遊びは程々に (リメイク版)   作:凍結中の人

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あ~このあとも結構大変そうだ、早く書きたいところまでいきたいなぁ~。



第十二話=初めての出会い

side:優弥

 

 死ぬぜ、死んじまう…ハハ、ふざけられるほどの余力すら残っちゃない。

途中からは応援も来て楽にはなったし、こうして閉店と同時に帰らせてくれたが……なんか頭がクラクラしてきた。

こんなにふらついてたら、心配性の奴らがまたうるさいんだろうなぁ。

彼女なんかは何かあるたびにすっ飛んでくる。

そしていつも誰かがそばにいるんだから、いくらなんでも過保護で参ってしまうよ。

あれ?彼らって誰だ??

 

 

.............

 

side:エミリー

 

 まだ帰ってこれないのかしら?優弥も災難ね、数日間は行動を自粛してあげようかな。

でもパソコンでの暇つぶしには限界があるのは事実……足音、やっと帰ってきた。

ドアが開いていき、優弥が中に入ってくる。相当疲れているみたい、顔に生気がないわ。

 

 「おかえりー、優弥」

 

 「…ああ」

 

 「大変だったみたいね。どう、誰か有名人でも来た?」

 

 「すまないが私は疲れているんだ、今日はもう休ませてもらうよ。話なら明日にしてくれないかい」

 

 「別にいいけど…」

 

 

 って、もうベットに倒れこんで寝てるし!

そんなに疲れてたのね……すごく眠い時って性格が変わることがあるらしいけど、ああゆうことなの?

ふぁあ~眠くなってきた、私も寝ましょうか。

 

 

.............

 

side:優弥

 

 ……あ~よく寝た、そろそろ起きよう。今なんじだ…ってもう九時過ぎてるし。

エミリーは相変わらず、寝たまま。あいつは起こさない限り起きないことがよくある、自分より疲れていないはずだけどいまさら何とも思わんよ。

さて今日も休み、このままエミリーは起こさずに一人で行動するのもいいな。

よし!書き置きだけを残して出かけることにしよう、昨日はあんなに頑張ってやったしエミリーも許してくれんだろ。

 

 えーと、昨日の疲れを癒すために外出する。夕方には戻る、何かあったら連絡。

書き置きはこんな内容でいいだろ。

 

 素早く着替えて静かに部屋を抜け出す、まずは艦の内部受付に向かうことにした。

この部屋からは十五分程度で外に出られるが、勝手に降りることはできず許可が必要だ。

そこには何回か行っているため、今更迷うこともなく着いた。

 

 「すいません、外出許可を取りたいのですが」

 

 「はい、外出許可ですね。名前と目的、時間帯、行き先を教えてもらえますか?」

 

 「名前はドモン・カッシュ、時間帯は今から五時までで、付近を軽く散策するだけです」

 

 「了解しました。少々お待ちください……あのう、臨時整備員のドモン・カッシュさんで間違いありませんか?」

 

 「そうです間違いありません」

 

 「でしたら、外出許可を出す前に確認したいことがあります。

こちらからのお知らせが昨日来ているはずなのですが、見てもらえましたでしょうか?」

 

 

 お知らせ?あ、そういえば昨日の朝から通信端末の確認してなかったわ。

…うわこれか?今後の勤務に関する重要なお知らせ、……来てるよ。

 

 「ええと、この今後の勤務に関する重要なお知らせというのですか?」

 

 「はい、そうです。私は担当ではないので詳しいことは言えませんが、あなたに対してのみの話なのですぐにでも確認してもらえると助かります」

 

 

 俺だけにだと、もしかして何かに気付かれた?

内容は…簡単にまとめると、あなたの技術は素晴らしいので、雇用に関して話がしたいといったところか。

日時は未定のようだな、しかしすぐ確認してくれというのだったら。

 

 「内容については了解しました、それでこれ日時が書かれていないようですが」

 

 「そのことなのですが、今すぐにというのは大丈夫でしょうか」

 

 「えっ今すぐ、ですか」

 

 「ええ、実は上の方の人が時間ができたので是非会ってみたいと……どうでしょうか?

できれば了承してもらえればこちらとしても助かりますが、強制ではありません」

 

 

 今日になるとは予想していたが今すぐになるなんてな。

どうしようか、正直会うのもいいのだが休みがなくなるかもしれないんだよな~。

 

 「場所はここでやるのですか?」

 

 「……いえ、違うみたいです。この近くの街中のようですね」

 

 「街中ですか!それなら外出の目的と同時に出来そうです」

 

 「それは良かったです、では外出許可と地図をお渡しするので少々お待ちください」

 

 

.............

 

 さて、ここか。

あのあと地図等を受け取り、そのままの足で目的地へと向かった。

今すぐとは言うが時間に余裕がなかったわけでもないので、街中をぶらつき休みも満喫しつつだが。

そして今、ある商社ビルの一室で偉い人を待っているわけだ。

お、足音が聞こえてきた、もうすぐか。

ドアが開き入ってきたのは五十はいっているだろう男性、そこはかとなく苦労を重ねてきた感じで厳格な雰囲気を漂わせている。

すぐにただものではないと気づいた、下手をすれば自分の正体が知られている。

慎重に行動しなければならない、ここは重要な分岐点のようだ。

 

 「失礼、待たせてしまったか。こちらから呼んだというのに申し訳ない」

 

 「いえここについてから五分も待ってはいませんので、気にしないでください」

 

 「そうか、すまないな。私の名はエルガン・ローディック、君の名前はドモン・カッシュ君で間違いないな?」

 

 

 これは思ったよりも大物が出てきてしまったらしい。

 

 




第四話のフラグの一つを回収しました。
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