遊びは程々に (リメイク版)   作:凍結中の人

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第一話=ハロー新しい世界

:時は二人がバイストン・ウェルから消えた直前に遡る。

 

 

 「オーラロードはうまく開いた。到着までは…あと三、四分かな」

 

 「へ~、カップヌードル作ればちょうどね」

 

 「おいおい雰囲気軽くするなよ。なかなかできない経験だぞ、一応」

 

 「まーそうだけど、つい。あ~インスタントラーメン、久しぶりに食べたいな~」

 

 「そんなの向こうでならいくらでも食えるだろ。しかし安定していて実にいい感じだ」

 

 「ねぇ、優弥それフラ」バキャァァーーン

 

 何かとんでもないものが割れてしまったような音とともに、突然凄まじい揺れが俺たちの乗る機体に伝わってきた。

今までは穏やかに流れるオーロラのようだった景色にはいくつものヒビが入り、それがみるみるうちに広がっていく。

 

 「何だこれは、いったい何が起きたんだ!?」

 

 「アクシデントってやつね?いやー面白いなー。

やっぱり優弥といると退屈しなくていいね~この先は死かそれとも虚無なのか!」

 

 「何のんきやってんだエミリー!えぇい装置は完璧だった事前の実験も…当方に一切の不備はございません!つまり外部からの干渉だ。くそう、やめときゃよかったかぁ!

「さぁ崩れるよ~優弥ー 「ぎゃーーーーーーーー

 

 いままであった景色の全てが剥がれる様に崩れ落ち、眩い閃光が俺たちを襲った。そしてすぐに新たな景色が目に飛び込んできた。

 

 「なんじゃこりゃーーーー」

 

 青い空!青い海!地上にはどこかで見覚えのある集団!それも絶好の戦闘日和です!って、ここ戦闘空域入っているじゃないか。

 

 「優弥!ここは一旦逃げた方がいいと思う!

とにかく状況の整理を…それに空気が凄い辛い、すごい注目されてる気がする!

どこか誰もいないようなとこ行きましょ早く」

 

 「あっあぁ、そうだな」

 

 確かにこの状況は俺もきつい。

 

 「じゃあ、撤退ーーーーー」

 

 「後ろに全速前進DA☆」

 

 

:少しして

 

 あの場から逃げて現状は太平洋の海の中、ここなら誰にもわからないだろう、多分。

ここまでに高高度を飛行して逃げた結果、ここが地球らしき場所であると判明した。

で、多分だが目的の地球とはまた別の世界。

 

 でも今そんなことはどうでもいいそれよりも大切なのは…

 

 「なぁ、見たよな?あれ」

 

 「そうね、そりゃもうバッチリと。

ガンダム系統に、マジンガーZ、ゲッターロボとその他スーパーロボットの方々にー」

 

 「マクロスにボトムズもいたな」

 

 「名前忘れたけどコードギアスに出てくるやつもいたわね…」

 

 あ~もうこれは決まりだわ、元いた世界にあったよこんなゲーム。多分エミリーもわかってるんだろうなー。

 

 「よし、じゃあせーので答え合わせをしようか」

 

 「もうわかりきっているんですけどね…」

 

 「まぁ、いいじゃないか。せーのっ

『スーパーロボット大戦!』

 

 「それも私たちが知ってる中では最新のものになるはず、だって参戦作品に私の知ってるアニメの中では比較的新しいものがあったもの」

 

 「そうだな俺も間違ってないと思う、エミリーの知識と俺の持ってる知識は時代的なズレはほぼなかったし」

 

 エミリーは転生している分と妖精になってからを合わせれば確実に俺よりも長く生きているが、持っている知識はあまり変わらなかった。

たぶん俺の転移とエミリーの転生で時間のズレがあるのだろう、他に同じ体験をした人を見たことないから確実なことはわからないけど。

 

 しかし仮にもアニメの世界から戻ろうとしてみたら、次はゲームの世界とは不思議なこともあるものだ。

アニメじゃない!ホントはゲームさぁ~。ってね。

 

 まぁこれすごく面白い状況だけど、むしろ本来の目的地より楽しみがいっぱいありそうだ。

 

 「ゲームの…スパロボの中だというのは確定として、まず情報収集は必要だな。

あと基本的にこれからどんな行動を取るか決めておこう。

まず介入は当然だと思うが……エミリーは特にしたいこととかある?」

 

 「うーん、やっぱり優弥は誰彼構わず強い人と戦いたいんだよね?」

 

 「あぁそうだな、この世界は強敵がいっぱいいそうで…オラわくわくすっぞ」

 

 「うわっ出たわね戦闘狂(サイヤ人)~あんた本当に同じ日本人?」

 

 「仕方ないだろ、バイストン・ウェルに来てから戦闘のことを考えると胸が熱くなるんだ。もっとだ、もっと熱くなろうぜ!みたいな感じね」

 

 「じゃ、前みたいに人助けしながら強い人たちにちょっかいかける傍迷惑ムーヴでいきましょう。

もちろん私の趣味にも付き合ってね、その上でいろんな人と戦えるようにするから」

 

 「まぁいつもどうりだよな、最早平常運転。

俺も戦ってばかりじゃなくて折れる死亡フラグはおりたいし、せっかく力があるんだし悪い奴を見て見ぬ振りもしたくはないから人助けはしないと。

でも、傍迷惑になるのは主にエミリーがふざけすぎるせいだと思うんだが」

 

 「なに?いつもそれで、まぁまぁうまくいっているのだから、良いじゃん。そもそも、優弥だって良くやらかしていたと思うんだけど?

例えば、あのTS銃、作ったこと事態ヤバイし敵対してたからって…トッドそのせいで女装癖がついたのよ」

 

 「え、トッドが?まじかよ…」

 

 「まじよ」

 

 「それは、俺が悪かったわ…」

 

 「まだまだ色々と知ってるけど、聞きたい?」

 

 「勘弁してください」

 

 「ふふん。じゃ、私のおふざけに付き合ってね?」

 

 (せっかくの機体だからあのキャラの真似をするとして…今からおちょくることを考えると楽しみでしょうがないな~)

 

 「おいおい悪い顔して…あんまりなのは、付き合いきれないからな」

 

 「…いざやったときはノリノリになったりするくせに?」

 

 うっ痛いところを。

 

 「とっとりあえず情報を集めに行くぞ!エミリー」

 

 「あ゛、ごまかしたー」

 

 

................

 

:????

 

 「よし、来たか…これでまた一つ心配事が消えた」

 

 不安要素の一つは解消した。計画も問題なく継続だ。

このまま万事抜かりなく進めよう…失敗は許されない。そして、やらないという選択肢もないのだから。

 

 「----様、反応を検知しました次元獣です」

 

 「場所は一箇所、近くに潜伏中の仲間はいません」

 

 「偶には私が自ら出る、サポートを頼む」

 

 「はっ、了解いたしました」

 

 気を引き締めなければ、特にあの次元の将に悟られないよう。全てを取り戻すために…次元獣は殺させない。

 

 

 




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