遊びは程々に (リメイク版)   作:凍結中の人

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第六話=続々vsZEXIS

side:優弥

 

 そろそろこの戦場で戦ってない奴もいなくなってきた。

残ってるのはマジンガーと∀ガンダムか、マジンガーはジェットスクランダーがまだ無くて飛べないのか。

先ほどロケットパンチを繰り出してからはこちらとの距離が離れて、手を出せずにいたみたいだ。

しかし∀ガンダムは様子見でもしているのか?

なかなかに近いけどかかってくる様子がない、では∀ガンダムから行きますか…近いし。

 

 そういえばこんな街中で、まさか月光蝶は使わないよな。

正直ああいう広範囲攻撃はこの機体に効果抜群だから、使われたらやばいかもしれん。

正体はナノマシンだったよなあれ、オーラバリアはこっちに来た時に対物理性能について調べたけどスパロボのダメージで表して500軽減程度しか出来なかったんだよな。

こっちに来て初めてエミリーがそれを知ったとき「原作とちがーう」と言っていた。

多分ダンバインの原作の世界よりもスパロボの世界の方が武器の威力が高いんだろう。

なんたってガンダムとかスーパーロボットが作られているんだから。

その点で考えると対ビーム性能はなぜか高いのだけれど…スパロボの仕様か?

 

 考えてるうちに真正面から対峙しているぐらいの位置に来た、

こちらは空向こうは地面だが。

 

 「何をぼーっとしているのだ」

 

 「あなたは…あなたはそんなに修行して強くなって何がしたいんです?

…それとも戦いが好きなだけですか?」

 

 

 目的…戦う目的、こうやって遊びを入れるのは確かに楽しい。

だからって戦うことが好きなわけじゃ…ない私は二度とm「ちょっとさすがにあんたまでボーとしないでよ」

 

 エミリーが私の体を揺すりつつ小声で言ってくる。

はて、なんで俺はボーとしていたんだっけ?

いくら戦闘力に差があってもここは戦場、しっかりしないとな。

 

 俺の様子を確認し、エミリーが話を再開した。

 

 「修行をすることに目的を求める必要なぞあるのか」

 

 「目的がないのなら戦い自体を楽しんでいるのと同じですよ。

やっぱりあなたは僕の知っている人に似ている気がする…

その人の最後は悲しいものでした。

だからっ!」

 

 その人…ギンガナムのことか、もう倒されてるのだな。

戦闘狂の悪役だったんだろうけど、どんな風になってたのかは少し気になる。

 

 「だから?だからなんだというのだ。

そんな説得でわしが戦うことをやめるとでも思うたか、ぬるいぬるいわっ!

ワシがその人とやらに似ているのならわかるだろう、

わしが他人に言われて止まることはないと。

それにその者も案外自分では満足していたのかもしれないぞ」

 

 「何を言っても無駄なんですね。そんなわからず屋はー!」

 

 「やっとやる気になりおったか」

 

 

 ∀ガンダムが地を走り近づいてくる、流石にビームライフルは使わないようだ。

こちらからも接近していく、向こうは地を蹴って飛び上がり手刀をくり出してくる。

 

 あちらから格闘戦を選ぶとはね、

ビーム兵器は半端な威力では通じず高威力なら避けられると判断したのか。

まぁ今のところはいい判断だと思う、だがあたってやるわけには行かん。

 

 相手の手刀にこちらの手刀をぶつける。

 

 さて、つばぜり合いだ出力勝負といこう。

オーラコンバーターの稼働率を上昇させるがこちらが押され始める、

出力の上昇速度では負けているか。

 

 相手を蹴り飛ばして無理やり距離をあけ仕切り直す、

すると∀ガンダムはあの有名な棘つきハンマーを取り出した。

確かにあたったらこちらはただじゃすまない、しかしあたるはずがない。

振るわれたそれをことごとく躱していく、そんなものでは落とせるものか。

 

 またもやこちらに飛んでくるハンマーを避ける、今度を鎖ごと飛んできた。

ん、鎖ごと?

飛んできた先には∀ガンダムはいない、見失っただと!本体はどこに行った?

気配…そこかっ。

 

 後ろ斜め右上方より振り下ろされたビームサーベルを手で払う。

払ったはずのビームサーベルがすぐに横から迫る、しまった手首は回転するのか。

左の手よりダークネスショットを撃つ、どうにかビームサーベルを持った手を肩から吹き飛ばせた。

 

 「くぅ強いっ」

 

 

 ひるんだ隙に相手のもう一方の手を手刀で切り裂く、これで俺の勝ちだ。

観察されていた分かなり手ごわかったな、

しかしダークネスショットがオーラショットを改造したもので、

完全にビーム兵器じゃなくてよかった。

もし完全なビームだったなら、∀ガンダムのIフィールドによりはじかれ不利な状況に追い込まれていただろう。

 

 良い戦いだった。

これ以上やりやって月光蝶を使われてもたまらん、

さぁ最後はスパロボ定番のマジンガーZと戦うか。

そうと決まれば早速移動だ…超合金Zの硬さ、見せてもらおう。

 

 「あっちょっと待てください…いっちゃった」

 

 

 誰が待つものかめんどくさい。

 

 さてマジンガーZもすぐソコだ、有名な装甲をどうクリアしたものか。

そろそろ通信可能距離に入るな。

 

 「てめぇ、よくもZEXISのみんなを痛めつけてくれたな」

 

 「戦いの中でのことだ、しょうがあるまい。

死んでいないだけマシというものよ」

 

 「お前は戦いが好きなのかも知んねぇけど、俺たちにとっては迷惑なんだよ。

それになー、東方不敗マスターアジアだって?

どこから来たのかしらないけど、この世界でアジア最強を名乗るんならこのマジンガーを倒してからにしやがれっ!」

 

 「ふむ、ならばお主がアジアの代表ということでいいのか?」

 

 「そんなことは知るかぁ」

 

 「まぁ良いわ、戦うことに変わりはない」

 

 「かかってこい、みんなの分までぶっ飛ばしてやるからよ」

 

 「良い気迫だ」

 

 

 ではご要望にお答えして、まずは接近するスピードのまま蹴りを放つ。

蹴りはクロスした腕ではじかれるがまだ終わりじゃない、

その場で体制を整え足払いをかける。

 

 さすがに硬いっ、ほとんどビクともしない。

こちらに向けて覆いかぶさるように放たれたパンチを後ろに下がって躱す。

少し距離が離れる。

つつけざまに放たれたブレストファイヤーもジャンプして躱す。

さらに距離が離れる。

 

 「へへっ、その程度かよ。そんな攻撃効かないぜ。

ついでにコイツも喰らえ、飛ばせ鉄拳!ロケットパーンチ」

 

 

 飛んでくる腕に向かってダークネスショットを放つ、

進路を少しずらすことしかできなかったがあたりはしない。

 

 これほどとは、なんて防御力だ。

これをどうにかしないとエネルギー切れを狙うか、

オーラソードを使うかしないとならなくなる。

エネルギー切れでは勝ちと言えない、オーラソードは加減が難しい。

どうする?

 

 ロケットパンチがとんぼ返りを始めマジンガーの方へ帰って行く…

 

 ふと思った回収に失敗したらどうなるのか、と自爆でアボーンするのかな?

ん?自爆、マジンガーのロケットパンチがマジンガーに炸裂…自分の技、元は同じ、

同じ材質…これだっ。

 

 マスターバインの武装にワイヤークロスというものがある。

伸縮性に優れ、横からは切れにくい特殊なワイヤーを布状に編んだものだ。

主に拘束や起動性の高い相手への攻撃に用いるための武器だが、

これと何かの塊があればハンマーのようにも使える。

そう塊がたとえ鉄拳でも構わんのだろう?

 

 可能性があるなら行動あるのみ、

マジンガーがロケットパンチを回収する前にそれへ近づく。

行きはなかなかに早かったが帰りはそうでもない、どうにか間に合った。

 

 ダークネスショットと同じく腕に収納されているワイヤークロスを開放、

それを振るい遠心力を十分に生かして飛んでいる鉄拳に巻きつける。

 

 「猪突猛進ではない戦いを見せてやろう」

 

 「マジンガーのロケットパンチが!」

 

 

 驚くのはまだ早いぞ兜甲児、これを振り回して…流石な抵抗まるで暴れ馬だ。

出力全開、抜け出そうと力も利用して…ぐおおおくらえっ。

 

 「がああああぁあ」

 

 「時には敵の力をも利用することも必要、敵を知るというのは重要な要素なのだ。

覚えておけ」

 

 

 はぁはぁ、さすがに強敵だった。

ジェットスクランダーがない状態でも防御力に変わりはないからな。

 

 今回はこれで全員か、最初だし早々に撤退するとしよう。

 

 「ちょっと待ちな、まだ俺達もいるぜ」

 

 

 何、誰だ?

 

 

 




どんなにすごい装甲も同じ材質のものがぶつかったらダメージがありそうですよね。
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