ラブライブ!~奇跡と軌跡の物語~   作:たーぼ

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ふと何となく気付いたけど、いつの間にやらこの小説書き始めて1か月過ぎてるんですよね。




続くもんだなぁ……(まだアニメ本編いってない)


8.現実、クラス、眠い

 

 

 

 

 

 

 衝撃の事実が知らされた始業式が終わって俺は今、職員室にいた。そのまま教室に直行するわけにもいかないし、何よりその教室がどこにあるか分からないからである。

 

 

 

 

 

 

 

「あんまり落ち込んでなさそうだな」

 

 教室に行く準備をしてる先生がふと、そんな事を言ってきた。

 

 

「まぁ、最初は確かに驚いたっちゃあ驚きましたけど、よくよく考えたら俺達がいる間は廃校にならないし、そこまで落ち込むような事はないですかね。それに俺はここに来てまだ一日も経ってないですし」

 

 本当に驚いた。まさか転校してきたこのタイミングで廃校を知らされるとは思っていなかった。こんな体験したの俺が初めてかもしれない。何て嫌な体験だよ。

 

 

「それより、次の年から生徒が入ってこないってなると後輩が出来ない。つまり俺の唯一の希望である男子の後輩すら出来ないってのがよっぽど問題ですよ! 確実に男子俺一人だけじゃないですかどうしてくれんだ!」

 

「いやあたしに言うなよ」

 

 ホントにもう! 希望が無くなっちまったよちくしょう拓哉さん激おこぷんぷん丸だよ! せっかく神田明神で参拝したのに東條と会った事でもう運を使い果たしてしまったのか。東條の胸、恐るべし。じゃない、東條、恐るべし。

 

 

「というか、先生こそあまり落ち込んでなさそうですけど、悲しくとかないんですか?」

 

 さっきの講堂では少し落ち込んでいるように見えた。

 だからこそ質問してみる。

 

 

「まあ理事長から事前に教師陣には聞かされていたからな。確かに最初は多少落ち込んだりもした。自分の母校でもあり、大好きな学校が無くなるんだ。そんなの悲しくならない方がおかしいだろ? でもすぐに考えは変わったよ……あたしはこれでも教師だ。そこはもう割り切らないとダメだって事も分かってる。だから、今いる生徒だけでも、あたし達教師が生徒を元気に見送ってやらないとダメだろ?」

 

「……、」

 

 ああ、この人は全てを分かりきった上で割り切って、今のこの現状を少しでも明るくしようと思ってるんだ。だからさっきみたいな暗い表情からすぐに切り替えられる。普通ならそんな事は簡単には出来ないのに。自分の大切なもの、大好きなものが失われると分かった人は必ずしもすぐに納得できるわけではない。

 

 それぞれの想いがあり、苦痛があり、悩みがあり、突きつけられた現実に苦渋の決断で納得するしかない。自分の本当の気持ちに嘘付いてまで納得させるしかない。そうやってこの厳しい現実を進まなくてはならない。

 

 なのに。

 この先生は。

 いいや、周りを見てから訂正する。

 この先生“達”は。

 

 

「今頃生徒達も少し混乱してるかもですし、教室に戻ったら何か面白いこと言った方がいいですかね?」

 

「いや、逆に廃校について質問攻めされそうですし、それを説明した上でこの先をどう上手くやっていくか生徒達と話していくのはどうでしょう?」

 

「もういっそのこと扉開けた瞬間に生徒に引かれるような黒歴史を言ったらどうです?」

 

「それはちょっと……」

 

 何より生徒の事を一番に考えている。自分達の再就職先など気にも留めないかのように、生徒をどう元気づけようかと考えている。

 

 

「どうだ、ここの先生達は? 面白い人達ばかりだろ」

 

 他の先生達の掛け合いを見てると、後ろから山田先生に問いかけられる。

 

 

「……ええ、男子がいないってのは残念ですけど、少なくとも、ここに来て良かったとは思います」

 

「そうか。それはそれは何よりだ。――じゃあ、あたし達も教室に行くぞ」

 

「はい」

 

 

 

 笑みを零しながら、先生に着いて行く。

 

 

 

 

 

 

 ――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

「そういや岡崎、お前、南と知り合いだったのか?」

 

 階段を下りている途中にいきなり先生から質問された。

 

 

「え? あーはい。知り合いっていうか、幼馴染ですかね。小6まではこの町で一緒に遊んだりしてましたけど、中学から俺と親父だけ引っ越したんで5年振りに会ったって感じです」

 

 簡潔に説明すると、先生はほほう、と何やら意味深にニヤついたと思ったら、

 

 

「愛する女のために戻ってきたってわけかコノヤロー!!」

 

「あらぬ嘘を言うんじゃねえよコノヤロー」

 

 いきなり何をぬかしやがるこの先生は。少し見直したと思ったらこれだよ。女の子との約束果たすために戻ってきたってのもアレだけどさ……。

 

 

「そうだ。それでいい。何やらあたしとお前は結構相性が良いらしい。今頃暗いか騒ぎになってるウチのクラスをあたし達のコンビネーションで明るくしてやろうじゃないか」

 

 ふざけたと思ったらまたこの真面目な表情。何なのこの先生? もしかして百面相?

 だがこの提案には賛成だ。

 

 

「そうですね。俺には色々と初めてすぎて不安しかないですけど。というか受け入れてもらえるか……」

 

「何だ? 南にここに転校するって言ってないのか?」

 

「ええ、驚かせてやろうと思って黙ってます。ちょっとしたサプライズ的な? それならクラスの雰囲気も少しは変わるかと」

 

「なるほど、それは使えるな。それに初めての男子生徒だ。クラスにはちょうど良い刺激になるかもな」

 

 そんな事言いあっていると先生が扉の前で立ち止まる。

 ここが俺のクラスか。

 

 

「じゃあここで少し待ってろ。呼んだら入ってこい」

 

「はい」

 

 そう言って先生はガラガラと扉を開けて入っていく。

 まずい、ちょっと緊張してきたな……。掌に人書いてと……。

 

 

「うるさいぞお前らー。早く席に着けー」

 

 中から先生の声が聞こえて来る。

 すると、

 

 

「先生、廃校ってどういう事ですか!」

 

「なくなっちゃうんですかここ!?」

 

「私達どうなるんですか?」

 

 口々に生徒からの質問が聞こえる。当然だろう。いきなり廃校と告げられてそのまま黙ってられるはずがない。

 さて、先生はどうすんのかなー?

 

「んなもんあたしが知るわけないだろ。これより廃校に関する質問は一切受け付けん!」

 

「「「えええええええええ!!」」」

 

 ご、ごり押しすぎだろ……。どんだけ圧かけてんだあの人。強引ってレベルじゃないぞ全く。そんなんで大丈夫か? 大丈夫だ、問題ない。そうか、俺の頭は問題だった。緊張でどうかしてるようだ。

 

 

「それよりだな。よーく聞けお前ら。さっき理事長が言ってた男子の転校生だが……、実はこのクラスに入る事になった」

 

 瞬間。

 クラスがまた違う意味でざわつき始めた。

 

 

「えー!それ本当ですか!?」

 

「うわ~、どんな男子なんだろ~」

 

「優しくてかっこよくて面白い人がいいな~」

 

 等々、好き勝手にキャーキャー騒いでいる。

 あの、3つ目喋った人ハードル高くするのやめてもらえませんかね? 余計入りずらいんですけど……。

 

 

「うーし、空気が変わった所でさっそく転校生に参上してもらおうか。おーい、入って来ていいぞ」

 

 中から先生が俺を呼ぶ声がする。もう緊張していても仕方ない、ここは潔くビッシリと決めるか。

 

 扉を開け、教卓まで進む。チラリと席を見回すと目を見開いている海未やことりがいた。何やら俺を見て驚いてるようだ。サプライズ成功といった感じかな。

 ……で、穂乃果はと、あいつ窓際で外見ながらウトウトしてやがる……。転校生にもっと興味もてよ! もってくれよ!

 

 おっといかん、まずはちゃんと自己紹介しないとな。ここが転校生の今後の学校生活が決まる一番大事な所だ。ヘマは絶対出来ない。ビシッと決めて好印象を与えよう。

 

 

「どーも、この度音ノ木坂学院に転校してきた――岡崎拓哉でしッ」

 

 瞬間。

 沈黙が室内を襲った瞬間だった。

 

 か、噛んだぁぁああああああああああああああああッ!!!!

 やってはいけない所でやっちまったあああああ!!

 ヤバイ、みんな俺をキョトンと見ている……。さっきまで驚いていた海未やことりまでキョトンとしているぅ……! やめてっ、俺をそんな目で見ないでっ。メンタルが崩れていっちゃうっ。

 

 こんな時こそ先生助けてっ!! と、救援要請の目線を先生に送ると、

 

 

「噛んだな」

 

 真顔で言われた。

 

 

「そこはフォローしろよお!!」

 

「いやいや、初めての挨拶にしては面白かったぞ。噛んだけど」

 

「俺が面白くねえよ! 最高に恥ずかしいわ! あと最後に余計なこと言わんでいい!」

 

「ああー!! 何でたくちゃんがここにいるのー!?」

 

「何でお前は今頃になって気付いてんだよ!? もっと早く気付けよこんな所で気付いてほしくなかったわ!」

 

 先生と言い争ってる時に乱入してくるんじゃねえ! 遅いわ!

 

 

「何だ高坂、南と一緒でお前もこいつと知り合いなのか?」

 

「はいっ! 私とことりちゃんと海未ちゃんはたくちゃんの幼馴染なんです! ていうか何でたくちゃんがここにいるの!?」

 

「良かったな、これだけ知り合いがいるなら学校生活も問題なさそうじゃないか、噛ん崎、じゃなかった岡崎」

 

「テメェ今思いっきりわざと間違えやがったなどちくしょう!!」

 

「たくちゃん私の質問に答えてよ!」

 

「ええい、じゃかあしぃぃぃぃいいいい!! 多方向から責めてくんじゃねぇ!!」

 

 この後、数分間。

 こんなくだらないやり取りが続いた。

 

 

「はあ、はあ……、もう一度だけ言っておく。俺の名前は岡崎拓哉だ。今さっきのやり取りは忘れてくれ。これからよろしく頼む。マジで」

 

 ようやく落ち着いた所で俺はもう一度自己紹介した。騒いだせいで敬遠されたかもなあ……。どうしよ、もうこの先真っ暗だよ泣きそう。

 などと落胆している俺であったが、やがて、

 

 

「よろしくね、岡崎君!」

 

「こっちこそよろしくねー!」

 

「面白いもの見せてもらったよ岡崎君!!」

 

 そんな声が、聞こえてきた。

 ハードル高くしてきた子も受け入れてくれている。さっきので認めてくれたのね。何か複雑。

 

 

「……あ、ああ、よろしくな、みんな」

 

 キーンコーンカーンコーンと、授業の終わりのチャイムがなる。

 始業式だからいつもより早く終わるのだろう。

 

 

「あー、岡崎との無駄なコントのせいでHRの時間がなくなってしまったか」

 

「うるせえよ」

 

「まあいいや、あたしから言うことはただ一つ。今日から一年、このクラスで頑張ってけよ」

 

「「「はーい」」」

 

「あと岡崎、お前の席は高坂の後ろだからな。それだけだ。さあ、終わったらとっとと帰れよー」

 

 さっさと言い終えると教室から出て行った先生。色々と適当すぎないかこの人? 俺への説明雑すぎんよ~。でも、自分の席は分かった事だし、事前にもらった教科書入れて帰るか。

 

 

「たくちゃん帰ろ! 色々聞きたいこともあるし!」

 

 教科書を入れていると前から穂乃果が顔を近づけて来る。いや、近い近い、近いよバカ。

 

 

「分かったから離れろ。教科書入れてから行くから教室の外で待っててくれ」

 

 穂乃果はうんっ! と元気よく返事をしてから教室の外へ出ていく。

 

 さて、こんなもんか。あらかた机の中に入れた。俺は基本教科書は持って帰らない派だ。勉強は家で適当に参考資料みながらすればいい。

 よし、俺も出るか。

 

 

「ねえねえ岡崎君。質問とかあるんだけどいいかな?」

 

「あ、私もー!」

 

「そんなにいっぺんに聞いたら岡崎君困っちゃうよ?」

 

 教室から出ようとすると女子3人組に声を掛けられた。ああ、転校生によくあるイベントの質問攻めってやつか。だが今の俺は穂乃果を待たせているので質問に答えてる暇はない。

 

 

「あー悪い。外で穂乃果待たせてるから質問は明日でいいか?」

 

「ありゃ、そうなの? それなら仕方ないかー」

 

「というか質問って質問もないんだけどね私達も」

 

「ん? じゃあ一体何なんだ?」

 

 質問がないなら俺を呼び止める理由はないはずだけど。もしや質問ってのはジョークで本命は俺に一目惚れで告白とかか!?

 やべえ、とうとう俺もモテ期とやらが来たか!!

 

 

「穂乃果達の幼馴染なら私達も仲良くしたいんだ。穂乃果は大事な友達だからねっ。だから簡単な自己紹介しようってわけ」

 

「ああ、うん、なるほどね。俺も穂乃果達の友達なら仲良くしときたいよ」

 

 知ってた。知ってたよちくしょう……。

 一目惚れなんて存在しないんだ!!

 

 

 

「私は原村(はらむら)ヒデコ。普通にヒデコって呼んでくれていいよ」

 

「私は平沢(ひらさわ)フミコ。私もフミコって呼んでくれていいからね」

 

「私は佐藤ミカだよ。ミカって呼んでね!」

 

 どうやらショートヘアの子がヒデコ、ポニーテールの子がフミコ、おさげで小柄な元気そうな子がミカらしい。何とも特徴のある子達だな。

 

 

「おう、よろしくな。俺のことも好きなように呼んでくれて構わない」

 

 さすがに初対面の子に俺を下の名前で呼んでくれとか図々しい事は言わない。俺ってばマジ紳士。違うか。

 

 

「じゃあよろしくね。拓哉君」

 

「お、おう」

 

 何か初対面の女の子に名前で呼ばれると恥ずかしいな……。やはり俺はピュアらしい。っと、こんな事してる場合じゃなかった。

 

 

「悪い、そろそろ行くわ。じゃあまたな、ヒフミ!」

 

 急ぐため名前を省略させてもらった。何て失礼な奴だ俺は。それよりヒフミか、すげえしっくりくるな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ? 何か私達略されてなかった?」

 

「急いでたし仕方ないんじゃない?」

 

「拓哉君、中々面白い性格してるね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

「悪い、待たせた」

 

 小走りで下駄箱まで向かうと穂乃果の他に海未とことりもいた。

 まあ、こいつらはいつも一緒にいるような感じだし特に驚きはしなかった。

 

 

「もう~、遅いよたくちゃんっ」

 

「だから謝ったでしょうが。そういう細かい事まで根に持つとモテねえぞ」

 

「一言多いよっ!」

 

 うん、やっぱり穂乃果はからかい甲斐がある。やっぱこうでなくちゃな。

 

 

「それで、最初に戻るけど、何でたくちゃんが音ノ木にいるの?」

 

 帰路を歩いていると穂乃果が先程の質問を改めてしてきた。

 海未とことりもそれに興味あるのか顔をこちらに向けて来る。まあ気になるのは当たり前か。

 

 

「何でも何も、転校してきたからだよ」

 

「でも昨日私が質問した時は近くの学校としか言ってなかったよ?」

 

「だからと言って音ノ木じゃないとも言ってないだろ? 実際音ノ木は俺の家からも近い方だしな」

 

「じゃあ何故音ノ木に来ると教えてくれなかったのですか?」

 

 穂乃果の次に海未が質問してくる。多分それが一番聞きたかった質問なのだろう。

 

 

「事前に言っても面白くないからな。ちょっとしたドッキリとかサプライズみたいなものだよ。海未とことりは驚いてたようだし、見事に成功したって感じだな」

 

 そう言うと何故か穂乃果が心外そうな顔をしていた。

 

 

「私だって驚いてたよー!」

 

「お前は最初外見ながらウトウトしててこっちに気付いてなかっただろうが!」

 

 俺が喋ってなかったら気付くことなく寝てたんじゃないかこいつ?

 始業式でさっそく寝そうになるとかどういう神経してんだ全く。

 

 

「ま、そんなわけで昨日も言ったように、これから嫌でもほとんど毎日会うって事になったわけだ」

 

 そう言うと、3人はキョトンとした表情からはにかんで、

 

 

「そうだね! いっぱい遊べるね!」

 

「またあの頃のように集まれるのですね」

 

「今からが楽しみだねっ」

 

「じゃあさ! 今日はこの後どうしよっか!? また私の家で集まる?」

 

 我慢出来なくなったのか、穂乃果がさっそく遊びの誘いの提案をしてくる。

 だが、

 

 

「悪い、今日は俺はパスするわ」

 

「ええ!? 何で!? たくちゃんがいないと意味ないじゃん!!」

 

 俺のまさかの反応に穂乃果が思いっきり近づいて抗議してくる。ちょ、だから近いって……。

 

 

「何でパスなのたっくん?」

 

「また昨日みたいに何か予定でも入ってるのですか?」

 

 ことりと海未も俺のパスに意外なのか質問をぶつけてくる。

 うーん、予定というか、なあ……。

 

 

「いや、予定とかではないんだけど……」

 

「だけど……?」

 

 穂乃果が何故か語尾だけ復唱している。必要かそれ?

 

 

「何て言うか、だな……? その、」

 

「その……?」

 

「眠い」

 

「「「……え……?」」」

 

 3人がハモッた。うん、そりゃハモるよね。こんだけ溜めて出た答えがそれなら。

 だから俺も言いづらかったんです。

 

 

「いや、昨日色々あってさ、夜更かししてしまって寝るのが遅くなってしまったんだよ。……そのせいで今めちゃくちゃ眠たいっす、うす」

 

「「「……、」」」

 

 あ……、これどやされるパティーンのやつですかな? こんなふざけた断り文句があるかー! ってツッコミくるんじゃないの? 恐る恐るツッコミ待ちしていると、

 

 

「はあ…、仕方ないですね……」

 

「え……?」

 

「もう、たくちゃんったら……」

 

「はい?」

 

「たっくんらしいねえ……」

 

「お……?」

 

 全く予想外の返答が来たため、俺の思考回路が上手く回らない。

 え、何これ? まさかのお許し出てる? 出ちゃってる?

 

 

「えと、あの、これは、ゆ、許されているのでせうか……?」

 

「ええ、今日は特別に、家に帰って寝るのを許します」

 

「ま、まじでか!?」

 

「寝不足になって体調を崩されても困りますからね」

 

 おお、まさかのお許しが出たぞ! あの海未神からお許しの許可が出たぞお!!

 

 

「穂乃果とことりも、いいのか…?」

 

 ふと、念のために2人にも聞いてみる。

 

 

「本当なら一緒に遊びたいけど、今日は我慢するよ。だって明日も会えるんだもん!」

 

「私も本当はたっくんと遊びたいけど、まだこっちに戻って来て間もないし、疲れてるたっくんを休ませてあげたいから……」

 

「ありがとう、ほのかちゃんにマイラブリーエンジェル」

 

「何か私だけ凄い子供っぽい扱いされてる気がするんだけど……」

 

「ま、マイラブリーだなんて……たっくんってばもうっ……」

 

 おっといかんいかん、ついつい心の声が出てしまった。幼馴染の成長に拓哉さんは感無量でございますよ。

 

 

「さて、せっかくのお許しが出たんだし、俺は先に帰るよ。またな、3人共!」

 

「うん、また明日ね!」

 

「また明日です」

 

「またねー、バイバーイ!」

 

 三者三様に手を振ってくる。俺も手を振りながら走る。

 うし、家に帰って速攻寝よう。走ってても眠気が取れないくらいだし相当なのだろう。

 

 

 

 

 

 

「愛しい俺のベッドが待っているぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 この時、

 

 

 

 

 

 俺も、

 

 

 

 

 

 穂乃果も、

 

 

 

 

 

 海未も、

 

 

 

 

 

 ことりも、

 

 

 

 

 

 

 個人の思っている事が楽しみな内容ばかりですっかりある事を忘れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 逃れられない現実。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 廃校の事を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、えーと、前回アニメ本編にいくと言ったな。あr(ry

おかしい、書いてたらオリジナルばかり書いてしまう…(言い訳)
と言ってもいい加減予告詐欺はこれ位にしてと、次からアニメ本編入っていきます。
入らないとストーリー進められないしね。自分から追い込んでいくスタイル。




 それにしても、たった一言の感想でも貰えるとこんなに嬉しいものなのかと毎回思います。励みにもなるし、活力が湧いてくる。何よりホントに嬉しい。読んでくださっている方達には感謝感激雷火事親父です。
 嘘です。感謝感激雨あられです。
 いつも読んで下さる方、感想をくれる方、投票してくれる方、ありがとうございます。
 これからも無い頭でストーリーを考えながら頑張りますので、どうかしゃあねぇなコノヤローと思う方はお付き合い下さいませ。




ん?3月15日は海未ちゃんの誕生日……?
どうしよ……(戦慄)
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