いで1Qを26対8で大差をつけることができた

 

 

 

「コートに入ってください」

 

 

 

「やっぱりでてきたな」

 

「あぁ、監督の言った通りかなりサイズがある」

 

 

 

 

 

 

 

試合前

「相手の岡崎MBCには、身長178の長身センターがいる。ゴール下の動きが上手く、DFの上からでも簡単に決めてくるだろう。だから桃李と真のダブルチームであのセンターを止める。おそらく2Qから出てくるだろうから2人は今日そっちで出てくれ。いいな」

 

「「はい!」」

 

 

 

 

「桃李くん」

 

「あぁ、アイツに入ったら寄ってこい。ただしゾーンにならないよう気をつけろ」

 

「はい!」

 

 

 

「よし、ロイこっから巻き返すぞ」

 

「まかせろ、直人」

 

 

 

ピッ

 

 

 

「直人!」

 

「あぁ!」

 

 

 

ヒュン

 

 

バシッ

 

 

「やっぱ、ポストアップか!」

 

「来い!」

 

 

 

ダダッ!

 

 

 

「ダブルチームだ!」

 

「ッ!くそ、直人!」

 

「ヘイッ!」

 

 

「いいぜ、ここ以外なら簡単に止められる!」

 

 

 

やはり、相手のデカいのはダブルチームでつめられることに慣れていなかったらしい

 

だから、あそこさえ封じれば簡単な展開だった

 

だが、高さの面で何本か得点されてしまった

 

それでも点差はかなり離せていた

 

そのまま後半でもダブルチームを継続していて俺よりもデカい大輝くんと桃李くんだったからさらにやりづらくなっていた

 

そこが封じられた岡崎MBCはもうどうすることもできずにそのまま試合は決まった

 

 

「クソっ!」

 

 

 

ピー

 

 

 

「83対43で白の勝利!」

 

「互いに礼!」

 

「「ありがとうございました!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春の大会では完全勝利を掴み俺たちはまた一つ上のステージに登ることができた

 

夏はかなり強度の高い練習となった、ランメニューは練習の最後に最低でも3本、多い日では6本以上走った

 

練習の内容も基礎的なハンドリング、DFとなり地味でキツイ期間が続いた

 

その後の秋大会でも優勝ができ県大会でもシードでそのまま優勝を掴みとることができた

 

全国大会はこの大会からリーグ戦形式になったので優勝とかはなかった、それでも全勝で大会を終えることができた

 

 

 

 

 

 

「今日で卒業ですね」

 

「あぁ、お前とできてよかったよ。これからが楽しみだ。お前なら絶対上を目指せる。腐らず頑張れよ」

 

「はい!ありがとうございました!そして、卒業おめでとうございます」

 

 

6年生が卒業した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3年後

 

2021年

 

全国ミニバスケットボール大会

 

 

ここで真は生涯のライバルとなるセンターに出会うことになる




六年生
松本 大輝 まつもと だいき PF 169
藤井 聡太 ふじい  そうた PG 160
酒井 雄司 さかい  ゆうじ SG 163
長野  咲 ながの   さく SF 167
松坂 桃李 まつざか とうり C 173

五年生
速水 駆 はやみ  かける PG 150
長瀬 蓮 ながせ   れん SG 152
岩堂 凱 いわどう  がい PF 160

四年生
高嶺 聡 たかみね さとる C 150
新藤 翼 しんどう つばさ SF 144

このメンバーが、真たちを支えてくれました
6年生はここでお役御免ですが他の子たちは高校中学でも登場するかもしれません
展開早めだったので物足りないかもしれませんが原作くらいまでは駆け抜けます
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