アインズ様が「エボルトォオオオオ!」と叫ぶ話 作:月光舞詐称者姫
「では兄者、行ってくる。」
「あぁ、気をつけてな。」
短い挨拶と共に、ザリュースはロロロの背に乗って出発する。クローズドラゴンはアウラについていると言っていた故、ロロロとの二人旅になると思っていたが
「おーい、ザリュース待ってよー!」
「アウラ、来たのか!?」
クアドラシルに騎乗したアウラが暫く経ってから自分のことを追いかけて来て驚くことになる。
「どうやってここまで……」
『道ならお前の兄貴に聞いたぜ。』
クローズドラゴンがパタパタと羽ばたきながらそう言う。
「てっきり集落で待っているものと……」
「それでも良かったんだけどさ、ほら、ちょっと居心地悪くって……」
「……そうだろうな。」
「いや!悪いわけじゃ無いんだよ!みんないい人達っぽいしさ!ただ……」
リザードマンは閉鎖的な部族だ。いきなり現れたダークエルフの少女というよそ者に、どうあっても負の感情が出てしまう。残念そうに視線を落とすザリュースに、慌てて弁解するアウラ。
「気持ちは、分かるよ。自分の周りがあんまり急に変わるから、どうすればいいかわかんないんだ。」
『お前もそうだったのか?』
「うん……本当に、ちょっと前までね、あたし達にとってアインズ様の言うことは絶対で逆らうなんて考えたことすらなかった。」
ぽつりと、アウラは語り始める。
「ナザリックの外なんて気にもしなかった。もしかしたら、もしかしたらなんだけど、アインズ様にはあたしには分からない何か大事なお考えがあって、皆んなを攻撃するのは必要なことなのかもしれない。」
「…………」
いきなり有無を言わさず一つの種族を滅ぼす行為が、正しいとは思えない。だがザリュースはかつて飢えから必要に駆られ殺し合ったリザードマンの歴史を経験している。何より思い詰めている彼女にこれ以上追い打ちをかけるのは酷なだけだ。彼女の悩みに寄り添うように、優しく目を向けるだけだった。
「でもあたしの頭の中で、皆んなが滅ぼされるのは嫌だって考えが出て来ちゃう。アインズ様の配下なら……」
「それはおかしな話じゃないか?」
主人の命令に疑問を持つべきじゃ無いはずなのに。そう言うアウラに、ザリュースは疑問を投げかける。
「え?」
「お前も長老達を見ただろう?」
族長であるシャースリューの側に座りながら、彼の意見に反して、掟を重視してザリュースが会議の場に参加することにすら苦言を呈していた。
「あぁ、あの人達……」
「その口ぶりからして、いい印象は抱いてもらえなさそうだな。」
「当たり前じゃん!あの人達これから養殖に……ザリュースの知識にお世話になる訳でしょ?それなのに……」
大事な会議の場であんなふうにザリュースを冷遇しようとするなんて、まるで恩知らずだ。その言葉にザリュースは頷く。その上で
「なんでそんな恩知らずな真似をしたと思う?」
「え?」
いきなりの質問に目を白黒させるアウラに、ザリュースは捕捉する。
「愚か者に長老の位は務まらない。彼らは物の道理をよく理解している者達だ。あんな真似が恩知らずと言えることくらい理解している。」
「分かっててやってるってこと!?」
「そうだ。その上で聞きたい。何故だと思う?」
ザリュースの目は真剣そのものだ。それに釣られて少し考えてみるが、ピンとこない。どう考えても不正解だろうが、それしか思い浮かばなかった解答を言う。
「そんなの、掟が大事だからじゃないの?」
「そうだ。」
「えっ正解なの!?」
本当に掟の為なのか、恩よりも掟が大事なのか、やっぱり単なるバカなんじゃ無いか。だがザリュースはそんな人間に長老は務まらないと言う。
「もしかして……そんな頭が悪い人でも長老になれちゃうくらい、"
「それは面白いな。だとするとアインズと言う奴の軍勢以上に問題だ。」
「真面目に答えてるんだケド……」
予想の斜め上をいく力技の解決案に、ザリュースは笑い、アウラはそれにムッとした表情を見せる。
「そんな笑い話も悪く無いがな、答えは簡単だ。掟は、何も長老達だけにとって大事な訳じゃない。リザードマン全体にとって大事なものだ。」
そしてそう解説する。
「何も、俺を部外者として村の外に置くべきだという意見を持つのは長老達だけじゃない。祭司や戦士の中にも狩猟班の中にも、そこに属さない若者にだって掟を重んじるべきだと言う者はいる。」
基本的には長老達と同じで、村全体の秩序を維持する為に掟は必要であると考える者が大半だろう。だが中にはただ掟というのは大事なものだからと、なぜ掟が大事なのか理解出来ずに言う者もいる。
「そう言った者達を代表して否を唱える長老達に対して、族長に加えて祭司頭、戦士頭、狩猟頭。それぞれが明確な理由を持って『今は俺の話を聞くべきだ』と言ってくれる。その上でそこまで言うならと長老達が引き下がる。
こうすることで、不満のある長老達も納得しているのならと、そう言った者達も引き下がってくれる。」
「そんなことしなくても、長老達が最初から黙ってればいいだけなんじゃ……」
アウラの疑問にそれではダメだとザリュースは言う。
「掟を重んじる者達の筆頭である長老が何も言わないと、若い者達に不満が溜まる。しかもその不安は長老達の方に飛び火する。『なぜ、長老達は何も言わないんだ。』『掟を軽んじる族長の言いなりになるのか』とな」
「………」
「同じようにもし俺があの場で面と向かって長老達に『自分に発言の資格がある』と言えば。掟よりも俺の功績を見て俺の待遇をよくするべきだと言う者達が同調して収まりがつかなくなる」
彼らは、俺が何も言わないなら尊重するべきだと、不満を抑えてくれているからなと、ザリュースはリザードマンの不和の種を解説する。
「長老達は俺を不満に思う者達のために口を開くべきであり、俺は俺の為を思ってくれてる奴らのために口をつぐむべきだ。」
どちらかの誰かが、部族間の内覧という最悪の事態を起こす引き金にならないように。それが政治というものなんだと語るザリュースに、アウラはやはり首を傾げた。
「よく分かんないや。そんな面倒くさいことしなくても、族長の意思に従わない奴なんて追い出しちゃえばいいじゃん。」
"旅人"の苦労をしれば、誰もザリュースを虐げたりなどしなくなる。そんな残酷な提案にザリュースは
「……そうだな。追い出して散り散りにしてしまえば口減しにもなるし、徒党を組んで反撃されることも無いかもしれない。だが、それでは何も変わらない。」
「どういうこと?ザリュース達にとっていい村に……」
「掟を重んじる頭の固い老人が、掟を軽んじる軽薄な若者に変わるだけだ。時には掟を無視する必要がある時があるように、掟を重んじるべき時は必ずある。」
そう言って、アウラの意見を否定する。二つの意見が交わってるからこそいいのだと、この面倒くささがいいのだと。
「何より、一つの考えを絶対とすることの危うさは、お前が1番よく分かってるはずだ」
「うっ…………!」
その言葉にアウラは目を見開く。そうだ、アインズ様の考えこそ絶対、そう考えて来て、それ以外の全てを蔑ろにして踏み躙る光景を見たばかりじゃないか。
「……ごめんなさい」
「こちらこそ申し訳ない。なんだか説教くさくなってしまったな。話を戻そう。お前達のナザリックは、きっと俺たちリザードマンの村と比べて遥かに大きく、強大な国なのだろう」
それを纏め上げるために、絶対的な統治者を置くのはおかしくない。部下がそれに忠誠を捧げるのは見事なものだ
「だがその王が絶対的に正しく、間違う事は決してないというのはあり得ない。例えその支配者にとっては正しくても、他の視点から見れば間違っていることなどいくらでもある。逆も然りだ」
長老達のように、一見意味のない愚行に見えることが、しっかりとした意味を持つ事もある。
「少なくとも俺に言わせれば、自分と異なる考えを持つようになった部下が逃げ出してしまう時点で、そのアインズという奴は支配者失格だ。厳しい事を言うようだがな」
長老達の様にリーダーが間違えた時のストッパーも、反対意見を持つ者達の代表として堂々と討論できる機会も無いのだから、そうなってしまうのはある種必然だ。その言葉にアウラは沈んだ表情を見せる。
「すまない、お前達の指導者を侮辱する様な物言いは……」
「ううん、そうじゃないんだ。そうじゃなくてさ……」
謝ろうとしたザリュースに、アウラは首を横に振る
「話し合えば、良かったのかなって。もっと違うやり方があればこんな真似しなくても、上手くやれたんじゃないかってさ。」
ザリュースがどこまで行っても緑爪の集落の者達にとっては旅人で部外者の様に、アウラは既に裏切り者なのだ。ナザリックにとってどうしようもなく。
「お前は優しいな。」
「え?」
そう悩む姿を見て、ザリュースは言う。
「ついていけないと逃げ出した筈の仲間を、それでも思い続けている。同じ様に、俺たちのこともな。」
「ザリュースには負けるよ。」
結局は自分のことばっかりだと自嘲するアウラを慰めながら、次第に
族長の証と凍牙の苦痛が信頼の証となり、"
「部族を纏め上げる者が会うそうだ。その者は一対一の話し合いを望んでいる。」
「じゃあ、あたし達は入れないね。」
『家の外で待ってっからな。頑張れよ。』
「あぁ。二人とも不便をかける。」
"朱の瞳"の長老の言葉に了承し、ザリュースだけが族長の待つ家屋の前で二人に別れを告げて、そこにかかった垂れ幕を持ち上げる。子供ゆえの好奇心がザリュースを心配する心からか、暗闇だろうと遠方だろうと見据えてみせるその瞳で中を覗き込む。
そこで見てた族長の代表と思わしき女性は……
「(凄い、
鱗のない白い身体に、部族の名前と同じ朱い瞳。現代の環境に適応する為に退化、あるいは進化した部分を有する生物達の中で貴重な、先祖の因子が強く出た存在。言わずもがな、他のリザードマンと比べても高いポテンシャルがあるのは間違いない。
流石のザリュースも、そんな存在を見るのは初めてなのだろう。入り口で固まってしまっている。
「(あのザリュースが棒立ち?まさか、洗脳系の魔法か呪い?)」
万が一に備えてスキルを利用して聞き耳を立てる。
「かの蜥蜴人四至宝の一つたる凍牙の苦痛を持つ方にも、この身は異形に見える様ですね。」
どことなく自嘲するようなそんな物言いに対し、どこか呆然としながら近づいていくザリュースの足音がする
「あ、あの……?」
不安そうな物言いから、この状況を仕組んだのが彼女だとは考えづらい。だが明らかにザリュースの様子が普通と違う。万が一の時はこの鞭で……と、武器の持ち手に手をかけようとしたところで
キュッ!キュルルルルル!!
甲高い鳴き声が響いた。普段のザリュースの凛々しい声を出す声帯と同じ物とは思えないような甲高くよく響く、求愛の鳴き声。
『』
隣を見ればクローズドラゴンにもばっちり聞こえていたらしい。口にあたるパーツをあんぐりと開けて固まっている。聞き耳要らなかった。いやそんな事を言ってる場合じゃない。二人同時に我に帰る
『どうなってんだよどうなってんだよ!?なんで求婚してるんだよ!?』
「嘘でしょあたしまだ出会って日が浅いけど何回も聞いたよ!?
『俺に結婚はできないよ(キリッ)』ってザリュースが言ってるの!?」
『まさか魅了か!?朱の瞳の祭司の力かなんかか!?』
「いや向こうもすっごく狼狽えてる!!これ完全に予想外だよ!?」
『それはそれで嘘だろおい!?』
我に帰れてはいなかった。二人して声を上げながらあたふたしている。
『いや待て、あれが俺たちの勘違いって可能性も』
「そうだよ!あくまで気の迷いみたいなだってここに来たのは部族間の同盟のためでしょ!?」
慌てながらも一旦落ち着き、話を進めようとする族長代理、クルシュの物言いを聞いてほら!と言うアウラ。だが彼女の聞き耳スキルは捉えてしまった
「ここに来た理由はなんでしょうか?」
このクルシュの問いに対する、
「結婚してくれ」
「「…………は?」」
このザリュースのぶっ飛んだ返答を
「「はぁーーーーーーーっ!?」」
室内のクルシュの大絶叫と、目を点にしたアウラの大絶叫がシンクロした瞬間だった。
「あ、あわ、あわわわわわわ!?」
「す、すまない!勿論ここに来た目的は違う」
「う、うんうんそうだよね!?結婚のためじゃないもんね!?」
聞き耳だと言うこともすっかり忘れて狼狽えるアウラ、一方のクルシュも目をまわしかけている。二人の尻尾がピクピク動く音まで聞こえてきてしまう。だんだん自分で発動した偵察スキルが鬱陶しくなってきてしまった。
そんな中でザリュースが改めて口を開く。ここから種族間の垣根を取り払う歴史的な瞬間が……
「返事は事が済んだ後で構わない。だが、自分の気持ちに嘘はつけん」
「今言わなきゃいけないのはそれじゃなぁあああい!?」
訪れなかった、まだ続いた。しかも口説き文句まで飛んで来た。
「こ、この姿を見てなんとも思わないのですか?アルビノの私を……」
「待って!あんたまでそっちに行かないで!?」
思わずそう言い出してしまうクルシュに悲鳴を上げるアウラ。会話が完全にそっちの方向に進んでしまったら誰が話を進めるの!?ザリュースもそろそろ程々に……
「我々"朱の瞳"では時折この様な特異な見た目の者が産まれるのです。そして基本的に何らかの才に優れています。私は祭司の力を持つ代わりにこの様な姿に……」
「とても美しい色をしている。かの山脈に掛かる雪の様だ。」
「行ったーーーーーーーっ!?」
先ほどのそれよりも数段火力の高い口説き文句。聞き耳を立てているだけなのにその白い頬を真っ赤に染めたクルシュの姿が目に浮かんでくる。話の軌道の修正はもはや不可能だ。
「ザリュースぅうううううう!!」
『おぁああああああああああ!?』
側で呆けながら浮かんでいたクローズドラゴンを鷲掴み、そのまま投擲する。悲鳴を上げながら飛んでいくクローズドラゴン。まっすぐ進むそれは家屋の垂れ幕を突き破り、人生初めての体験に脳がショート寸前のクルシュの肌にその手を触れようとしているザリュースの脳天に直撃することになる
「ぐおっ!?」
「きゃっ!?」
「まったく何やってんのさザリュー……す……?」
今更ながらだが、アウラはレベル100、せいぜいレベル20代がいいところザリュースをはるかに上回る膂力を誇る。そんな腕力で投げつけられた
もつれ込んだ結果、顔と顔が至近距離で触れ合い、アウラから見ればキスをしている様に見えてしまうのも。
「な、な、な…………」
「あ、アウラ!?いや違う、待ってくれこれは……」
顔を赤くしてわなわなと震えるアウラの姿に、ザリュースは慌てて弁解する。どう見ても自分の今の状況は子供に見せる光景ではない。
「いい加減にしろぉーーーーーーーっ!!」
今度はアウラの絶叫が集落全体に響き渡ることになった。
「つまり、先日のアンデッドの主人はアインズ・ウール・ゴウンという強大なアンデッドの魔導士で、このアウラさんという方はその者から逃げてきたと……」
「で、それを伝えに来たのに今回の戦いで死ぬかもしれないから生存本能が爆発して思わずザリュースはクルシュ……さんに求婚しちゃったと。」
「そ、そういう事だ……」
クローズドラゴンとアウラがじとっとした視線を向けてくる。その様にバツが悪そうにするザリュース。大きなため息をついた姿に、子供の前で恥ずかしい姿を見せたと己を恥じるザリュースの尻尾が萎れた
「かの伝説の剣を持つお方が、死ぬ覚悟を決めるほどのお相手……ということですね。」
その言葉に頷くザリュース。あれからアウラとクローズドラゴンを交えて、改めて話し出すことになったのだ。
「"朱の瞳"は何番目と?」
「四番目、と言われました。」
「ならば、ここからは本音で話させてほしい。」
そう言うザリュースの表情は、一目惚れした女に向けるようなものでは無くなっていた。鋭い瞳でまっすぐ相手を見据える、戦士にして統治者。緑爪族の若者たちの頼れるよりどころとしてのザリュースの顔になる。
「敵は強大、勝てるかどうか分からない。だが逃げ出し、この地を捨てたとして、その先にどれほどの未来があると思う?」
主食である魚が少なくなり、食料の安定供給は愚か右も左も分からない新天地、そんな場所に五部族全てが逃げ込んだら……
「では、貴方は」
「残酷な事だが、この戦いは口減しになると考えている。その上で、緑爪族は、朱の瞳族との同盟を望んでいる。」
クルシュもまた、先程までの突如の恋に振り回される少女ではなく鋭く真面目に、提示された頼みを吟味する、部族を導く族長の看板を未熟ながら背負うものの顔となって内容を受け止める。
「もし、拒絶した場合は……」
「真っ先に、朱の瞳と戦うことになる。」
「ちょ、ちょっと待ってよ!?」
それを聞かされておらず狼狽えたのはアウラだ。
「ザリュース、あんなに同族同士で争うなんて馬鹿な真似はしたくないって言ってたじゃん!?」
「そうだ。だが新天地で限られることになる食糧を、一足先に無傷で逃げることで独占しようなどという愚かな真似を目論む部族が居れば、見逃すわけには行かない。」
「当然、これは最終手段です。我々の部族もそのような真似は考えておりません。」
あくまで万が一の話、そう聞いてホッとする一方で、この方法は部族単一で見るならそれなりに効果的かもしれないと思えてしまう。
「だが、五部族で同盟を結ぶことが出来れば新天地に流れる者たちにかつて争った敵の部族同士、ではなく共に戦った同胞同士、と言う認識に塗り替えることが出来る。」
「そうなれば、新天地で派手な争いが起こることは避けられる。」
「いずれの分裂は避けられないかもしれないが、そういことだ。」
同盟を組んだ方が、リザードマンの総数は減るかもしれないが、未来の争いを避けることが出来る。そう言うザリュースに頷くクルシュ。そして話はさらに移り変わる。
「もう一つ、聞いておきたいことがある。」
「なんでしょう?」
「先の戦いに加わらなかった"朱の瞳"は、あの飢餓をどうやって生き残ったのだ?」
その質問に、クルシュの顔色がまた変わった。あの飢饉は、争いに参加していなかったとしても辛いものだったらしい。
「……それは、言わなければだめな事でしょうか?」
「頼む、知りたいんだ。祭司の力か?それとも他に方法があるのか?その先に、新天地での飢えを乗り切る救いが「ありませんよ」ッ!!」
顔を背けて、ザリュースの望みを遮るように、下を向いてクルシュは語る。
「私たちが飢えを乗り切るためにしたのは
語られることになったのは、極限状態でどこまでも残酷になることが出来る、血塗られた歴史だった。
改めて本編を見返すとかなりキツい蜥蜴人の歴史。
クルシュに兄がいるのも稲作で飢えを乗り切ってるのもプレイヤーや人間との交流の歴史があったりするのも全部二次創作の話で最初見返した時あれおかしいなってなりました。