アインズ様が「エボルトォオオオオ!」と叫ぶ話 作:月光舞詐称者姫
ザリュース達の出番が後になります!先に王都動乱やっちゃいます!
スタークが王国で色々やってたバタフライエフェクトです。あっちもこっちも手を出すより警戒してる方がいいと判断した為に、リザードマン達との戦闘が後回しになりました!
僕もザリュースは好きなのでその分しっかりと活躍させる予定です!コキュートスにもしっかりと見せ場を用意します!ですが多分マーレが酷い目に遭うのが先になります。これも予告しておきますごめんなさい
こうして、王国墓地での動乱は幕を閉じた。そこで有名になったのは、漆黒のフルプレートに身を包み、グレートソードを担いだ戦士モモンと、この事態の黒幕であるズーノラーンの幹部と、スケリトルドラゴン二体を撃ち倒した現代に甦りし伝説の戦士、仮面ライダー。
あれから数ヶ月、どちらも素顔を隠しており、その正体は謎に包まれている。
「えっと……この依頼、私たちに向けてですか?」
「はい、仮面ライダーの力をお借りしたいと」
「だから俺たちは仮面ライダーじゃないって言ってるだろぉ!?」
……その正体は公然の秘密である。それはそうだ、なにせ仮面ライダーの師匠、ブラッド・スタークが行動を共にしてるし、仮面ライダーが活躍するときいつもニニャが居なくなる。スタークには、一応他人の顔を変える整形能力があるのだが……ここで問題になったのが
「またまた、活躍に期待してますよ、
「か、仮面ライダーに、お願いしてみますね……?アハ……アハハハハ……」
そう、ニニャこと本名セシーリア・ベイロンの性別である。いや、隠していれば問題なかったのだが……
『えっと……その……これが僕の、本当の姿……です。』
もうチームに隠し事はしたくないと、ニニャが堂々とバラしてしまったのだ。女物の服(クレマンティーヌの隠れ家にあったもの)まで着て。その結果周囲にも、ニニャが実は女だった、と言う話が広まってしまったのである。
結果、誤魔化しによるリカバリーが不可能になってしまった。今はもう普段の男装に戻しているし、普段のニニャを知らない人間からはセシーリアと呼ばれているが、仲間からは今までと変わらずニニャで通っている。ルクルットも、別にニニャをナンパしたり……ということはなかった。
何より変わったのは……
「いいじゃない、堂々としてれば。賞賛と名声が飛び込んでくるのよ?」
「クレマ……ミカンさんまでそういうことないじゃないですか!」
ミカン、の偽名で通している漆黒の剣の新メンバー(自称)クレマンティーヌのことだろう。ちなみになぜミカンかというと
またカフェのマスターでオシャレな名前の果物とかもちょっと詳しいスタークの発案だ.最初嫌がっていたが半ば罰ゲームの様な形で決定した。
「だってぇ、アタシは仮面ライダーに絆されてここにいるのよ?もう公言しちゃえばいいじゃない。」
『ニニャ、私は反対である。この御仁の実力は英雄級であるが、まず間違いなく邪悪と言えるタチの人間である。』
『そうだぜ、スタークさんとかもいるんだし、態々こんなことすることねぇって、今からでも王国に突き出しちまおう!』
『……一応聞くけど、考えがあるんだよね?ニニャ。』
ダイン、ルクルット、ペテルは、ボロボロの状態でベットに寝かされているクレマンティーヌを前にしても、警戒と緊張を崩さなかった。片手片足がへし折れて武装も失っているいる状況でもこの女なら自分たちを倒せるんじゃないか。そう予感させるだけの恐ろしさがあったからだ。
『はい、でも、スタークさんは遠い異国からやって来ていて、武技も魔法も何も知らない。』
『あぁ、仮面ライダーの闘い方や戦略なら教えてやれるが、武技となると無理だな。俺の国にはなかった技術だ。』
『だから、強力な武技を有していて、魔法とかにも知見があるだろう、クレマンティーヌさんの指導は、僕たちが次のステップに進むのにちょうどいいと思うんです。それに……』
クレマンティーヌとニニャはよく似ている。そんなニニャの話した理由の詳細を聞いて、クレマンティーヌは根負けすることになった。
その後仮面ライダーと共に王国に出頭し、命令に背けば首に電流を流す王国のマジックアイテムをつけることで、保護観察処分の様な処罰が降った.
クレマンティーヌとしてもまだ死にたくないし、王国に囚われていては法国からの逃亡者であるクレマンティーヌに待っているのは順当な処刑か暗殺の二択だろう。クレマンティーヌとしてもこの要求は渡りに船だった……とは、思い難い。彼女には拷問や尋問用の魔法を検知すれば自害する魔法がかけられている.即ち首輪の魔法が起動してしまえば、クレマンティーヌは死ぬのだ。死んでいつでも楽になれる、とも言えるかもしれない。
「まったく、なんでアタシがこんなこと……」
そうぼやくが、まだそれをしない漆黒の剣との間だけで共有されたその理由を、クレマンティーヌはまだ、誰にも明かす気がなかった。
一方、トブの大森林近辺に転移したナザリック地下大墳墓では……
「それでセバス、あれからブラッドスターク達はどうしている。」
王国の内情を探る階層守護者、執事に身を包んだ、鍛え上げられた肉体を持つ老人、セバスは恭しく頭を下げたまま、自分の主たるアインズ・ウール・ゴウンに報告する
「はっ、どうも彼らは王都を中心に、フルボトルと呼ばれるアイテムを集めている模様です。」
「フルボトル……というのは、スタークが使っていたあれか?」
聖王国に出向いて、デミウルゴスに羊皮紙を作成させつつ、他の所も気をつけているアインズだが、相変わらずスタークには最大限の警戒と敵意を向けていた.
この地にアインズ・ウール・ゴウンの名前を轟かせる。その目的のために動く彼らの素朴な目的をぶち壊しかねない危険人物だ。そんな人物が探す、ユグドラシルでは聞いたことのないようなアイテム。
「はい、噂が正しければ、計六十本のボトルがあり、彼らの手元には未だ十本程度しかない様子。」
そう言ってセバスが広げたのは、街の絵描きが売り出しているという複数の絵だった。
「仮面ライダービルド……ニニャか。」
「はい、この戦士の正体がかつてアインズ様が行動を共にされたマジックキャスターであることは、まず間違い無いでしょう。」
「そして、スタークはそのボトルのほとんどを彼女に持たせ、使わせている。」
ラビットタンク、ホークガトリング、ロケットパンダ、複数のフォームはどれも、生き物+機械の組み合わせで形成されている。機械、そう。この世界の文明ではあり得ないもの
「現在、冒険者として依頼を受ける一方で、王国内のボトルを集め、その過程で麻薬の生産拠点や闇取引の現場を抑えることもあり、仮面ライダーはすっかり民衆のヒーローです。」
そのせいで、モモンの名声を広げるという目標はうまく果たされていない。いや、しっかり果たされてはいるのだ。新参冒険者の中では、有名になりつつある。だが街のヒーローと比較してしまうとどうにも一歩劣ってしまうのだ。
「(たっちさんが見たら喜びそうだ……でも、)」
あの日、墓地の動乱で背中から撃たれたことをアインズは絶対に忘れない.
「(あんな奴が作ろうとしてるヒーローが、まともなものであるはずがない)」
そんなものにニニャまで利用して、この男はなんのつもりなのだろうか。それを探るためには
「セバス、お前もボトルを回収出来るか?」
「ボトルを、でございますか?」
「あぁ、スタークが集めているアイテムなら、こちらで確保できれば、事を有利に進められるだろう。」
「はっ!」
その言葉に、セバスは深く頭を下げた。
「(お前の計画は、絶対に阻止してやるぞ、ブラッド・スターク……!)」
その様子を前に、アインズは決意を固めて、冒険者モモンに戻るため玉座を立つのだった。
一方で、王国の八本指と呼ばれる闇組織も、定例会議の場を設けていた
「さて、今回のメインの議題に関しては、分かっているな?」
円卓の中央に座るローブ姿の男がそういえば、忌々しそうに頷くのはスキンヘッドの線の細い男
「決まってるじゃない!仮面ライダーよ!あのいけすかない連中!たかだか銀級の冒険者が調子に乗ってくれるじゃない!」
否、オカマだ。名をコッコドールという。王国を裏で牛耳る八本指、その奴隷売買の部門を担当しているそのオカマは、キンキンとした声で捲し立てる
「ただでさえ奴隷売買が禁止になって下火なのに、娼館とかまで潰され始めちゃあたまらないわよねぇ。」
「何よヒルマ!そっちは儲かってるからって嫌味!?」
そう言うのは麻薬部門のヒルマ。元は別々の組織の集合体である八本指は、部門ごとに仲が悪いが、この二つの場所は取り分け悪い。だが、
「だけど、最近いいアイテムを手に入れてね。新商品が出来たのさ。」
「新商品ン?」
そう訝しむコッコドールに、ヒルマは悪い笑みを浮かべて言う
「アンタも見てみたくないかい?正義の仮面ライダー様が、無垢な民衆相手にどう立ち向かうのか。」
そう言って掲げた袋を見て、コッコドールは邪悪な笑みを浮かべるのだった.
「アンタにも協力してもらうよ、ゼロ。」
「いいだろう、金さえ払えば作戦の成功は保障してやる。」
王国を蝕む秘密結社の、三部門を巻き込んだ悪意が、仮面ライダーに牙を剥こうとしていた。
今回短めで申し訳ありません。次回からここにラナーが加わって4陣営入り乱れる王都動乱をお楽しみください
スタークはどうする?※注意!このアンケートの結果でストーリーが分岐します 分岐によっては取り返しのつかない結末に至るのでご注意くだ
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ニニャとンフィーレアだけを確実に逃す
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一か八か、全員を逃す