無職転生 ~性格改変_エンジニアリング視点での魔術構築~   作:haru-ha

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【設定について】
本作は『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』の二次創作小説です。
pixivに掲載していた小説(完結済)のセルフ転載となります。(所々、追記・修正しています)

以下の独自設定(IF設定)を含みます。
・原作と違って、元々存在していたルーデウスの自我は失われず、そこに「ある男」の記憶だけが継承されたという解釈で執筆しています。
・そのため、原作のルーデウスとは性格や口調、判断基準が異なります。

【注意事項】
・原作のストーリー改変(生存IFなど)が含まれる可能性があります。
・キャラの独自解釈、および設定の捏造が含まれます。
・原作全編のネタバレに配慮しておりません。
なんでも許せる方のみ、お進みください。


第57節 クリフ編:聖都ミリシオンへの転移と、不自然な再会

 

Side: ルーデウス

 

私の家庭は、現在、新たな家族の追加によりかつてないほどの活気――あるいは、熱量に包まれている。

 

赤子たちの世話については、リーリャや乳母、侍女だけでなく、パウロやゼニスも積極的に介入している。

特にパウロは、赤子が可愛くて仕方がないらしい。アルス、ララ、ルーシーが赤子だったときを思い出す。相変わらず彼のあやし方は少々乱暴で、良かれと思って構いすぎては赤ん坊を泣かせ、そのたびにゼニスから手厳しい叱咤を受けている。

 

「パウロ、あなたは声が大き過ぎるのよ。少し黙っていなさい」

「……ああ、すまん。つい嬉しくてな……」

 

ゼニスから怒られたパウロは、アルスからぽんぽんと肩をたたかれ慰められていた。ララも背中を叩いて慰めているようだが、良く見たら引っ付き虫を背中に付けている。またロキシーに怒られるぞ。ルーシーはジークをあやすシルフィにくっついていた。

 

そんな生活を送る折、エリナリーゼから一対一の相談を持ちかけられた。私はクリフの家へと向かった。

ドアノッカーを叩くと、中からエリナリーゼの返事が聞こえたので、そのまま家に入る。

 

――だが、そこにいたエリナリーゼは、着替えの最中だったのか、下着同然の姿だった。

私は即座に後ろを向いた。

 

「……来客を受け入れられる恰好ではないだろう。せめて服を着てから部屋に入れてくれ」

「あら、失礼しましたわ」

 

悪びれもせずそう言うエリナリーゼの気配から、着替えを済ませたのを察して振り返る。クリフは今、クライブを連れて出かけているようだった。

リビングにて、私は彼女と向かい合った。彼女の表情はいつになく真剣だった。

 

「ルーデウス。……クリフのことで、少し話をさせてほしいですわ」

 

やはり、彼のことか。

クリフは「まずは自力でミリスの頂点を目指す」と宣言し、私からの直接的な援助を断っている。だが、伴侶であるエリナリーゼからすれば、その矜持の高さも危うげに見えるのだろう。

 

「彼はああ言っているけれど、わたくしはやっぱり心配ですわ。……ルーデウス、彼に付いて行ってはくれませんこと?」

「だが、私は彼と約束をした。彼が一人前になるまでは直接的な介入はしないと」

「分かっていますわ。でも、最初の方を見守ってやるだけでもいいんです……。軌道に乗れるかどうかが、一番大事でしょう?クリフは優秀な子だけれど、人の輪に入っていくのがどうしても苦手ですから」

 

エリナリーゼの懸念はもっともだ。ミリスという腐敗した組織において、クリフの真っ直ぐすぎる正義感は、時に致命的な齟齬を引き起こす可能性がある。

私はしばし思考を巡らせ、一つの妥協案を導き出した。

 

「分かった。……私がクリフを『手伝う』のではなく、クリフに私の『仕事を手伝ってもらう』という形なら、彼の矜持を傷つけずに同行できるだろう」

 

ちょうど、ミリス神聖国へのコネクションは欲しかったところだ。

アイシャと協力して傭兵団『龍の爪』の支部をミリシオンに設立し、拠点を確保する。絵本についても、魔族を嫌うミリスではルイジェルドの本は売れないだろうが、オルステッドの本ならば「悪神と戦う龍神」という構図で受け入れられる余地がある。

これらを主目的として掲げ、クリフをその「相談役」として招聘する。これならば、彼も納得するはずだ。

 

「……有難う、ルーデウス。恩に着ますわ」

 

しばらくすると、クリフとクライブが帰ってきた。クライブは少し人見知りをしているようだったが、それでもぺこりと頭を下げてくれた。

 

「なんだ、来ていたのかルーデウス」

「……ああ、君に少しお願いがあってな」

 

私は、ミリシオンに『龍の爪』の支部を置きたいが、コネがないという事情を説明し、「私の仕事を手伝ってほしい」と要請した。すると、クリフは全てを見透かしたように苦笑した。

 

「……ふん。なんだかんだ言って、君は付いてくると思っていたよ。エリナリーゼに泣きつかれたんだろう?」

 

エリナリーゼがクライブを抱っこしながら、そっぽを向いて口笛を吹いている。無駄に上手いその音色を、クライブはすっかり気に入って喜んでいた。

 

「これはビジネスだ、クリフ。ミリスでの事業展開には、君の知恵とコネクションがあったほうが良いからな」

「いいだろう。君のその『言い訳』、ありがたく受け取っておくよ」

 

そうと決まれば、出発の準備を整えなければな。アイシャにも相談しないと。私は一度自宅へと戻った。

 

だが、玄関を潜った瞬間に感じた空気は、穏やかな日常とは程遠いものだった。

居間では、パウロ、ゼニス、そしてリーリャが、一通の手紙を囲んで沈痛な面持ちで固まっていた。

 

差出人は、ミリス神聖国の名門、ラトレイア本家。

そこに記された文言は、あまりにも傲岸不遜な命令だった。

 

『貴殿からの報告を受理しました。我が娘ゼニスが呪いを受けてしまったとのこと。早急にゼニスを我がラトレイア本家へと連れて戻ることを命じます。もしその場にいるのであれば、ノルン・グレイラット並びにアイシャ・グレイラットも連れて来ること。 ラトレイア伯爵夫人、クレア・ラトレイア』

 

ゼニスの母、すなわち私にとっては祖母にあたる人物からの書状だ。

「呪いを受けてしまった」という情報は、おそらく過去の不完全な報告に基づいたものだろうが、彼女はそれを「管理不行き届き」と断じた可能性がある。

私は手元の手紙を、感情を排した無機質な目で見つめた。

 


 

クレア・ラトレイア。私の母、ゼニスの生みの親であり、私にとっては母方の祖母にあたる人物。

彼女から届いた手紙は、実直と言えば聞こえはいいが、その実、有無を言わせぬ強権的な響きを孕んでいた。

その書状を囲み、パウロとゼニスは揃って頭を抱えている。かつての「令嬢の家出」という過去が、今になって負の遺産として彼らに伸しかかっているようだ。

 

その日の夕食。

我が家のダイニングは、家族の増員に伴い、常に賑やかな熱量を帯びている。

使用しているのは、私が自ら設計・製作した特製の大型テーブルと椅子だ。空中城塞ケィオス・ブレイカーを訪れた際、その洗練された意匠に感銘を受け、私の技術でインスパイアして作り上げた一品である。

芸術面での友であるザノバも、「師匠、この曲線の処理は実に見事ですな」と、食事を忘れて細工に見惚れていたほどの完成度を誇っている。

 

「父さん、母さん……なぜ、それほどまでにミリス行きを嫌がっているのですか?」

 

私は、特にパウロが露骨に見せている拒絶反応の理由を問うた。

距離だけで言えば、私の設置した転移魔法陣を起動し、中継地点を経由すれば、移動コストは極めて低く抑えられる。長旅による肉体的・精神的な磨耗は無視できるレベルのはずだ。まぁ手紙の文面からなんとなく察せられるが。

 

「……ルディ。お母様……クレア・ラトレイアという人は、一言で言えば大変に気難しい御方なのよ」

 

ゼニスが、困ったような笑みを浮かべて事情を話し始めた。意識が回復した今の彼女の言葉には、かつての令嬢としての品位と確かな実感がこもっている。

パウロがゼニスを探す過程でラトレイア家にも接触しており、その結果報告の際に「ゼニスが呪いを受けた」という情報が伝わったらしい。

ゼニスにとっては「家出した身」としての負い目があり、パウロにとっては「深窓の令嬢を奪い去った略奪者」としての立場がある。

 

「あそこは極めて厳格なミリス教徒の家系だ。……俺のような男は、あちらの基準からすれば存在そのものが不浄の極みなんだろうよ」

 

パウロが自嘲気味に肩をすくめる。

なるほど、宗教的なドグマに基づく価値観の相違か。

であれば、私などはなおさら受け入れられないだろう。エメラルドグリーンの鱗に鋭い黒爪、そして縦長の瞳孔を持つ竜の眼。ミリスの教義に照らせば、私は人族よりも魔族に近い「異形」と定義される可能性が極めて高い。

 

「父さん、転移魔法陣の起動と案内は私が行いますが、ラトレイアの本家へ顔を出すつもりはありません。私は現地での仕事がありますから」

 

私がそう告げると、パウロは「嘘だろう!?」と言わんばかりの縋るような目を向けてきた。だが、それを静かに黙殺する。

これは彼が若き日に作り出した因縁だ。彼自身が向き合い、過去を清算するのが最も合理的な解決策だろう。

 

「アイシャも行かない方が良いか?」

 

私がそう問うと、パウロが慌てたように口を挟んだ。

 

「そんな!名指しで呼び出されているんだぞ!?」

「……ノルンは今忙しいようですし。会わせるにしても、まずは父さんと母さんが挨拶して、事情を全て説明してからの方が良いのでは?」

 

私の提案に、パウロはがっくりと肩を落とした。よほど気が乗らないらしい。

 

「お兄ちゃん……いえ、旦那様。私はラトレイア家には興味ありませんけど、ミリスでの仕事中、合間に私とデートしてくれるなら喜んで付いていきますよ」

 

最近、私の第四夫人として正式に合流したアイシャが、私の腕に自身の指を絡めながら提案してきた。彼女はミリスでの『龍の爪』の支部設立を、私との個人的な時間を確保するためのタスクとしても活用するつもりのようだ。

ノルンはラノア魔法大学の生徒会長としての公務がピークを迎えており、スケジュールを空けることができない。

 

「ルディ、僕もミリスへ付いていきたいな」

「あたしも!ミリスの騎士たちがどれほどのものか、試してみたい!」

 

シルフィとエリスも意欲を見せたが、私はそれをやんわりと制した。

 

「二人には、クリスティーナとジークハルトの世話を優先してほしい。今回はリーリャさんも同行するだろうし、今の家を任せられるのは君たちしかいないんだ」

 

私の言葉に、二人は渋々ながらも納得してくれた。

残るはロキシーだが、彼女は魔族である上に、現在二人目の子供を授かっている。

妊婦としての安全を考慮すれば、彼女を連れて行く選択肢は最初から除外されている。

 

「……では、父さん、母さん、リーリャさん、そしてアイシャ。このメンバーでミリスへ向かうことにしましょう」

 

ミリス神聖国。

宗教、権力、そして血縁という名の、複雑怪奇な回路が入り乱れる国。

そこを攻略することは、人神(ヒトガミ)包囲網を完成させる上での重要項目だろう。

 


 

空間の座標を固定し、魔力の流転を同期させる。

私の構築した転移魔法陣は、一瞬のうちに私たちをラノアの寒気から切り離し、ミリス神聖国の首都・ミリシオンへと運んだ。

 

今回の遠征メンバーは、私、クリフ、パウロ、ゼニス、リーリャ、そしてアイシャだ。

私は自分の異形を隠すため、『魔神鎧』の外套を深く被り、フードの隙間から覗く視界の感度を調整する。エメラルドグリーンの鱗や鋭い黒爪、そして縦長の瞳孔を持つ紫の眼は、この「魔族排斥」を掲げる聖都において、あまりに目立ちすぎる。

 

「……やはり、空気が違うな」

 

転移先である冒険者区の隠れ家から一歩外へ出ると、クリフが感慨深げに街並みを眺めた。

活気に満ちた喧騒、石畳の匂い、そして信仰の象徴である白亜の建築物。かつてこの地を離れた彼にとって、ミリシオンの景色は失われた平穏そのものに見えているのだろう。

私たちは人混みに紛れながら歩を進めていたが、その時、ゼニスが一点を指差して声を上げた。

 

「あら……あそこにいるのは、ギースじゃないかしら?」

 

その視線の先。人混みの中に、見覚えのあるサル顔の男がいた。

かつての黒狼の牙の一員であり、パウロとゼニスの旧友であるギース。彼は私たちに気づくと、驚いた表情を見せた後、いつもの飄々とした笑顔でこちらに歩み寄ってきた。

 

「ようよう、これはこれは!パウロにゼニス、それにセンパイまで。こんなところで会うなんて、偶然にも程があるぜ」

 

ギースの言葉に、私は内心で冷徹な演算を行う。

偶然。……この広大な世界において、たまたまミリシオンで、到着早々に彼と遭遇する確率がどれほど低いものか。だが、表面上は穏やかに応対した。

……私はベガリット大陸での彼の言動を怪しんでいる。彼があるはずも無い情報を提示して、パーティを転移の迷宮に誘導したのは事実だ。

パウロは、先日の手紙で沈んでいた表情を一気に明るくさせた。

 

「ギース!お前、こんなところで何をしていたんだ?」

「へへ、それがさ。ゼニスを救い出した時に手に入れた迷宮の宝を売って、しばらくは小金持ちだったんだがよ。……ギャンブルで全部擦っちまってな。今はまた無一文の冒険者稼業に逆戻りさ」

 

ギースは頭を掻きながら笑う。その奔放な生き方は、ある意味でこの男らしいと言える。

ギースはこちらの事情を察するように目を細めた。

 

「それで、パウロたちは何しにここへ?クソ真面目な顔して歩いてるじゃねえか」

「……ラトレイア家からの呼び出しだ。ゼニスの実家へ顔を出すことになってな」

 

私がそう告げると、ギースの表情が僅かに動いた。何かを察したのか、あるいは面倒事に巻き込まれるのを嫌ったのか。

 

「おっと、そりゃあ大変だ。あの家は面倒くせえからな……。俺は野暮用があるんで、ここで失礼するぜ。パウロ、あんまり型に嵌まって死ぬんじゃねえぞ!」

 

ギースはそれだけ言い残すと、驚くほどの速さで人混みの中へと消えていった。逃げたな。

……ここで捕まえて尋問するか?いや、回答次第ではその場で殺す必要がある。パウロとゼニスの前で殺すのは避けたい。

 

風影兎(アウラ・レプス)

 

こっそりと不可視の兎を三体召喚する。ギースの跡をつけさせるためだ。

 

嵐のように去っていった男を見送り、私たちは再び歩き出す。

神聖区へと足を踏み入れる頃には、太陽は地平線の向こうへと沈んでいた。

 

案内されたクリフの家は、私の予想を裏切るほどに「普通」だった。

アリエル女王のような豪華絢爛な宮殿を想像していたのだが、そこに並んでいたのは、どれも同じ形をしたこじんまりとした一軒家ばかりだ。三、四人で住むには丁度いいだろうが、教皇の孫の家としては拍子抜けと言わざるを得ない。

 

「意外と小さいんだな」

「教団本部に勤める聖職者は、一律にこの家を支給される決まりなんだ。もっとも、祖父は本部の方にも自室を持っているから、この家は長く空けていたんだがね」

 

クリフは鍵を開け、私たちを中に招き入れた。

 

「送ってくれて助かったよ。もう遅いし、今夜はここに泊まっていってくれ。人数的には少し狭くなってしまうが、我慢してもらえると嬉しい」

 

ゼニスの実家がある居住区へ今から向かっても、到着する頃には夜になる。

 

「有難い、宿をこれから探すのも面倒だからな。このメンバーは野宿の経験もあるから、屋根があるだけで十分だ」

 

扉を開けると、長らく手入れがされていなかったせいか、大量の埃が舞い上がった。

アイシャが「けほっ……」と小さくくしゃみを漏らす。

 

「酷いな……お爺様、全く掃除をしていなかったらしい」

 

クリフが困ったように眉を下げたが、それは私の専門分野だ。

「風」と「水」の魔術を極微細なレベルで混合し、室内の空気ごと汚れを攪拌、そのまま屋外へと排出する。ほんの数秒のオペレーションで、床の隅々に至るまで清潔な状態へと書き換えた。

家族は見慣れた光景として平然としているが、クリフだけは呆れたような、感心したような目で私を見ていた。

 

夕食を済ませ、眠りにつく準備を整える。

寝る場所を分ける際、アイシャは当然のように私の隣を確保した。

正式に妻となった彼女とは、シャリーアでも夜の交流を欠かさず行っている。

だが、至近距離で見つめるアイシャの、少女から大人へと成長したその横顔に、私は未だに「どぎまぎ」を感じてしまう。

 

「……旦那様、そんなに見つめられると恥ずかしいですよ?」

「……失礼。君の魅力に、少し見惚れていたようだ」

 

アイシャはクスリと笑い、私の腕に自身の身体を寄せてきた。

魔神鎧を脱いだ私の腕にある、エメラルドグリーンの鱗。アイシャはそれを厭うことなく、愛おしそうに指でなぞる。

 

……パウロ、ゼニス、アイシャが寝入ったら、ギースを探しに行こう。

放っていた『風影兎(アウラ・レプス)』が、ギースの跡を追い続けている。彼は冒険者区の酒場を一軒、また一軒とはしごしているようだった。

 

――次の酒場へ向かっていたギースの足が、ふと止まった。

――その不審な動きに疑問を覚えた次の瞬間、ギースは大通りの雑踏の中へと飛び込んだ。

 

(まずい、見失う)

 

兎の制御に意識を集中させ、必死に捜索を続けるが、完全に雑踏へと紛れてしまった。

 

(勘づかれたか……!?)

 

この『風影兎(アウラ・レプス)』は小型であるがゆえに、人込みの中では相手の足元しか捉えられない。オルステッドほどの魔力量や存在感があればすぐに見つけ出せるのだが、ギースの魔力や闘気はごくありふれた水準だ。それらを頼りにしたセンサーは、この状況では役に立たなかった。

 

がばっと起き上がる。

眠りに落ちかけていたアイシャが、「旦那様……?」と目を覚ました。パウロ、ゼニス、リーリャ、クリフは、既に完全に寝入っているようだ。

 

「少し用事を思い出した。君はここにいてくれ」

 

私はそう言い残すと、ギースを探すため、窓から夜の闇へと飛び立った。




その場で殺せていたら、物語は早く進んだんですがねぇ……。
流石に街中で、皆の前で殺すのは避けたルーデウスでした。
彼もそれを見越して、怪しまれるのを承知で情報収集しています。
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