個性、海賊。ヒーロー向きじゃないって?これ以上ない英雄の個性だろ!   作:紡縁永遠

9 / 10
アン王女の復讐

海璃Side

 

 「………」

 「とりあえず、警告射撃か?」

 「いや、無理に刺激するな。上鳴、個性で通信を試せ」

 「はい!」

 「でも、どうして襲撃なんかを、オールマイトがいるってのに」

 「それが当初の目的だろ、対処できるから来ている。全員、あの、脳がむき出しのやつには警戒しろ、異形系個性にしては、異質すぎる」

 

 「一人、頭のキレる生徒がいるみたいですね。初めまして、我々は敵連合。僭越ながら、この度ヒーローの巣窟雄英高校に入らせて頂いたのは、平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思っての事でして。本来ならばここにオールマイトがいらっしゃる筈、ですが、何か変更があったのでしょうか?まぁ……それとは関係無く……私の役目は」

 「オラァ!!」

 「うぉおっ!!」

 「その前に、俺達にやられる事は考えなかったか!?全砲門展開!」

 「危ない危ない‥‥‥。そう‥‥生徒と言えど優秀な金の卵……」

 「っ!?」

 「散らして嬲り殺す!」

 

 黒い靄が一瞬で広がり、視界が変わる。

 水難ゾーンか、悪手だな、こっちの個性は知らないのか?まぁ、そうか、メディア進出してないし、生徒だしな。まだ公表される時期じゃない。

 でも、その前に、

 

 「黒髭、アン王女の復讐(クイーン・アンズ・リベンジ)」

 「どうしたんでつか?マスター」

 「敵襲!切り替えろ!」

 「アイ、キャプテン」

 

 クイーン・アンズ・リベンジを出して、黒髭を呼ぶ。

 

 「海璃ちゃん!」

 「蛙吹か、登ってこれたのか、出久、と、峰田もいるのか、他は?」

 「他はいなかったは、たぶん別の場所」

 「そうか、なら、今から海難エリアにいるヴィランを殲滅する!指示に沿って動いてくれ!」

 「わかった!」

 「ええ」

 「待ってくれよ!なんでそんなに冷静なんだよ!相手はヴィランで、オールマイトが狙いなんだろ!俺たちじゃ勝ち目ないだろうが!」

 「本当にそう思うか?」

 「え?」

 

 さっきから、ヴィランが攻めてこない、攻めあぐねているのでというのが、こちらの様子を見ている。まぁ、巨大船が急に出てきたら警戒もするし、でも、それは、ヴィラン自身の実力を表している。

 実力差も分からない馬鹿ではないが、実力差を理解して突っ込めるだけの気概はなく、機転もない。

 

 「俺達の個性は割れていない、何より、俺をここに配置する理由がない。生徒の利点は情報規制されていることだ。先生と違い、俺達には個性の開示というデメリットがない。そこを突く」

 「なるほど?」

 「ともかくとして、相澤先生の確保は優先だ、抹消は必要だ、絶対に失うな!俺が砲撃を開始したら、広場にのこって一人で戦ってる相澤先生を回収してくれ、必殺技を叩き込む」

 「まって、どうやっていくの?」

 「………捕まれ、蛙吹、準備はいいか?」

 「え、ええ、」

 「それじゃあ、逝ってこい!」

 

 出久と峰田をぶん投げる、まぁ出久は黒髭にぶん投げてもらった。流石に体格差があるからな。てか、高校生で110って、どんだけちっさいんだよアイツ。

 

 「全砲門展開、撃ぇ!黒髭!乗り込んできた奴は叩き落とせ!」

 「わかりましたよ!」

 「英雄を一人だけしか呼び出せないのは要課題だな、射手が欲しくなる」

 「カルヴァリン砲連射しているマスターのほうが怖いですが」

 「いいんだよ、勝てば。それに、平和の象徴を相手にする気なら、これくらいの気持ちでやらなきゃ死ぬかもしれないしな………ん、合図が来た。黒髭、頼んだぞ、」

 「ドゥフフ、わかりましたよ―――」

 

 「拙者の怒りが有頂天!」

 

 「行くでござる行くでござる!拙者自慢の大砲も大変なことに!?《アン王女の復讐(クイーンアンズ・リベンジ)》!!んん〜一方的ですぞwww」

 

 クイーン・アンズ・リベンジの一斉砲撃を、脳味噌が飛び出たヴィランに叩き込む。宝具撃って動くとは思わんが………?!

 

 「黒髭!一旦戻れ!宝具を撃ってまで維持はできん!アイツはまだ動く!――アルゴノーツ、メディア―」

 

 体力がこっそり削られたが、不味いな、無理にでも、もう一回宝具を使うか?いや、駄目だ、それで倒せなきゃあとがない。それに、砲撃は当たっていた。つまり、ダメージはあるはずだ。

 メディアの力で空を飛び、個性で錨を作る。

 

 「動くな!」

 「………」

 「ちっ!打撃は効かないのかよ!」

 「世渡、お前は退け、疲労が目に見えている」

 「それでも、転移系の奴がいる時点で、逃げるのは難しいですよ、13号先生と交代してください。抹消は空間接続系と相性はいいでしょう、逆に、あの異形には抹消は効かない。たしか、異形系には抹消が聞かないんですよね」

 「………わかった、死ぬなよ?」

 「ここで死ぬつもりはないし、首がなくても戦いますよ」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。