「お前を倒して千冬姉を守れるって証明してやるからな!」「おう」   作:古明地こいしさん

1 / 2
1話

現在、俺と一夏は女の園と言っていい空間にいる。右見ても左見ても、後ろを見ても女生徒。前は教壇なのでいないが

隣が一夏だがその奥は女生徒

どうしてこうなったかと言うと、一夏と俺は藍越学園に試験を受けようと向かったのだ。その日は、しかし会場が同じなのか間違えてIS学園の試験会場でもあったらしく、ISに不用意に触れた一夏のせいでのその場にいた俺も触れ、そして起動という世界びっくり仰天ものが起き、今に至るという訳だ

 

「ぐっ...、凱斗(かいと)これはキツイ....」

 

「シャキッとしろ」

 

ヒソヒソと声が聞こえる。まだ入学してクラスの担任の話も聞いてないため今は先生待ちだが女生徒達はやはりというか打ち解けるのが早いのか

俺たちについて話してる

 

「2人ともカッコよくない?」

 

「しかも知り合いって感じよね?」

 

「早くお近付きになりたいわ!」

 

「イケメン!しかも片方は強そうね!嫌いじゃないわ!」

 

俺たちの話をしてるのに聞き耳を立ててたが最後変なの混じってなかったか?と教室の扉が開く音がし、そちらに目を向けると緑髪の若い女生が。制服じゃないのを見ると先生か

教壇に立つと

 

「皆さんおはようございます」ら

 

挨拶をしたが誰も返さない。俺も返す気はないがこの反応に困惑したのかオロオロしている

一夏はというと素数を数えている

 

「え、えっと私は副担任の山田真耶です。仲良くしてくださいね」

 

先生が生徒に言うセリフじゃない気がするが、女子としては当たり前なのか

そこの所はよく分からない

 

「では出席番号順に自己紹介をお願いします!」

 

「相川清香です。趣味は〜〜」

 

相川さん...飯島さん....一応苗字と名前を覚えておかないと今のご時世面倒だ。先生...."師範"に媚びへつらうなとは言われてるがそれ以前に人として失礼のないようにと一般常識も叩き込まれてるからな...って

 

「おい一夏。お前の番だぞ」

 

隣の席の一夏の服を少し引っ張る

 

「73、79...え?」

 

軽くため息をつく。これから先どうなるやらと

 

「織斑くん、ごめんね?自己紹介...してもらっても...」

 

「あ、はい!」

 

「ひゃっ!?」

 

そこまで驚かなくても、というかこの反応で山田先生は本当に教師なのかと問いたくなる

しばらく待っていると一夏は何も言わずに黙っていたが

 

「織斑一夏です!」

 

そう言って直ぐに着席した

 

それを聞いてまたため息をつく、少しはアピールぐらいすればいいのだが

まぁ一夏にそれは無理だろう、なにせ女子の付き合ってを買い物と思うほどのやつなのだから

 

みんなが困惑の声をだしてるのに気づいた一夏は周りを見て、「え?え?」と言ってる中、一夏にとって大切な人であり、今最も来て欲しくないであろう人物が来た。その人物は険しい顔で拳を振り下ろす

 

「痛って!?って千冬姉!?」

 

「織斑先生だ。全く、貴様は自己紹介もまともにできんのか」

 

「きゃ」

 

一夏と共に過ごして来た俺だから知っている。この後の反応が

 

「「「きゃ〜〜〜〜〜〜!!!」」」

 

「本物の千冬様よ!」

 

「お姉様!」

 

「このクラスで良かった!」

 

「待って、千冬を姉と呼んだってことは...」

 

「織斑くんは弟?」

 

「近づかなきゃ!」

 

ハイパーボイス。まさにそれだろう、耳を塞いでも聞こえる声はなんとかならんのか

というか最後の方、千冬さんに殺されるぞ

 

「静かにしろ!全く、毎年よくもこれだけの馬鹿が集まるものだ。それで御剣、まだ自己紹介は終わってないのだろう?織斑のようにすれば分かってるな?」

 

「承知しました。御剣凱斗です。2人目の男性操縦者と判明し、IS学園に入学しましたが、右も左も分からないゆえ困ったことがあればご指導ご鞭撻お願いします。よろしくお願いします」

 

「もしかして2人とも友人関係?」

 

「織斑×御剣の本が!」

 

「これは...いけるわ!」

 

なにがだ

 

教室の生徒の方を向いて話、最後に軽くお辞儀をして着席する。一夏はさすがだなぁと言ってるがこれは一般常識なんだが...社会に出たらお前はどうするつもりなんだと少し不安になる

 

「織斑、今のが一般的な自己紹介だ。今後気をつけるように」

 

「はぁ...」

 

「はいだ。馬鹿者」

 

千冬さんはそういうと教壇に立ち、1度見渡すと皆に言い聞かせるように口を開いた

 

「私が1組の担任となった織斑千冬だ。基本的なISの授業だが半月で覚えてもらう。基礎を覚えないものに私は触れさせんし乗る権利はないと思え。分かったら返事をしろ、分からなくても返事をしろ、いいな?」

 

「「「はい!」」」

 

これはただの軍隊だろと毒づいた

そして軽い授業が始まり、ISの説明だった。一応だが話はついていける。事前に渡された参考書のお陰でなんとかなっている。一夏の方だがぐったりとして教科書に食い入るように見ている

1限目は終わり、ぐったりしている一夏に声をかける

 

「お前はいつまでそうしてるつもりだ。男ならシャキッとしろ」

 

「お前みたいに鍛えてないんだから無理いうなよ...」

 

「少しいいか?2人とも」

 

そう言って声をかけてきた人物を見る

 

「ん?箒か?箒だよな!?久しぶりだな!」

 

「あ、ああ...」

 

「何年ぶりだっけな、束さんとは話してるのか?箒」

 

俺は一応の確認を取る

 

「姉さんとは話してない....というかその話をここでしないでくれ、凱斗」

 

篠ノ之家とは仲良くして貰ってて、束さんからは2人を守ったという点で覚えられている。千冬さんによると普通束さんは人の名前を覚えないらしい。そこで俺が誘拐犯から守ったというのでお礼兼週一で電話がかかってくるレベルで話はしている

 

「一夏を借りていいか?」

 

「ん?俺をか?せっかくだし凱斗とも話せばいいじゃないか」

 

「ッッ!わからんヤツめ!」

 

箒が一夏を好きなのが分かってるので手のひらをヒラヒラとして行ってこいと言う

 

「すまないな」

 

「ああ、あっ、箒」

 

「なんだ?」

 

「大会優勝おめでとう」

 

「あ、ああ。ありがとう」

 

そう言って去っていく2人を見て、席に座ると近づいてる気配が

 

「かいかい〜、仲良いんだね〜」

 

「かいかい?それはあだ名のようなものか....君は....布仏さんだったかな」

 

「本音でいいよ〜、それとりお菓子持ってる?」

 

そう言われて懐とあめ玉を出す

 

「えへへ、ありがとう、かいかい〜」

 

なれる他ないのだろうか

しばらくして一夏達が帰ってくる

 

授業が始まりISの本格的な授業が始まった。と言っても知識面でだが

 

「織斑くん?御剣くん?分からないことがあったら聞いてくださいね?」

 

まだ着いてけるからいいが

 

「2人とも着いてけますか?」

 

「今はわかります。でも分からなければ質問したいのでお願いします」

 

「はい!織斑くんは?」

 

「....全部わかりません!」

 

「え、えっと全部ですか?」

 

「織斑、事前に渡された参考書はどうした?」

 

「古い電話帳と間違えて捨てました!」

 

再びゲンコツが

 

「馬鹿者、必読と書いてあっただろう。再発行してやるから1週間で覚えろ」

 

「え、でも」

 

「やれと言っている」

 

「はい....」

 

先が思いやられる

これがIS学園の最初の1日だった

 

 




何番煎じか分かりませんがはい

次回、第1ヒロインとの出会い
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。