自身を偽り続けた者がスタンドを得たので運命に抗ってみる件   作:スイオウ

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前回のあらすじ

・空条城星は自分を偽りながら生きていた。
    ↓
・刺されて転スラの世界にスタンドと大賢者を持って転移した。
    ↓
・事態がうまく受け入れられず、冗談でスタンド名を呟いたら出たので思いっきり叫んだ。
    ↓
・リムルは気のせいだと流す。

こんな感じです。2回目の投稿ですが引き続き暖かく見守ってください。

あとちなみに私の好きなジョジョキャラはご察しの通りヴァレンタイン大統領とエンリコ・プッチです。

転スラで好きなキャラはシズとクロエです。



空条城星 その二

 

 

 「なんで!? なんで「幽波紋」(スタンド)だせんの!? ってかめっちゃ「D4C」に似てる!」(全体的に黒いけど)

 

 《解。転移時に主人(マスター)がユニークスキル『幽波紋』(ソバニタツモノ)の起点となる能力を提示した際にこちらでスタンド名「D4C」に近い姿(ヴィジョン)を形成しました。》

 

 え〜? いやあんなの冗談だと思うじゃん。 まじで手に入るとか思うわけないじゃん。 

 ってゆうかそもそもとしてなんで「大賢者」(だいけんじゃ)さんの声が聞こえるの? 「大賢者」さんってリムルのスキルだよね?

 

 《解。それも転移時に主人が望まれましたがすでに個体名リムル・テンペストが所持していたため、個体名リムル・テンペストのユニークスキル『大賢者』(エイチアルモノ)とリンクを『世界の言葉』へ申請したところ、成功したため新たな形で個体名ジョウセイ・クウジョウがユニークスキル『大賢者』を獲得する結果となりました。》

 

 「うーんと、よくわかんないけど例えるならじゃあ俺の大賢者はリムルさんの大賢者との共有のスパコン(スーパーコンピューター)みたいな感じってこと?」

 

 《是。そのような認識で間違いありません》

 

 まじかー。

 

 俺は地面に座り込む。 ...本当にここ転スラの世界なんだ...。 俺は虚空を見つめる。

 

 ...ってゆうかまだ疑問がある。少し、目線が低いような気がするんだけど...。 声も高い気がするし...。

 近くに水たまりを見つけたので覗いてみると...。

 

 ......うーん。やっぱり背が少し縮んでる。ちょっとコートがちょっと地面につきそうだけど問題なし。いうて164cmくらいかな?(転移前174cm)体も少し細くなってるし...

 それに顔立ちもちょっと女の子よりかな?例えるならボーイッシュ系女の子みたいな感じ。

 髪がだいぶ伸びてるし...この髪型なんだっけ?ショートウルフカット?

 

 まぁいいや...なんか転移したりスタンド手に入ったりの衝撃が凄すぎて姿が変わったことに何の驚きも感じなくなったし...それにもう過ぎたことは仕方ないし...これからのこと考えないと......

 ん!?待って!?ここ転スラの世界なんだよね!?じゃあリムルたちに会えるんじゃ...!?

 

 ...いや...俺が会いに行って何になる?

 もしここが原作通りなら俺は無闇にそれを変えるべきじゃないんじゃないか?

 変えてしまってもし予定外の何かが起きれば、もしここがクロエにとっての最善ルートだったらクロエの思いを潰してしまうんじゃないかな...?

 俺は寝転がって目を閉じて考え込む。

 

 

 

 『告。個体名リムル・テンペストが接近してきます。接近まで残りあと10秒...』

 

 

 

 ...それに俺はリムルたちに合う資格が無いんじゃないか...?

 ずっと自分を「偽ってきた」俺なんかがリムルたちにあったりしたらどっかでヘマをするに決まってる...もしそんなことになったらどうなるか俺にも想像がつかない...

 

 

 

 「...おーい」

 

 

 

 ...リムルたちが優しいのは知ってるよ...。だからこそ、俺の都合に巻き込みたくないんだ...。

 こんな異端児が出てきたらもし原作通りならリムルたちは何も疑問に思わなくてもクロエにとっては今まで以上の予想外のハプニングだ。

 俺を消そうとするかもしれない...偏見かもだけど今の俺、見た目女の子っぽいし...一応「アレ」はさっき確認したらついてたけど...

 

 

 

 「聞こえてますかー? 大丈夫ですかー?」(腕にスライムボディをぶつける)

 

 

 

 ...いや流石に消そうとはしないかな...クロエ優しいし...。

 また生前のネガティブな性格が出てしまったな...いや、クロエさんリムル超大好きだし万が一の場合も...。

 

 

 

 「えい」(大賢者の案で水をぶっかける)

 

 

 

 ぶふぁあ!?

 

 

 

 「リムル|あ、起きた?よかった〜。」(その場で跳ねる)

 

 「ごほっ!?ごほっ!?はぁ、はぁ。」

 

 「リムル|大丈夫か?」

 

 「もうちょっと別の確認方法はなかったのかよ...。」

 

 「リムル|いやー大賢者に提案されたのを試して見ようと思ったから...。あっ!?やべっ!?」

 

 「ん?大賢者?」

 

 俺が声のする方に目を向けると俺はフリーズしてしまった。

 だってそこには俺が生前、何度も見たリムル・テンペストのスライムの姿があったからだ。

 

 

 ♢

 

 

 

 

 

 

 ーSide リムルー

 

 

 俺の名前は三上悟。

 

 通り魔に刺されて、死んで、そしてスライムに転生した。

 

 そしてこの洞窟で暴風竜ヴェルドラと出会って、友達になって、捕食した。

 

 約束を果たすためにな。そしてこの洞窟を出るために何日も何日も出口を探し回ってたんだが...

 

 

 

  じゃねーだろぉぉぉぉぉぉぉ!!

 

 

 

 「ん?なんか声が聞こえたような...?気のせいか...?」

 

 いや...でも今まで聞いた魔物の鳴き声とかじゃなくてあれは明らかに人の声だ...。 大賢者。

 

 《............。》

 

 おい、大賢者? 大丈夫か?

 

 《是。問題ありません》

 

 大丈夫か? いつもより反応が遅れたような...? まぁいい、この先に何かいるのか?

 

 《解。約300m先に生体反応を確認しました。声の重低音からして人間かと思われます》

 

 人間!? この洞窟に!? まさかヴェルドラが言っていた転移者か? それとも冒険者?

 

 俺は急いでその反応があった場所に向かった。

 

 するとそこには本当に人間が倒れていた。 現代風のコートやマフラーを羽織っていた姿だった。

 

 わっ! 本当に人間だ...。 しかも女の子...。

 

 見た感じ息はしているな...声をかけてみるか...。

 

 「おーい」

 

 ...反応なし。 もう一度。

 

 「聞こえてますかー? 大丈夫ですかー?」(腕にスライムボディをぶつける)

 

 ...これも反応なし。 うーん大賢者。どうしたらいいかな?

 

 《案。エクストラスキル『水操作』で対象に水をかけることを推奨します》

 

 え〜。 女の子に水をかけるの〜? でもいつまでも起きなかったら魔物に襲われそうだし...。 よし!

 

 「えい」(大賢者の案で水をぶっかける)

 

 

 ぶふぁあ!?

 

 

 「あ、起きた?よかった〜。」(その場で跳ねる)

 

 「???|ごほっ!?ごほっ!?はぁ、はぁ。」

 

 「大丈夫か?」

 

 「???lもうちょっと別の確認方法なかったのかよ...。」

 

 「いやー大賢者に提案されたのを試してみようと思ったから...。あっ!?やべっ!?」

 

 「ん?大賢者?」

 

 しまった! 人と喋るの久しぶりすぎてついうっかり、『大賢者』の事口に出しちゃった!

 やべーどうしよう。 この子、すっごいこっち見てくる...!?

 

 

 

 

 ーSide 城星ー

 

 

 やべーどうしよう。 リムルたちに合うかどうか迷っていたらそのリムルさんご本人来ちゃってるし!

 

 はっ!そうだ! 大賢者さん!

 

 《何でしょうか》

 

 俺の記憶とか知識って俺の「大賢者」とリムルさんの「大賢者」ってリンクしているからその記憶とかが流れてるとかないよね!? もし流れていたらすごくまずいんだけど!?

 

 《是。主人のユニークスキル『大賢者』は『世界の言葉』を通じて個体名リムル・テンペストのユニークスキル『大賢者』と表向きはリンクしていますが、あくまで主人がスキルを得るためのリンクでしたので正式にリンクはしていないので主人の記憶は個体名リムル・テンペストに流れ出てはいません》

 

 よかった〜! じゃあもし俺が正式にリムルとの「大賢者」とリンクをしても俺の記憶や知識はリムルに流さないでね!

 

 《了》

 

 よし。じゃあ次は初対面で会うような感じで...落ち着け俺...いつも通り...自分を「偽れ」...

 

 「あのースライムさん? 今、大賢者って...」

 

 「リムルlいや...その...。」

 

 「大丈夫ですよ(ニコッ)。俺も持っていますから。」

 

 「リムルl...え?」

 

 

 それから俺とリムルはお互いの前世の事やここに来てからの事を話し合いながら洞窟の出口を探した。

 もちろん、俺がリムルの事を知っていることや「幽波紋」の事は隠して...。

 

 「へー暴風竜ヴェルドラ!そんなすごい竜がいたんですね!(クソ〜!めっちゃ大事なシーンだったのに見過ごした〜)」

 

 「リムルlそっかー空条さんも、刺されてこの世界に。俺とは違って転移だけど。」

 

 「あー、リムルさん。こんな見た目だけど俺男ですよ。」

 

 「リムルlは!?マジで!?嘘でしょ!?」

 

 そんなふうに話し合いながら俺はリムルを抱き抱えながら歩いていると、遂に洞窟の出口に辿り着いた。どうやらリムルが洞窟を出る日に俺は転移したようだ。

 

 それから俺はリムルと一緒に森を散策していた。だがもうすぐで、ゴブリン達と出会うはずだ...

 

 

 

 本当にこのままでいいのだろうか...?

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたでしょうか? ここが良かった、ここがいまいちだった、といった点はコメントでぜひ教えてください
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