遊びは程々に (リメイク版)   作:凍結中の人

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第七話=vsZEXIS終+舞台裏

side:優弥 

 

 出撃していた全員の相手を終えてここから去ろうとしたら、声をかけられたので一時的に止まる。

戦ってきた奴らではない声みたいだけど、誰だろうか?

 

 「おうおう、まだゲッターが残ってるぜ。俺たちの相手もしてもらおうか」

 

 ゲッターロボか!さっきまではいなかったはずだが…対角線上に月光号、補給を受けていたということか。

そういえば主人公機もいないけど艦内にいんのかね?

しかし帰ろうとしてこれとは、あまり時間をかけて増援が来てしまっては困る。

まさか増援の全てをボコスカにするのはなー、この世界が危機に陥りそうで無理だし。

主人公機は次回の楽しみとして今回はゲッターで締めるかな。

 

 「エミリー、これで最後にする」

 

 「了解よ」

 

 

 エミリーと小声でやり取りをする。

さて、そろそろお互いの射程距離に入リそうなぐらい近づいてきたな。

 

 「なんだ、来ないのかよ?ならこっちから行くぜ」

 

 

 ゲッター1が空を飛び、接近しながらマシンガンを滅多打ちしてくる。

少々帰りのエネルギーが心配になってきたので、躱さない。

ワイヤークロスを前面で円状に振り回してその銃弾を弾く。

銃弾に紛れるようにして飛んできたトマホークは機動から少しずれれば当たらない。

 

 この竜馬はどの竜馬なのだろうか?そんなことがふと気になった。

なんにしろ最初の機体ではこんなものなのだろう、驚異には感じないな。

やはり、リヤルロボットの方が強く感じてしまう。

 

 「代われ竜馬、お前じゃ無理だ」

 

 「黙ってろ隼人、終わりじゃねぇ。これからだ」

 

 

 戻っていったトマホークを回収すると二つ目も取り出し迫ってくる。

そういえば斧使いとやるのは初めてだ、まぁ問題ないけど。

こちらに向かってやや大振りに振るわれた斧を、その刃の側面を殴ってそらす。

なるほど破壊力は相当のようだ、柄にかすっただけで装甲が欠けてしまった。

 

 む?なかなかに多い数の気配が近づいてきている。

増援だろうな、他のゲッターの形態も見てみたかったが時間切れだ。

今回は結局、主人公と接触できなかったな。

 

 斧を弾かれ体制が崩れたままのゲッターに、胴体への強烈な蹴りをお見舞いして、ふっ飛ばす。

よしこれでうまいこと区切りが付いた、撤退するとしよう。

 

 「今日はここまでとしよう、またいずれ戦場で会おう」

 

 「てめぇ、逃げんのか?待ちやがれ」

 

 

 もうかなり近くまで増援が来ているので、会話もそうそうにしてもらいこの場を離れる。

とりあえずまた太平洋の真ん中にでも行くか、さて次はどうすっかな。

 

 

.............

side:フリー

 

:戦闘の裏で

 

 時はZEXISがアイムを追い詰める前、クロウ・ブルーストがライノダモンMDにトドメを刺す瞬間に戻る。

 

 「借りを返すぞ、MD!これでトドメだ」

 

 (座標制御に問題はない…タイミングを…彼がドドメを刺すその時を…)

 

 「VXのエネルギーをSPIGOTへ!やつを切り裂け。

トリは俺が行く、VX、EAGLEに直結。

エスターとの約束、俺の意地…全てぶつける!

ぶち抜け、VX!」

 

 (…ここだ!逃さん)「IASR(特定吸収型空間移転)発動!」

 

 「死にたくないのは俺も同じだ…」

 

 

.............

 

:戦いが終わった後の戦場

 

 アサキムは思案していた。

 

 「揺れる天秤は目覚めた…しかしここでイレギュラーの出現か。

微量ながら太極の力を感じたがスフィアリアクターなのか?

偽りの黒羊に遅れは取らない、スフィアを狩るのはこの僕…アサキム・ドーウィンだ」

 

 

.............

 

:戦いが終わった後のスコートラボ

 

 クロウとトライアはVXの力と今後についての話をしていた。

 

 「…今日から俺は、自由な修羅だ」

 

 「何が自由だよ?

あんたのどこにそんなものがあんのさ?」

 

 「…へ?」

 

 「今、計算してやるよ…。

あんたの借金額は…119万Gだ」

 

 「ひゃくきゅうじゅうきゅうまんんんんっ!

それじゃ最初の借金の二倍近くじゃねぇか!

何がどうなってんだ、こりゃ!?」

 

 それから借金の話は続き、一時は言語すらも失いかけたクロウではあったがエスターの話により持ち直した。

そしてエスターがスコートラボで働く決意をし、クロウは自由と平和のため、また戦場に出てデータを取り借金を返す決意を新たにしたのだった。

 

 「ちっ、こうなるんだったら東方不敗に無理してでも挑んどくんだったぜ。

もっと早く補給さえ終われば良かったのによ」

 

 「あいつのデータなら買いて数多だろうねぇ。

ま、そのうちまた来るだろうからそんときは頑張りな」

 

 

.............

 

:グレート・アキシオン、ブリッジ

 

 戦闘を終え、インペリウムの面々が話していた。

 

 「マァァルグリィィットォォォォッ!!」

 

 「……」

 

 「それで貴様はおめおめと帰ってきたと言うのか!?」

 

 「…はい…」

 

 「くぉのアークセイバーの面汚しめがぁぁっ!」

 

 「貴様はアイム殿のご恩に応える気があるのか、あぁん!?」

 

 「申し訳ありません、シュバル卿…」

 

 「そこまでにしましょう、シュバル」

 

 「おお…アイム殿」

 

 「確かにマルグリットは機を逸したが、いい働きをしてくれました。

それに免じて、今日のところは彼女の罪を許しましょう」

 

 「しかぁし、ケジメというものがあります故にぃぃっ!」

 

 「許してあげましょう。

今日は彼女の弟が亡くなられたのですから」

 

 

 その言葉にショックを受けるマルグリット。

彼女の弟シェーヌは白い次元獣、ライノダモンMDに変化させられていたのだ。

失意のまま、マルグリットは立ち去る。

 

 (揺れる天秤、彼を憎み彼女は強くなるでしょう。

どうやって彼女を退けるのか楽しみです、しかし東方不敗あれはいけない。

あの存在は必ず障害になります。

今はZEXISの邪魔になっていますが、どうしましょうか…?)

 

 そんなことを考えていたアイムだが、カルロスに話しかけられこのことは保留にしたようであった。

 

 

.............

 

:その晩

 

 マルグリットは外で一人、弟を失ったことへの悲嘆にくれていた。

 

 「もう…お姉ちゃん…本当に…一人ぼっちになっちゃったよ…。

シェーヌ…ごめんね…シェーヌ…」

 

 

 すると、そこに暗闇から一つの足音が近づいてきた。

 

 「マルグリット、何をしているか?」

 

 「シュっ、シュバル卿いつから居たのですか…」

 

 「やはり気づいていなかったか、気が抜けておるな。

確かに弟のことは残念だった…だが」

 

 「そんなっ、そんな簡単にっ」

 

 「ええい、何を腑抜けているのだ。

それでもアークセイバーか!

シェーヌのことは覚悟していたのだろう、私たちは任務中であるぞ。

気を引き締めんか、…そんなことで陛下にどう顔向けする気だ?」

 

 「陛下…陛下だってあんな…あんな状態では」

 

 「黙らんか!

我々の陛下であるぞ、大丈夫に決まっているだろう。

我々はこの任務を遂行することに集中しておればいいのだ」

 

 「………ふふ、そうですね。

そうですあの方ならきっと…」

 

 「そう今は耐えるのだ、マルグリット」

 

 「…そう言えばシュバル卿、あの話し方どうにかならないのですか?

いくらなんでも笑ってしまいそうになります」

 

 「…ふん、もう大丈夫のようだな」

 

 「はい、ありがとうございました」(陛下、私は乗り越えてみせます、だからあなたも…)

 

 

.............

 

:?????

 

 「ああ、まさか本当に…よかった…・・・・本当に良かった。

感謝します……陛下」

 

 「成功して本当に良かったとは僕も思っている。

これでまずは一区切り、でも計画はまだまだ終わりじゃあない」

 

 




斧使い、ザク系列を考えたりすると結構多いですよね。
破壊力あって結構好きだったりします。
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