遊びは程々に (リメイク版) 作:凍結中の人
side:優弥
出撃していた全員の相手を終えてここから去ろうとしたら、声をかけられたので一時的に止まる。
戦ってきた奴らではない声みたいだけど、誰だろうか?
「おうおう、まだゲッターが残ってるぜ。俺たちの相手もしてもらおうか」
ゲッターロボか!さっきまではいなかったはずだが…対角線上に月光号、補給を受けていたということか。
そういえば主人公機もいないけど艦内にいんのかね?
しかし帰ろうとしてこれとは、あまり時間をかけて増援が来てしまっては困る。
まさか増援の全てをボコスカにするのはなー、この世界が危機に陥りそうで無理だし。
主人公機は次回の楽しみとして今回はゲッターで締めるかな。
「エミリー、これで最後にする」
「了解よ」
エミリーと小声でやり取りをする。
さて、そろそろお互いの射程距離に入リそうなぐらい近づいてきたな。
「なんだ、来ないのかよ?ならこっちから行くぜ」
ゲッター1が空を飛び、接近しながらマシンガンを滅多打ちしてくる。
少々帰りのエネルギーが心配になってきたので、躱さない。
ワイヤークロスを前面で円状に振り回してその銃弾を弾く。
銃弾に紛れるようにして飛んできたトマホークは機動から少しずれれば当たらない。
この竜馬はどの竜馬なのだろうか?そんなことがふと気になった。
なんにしろ最初の機体ではこんなものなのだろう、驚異には感じないな。
やはり、リヤルロボットの方が強く感じてしまう。
「代われ竜馬、お前じゃ無理だ」
「黙ってろ隼人、終わりじゃねぇ。これからだ」
戻っていったトマホークを回収すると二つ目も取り出し迫ってくる。
そういえば斧使いとやるのは初めてだ、まぁ問題ないけど。
こちらに向かってやや大振りに振るわれた斧を、その刃の側面を殴ってそらす。
なるほど破壊力は相当のようだ、柄にかすっただけで装甲が欠けてしまった。
む?なかなかに多い数の気配が近づいてきている。
増援だろうな、他のゲッターの形態も見てみたかったが時間切れだ。
今回は結局、主人公と接触できなかったな。
斧を弾かれ体制が崩れたままのゲッターに、胴体への強烈な蹴りをお見舞いして、ふっ飛ばす。
よしこれでうまいこと区切りが付いた、撤退するとしよう。
「今日はここまでとしよう、またいずれ戦場で会おう」
「てめぇ、逃げんのか?待ちやがれ」
もうかなり近くまで増援が来ているので、会話もそうそうにしてもらいこの場を離れる。
とりあえずまた太平洋の真ん中にでも行くか、さて次はどうすっかな。
.............
side:フリー
:戦闘の裏で
時はZEXISがアイムを追い詰める前、クロウ・ブルーストがライノダモンMDにトドメを刺す瞬間に戻る。
「借りを返すぞ、MD!これでトドメだ」
(座標制御に問題はない…タイミングを…彼がドドメを刺すその時を…)
「VXのエネルギーをSPIGOTへ!やつを切り裂け。
トリは俺が行く、VX、EAGLEに直結。
エスターとの約束、俺の意地…全てぶつける!
ぶち抜け、VX!」
(…ここだ!逃さん)「
「死にたくないのは俺も同じだ…」
.............
:戦いが終わった後の戦場
アサキムは思案していた。
「揺れる天秤は目覚めた…しかしここでイレギュラーの出現か。
微量ながら太極の力を感じたがスフィアリアクターなのか?
偽りの黒羊に遅れは取らない、スフィアを狩るのはこの僕…アサキム・ドーウィンだ」
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:戦いが終わった後のスコートラボ
クロウとトライアはVXの力と今後についての話をしていた。
「…今日から俺は、自由な修羅だ」
「何が自由だよ?
あんたのどこにそんなものがあんのさ?」
「…へ?」
「今、計算してやるよ…。
あんたの借金額は…119万Gだ」
「ひゃくきゅうじゅうきゅうまんんんんっ!
それじゃ最初の借金の二倍近くじゃねぇか!
何がどうなってんだ、こりゃ!?」
それから借金の話は続き、一時は言語すらも失いかけたクロウではあったがエスターの話により持ち直した。
そしてエスターがスコートラボで働く決意をし、クロウは自由と平和のため、また戦場に出てデータを取り借金を返す決意を新たにしたのだった。
「ちっ、こうなるんだったら東方不敗に無理してでも挑んどくんだったぜ。
もっと早く補給さえ終われば良かったのによ」
「あいつのデータなら買いて数多だろうねぇ。
ま、そのうちまた来るだろうからそんときは頑張りな」
.............
:グレート・アキシオン、ブリッジ
戦闘を終え、インペリウムの面々が話していた。
「マァァルグリィィットォォォォッ!!」
「……」
「それで貴様はおめおめと帰ってきたと言うのか!?」
「…はい…」
「くぉのアークセイバーの面汚しめがぁぁっ!」
「貴様はアイム殿のご恩に応える気があるのか、あぁん!?」
「申し訳ありません、シュバル卿…」
「そこまでにしましょう、シュバル」
「おお…アイム殿」
「確かにマルグリットは機を逸したが、いい働きをしてくれました。
それに免じて、今日のところは彼女の罪を許しましょう」
「しかぁし、ケジメというものがあります故にぃぃっ!」
「許してあげましょう。
今日は彼女の弟が亡くなられたのですから」
その言葉にショックを受けるマルグリット。
彼女の弟シェーヌは白い次元獣、ライノダモンMDに変化させられていたのだ。
失意のまま、マルグリットは立ち去る。
(揺れる天秤、彼を憎み彼女は強くなるでしょう。
どうやって彼女を退けるのか楽しみです、しかし東方不敗あれはいけない。
あの存在は必ず障害になります。
今はZEXISの邪魔になっていますが、どうしましょうか…?)
そんなことを考えていたアイムだが、カルロスに話しかけられこのことは保留にしたようであった。
.............
:その晩
マルグリットは外で一人、弟を失ったことへの悲嘆にくれていた。
「もう…お姉ちゃん…本当に…一人ぼっちになっちゃったよ…。
シェーヌ…ごめんね…シェーヌ…」
すると、そこに暗闇から一つの足音が近づいてきた。
「マルグリット、何をしているか?」
「シュっ、シュバル卿いつから居たのですか…」
「やはり気づいていなかったか、気が抜けておるな。
確かに弟のことは残念だった…だが」
「そんなっ、そんな簡単にっ」
「ええい、何を腑抜けているのだ。
それでもアークセイバーか!
シェーヌのことは覚悟していたのだろう、私たちは任務中であるぞ。
気を引き締めんか、…そんなことで陛下にどう顔向けする気だ?」
「陛下…陛下だってあんな…あんな状態では」
「黙らんか!
我々の陛下であるぞ、大丈夫に決まっているだろう。
我々はこの任務を遂行することに集中しておればいいのだ」
「………ふふ、そうですね。
そうですあの方ならきっと…」
「そう今は耐えるのだ、マルグリット」
「…そう言えばシュバル卿、あの話し方どうにかならないのですか?
いくらなんでも笑ってしまいそうになります」
「…ふん、もう大丈夫のようだな」
「はい、ありがとうございました」(陛下、私は乗り越えてみせます、だからあなたも…)
.............
:?????
「ああ、まさか本当に…よかった…・・・・本当に良かった。
感謝します……陛下」
「成功して本当に良かったとは僕も思っている。
これでまずは一区切り、でも計画はまだまだ終わりじゃあない」
斧使い、ザク系列を考えたりすると結構多いですよね。
破壊力あって結構好きだったりします。