遊びは程々に (リメイク版) 作:凍結中の人
まだまだ先は長ーくなりそうな気はしますが、エタることはないだろうと思います。
これからもお付き合いのほど、よろしくお願いします。
感想や意見どんどんどうぞ、大抵のことなら大丈夫。
良いもので自分に出来そうなものはしっかり取り入れて行きたいです。
side:???
おいおい、なんだよあいつは東方不敗とか洒落になんないぞ原作がぶっ壊れるじゃないか!でも乗機はマスターガンダムじゃない…やはり他の転生者がこの世界に来たのか。
あいつも前の俺と同じなんだろう、原作知識の有無はわからんがそれを壊すべきじゃないのがわかっていない。ほっとけば世界は救われるのに自分勝手に行動したらどうなるかなんて全く考えもしない。
どうにかしたいが影響を抑えるためにはこちらも大々的に動けない、むやみに接触は出来ないか。接触するタイミングは考えなければ。
とりあえずバランスの調整は必要か、場合によっては排除も念頭に置く必要がある。
全く前のやつといい、ここはなんで転生者が複数もいるようだな。
原作キャラにじゃないぶん前よりマシと思うしかない…でも今回は何をしても必ず世界を救ってみせる。
side:優弥
あのあと太平洋を経由して、今俺たちはアザディスタン王国にいます。
このあたりは少し前まで行われていたクルジス共和国との戦争により荒れている。
戦争も落ち着き、クルジス共和国が滅びた今でも治安が悪い。
テロが横行したりなど周辺の情勢もあり紛争状態から抜け出しきれてていない。
まぁ言っちゃ悪いが隠れ家を作るにはいい場所である。
この前この国に来たときに、郊外のスラム街にある壊れかけで中はがらんどうの廃工場とそれが立つ土地を買取り、資材を搬入して隠れ家兼補給基地のように使っている。
今回の戦闘では大きな損害は出していないが、エネルギーと整備は必要不可欠だから補給基地は必要だ。
「あっ!おかえり~兄ちゃん、妖精ねぇちゃん」
「ああ、ただいま。何か変わりはないか?」
「こら、その呼び方はやめなさいと言っているでしょ」
「でもねぇちゃんは妖精じゃんかよー、なぁみんな」
『ねー』
「諦めろよエミリー、油断したお前が悪い。
どうせこいつらがそう呼んでいたからといって、誰も本気に取らないさ。
…またお前がミスんなきゃだけどな」
「あれは仕方なかったのよ、あんなボロいベットで寝れるわけないじゃない!」
こいつら(4~6歳の女子二人、6~8歳の男子一人、9~11歳の男子一人、13歳女子一人、14歳男子二人、10~13歳の男子一人と4~6歳の女子一人は兄妹らしい)総勢7名は戦争孤児というやつだ。
確かダブルオーの原作でもカタロンに孤児がいたけど別のグループだ、探せば同じような集団はまだあるだろう。
こいつらはなかなか凄い。
年長男子二人組を中心にして、小遣い稼ぎのような仕事で金を稼ぐのは当たり前。
時にはもろ犯罪なやばいこともやりつつ、周りの危険な大人をやり過ごして生きてきたらしい。
全員身寄りも親族もなく誰も頼れるものがいない中、子供だけで生きていくのはどんなに難しかったのだろうか。
こいつらとの出会いはエミリーがコイツらにさらわれたことだった。
前にこの国に来て廃工場を買ったあと、俺たちは申し訳程度に備えられていた寄宿舎で睡眠を取ろうとした。
そこでエミリーがベットで寝ると言い、妖精モードになって持ってきていた小さなベットで寝たのが出会いの始まりだった。
エミリーが寝たあと、粗手での人の気配におびき寄せられ、俺は部屋を出た。
そして誰もいないことを確認して、仕掛けておいたトラップに反応がなかった。
しかし部屋に帰ると、置いておいた荷物がなくなりエミリーもベットごといなくなっていた。
いや全くすごいものだろ、13か14歳程度の子供三人がトラップをかいくぐり陽動まで仕掛けてきたのだから。
ま、ひとつ失敗だったのは荷物の中にあった発信機に気づかなかったことだな。
それがなけりゃ少々めんどくさいことになっていただろう。
なんでエミリーをさらったか?出来のいい人形に見えたから売れると思ったんだと。
とにかくすぐさま捕まえて全部取り戻してその時はそのまま見逃したんだ、眠かったし。
次の日に少し気になって逃げた方を見に行ったら、二~三人の大人に追われてるのを見かけてな。
ほっとくのも後味悪いと思い、跡をつけて行った。
すると昨日の盗人男子二人が追い詰められていて、さらには大人に暴行を受ける寸前になってたから助けた。
無理やり話を聞くと仕事でドジってしまい、住処もバレたのでほかの奴らを逃がすためわざと追われていたという。
それならちょうどいいと、全員まとめて雇うことにした。
エミリーの正体にも気づいていたし、金なら宝石類を換金したものが大量にある。
全員スキルが高い奴らだったので、なんなら俺たちの隠れ家である廃工場の管理をしてもらおうと思ったのだ。
どこからか銃などの武器まで手に入れてあり、全員が扱えるということでショックガンと、人体に害はないが三日ほどの記憶が消える泥酔麻酔、などを渡して護身もバッチリさせている。
他にも身を守るために使えるものをいくつも渡している。
「全く、少し堕落が過ぎるんじゃないか?」
「いいじゃない、そのおかげで人員も確保できたんだから。ねーみんな」
『ねー』
「お前全く反省してないな?」
「あ~優弥が怒ったー、逃げろー」
『逃げろ~』
「あ!てめエミリー!っとお前らまで」
エミリーが俺をからかった挙句、工場の中を逃げていく。
子供たちも女子の中で一番年上の一人を残して付いていってしまった。
「すみません、みんなまだ子供で」
「はぁ、ほんと元気だな。少しふざけすぎな気がするがそんなので大丈夫なのか?」
「みんなあなたがいるから安心しているんですよ、もちろんいつもは警戒を怠っていません。みんなは私が連れてくるので…」
「なんかお前はいつもしっかりしてんな」
「みんな年下みたいなものですから、年上二人もああですしね。
私がしっかりしなければならないんです」
「大変そうだが、頑張れよ」
「はい、それでは……こらーみんなー」
そのままいなくなったやつらを探しに走り去っていく。
こんなんになっているけど本当に能力は全員が優れている、厳しい環境で生き抜いてきたのは伊達じゃない。
「待ちなさい!みんな~」
「今日は捕まんねぇー」
いや本当に凄い奴らなんだがなー。
「妖精ねぇ、飛ぶのはずりぃぞ!」
「あはははは、飛べない方が悪いのよー」
さて俺も行くか。
ここの子供たちも刹那と同じように戦争に巻き込まれ、きつい経験をしたけど、守りたい仲間がいたため、明るさを保って過ごせるという設定。