今回は深海棲艦4人。
偏りすぎでワロタ。
「……ベイに質問したい。」
ベイ「何でしょうか。」
「私がこんな状態になったのは、卿のせいか?」
艦娘's『…………』ガッシリ
ベイ「さあ。俺はメンタルの訓練としてホラー系の映画を一本見せただけで心当たりはありません。」
「そうか、なら今すぐ書類仕事をやれ。私は彼女たちに両腕と胴体部分をホールドされているから動けないのだ。」
ベイ「……あの、謝るので書類仕事はなしにしてもらえませんか?」
「無理だ。ほら早く始めろ。時間がもったいない。」
ベイ「まさかこんな事になるとはなぁ……」スタスタ
……よし、今のこの状況を説明しよう。
まず、私は甲板に座ってボーっとしていた。
そしたら急に、艦娘たちが突撃してきた。
そしてそのまま体のあちこちを掴まれ、身動きが取れないほどにホールドされた。
しばらくしたらベイが来たので、事情聴取したというわけだ。
……私も自分が何を言っているのか分からない。
だがこれが全てだ。納得するしかあるまい。
「……一体どんなホラーを見たらこんなに怖がるんだ?」
この状態になってかれこれ30分。まだ一向に離れようとしない。
てっきり彼女たちはホラーやスプラッタ系に慣れているのかと思ったが、そうでもないらしいな。
そんな事を思い、イザークとエレオノーレはどこにいるんだろうかと考えていると、体が一段と重くなった感じがした。
未だ離れようとしない彼女たちを見てみると、どこか安心した表情ですやすやと寝息を立てている。
まさかこいつら………寝たのか⁉︎
勘弁してくれ、人は力を入れていない時が一番重く感じるんだ。
彼女たち自体の重さはそこまででもないんだが、そこに装甲やらが乗ってくると話は別になってくる。
おそらく、今私の体は約100kgの重りがついているのと同等の重さがある。
「……仕方ない、運ぶか…。」
少々重いが、100kg程度だったら問題はない。
私は彼女たちをまとめて担ぎ上げ、全員同じところに固めて寝かせておいた。
……ベイの書類仕事は順調だろうか、様子を見に行こう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ベイが代わりにやっていた書類仕事を終わらせ、まだ起きない彼女たちの面倒を見ていたら、鎮守府が深海棲艦の接近を告げるアラームを私の所持しているデバイスに鳴らしてきた。
「深海棲艦?まあここら辺は少し数が他の海域より多いらしいからな……数は、4人か。鎮守府の後ろからまとめて来ているな。」
ここで彼女たちを起こして訓練の成果を実戦で見たかったが、流石に睡眠を邪魔しては悪いなと思い、ベイに彼女たちを任せ一人で迎撃に行った。
人数不利だが、私の前では等しく無力。この鎮守府を奇襲しようとした事を後悔するが良い。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ベイ「………で、その4人を拾ってきたと。」
「仕方なくないか?一切敵意のない目で「仲間にして」と言われたら拒めないだろう?」
ベイ「なんか甘くなりましたよね、ハイドリヒ卿。まぁ別に訓練しがいのある奴らが4人も来てこっちとしてもありがたい限りですけど。」
確かに、私はこの世界に来て性格が軟化した気がする。
提督になった事と何か関係があるのだろうか。
「………一心不乱に飯を食っているが、そろそろ名前を聞かせてくれないか?名前が分からないと今後呼びづらい。」
そう言うと、彼女たちは一旦食べるのをやめ、口の中にある物を飲み込んでから自己紹介し始めた。
戦艦棲姫(近)「近代化戦艦棲姫。艦種は航空戦艦。よろしくお願いします。」
チ級「雷巡チ級、重雷装巡洋艦。よろしく。」
北方棲姫「私は北方棲姫。陸上型です。これからよろしくお願いします。」
重巡夏姫「重巡夏姫、重巡洋艦。よろしく。」
「よし分かった、次は質問をさせて欲しい。私の鎮守府に来たのは偶然か?」
戦艦棲姫(近)「いいえ、狙いました。」
「どうして私の鎮守府を狙った?」
チ級「深海棲艦の間で噂になっていたので。」
「どうやってこの鎮守府の場所を知った?」
北方棲姫「深海棲艦は定期的に仲間の位置が知らされるんですよ。」
「……なら、この鎮守府にいる深海棲艦から発された位置情報を頼りに?」
重巡夏姫「ああ。最近そいつらが同じとこからあまり動いてないなーってなって、もしかしたら噂の鎮守府にいるんじゃね?ってなったから試しにこの4人で来た。」
「……なるほど、分かった。もう飯を食っていいぞ。」
さて、気軽に質問してしまったが、これはちょっと大ごとになってきそうだぞ。
現在私の鎮守府にはこの子たちも含めて9人の深海棲艦がいる。
おそらく人数はどんどん増えていくだろう。
次の情報が来たときに間違いなく他の深海棲艦は怪しむはず。
そしてどんどん私の鎮守府に深海棲艦が集まって……。
「………別にいいか、それくらい。」
私は考えを手放した。
戦争をするつもりは無いが、兵力は多いに越したことはない。
それに、ベイやシュライバー、私の訓練もあるから質も向上するだろう。
なにより、一緒に切磋琢磨し合える仲間ができるのは良いことだ。
この際、私の胃痛には目を瞑ってこの状況を受け入れるのが最善の道かもしれん。
よし、もうそれが結論でいいや。
「じゃあ卿らの事をみんなに紹介しなければな。しばしそこで待っていてくれ、すぐに呼んでくる。」
私はそう判断し、未だ寝続けているであろうみんなを呼びにその場を離れた。
……これ以上艦娘や深海棲艦が増えるのならば、流石にこの鎮守府も増築しなければいけないだろう。
近々無人島にでも寄って、改修しておくか。
────────────────────
戦力紹介
・駆逐艦4人……長波、駆逐林棲姫、シュライバー、夕雲
・戦艦2人……ビスマルク、近代化戦艦棲姫
・空母艦3人……ヌ級、雲龍、空母棲姫
・巡洋艦2人……雷巡チ級、重巡夏姫
・補給艦1人……ワ級
・潜水艦1人……潜水棲姫
・陸上特化1人……北方棲姫
・人員1人……ベイ
書いた。
いかついメンツになってきました。
戦力の半分近くが深海棲艦という事実。
ルーレットのせいだから完全に運なんだけどさぁ……。
まいいや、次回は艦娘。
じゃ