自身を偽り続けた者がスタンドを得たので運命に抗ってみる件   作:スイオウ

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初投稿です。ジョジョには詳しいのですが転スラに関しては原作知識があまりありません。私が間違った道を歩まぬよう温かい目で見守っていてください。あなたたちのコメントに我が身を捧げます。

それではどうぞ。


空条城星 その一 

 

 

 誰かが言った。「我々はみんな「運命の奴隷」なんだよ」と。

 

 最近それに納得してしまう自分がいる。 父も母も十年程前にあっけなく死んだ。

 

 俺の近くにはどうも腐っている自分がいる。

 このままではいけないと思う自分もいる。 だが俺はその何人もいる俺に板挟みに合っている...。

 まるで「膜」がひっつくかのようにその2人はずっと俺にまとわりついている。

 

 昔からそうだ。自慢ではないが俺は人並みに以上に器用な方だったし、人並み以上に色々なことができた。

 だがそれを妬ましく思う者もいた。そういった奴らとはよく喧嘩もした。

 そういった辛い時に寄り添ってくれたのが家族だった。

 

 でも今はもういない。だから俺は自分を「仮面」で隠した。

 本当の自分を否定した。どんなにそれが嫌でも1人になるのは嫌だったから...。

 

 

 

   

  ♢

 

 

 

 

 それから月日は流れ、俺は自分を偽り続けながら生きていた。普通の会社に勤めて、普通に仕事して、普通に怒られて...。

 そんなふうに過ごしていた。唯一自分を解放できるのは大好きな「ジョジョの奇妙な冒険」と最近ハマっている「転生したらスライムだった件」という本やアニメを見ている時だ。

 それを見ている時がありのままの自分を曝け出せた。

 

 そういった日々を続けていると...。「キャーー!」と街を歩いてる中、悲鳴が聞こえた。

 

 

   ドスッ!!

 

 

 振り返る暇もなく後ろから刺された。前のめりに倒れ込む。通り魔か。 血が止まらない。意識が朦朧とする...。

 

 (ああ...俺死ぬんだなぁ...こんなもんか...でも嫌だなぁ...まだ...知りたい事...いっぱいあるのに...)

 

 ふと転スラの事を思い浮かべた。なぜかはわからない。だがなんとなくだった。

 

 

 (ハハッ...もし...転移とかしたら...リムルの持つ「大賢者」とかのスキルとか...もらえないかなぁ...)

 

 

 《確認しました。個体名リムル・テンペストのユニークスキル『大賢者』(エイチアルモノ)とのリンクを『世界の言葉』へ申請...。成功しました。個体名ジョウセイ・クウジョウは新たな形でユニークスキル『大賢者』を獲得しました。》

 

 

 (はは...「世界の言葉」みたいな幻聴が聞こえてら...。もうこうなったら冗談でもいいから好きなだけ言いたい事いいっとこ...。「スタンド」が欲しい。あと「波紋」とか「黄金の回転」とか...。)

 

 

 《確認しました。ユニークスキル「幽波紋」(ソバニタツモノ)、エクストラスキル「波紋」、エクストラスキル「黄金の回転」を獲得しました。ユニークスキル「幽波紋」の起点になる「幽波紋」(スタンド)の名前と能力を決めてください。》

 

 

 (名前...。俺の隣には現実の俺とは違う「仮面」...。「性格?」を被ったり纏った俺がいた感覚だったし...。それをスタンドと例えるなら...

 

  

 

 

 

 

  「偽りの自分」(フォールス・ペルソナ)

 

 

 

 (自分って英語で「セルフ」っていうけどラテン語であらわす「ペルソナ」の方がなんかかっこいいしね...。あと複数の違う俺を例えるてるから英語とラテン語で...。

 能力は...ヴァレンタイン大統領の「D4C」とプッチ神父の「ホワイトスネイク」みたいな感じで、違う世界の技術とか力を次元の「膜」として捉えてそれを纏えばその力を使えるとかかな...。

 あと相手に纏わせたらそいつも使えるようになったらいいなぁ...。あと偽るから別のスタンドにもなれるみたいな感じで...。)

 

 

 《確認しました。ユニークスキル「幽波紋」の名前と能力が決定しました。姿(ヴィジョン)を個体名ヴァレンタイン・ファニーの「幽波紋」D4Cと近い姿に形成します。》

 

 

 (はは...ってかこれだと結局また偽ってんじゃん...まぁ仕方ないか...俺の人生は本当に嘘だらけの人生だったし...もし生まれ変わっても偽りの仮面を被って人の顔とか気にしてまたこんなふうに情けなく死ぬ人生になるんだろなぁ...)

 

 

 《確認しました。ユニークスキル『仮面者』(イツワルモノ)を獲得しました。》

 

 

 (てかなんで俺こんなにやばい状況だってのにこんなにバカみたいに頭回ってんの...?もういいや...疲れた...言いたいこと言ったし...。

 ごめん、父さん、母さん。結局俺は何にも出来なかった...。母さんにも謝れてないし...父さんが大好きだった...「ジョジョ」も9部があるのに全然見れてないし...。

 あと2人でずっと気になってた俺たちの名字...「空条」の意味...結局わかんなかったな...。単なる偶然だったのかもな...。母さんとも「優しくなる」って約束したのにな...。

 

 

 ...でも...どうせなら...もう少し...約束を...意思を...受け継ぎたかった...。)

 

 

 

 

 

 

 《確認しました。ユニークスキル『受継者』(ウケツグモノ)を獲得しました。》

 

 

 

 

 

    ♢

 

 

 

 

 

 (...よーし...。まずは一旦、落ち着いて状況を整理しよう。まず俺の名前は空条城星(くうじょうじょうせい)ただの好青年。

 アーユーオーケー?普通に生きてたけどさっき通り魔に刺された。そして多分死んだ。それで意識が薄れていって...気がついたらなぜか洞窟にいる...。

 よーし、しっかりと意識ははっきりしている。じゃあ大丈夫だね!)

 

 

 

 ...いや、なんで?

 

 

 (もう一度確認。刺された。死にました。洞窟にいます。...なんで?全然わかんない。普通死ぬじゃん。生きれるわけないじゃん。

 てかここどっかで見たことあるような...!?ここってヴェルドラが封印されていた洞窟!?は!?まじでなんで!?夢なのか!?これ夢なのか!?)

 《解。夢ではありません》

 

 ふぁっ!?どちら様!?

 

 《解。ユニークスキル『大賢者』(エイチアルモノ)。主人(マスター)を導く者です。》

 

 (エイチアルモノ...?...エイチアルモノォ!?)

 

 え!?あれ夢じゃなかったの!?

 

 じゃあ、俺って...。

 

 《解。個体名ジョウセイ・クウジョウは死亡したことで転移しました。》

 

 オーノー!やっぱりかよ!はっ!とふと俺は気づく。意識が薄れる前に言いまくったあの冗談を。

 

 まさか...俺は呼吸を落ち着かせて呟く。フォールス・ペルソナ

 

 ヒュン!と出てきたスタンドの姿は見てくれはD4Cと同じだが全体的に黒いし、本来ピンクの部分の装飾が青くなっていた。

 

 わー。すごーい。よく見えるー。あはははははー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 じゃねーだろぉぉぉぉぉぉぉ!!

 

 洞窟に俺の声が響き渡る。

 

 

 

 「リムル|ん?なんか声が聞こえたような...?気のせいか...?」

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたでしょうか?初投稿だったので「大賢者」や「世界の言葉」の表現が難しかったのですがよろしければこれから楽しみに待っていてください。あとよろしければここを変えた方がいいというメッセージもよろしければお願いします。
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