読んでくださりありがとうございます!
まだまだ未熟者ですが、お楽しみください!
リムルの前に、オーガ達6人が並ぶ。
「全員に俺の配下になった
「お、お待ちください
名付けとは本来大変な危険を伴うもの
それこそ高位の…」
桃髪の巫女が心配そうにリムルに忠告する。
「いいからいいから 大丈夫だって」
「ですが…」
「マスター、名付けを軽々しく捉えすぎです。
こんな潜在能力の塊みたいな方々に名付けなどどうなるか…
そもそも何故自分がこんなに名付けできるのか―」
「それとも俺に名前を付けられるのは嫌か?」
シールダーの話を遮り桃髪の巫女に問いかける。
「そういうことでは…」
「異論などない ありがたく頂戴する」
赤髪のオーガが言う。
前夜、シールダーの言葉によって眠れぬほどの葛藤の末に『力を得る』と決断した男の目には、もう一切の迷いはなかった。
「じゃあ始めよう
実は最初に見たときから閃いていたんだ」
−−−−−−−
「シオン そろそろ交替です」
「いいえ シュナ様
リムル様のお世話は私がします!」
「シオンったらもう…っ」
そんなやり取りが行われる中、リムルが目を覚ます。
「「あ」」
「リムル様!おはようございます」
「えっと… どちら様でしたっけ?」
「記憶があやふやのようですね、マスター。
オーガ達に名付けを一気にするからです。」
「シールダー君、寝起きの俺にもう少し優しい言葉をかけてはくれまいか…?」
「そんな美人に取り合いにされるなんて羨ま…おっとベニマル殿が来られたようだ」
「お目覚めになられたか リムル様」
「…お前 オーガの若様だよな?」
「はっ 今は
頂戴した名
「…マスター、鬼人がどうとか保有する魔素量が増えてるとかで驚かれてるでしょうが、俺、この方達潜在能力の塊って忠言しましたよね?」
「あ…確かに言ってたな あはは…」
「その分マスターの魔素を持っていくのは当然でしょう」
「(うるさいのが増えたな…)」
「リムル様
お目覚めになられて本当に良かった」
「
リムル様につけて頂いた名前とても気に入っています」
「(可愛くなったなぁ)」
「何呆けた顔してるんですかマスター」
「い、いやぁなんでも…
ベニマルの後ろに控えてる爺さんは
随分と若くなったな」
「ほっほっほ
ワシもまだまだ若いのには負けませんぞ」
「しかしまぁ…鬼人ねぇ…」
「鬼人とは―
オーガの中から稀に生まれるという上位種族のことです
一度に6人もの鬼人が誕生するなど前代未聞」
「お前は確か…」
「
ご回復 お慶び申し上げます リムル様」
『上位の魔物に名付けをした場合、それに見合う魔素を消費します。』
「(つまり、たった6人に俺の魔素のほとんどを持っていかれたってことか…先に言って欲し…いや、シールダー君が忠告してたな…)」
「ん?あと一人はどうした?」
ベニマルが答える。
「ああ ヤツはカイジン殿の工房に入り浸ってて…
お 来ました」
「リムル様 元気になって良かっただよ
分かっかな オラ
「(おお!普通のおっさん!凄くほっとする!)」
「仲良くしような!クロベエ!」
「マスター、貴方の考え方におっさん臭が漂ってますよ」
「人の心を読むなシールダー!」
「すみませんマスター。あと、もし彼等が裏切ったとしても、私が対処しますのでご安心を。ですが…おそらくその心配は無いかと」
「あ、それはそうとして
俺の腕を切り落としてくれたハクロウにお願いがあるんだけど…」
−−−−−−−
場所が変わってリザードマンの領地。
オークの軍勢が20万という事が分かり、その頭領が
−−−−−−−
「豚頭帝?」
「簡単に言うとバケモノです」
リムルとベニマルが談義している。
ハクロウとの剣の修行の最中に。
「じゃあ俺達の目の前にいるハクロウやシールダーもオークロードか?」
「まぁ…似たようなものです」
「ほっほっほ 言ってくださいますな
稽古をつけて欲しいとお願いしたのはリムル様ではありませんでしたか?」
「俺ちょっと休憩…」
「仕方ありませんのぉ」
「ちょっ ハクロウ殿!
俺にはセイバーの適正ないんですけどぉ!」
「ほれほれ まだまだ」
「あっはっは シールダーがいじめられてやんの
という冗談は置いといて、オークロードだっけか?」
リムルとベニマルの会話が再開される。
「はい オークロードというのは数百年に一度生まれる
なんでも、味方の恐怖の感情すらも喰らうため
異常に統率能力を持つんだとか」
「うへぇ
それと戦うとなると相当準備してかからないとな…」
「ええ、里を襲ったオーク達は仲間の死に全く怯むことはなかった。あるいはと思いまして。」
「なるほどな…」
その後ろで
「ホレホレ 打ち返してこんか」
「無理ー!」
とゴブタが
「俺等初心者とは言え片手で軽くいなすとかこの爺さんバケモノか!?」
とシールダーが驚く。
「ほっほっほ 貴方程の力を持つ者でも得手不得手があろうとは…鍛え甲斐がありますな」
「ひえぇぇ」
「関係あるか分かりませんが、里が襲われる少し前、魔人がやってきて『名をやろう』と言ってきたんです
俺を含め全員から拒否されましたが」
「それで恨みを買ってるかもと?」
「仕方ありませんよ
主に見合わなければこちらから願い下げです。
魔人の名前は確か…ゲレ…ゲロ…」
「ゲルミュッド」
「そう!それだ」
「ソウエイ!どうかしたか?」
「リザードマン一行がゴブリンの村を巡っているので、取り急ぎご報告を。湿地帯を住処とする彼等がここまで出てくるのは異常事態なので」
「リザードマン?オークじゃなくて?」
「大方そのリザードマン達もオークロードの存在に勘づいて行動を開始したって所じゃないですかね、マスター」
「なるほど…シールダーの言い分も一理ある。
それよりいいのか?後ろからハクロウが迫ってきてるけど」
「えっウソあぁ~」
「ほっほっほ 喋る余裕がまだおありじゃないですか」
「あのっホントに勘弁して…」
「シールダーさん!スキル!
スキル使って!全身痛いッス!」
ゴブタが泥泥になりながら、シールダーのアルティメットスキル『守護神』によるダメージ肩代わりを求めて必死に叫ぶ。だが、シールダーは木刀を慣れない木刀で受け流しながら、苦笑交じりに叫び返した。
「そうしたいけど武術を学ぶなら痛みを伴わなければな…
戦闘中はスキル発動するから安心してぇぇぇ」
「安心できる要素が1ミリもないッス!?」
二人の必死の掛け合いを見つめながら、ハクロウはさらに細めていた目を妖しく光らせる。
「まだお喋りとはもっと本気を出して良いと捉えますぞ」
「「ひえぇぇぇぇ…」」
絶望のハモりが広場に響き渡り、ハクロウによる愛の鞭(地獄の修行)はさらに加速していくのだった。
ハクロウとの修行は続く…
4話目も読んでくださりありがとうございました!
なるべく原作を壊さぬようにシールダーをどう入れるか試行錯誤状態で、ほぼ原作まんまなのがめっちゃ申し訳無いです…
引き続き頑張りますので、次回もお楽しみに!
次回 5話目 ガビル見参