チェンソーマン・DDDEADLoad   作:黒影時空

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第3話「フミンコ」

 

 そろそろ梅雨が明けて暑さを誰でも感じる頃合いになってきた季節。

 公安対魔特異4課はマキマの指示の元、大きな船に乗って日本を離れ……ヨーロッパ大陸から少し離れた先にある小さな島を目指していた。

 

「なんて島だっけ? ンババとかジョボビッチとかそんな感じのやつか?」

 

「真面目にやれ、これは仕事だぞ……それもわざわざこんな辺境の地まで魔人を追い詰めに行くんだからな」

 

『勇気の魔人』というあまりにも強大すぎる能力を持つ魔人が特定された、日本に上陸する前に封印して何も出来ない状態にしておきたい……マキマが珍しくそういったのだ。

 あくまで『殺す』としなかったのは、勇気の悪魔が0%を100%に実現させてしまうことにある。

 デンジでも分かりやすく言うと、下手に追い詰めすぎてしまうと却って彼に勝てるムードを作ってしまう、だから手も足も出なくしてしまおうということである。

 何せ上陸作戦のきっかけがデンジの「0%がダメなら1%ぐらいあるなら文字通りワンチャンあるんじゃねえの?」である。

 

 

「見えてきたよ」

 

 そうしてマキマが指差した所に……確かに島がある、ぽつんと目立たず佇み、人がいたような証として整備された跡がある……どころじゃない、海辺に何か巨大で黒いものが浮かんでいるがアキと姫野はそれがなんなのかすぐに分かった。

 

「あれって確か『鯨の悪魔』じゃない?」

 

「ええ、結構前の任務で逃げられたと思ったがこんなところに隠れていたのか……」

 

「よーし見ていろ雑魚共、このワシが直々にあのデカブツ仕留めて勇気の魔人の手土産にしてくれるわ!!」

 

 島に上陸するため、鯨の悪魔を始末せんと身を乗り出すパワーだったが海に浮かぶ悪魔の様子がおかしい……こちらを見ても動き出す素振りもないし、こちらに気づいているようにも見えない。

 だがアキはパワーを止めながらも警戒は緩めていない、そして次々と仲間が集まっていき……その瞬間。

 

 まるで鯨が潮を吹くように、背中から血をまき散らしながら青年が飛び出す。

 血で汚れているが白い髪に糸目……マキマの情報通りの憑依先、勇気の魔人だ。

 すぐにパワーは血で鋭い杭のような物を作って打ち込み、勇気の魔人の膝を貫いて突進する。

 

 

「ドブリーデン」

 

 しかし勇気の魔人は右の膝に鋭い杭が刺さっているいるにも関わらず凄い跳躍力、勢いは落ちないどころかそのままパワーを踏み台にして飛び越えていき……そのままデンジの元まで現れ手を伸ばしたその時。

 マキマが即座に構えを取ると煙幕のようなものが貼られて掻い潜りやり過ごす。

 

 ……これが勇気の魔人の戯れ。

 

「今度は日本語でごきげんよう、君には会ってみたかったんだよチェンソーマン」

 

「お〜……」

 

 あまりの出来事にデンジも呆然とすることしか出来ないが、何発か銃が撃ち込まれてようやく勇気の魔人も大ジャンプで島まで戻り、杭を引っこ抜く。

 

「遠路はるばる僕の家まで来たんだ、楽しんでくれよ」

 

「……どうします?」

 

「どのみちこの島を爆破する覚悟で彼に会いに来たんだ、私が何か合図したら殲滅以外の手段で彼を仕留めて、1%上手くいく作戦でね」

 

 ——

 

 島に降りたあと、勇気の魔人はデンジの心臓部分をよく見ている。

 あれのことをチェンソーマンといったということは、勇気の魔人はやはり全て把握しているようだ、デンジから見たポチタのことも含めて。

 

「僕はね、これまで嫌なこと全部チェンソーマンに消してもらっていたんだ、ベストフレンドと言うつもりはないが色々と付き合いもあった」

 

「消してもらったぁ? ポチタそんな大それたもんだったかな……で、どんなやつを消したよ」

 

「例えば『名無しの怪物』、『フランケンシュタインの医者』『10尺20のフラワーマン』、『白き怪人』この世には勇気すらも覆す英雄がこの世界には山ほどいる、それをチェンソーマンの力で消滅させる」

 

 勇気の魔人はデンジに語りながら本を開く、古ぼけた辞書に写真みたいなものが貼り付けられており……数々の未知の存在が載っている。

 アキやパワーに見せても全然分からないが、恐らくこれこそが彼にとっての『英雄』なのだ。

 イカれた勇気すら突破できる何かのヒントがあるのかもしれないとたらい回しで4課全般に回されていくが……姫野に渡った時……そのうちの1枚の写真を手に取った。

 

「あのさ、こいつって確かフミコじゃない? ほら、7課の……」

 

「ああ、たしかに彼女なら彼にとっては天敵かもしれないか」

 

 マキマもそれを見て何か察したような顔をしているが、まだデビルハンターや公安の事情や関係者も自身のグループしか全く把握できてないデンジが蚊帳の外になりかけていた。

 

「誰なんですそのフミコって、ただのツラぁいい女じゃねえことは分かったけど」

 

「ウチとは別の所属の7課のハンターだよ、まあ口で話すと少し認識が難しいんだが……まず前提としてこの世界に『三船フミコ』が山ほどいる」

 

 アキはどうにかデンジでもわかりやすく伝わるように説明を行う、三船フミコという人間は『性病の悪魔』と契約している。

 その能力というのが異質なもので、肉体関係を持った相手をそのまま『三船フミコ』に変化させてしまう、元の存在の痕跡すら消えて精神まで同一化するため、ネズミ講式にフミコが増える。

 その力を利用して、フミコは世界各地に存在しており公安ですらフミコがどれだけいるのか全く分からないが同一存在の彼女達なりに誰がオリジナルとかいうこともなく、仲違いすることも無しに独自のネットワークを築き上げている。

 

 その団結力と人間を超えた増殖力を勇気の魔人が恐れ……いや、面倒に思っている。

 茂みを抜けて、人の反応が増えていく。

 

「実は僕の所に来た公安は7課が先なんだよね」

 

 奇妙なのは全く同じ質感の黒い髪の毛がすぐ近くに多いことだ。

 

「まあそりゃあれだけいるならこんなところにも来るよね、しかしまあ、ゲームの残機みたいなものだからなんでも出来ると思ってさぁ……こっちも手を尽くしたんだけど、性病の悪魔が勇気に触れることになってめっちゃややこしいことになっちゃって」

 

 森の奥の島の景色は……それはもう例えるなら、自然と、女性と、更に何かしらの怪奇生物が交わったような世紀末のような空間が広がっていた。

 恐らくあれが三船フミコか、あるいは性病の悪魔の力が人間の想定を超えた結果だ。

 

「とりあえずアレをなんとかしてもらえない?」

 

 

「なにあれ」

 

「僕に聞かれても分からない、こっちとしてはあのキノコを感染源に異常生物が蔓延する怪奇映画みたいにフミコを別の存在にする予定だったのに変なことになって」

 

 島というよりは一種の生命体としてそのまま一体化している、勇気の魔人は0%を100%にしたところで本人自体の特別な殺傷力があるわけでもなくこのままどう変化するかも分からないので鯨の悪魔を仕留めてその中で過ごし、日本にでも向かおうとしているところをマキマに発見されたという経緯らしい。

 しかしこれは4課全体から見ても相当異常な事態らしく、勇気の魔人を放棄するつもりはないがこちらも野放しにしたら面倒事の種になりかねない。

 

 デンジは「アレがフミコって姉ちゃんなら、前もって他のトコにいる奴に話つけたほうが早いんじゃねえの?」と普通に別の地域にいるフミコに連絡してなんとかしてもらうような事と思っているが、もう既に姫野が少なくとも日本にいるフミコに繋げているものの……。

 

『ああ〜大丈夫っす、それくらいの量だったらどうにかなった所で替えは聞きますので、そっちの私の犠牲を無駄にしないようにしっかり勇気の魔人抑えつけといてください、それじゃ』

 

 と、別の自分がどんな事になっても特に気にしてない様子だったのでマキマは遠慮なくこの島諸共勇気の魔人を無力化させる方向性に回るが、ここで別の方角からデンジ達の所へ暴力の魔人が現れ、今回の状況を把握しているようだが……。

 

「お〜い、作戦は結構だけどコベニちゃん見てないかな、この人みたいな変なのに丸呑みされてないといいんだけど」

 

 そう、4課のメンバーもこの島で『アレ』を見ている間にいつの間にか何人かいなくなっている。

 勇気の魔人が全くそのような雰囲気を感じさせず喋っていたのか……突然消えた同僚、悪魔や島と一体化したフミコ、そして時限爆弾のような性質を秘める勇気の魔人……。

 問題が多すぎて混乱しそうになったが、マキマは暴力の魔人を掴む。

 

「ちょっとちょっと……分かってるでしょ、こんな閉鎖された空間で外すのは理に適ってるけど、もうちょっと避難させてから……」

 

「いいえ、今の貴方なら自分で外すことが出来るはずだよ」

 

 抑圧から解放された勇気は、次第に人の手に収まらないところまで達するとそれは『野望』になる。

 野望に進化してしまえばそれは世界にも収まらない領域になってしまうことさえある。

 

「しゃーないなぁ……もうちょっとじっくりやりたかったけど、すまないなぁマキマさん」

 

 

 

 

 

「貴方も『三船フミコ』になってくれませんか?」

 

 

 暴力の魔人の仮面が外れる、そこに隠されていた素顔は……本来そこにあるはずのないフミコのものだった。

 その瞬間、デンジの脳は完全にフリーズした。

 

「は……? 暴力の兄ちゃんが……なんでその、ツラのいい女になってんだよ……!?」

 

 アキも即座に刀の柄に手をかけ、信じられないものを見る目で後ずさりする。

 

「性病の悪魔の力……! だが、肉体関係を持った相手を同一化させる能力の限界を超えている。暴力の魔人がいつの間に……」

 

「だから言ったじゃないか」

 

 勇気の魔人が、クスクスと不敵な糸目をさらに細めて笑った。

 

「0%を100%にするのが僕の力だ。暴力の魔人がフミコと関係を持つ確率なんて、本来なら0%に決まっている。だけど、それを実現させてしまえば、あとは簡単さ。強大すぎる暴力の毒素すら、あの悪魔の増殖力という名の『勇気』が飲み込んでしまったんだよ、面白いよね」

 

 おどろおどろしく蠢く島の木々や、フミコの肉と同化した怪奇生物たちが、一斉にマキマの方向へと身を乗り出す。そのどれもが、三船フミコの顔、あるいはその一部を不気味に覗かせていた。

 だが、マキマの表情は微塵も崩れなかった。

 掴んでいた『フミコと化した暴力の魔人』の腕を、ただ静かに見つめている。その底知れない琥珀色の瞳には、動揺などひとかけらも存在しなかった。

 

「面白い結果だね。まさか、世界を脅かすはずの勇気の悪魔が、ネズミ講のような女の集合体に主導権を握られかけているなんて」

 

「握られかけてるんじゃない、これは私たちの『野望』ですよ。世界中のすべての人間をフミコにすれば、それこそ平和な一つの世界が完成するって思ったんです。マキマさんもその一部になれば、世界を支配する手間が省けて楽になりますよ〜」

 

 フミコの顔をした暴力の魔人が、その恐るべき怪力でマキマの手を振り払い、同時に周囲の茂みから、数え切れないほどの『三船フミコ』が、あるいは彼女の肉を継ぎ接ぎしたような異形の群れが飛び出してきた。

 

「デンジ君、アキ君、下がっていなさい」

 

 マキマが静かに告げると同時に、その細い指先をスッと前に突き出す。

 

「──『えい』」

 

 不可視の衝撃波が空間を裂いた。フミコと化した暴力の魔人の肉体が、一瞬にして内側から捻じ切れ、血飛沫をあげて弾け飛ぶ。しかし、その飛び散った血肉すらも、地面に触れた瞬間に小さな『フミコの芽』へと姿を変え、再び増殖を始めようとしていた。

 

「うわあああ! キモいキモいキモい! どこ見てもそのフミコって女だらけじゃねえか!」

 

 デンジが頭を抱えて叫ぶ。

 

「デンジ、狂うな! これは悪魔の能力の暴走だ……!」

 

 アキが叫びながらも、押し寄せるフミコの群れへと立ち向かおうとした、その時。

 島全体の地面が、まるで巨大な心臓のように大きくドクンと脈打った。

 勇気の魔人が、その100%の現実化という権能を完全に『野望』へと昇華させ、島そのものを一つの生命体として完成させてしまったのだ。

 

 それは、人間の歴史があっけなく終わるための、運命の気まぐれ。

 マキマは迫り来る破滅の光景を、ただ愛おしそうに、冷徹に見つめていた。

 それは一つの映画のラストシーンを特等席で鑑賞するかのように。

 

「うん、ちょっとだけ勝てる気がしない」

 

 マキマの呟きと共に、フミコと化した島そのものが、彼らを丸ごと飲み込もうと大口を開けて迫ってきた。

 

 

「ゴースト!!」

 

「コン……!」

 

 姫野がゴーストの悪魔を、アキが狐の悪魔をそれぞれ呼び出していちかばちか呪いの悪魔の力も使えないか試そうとした時だった。

 島そのものが変化してアキ達を背後から包み込むように、いや……布団にくるめるように穴の中へと呑み込んでいった。

 

「んなっ! あっという間に二人も死におった! ワシはこの顔ではなくなるのは御免……だからブラッドカッターで一気に殲滅する!」

 

「それはいいけど、そっちの方にまだ山ほどフミコちゃんがいるよ〜」

 

「ぎええええっ!!」

 

「ひ、ヒィィ〜パワ公まで……」

 

 そうして次々と圧倒的な『勇気』を宿し、『野望』を抱えて、『英雄』になったフミコが次々と公安4課の人間も魔人も全部手にかけていく。

 ビームも天使の悪魔も、あの強力な奴らまで魔人も悪魔も関係なくみ〜んなフミコに成り果てていく。

 デンジとマキマだけが残されそうになり、いちかばちか……。

 そんな中で勇気の魔人も一緒になって走ってついて行く。

 

「心配するなよぉ〜、ここからでもなんとかする方法はさっき話した通りだ、そう! チェンソーマンに消してもらうんだよ、人類を襲った『災害』と共に人々を混乱に導く正義の『英雄』もまたチェンソーマンによって消される存在なんだ」

 

「冗談じゃねぇよォ〜〜!!? 俺に一体どうしろって言うんだよテメ──!!」

 

 しかし勇気の魔人がどんなに言ってもデンジからすればどうしようもない。

 チェンソーマンにそれだけの力があるのか分からないし、確かにやれるだけ暴れ回ればこのフミコはなんとかなるかもしれないが、こんなことならさっさと島から出ていけばいい話でもあるのでさっさと逃げ出そうとするが進めど進めど海が見えてこない。

 さらに後ろから先ほどよりもフミコが列を成して迫ってきているハーレムみたいな状態だが今のデンジにそれを構ってられるほどの余裕はなかったので一緒に逃げる……が、デンジにとってはマキマの方が自分のより大事である。

 

 

「ぜってぇマキマさんだけでも守らねえと……船! 船どの辺りだっけ!?」

 

「船じゃなくて鯨の悪魔のところでもいいよ、あいつは元々それで日本を越えようとしていたんだから」

 

「よしきた!」

 

 マキマに言われるが通り、デンジはここでチェーンを引いて変身、両腕や頭部のチェーンソーを振り回して木々をなぎ倒し、草原を切り裂いて一気に鯨の悪魔が浮かんでいる方へ。

 しかし切っていく島からはまるで血や汗などが飛び散っていく、それはまるで島や人間というよりは新しい生命体のように思える。

 そうして進んでいくうちにまたのびている鯨の悪魔を発見、こうして口の中に入れば後は勇気の魔人を連れて日本に帰るだけ……そう思ってデンジはもとに戻り、マキマに手を伸ばすが……。

 

「ごめん、今私はそれどころじゃないの」

 

 マキマはその手を跳ね除けて、鯨の悪魔はデンジを呑んだ後に急発進する。

 

 

「おいっ!? え、ちょっと、マキマさん!! マキマさんどうしたんスか、一緒に行かねえとまずいんですって!! マキマさ──ーんっ!! ああ──! 止まれよこいつゥ〜〜〜!!」

 

 デンジの色んな思いが込められた叫びも虚しく、鯨の悪魔は何かに取り憑かれたように島を離れて日本の方へ向かっていく……そうして、マキマの姿も完全に見えなくなってしまった。

 あの島が完全に人の形のように見えて、デンジはマジで怖くなって口を完全に塞いだ。

 ……ここから、日本に帰るまでどれだけかかるのだろうか? 勇気の魔人が移動するときはともかく、自分が腹を減らした後のことなんて全く想定してなかった。

 

 

「マキマさん……」

 

 日本に戻ったとして自分はどうすればいい? 公安に行って4課が全滅したと言うにしてもどこまで語ればいいのか、勇気の魔人のことは話すにしても……。

 考えて考えて気がつけばガリガリになりながら3日が経過していた、日本に辿り着いたのかは、まだ分からない。

 このまま帰ってきたとして、自分の仲間は……もう、いない。

 マキマはもしかしたらワンチャン生きているかもしれないが……そろそろ考える余裕もなくなってきた。

 ポチタと話をしようと思ったが、チェンソーマンのことまで聞いておきたかったのに何も教えてくれない。

 

 勇気の魔人の言う通り……アレを消してしまえばよかったのか? どうやって? 自分にそんな力があるのか? 

 いや違う、消すべきだったんじゃない。

 諦めかけてきた。

 

 

「あん時……あのまま俺も島に残って、俺もあいつもみ〜んな何もかも全部フミコになっちまったほうが楽だったんかな、俺もフミコになっとけばひとりぼっちじゃないし、こんな小難しいこと考えなくて済んだのかな」

 

 デンジはもう無理になってきた、アレだけ怖くて逃げ出したというのに今となっては島にいるフミコが恋しいと思ってしまった。

 アキもパワーも何もかもフミコになってしまったので、あれもフミコと呼ぶべきか、自分もそうなったらフミコになってからどうなるのか……。

 考えてる間に何かごつんとぶつかる、陸地か何かにたどり着いたようだ。

 這い上がるように口から出ていき手を伸ばすと、手を掴んで引き上げてくれる人影が沢山あった。

 

 

 

「お待ちしてましたよ チェンソーマン」

 

「そろそろ貴方もフミコになりませんか?」

 

 

 その日、日本の人類が『男』と『女』と別で『三船フミコ』という分類が生まれた。

 デンジ、これが3度目の実質的な『死亡』である。

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