「ここかな?」
アリアは現在依頼の集合場所に来ていた。
「3日間、一文無しだったから依頼は成功させないとね。」
「食べ物とか水も取らなくて良いとはいえ、住む場所が無いのは困る。」
この3日間アリアはお金が無いため、そこら辺の雑草を食べたりして過ごしていたのだが、それにより現在のアリアの身体は食べ物や飲み物を摂取しなくても問題無いということが判明したのだ。
ただ、家は無いと野宿する羽目になるため、絶対に成功させるつもりでアリアはいた。
「...食べ物か。」
アリアは会社にいた時の事を思い出していた。
アリアが会社に入って少しした時、新しく入って来た職員がいた。
「今日からここで働くジーンです。よろしくお願いします。」
周りと良く活発に話す職員だった。そんな彼とアリアが話していた時、食べ物の話しになったときがあった。
「ジーンはお肉を食べないの?いつも野菜しか食べてない気がするけど。」
「あー...実は俺、23区出身なんです。人肉食とかをするような所だったので、少し肉を食べるのに抵抗があって...。」
「そっか、それなら仕方無いね。おかわり取って来るけど何かいるかい?」
そんな会話をしていた事を思い出す。少なくとも23区の人肉食よりは雑草の方が美味しいだろう。そんな事をアリアは考えていた。
(もっと話したかったな。)
ジーンはもう既にいなくなっている。とある日の業務、その日は指示にノイズが酷く、作業内容を勘違いしてしまう事態が多発した。
ジーンも指示を勘違いし、
「...こんな事を考えるのは止めよう。」
「死者を引きずるわけにはいかない。きっとそれは、良くない方向になる。」
その時、遠くから乗り物が走る音が聞こえてくる。
「ん?あのトラックは...。」
アリアが待機していると奥から1台のトラックが走ってきた。
運転席には依頼主が乗っている。
「時間どうりだな。」
「遅れるわけには行かないからね。」
「そうだな。それでは今回の依頼の説明を詳しくしよう。」
そう言って依頼主は説明しだした。
「今回の依頼はこの私が運転するトラックを特定の場所まで送り届けることだ。ただ、今回は少し妨害がありそうでな。だから護衛の依頼をした分けだ。」
「妨害は誰がして来るかとかは分かってるの?」
「ああ、恐らくはカイザーコーポレーションという企業が仕掛けてくる。奴らは強欲だからな。ここだけの話だが、このトラックの中には様々な企業の機密情報が入っている。奴らはそれを手に入れようとしているのだろう。」
アリアは困惑した。依頼主は様々な企業の機密情報を握っていると言うのだから当たり前だろう。
「...何者なんだい?」
「ただの情報売り、とだけ言っておこう。」
アリアはこれ以上聞かない事にした。聞かない方がいい気がしたから。
「そしてカイザーコーポレーションが仕掛けてくる場所はここだ。」
依頼主は地図を取り出し指し示す。
「分かってるのなら避けていけば良いんじゃない?」
「普通はそうするんだが、今回は少し早めに辿り着かないと行けないんだ。私にもプライドがあるのでね。」
「つまり早く着くために突っ切ると。」
「そういうことだ。では出発するぞ。」
そう言い依頼主はトラックのエンジンをかけ、進み始めた。
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???side
「間違いなくここを通るんだな?」
「ああ、アイツは今回少し急いで行かなければならないからな。早めに行こうとするならこのルートに来るはずだ。」
「隊長、目標視認しました。護衛と思われる少女が一人います」
「来たか...出るぞ。お前ら、」
「たった一人の護衛だと?舐められたものだな。」
「我々の勝利は揺るがないだろう。こちらには____クルセイダーがいるのだからな。」
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アリアside
「確かここらへんで仕掛けてくるんだっけ...。」
アリアと依頼主が乗ったトラックは妨害がはいるであろう場所に差し掛かっていた。
「来るならもうそろそろ来そうだけど...ん?この音は...?」
アリアは道の奥から複数人の足音と何かが動く音を聴いた。
道の奥から十人ほどの兵士とデカい鉄の塊___クルセイダーが現れる。
「...何あれ?」
都市では戦車なんてものは見ないためアリアにはクルセイダーが何なのかよく分からなかったが、相手が穏便に済ますつもりが無いことは理解できた。
「___そこで止まれ。そしてそのトラックの中身を明け渡せ。」
兵士達のリーダーだと思われる人物が戦車からこちらにトラックの中身を要求している。
「お前らみたいな奴らに渡す物は無い。帰れ。」
依頼主がトラックの窓から顔を出しきっぱりと断る。
「そうか...なら残念だが実力行使させてもらう____撃て。」
クルセイダーが火を吹き、砲弾が発射される狙いはトラックだ。
「...」
しかしアリアの行動は早かった。アリアは瞬時にトラックの正面に立つ。
___そして飛んできた砲弾の側面を蹴り飛ばした。
砲弾の軌道がずれ、横の建物に着弾する。
「は?」
リーダーは何が起こったか分からず硬直する。
対する蹴り飛ばした本人であるアリアも内心ビビっていた。
(え?何か出来そうだったからやったら本当に出来たんだけど?というか明らかに会社にいた時より身体能力上がってるよね?!人間辞めちゃったのかな僕?!)
だが死が近くにあった会社で働いていたアリアは直ぐに復帰し、兵士に接近、1人の頭を掴み地面に叩きつける。
「ごめんね!」
バキ!「がぁ!」
そして叩きつけた兵士の武器を奪い、近くの兵士の頭に突きつけマガジンが空になるまで撃ち続け意識を奪う。
「コイツッ早」ババババ
ようやく復帰した他の兵士がアリアを撃つが避けれる物は避け、避けれない物は意識を奪った兵士を盾にし防ぐ。
相手に近づいたら全力で拳を振り下ろす。
そうやって戦っていたら、もうクルセイダー以外の敵は全滅していた。
「後はあの鉄の塊だけだね。」
「...化物め。」
「化物...か。確かに、そうかもね。」
背中に背負っていた「黄昏」の持ち手を掴み、構える。
レールガンに姿を変えた「黄昏」だが、姿が違くても、アリアと戦ってきた相棒だ。
「黄昏」の砲身が上下に分かれる様に少し開く。金色の光がいつもより強く光る。
銃口に金色の光が溜まりだし、光は強くなっていく。
「...!撃たせるものか!」
チャージを止めようとするがもう遅い。
「通らせてもらうよ。」
金色の光が放出され_________________________
____________クルセイダーの左半分を消し飛ばした。
「流石にこの世界では殺さないよ。」
リーダーを「黄昏」でクルセイダーの残った右半分に叩きつけ気絶させる。
「依頼主の人。行こう。」
「...あ、ああ。」
唖然としていた依頼主を呼び、先を急ぐよう言う。
アリアは少なくとも、人を殺す気はないが、わざわざ襲ってきた人を自ら助ける気は無い。
まだ少しボーっとしている依頼主と一緒に目的地へ向かうのだった。
戦闘シーンの書き方がわからん...。
深夜に書いてるのでおかしい所あるかも。
今更なきはするが感想に返信したほうが良いのだろうか...