ハンターハンター世界に転生したなら生きる事を選び尚且つ原作を満喫したい 作:ゆーーーー
プロローグ~突然の異世界転生にだって俺は動じない~
俺の名前はシャー。
前世では志木 守(しき まもる)という名だった。
前世の記憶を持ちながらも転生し何らかのアニメか漫画の世界に転生している。
だが事態は急展開した。たった今。
ネグレクトの親が賭け麻雀にあろう事か俺を差し出し見事に負けたのだ。
俺は賭け麻雀をしていたこのどうしようもない親がしていた相手。
怪しげな黒服の男達に連れていかれる所だ。
前世の記憶を持って転生したとしても身体は赤子だし何も出来ない。
こう言う転生物って神様とかが出てきて転生特典とかもらってはいどうぞ、で何らかの世界に転生する訳じゃないのか。
気が付いたら何らかの世界にいてここが何の世界か把握しなくてはいけない。
如何せんからだがは赤子では自分でどうする事もできない。
今は受動的に入ってくる情報だけでどうにかするしか無い。
☆
「それにしても大人しい子どもですね。目の前で親が消されてこうして俺達に連れてかれるって言うのに全然泣きませんね。」
どうやらあまり泣かない俺に不思議がってる黒服達。今は車で移動中。
賭け麻雀に参加していた3人が俺の面倒を見ながら恐らくこいつらのホームに向かっている。
ホームに行けば情報もある程度分かるかもしれない。
まずは何の世界に転生しているのか。その情報を知りたい。
「シャーつったか。そのガキ。にしても適当な名前付けられたもんだな。」運転手が俺の名前を可哀想に話している。
最もその可哀想な俺をネタにして3人で面白がって笑っているのだが。
名前はいい。それよりもこの世界の情報が欲しい。
「にしてもこんな子どもなんで欲しがるんでしょう。実は物凄い血筋がいいとか?」
お?いいぞいいぞ。その話もっと盛り上がってくれ。俺に情報をくれ。
「まさか。あのジジイがそんないい血筋な訳ねーだろ。」
至極真っ当な意見である。
「でもあの麻雀をセッティングできるまで結構手回し大変だったって噂ですよ。」
黒服が怪しげな情報を持ってくる。噂じゃどうしようも無い。
確たる情報持ってる奴は居ないのか。
「お前。それはこれ以上詮索するんじゃねー!消されるぞ。」
運転手が怪しげな噂話を持ち込んだ男に脅しを入れている。
運転させられてるから下っ端かと思いきやこの中では上の立場なのかな?意外だな。
「すいやせん。気になったもんで。なんでもないですよ、兄貴。」
黒服が兄貴って言ってると名探偵コナンが連想されるけど。どうなんだろ?確かにあの世界も結構人が消されそうな世界だな。ににしても脅しが入ったせいで車内は静かになってしまったな。
これ以上の情報はこの先ね。
☆
「お前らはここで待ってろ。」運転手は目的地に着いたのか俺を連れて何でも無さそうな普通の雑居ビルに入っていく。
「おやっさん。例の子を連れてきやした。」
男がエレベーターで上がって来て降りたすぐの扉をノックして話し掛けている。
ここのボスなのかな。車内であれだけ威厳があった黒服の男だがやけに腰が低い。
ついでに言うとこの男ジンじゃなかったから名探偵コナンへの転生では無いらしい。
「入れ。」ボスらしき人の許可があり男は扉を開け部屋に入る。
「おやっさん。このガキが例の。」入るや否や俺をおやっさんに渡す黒服の男。
例の?とは!?俺に情報が欲しい。
「そんな風には見えないがなぁ。ただの赤ん坊にしか見えん」
おやっさんも俺を見て言う。
何も情報が無いのかい!
このままでは俺がこの世界で生きるの苦しくなるぞ!何の世界かの情報だけは欲しい!頼む!
「ま、良いじゃろ。育てれば何か分かるかもしれん。」
何を勝手に納得しているんだ。それじゃ何も分からん!俺が。
その台詞にキョトンとした顔で黒服が答える。
「育てるんですか?おやっさんが?」
違う。そこじゃない!聞くのそこじゃない。
俺が例残ってなんのことか本当にそうなのか。
聞きたいことは山ほどある。しかもその舐めた態度。お前もおやっさんに消されるぞ!?
「勿論ベビーシッターはいれるがな。」
子育てができないと思われたのが多少憤慨だったのか機嫌が悪いおやっさん。
ほらこのままじゃないと消されるぞ黒服。
「いえ、そうじゃなくてその子ども。生まれた時の鳴き声で待ち一つ破壊したという噂なんですから。噂が本当ならおやっさんがタダじゃすみません。ここは俺が。」
切迫した雰囲気で提案している黒服。
それより俺が生まれた時街を破壊?それが確かな情報なら俺には何か力がある可能性があるな。
ようやく情報が入ったぜ。俺には何やら凄い力があるらしいぜ。
「それは話が大袈裟に盛られてるだけだ。街1つは破壊しとらん。精々生まれた時の病院が無くなった位のもんだ。俺ならそれくらい問題ない。」
その言葉に納得したのかしてないのか。若干不服そうだが「おやっさんがそう言うのなら。」と渋々黒服が引き下がって行った。
「良い纏じゃねーか。」
はい来た!この世界はハンターハンター確定!
しかも産まれて既に纏が出来ていると言う。
これは念に関して物凄い才能を持ち合わせているかもしれん。
しかもこの歳。今は絕と纏を繰り返してオーラ量を増やす訓練をしよう。
待てよ。これは練を出来ないだろうか……。
試しにやってみようをイメージとしては纏をしたまま力を入れるイメージだったかな?
フン!!
「おー!凄い!やはりこの歳で練まで辿り着いている。此奴は天才だな。」
おやっさんが即座に反応した。おやっさんは凝をしている。でも念を覚えているのはおやっさんだけなのかな?
運転手の黒服は俺の纏を見えていなかったっぽいし。
産まれた時その病院を壊しているなら俺って放出系か?
あー!水見式をしたい!
「病院を壊したと言うことは放出系っぽいの〜。どれ。」
同じタイミングでおやっさんが話し掛けて来て立ち上がった。
そしてコップに水を注ぎそこに葉っぱを浮かべて持ってくる。
☆
おやっさんがコップを俺の前に置く。そこには水が注がれており水の上には1枚の葉っぱが浮かんでいる。
ハンターハンターにおいて念能力の得意な系統を知る一般的な方法を知る方法となる。
さて、俺の得意な系統は何かな?転生してきた特典として特質系な事もありうるか。俺としては複数の得意系統があってくれると嬉しいんだけどな。
俺は練をしてコップに手をかざす。
「お、水見式が分かるのか。お前はやっぱタダモンじゃねえな。」
おやっさんが俺が直ぐに水見式を理解し練で手をかざした事に驚いていた。
しまった。俺は今産まれて直ぐの赤子だったんだ。自分の思考程じゃないにしろ気が付けばスムーズに身体を操れるようになってきているから自分の今の状態を忘れていた。
でもこの世界は一般庶民であっという間に命を落とす世界。おやっさんがそこまで驚いている感じはない。ある程度は予想がついていそうだし人間もこの世界では特殊な人は直ぐに行動できるようになるのかもしれないな。
手をかざしたコップに変化が起きる。
水の量が増えてコップから溢れてきた。水が増えるのは強化系が得意な証。
水の色が虹色に輝いている。水の色が変わるのは放出系が得意な証。
葉っぱがふわふわと揺れ動きながら葉っぱが浮かんで来ている。
葉っぱが動くのは操作系の証。
水の中に銀色に輝く何かが万年筆の先のようなものを形成しつつある。
水の中に不純物が出現するのは具現化系。
おやっさんがおもむろに水を舐め「酸っぱ。」と言い咳き込む。
水の味が変わるのが変化系。
それら全てが出ているから成程。特質系か。
できる事全部できそうだな。こうなると次は応用できる力を上手く作っていかないとあっという間にメモリがパンクしそうだな。
まぁまずは練と纏を繰り返すか。
能力はおいおい考えていこう。
「おいおい。全系統を操れるのか。これは……ジャポンの神となれるな。これで大國組は安泰だ!」
自分のファミリーの一員となる事が前提になっているが自分の事のように喜んでいるおやっさん。
まぁ拾ってくれた恩もあるし報いてやるか。仕方無い。
「それにしても練をしだしたら目の色が変わったな。青と赤のオッドアイか。特質系になっているのと関係していそうじゃな。これがお主の力か!」
纏の時は無意識下だったから気が付かなかったが俺は練をして意識的に念を扱おうとした時左目が赤色に、右目が青色になるオッドアイに変化するようだった。
これは……強力な転生特典のギフトかな!?
有難く貰っとくぜ。そのギフト!