シンフォギアの世界にウィッチクラフトのロリババアに転生した。   作:のうち

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if キャロルが自ら仲間集めと力集めをしていたら

 キャロルは現在チフォージャシャトーを離れ、世界中を放浪していた。何故、こんなことになっているかと言うと、彼女が世界相手に喧嘩を売ったことで義母を怒らせてしまい、計画をことごとく潰されてしまい、大幅に計画を修正せざるを得なかったからだ

 

 彼女が最初にやって来たのは、アメリカのニューヨーク、ウェストチェスターにいる

彼女の目の前には恵まれし子等の学園と書かれた看板がかけられた門を開けて中に入る

 

 誰もいない、無人の豪邸、その庭を進み、玄関の扉の前まで来ると扉が開き、まるで入れと言われているように感じだ。

 

 そして、建物の中を進むと、ひとつの部屋の前に辿り着き、キャロルは扉を開ける。

 

 「・・・・久しぶりに来たが相変わらずだな。エグゼビア」

 

「もう!、キャロちゃんたらエグゼビアはファミリーネーム、操折って呼んでくれないとおこっちゃうぞ!」

 

 「お前は、歳を考えろ。」

 

「まだ、70歳だし、お肌ぴちぴちで若いもん。」

 キャロルの目の前にいる車椅子に乗った女性は操折・S・エグゼビアという。

この世界のX-MENの創設者、プロフェッサーXである。

 

ヴェールより十世代以上あとの転生者で、長年ニューヨークで異能力を持つ子供達を育て上げ、社会に送り出している。教師として学園祭に残った子供たちと共にX-MENとして活動、アメリカに住んでいる異能力者達のチームの意見番として、頼られている。

 

 「それでキャロちゃんはどうしてここに来たのかな。確か日本でヴェールおばあちゃんに喧嘩売って、それどころじゃ無いはずだけど?」

 

 「少々、事情が変わってな。今は義母上と闘うための仲間を集めている。」

 

「ヘェ〜、それで私にとこに来たの?」

 

 「おまえの能力があれば、義母上の仲間を引き剥がすことが出来るはず。」

 

「ヘェ〜、でもそれって基本正義の味方をしてる私が頷くって思う?、それともその手に持ってる危ないラッパを使って無理矢理してみる?、させないけど」

 

 彼女の手にはラッパラッターというアイテムが握られていた。それは彼女が義母の部屋でぐうぜん見つけた資料に書かれていたものを自ら制作したものである。

 

 ラッパラッターは転生者など特異な力を奪いとることができるアイテムだ。

 

 「おまえの足を治してやるって言ってもか?」

 

「ヘェ〜、ちょっと魅力的だけど。それじゃあ、足りないかな。」

 

操折がゆっくりと手を伸ばした。

 

 その指先が、キャロルの胸元にあるラッパラッターへと近づいていく。

 

「悪いけど、それは没収させてもらうわね」

 

「……ふざけるな」

 

「大丈夫、大丈夫。身体はもう少ししたら動くようになるから」

 

 操折は悪びれもせず、むしろ教師が悪戯をした生徒を諭すような口調で言った。

 

 しかし、キャロルにはその声を聞いている余裕などなかった。

 

 動かない。

 

 指一本すら動かせない。

 

 自分の意思では身体を動かそうとしている。それなのに、脳から発せられた命令が途中で遮断され、筋肉へ届いていない。

 

 操折がやったことは単純だった。

 

 身体を動かすために脳から送られる信号。

 

 その伝達そのものを、一時的に遮断したのである。

 

「くっ……!」

 

 歯を食いしばる。

 

 キャロルは必死に身体を起こそうとするが、腕も、脚も、指先も動かない。

 

 そして――。

 

 操折の手が、ラッパラッターへ伸びる。

 

 その瞬間だった。

 

 部屋の奥から、何かが飛び出した。

 

 黒い影が一直線に操折へと迫る。

 

「無事ではなさそうだ。キャロル」

 

 蝙蝠を思わせる姿の存在が、キャロルと操折の間へ割り込んだ。

 

 キバット二世。

 

 キャロルと行動を共にする、彼女にとって数少ない協力者だった。

 

「蝙蝠擬き……!」

 

 キャロルは床に倒れたまま、忌々しそうに声を上げる。

 

「遅いぞ!」

 

「貴様が勝手に突っ込んだのだろう。文句を言うな」

 

「悪いが、今は動けん!」

 

「見れば分かる」

 

 キバット二世はキャロルの状態を確認すると、すぐさま理解した。

 

 相手の能力によって、身体の運動機能そのものを封じられている。

 

「……面倒な相手だな」

 

「いいから変身させろ!」

 

「世話の焼ける奴だ」

 

 キバット二世はキャロルの前へ飛ぶ。

 

「ガブリ!」

 

 鋭い牙がキャロルの腕へ噛みついた。

 

 その瞬間――。

 

 キャロルの身体から、禍々しいほど濃密な闇の力が噴き出した。

 

「……変身」

 

 低い声が響く。

 

 空間が震えた。

 

 次の瞬間、黒い魔力がキャロルの身体を包み込む。

 

 三つの属性を宿した巨大な魔皇石。

 

 そして――。

 

 ヴェールですら二度と造ることはできないと断言した奇跡の鉱石、ブラッディストーン。

 

 それらを材料として鋳造された、唯一無二の闇のキバの鎧。

 

 漆黒の装甲がキャロルの身体を覆い、胸部、肩、腕、脚へと次々に装着されていく。

 

 最後に頭部を覆う装甲が形成された。

 

 変身が完了した瞬間。

 

 キャロルの身体を縛っていた操折の能力が――弾け飛んだ。

 

 強制的にレジストされたのだ。

 

「……え?」

 

 操折の表情が初めて変わった。

 

「私の能力が……?」

 

「どうした? 小娘」

 

 ゆっくりとキャロルが立ち上がる。

 

 先ほどまでとは違う。

 

 その動きには、一切の拘束がない。

 

「どうやら、おまえの能力程度では、この鎧を縛ることはできんらしいな」

 

「へぇ……」

 

 操折は驚いたように目を丸くする。

 

 だが、すぐに口元へ笑みを浮かべた。

 

「面白いじゃない」

 

「そうだろう?」

 

 キャロルは右手を握りしめる。

 

「さあ――」

 

 一歩、踏み出す。

 

「絶滅タイムだ」

 

 次の瞬間。

 

 キャロルの姿が消えた。

 

「――っ!」

 

 操折が反射的に横へ飛ぶ。

 

 直後、彼女が立っていた場所を黒い拳が通過した。

 

 轟音。

 

 床が大きく砕け、石片が周囲へ吹き飛ぶ。

 

「危なっ!」

 

 操折は車椅子を操作しながら距離を取る。

 

「生意気な小娘を――」

 

 キャロルが追撃する。

 

 拳を振り抜く。

 

 操折は咄嗟に念力を放った。

 

 目に見えない力がキャロルの身体へまとわりつく。

 

 空中で身体を固定し、その動きを完全に止めようとする。

 

「今度こそ――」

 

「ぬるい!」

 

 キャロルが咆哮する。

 

 全身の魔力が爆発的に膨れ上がった。

 

 バキンッ!

 

 まるで透明な鎖を引きちぎるように、念力による拘束が強引に振りほどかれる。

 

「嘘でしょ……!」

 

 キャロルは空中で身体を捻り、そのまま操折へ突っ込む。

 

 操折は念力で床に転がっていた机を持ち上げ、盾代わりに前へ飛ばした。

 

「これでも食らえ!」

 

 巨大な机が高速で飛来する。

 

 キャロルは避けない。

 

「邪魔だ!」

 

 拳を叩き込む。

 

 木製の机が粉々に砕け散った。

 

「ちょっ――!」

 

 操折の顔の横を、無数の木片が通り過ぎる。

 

 その隙にキャロルが距離を詰めた。

 

 拳。

 

 操折は念力で受け止める。

 

 轟音が室内に響く。

 

「へぇ……!」

 

 操折は車椅子を後退させながら、キャロルの拳を念力で押し返す。

 

「力は結構あるんだね!」

 

「それだけではない!」

 

 キャロルがもう一方の腕を振り上げる。

 

 闇の魔力が拳へ集中する。

 

「おまえの能力がどれほど強かろうと――」

 

 拳を振り下ろす。

 

「この闇のキバを止められると思うな!」

 

 操折は両手を前へかざした。

 

 目に見えない念力の壁が展開される。

 

 拳と念力の壁が激突する。

 

 ドォォォンッ!

 

 衝撃波が部屋全体を駆け抜ける。

 

 壁に亀裂が走り、窓ガラスが震える。

 

「うわ……」

 

 操折は思わず声を漏らす。

 

「これはちょっと、本気を出さないと危ないかな?」

 

「今さら気づいたか!」

 

 キャロルがさらに力を込める。

 

 念力の壁が軋む。

 

「……なるほど」

 

 操折の表情から、先ほどまでの余裕が少しだけ消えた。

 

「その鎧、単純に身体能力を上げてるだけじゃないんだ」

 

「知りたいか?」

 

「うん。ちょっと興味ある」

 

 操折が笑った。

 

「だったら――」

 

 彼女の周囲に、複数の物体が浮かび上がる。

 

 椅子。

 

 本棚。

 

 机。

 

 壁の破片。

 

 それらすべてが念力によって空中へ持ち上げられた。

 

「もっと詳しく調べさせてもらおうかな!」

 

 次々と物体がキャロルへ向けて射出される。

 

「小細工を!」

 

 キャロルは飛来する物体を次々と破壊する。

 

 だが――。

 

 その瞬間、背後から巨大な本棚が迫っていた。

 

「後ろ!」

 

 キバット二世が叫ぶ。

 

「分かっている!」

 

 キャロルが振り返り、両腕で受け止める。

 

 凄まじい重量が彼女へ襲いかかる。

 

「ぐっ……!」

 

 床がキャロルの足元から陥没する。

 

 それでも彼女は本棚を押し返した。

 

「こんなもの――!」

 

 そのまま本棚を投げ飛ばす。

 

 操折は念力で軌道を逸らす。

 

 本棚が壁へ激突し、轟音とともに崩れ落ちた。

 

「ふーん」

 

 操折は楽しそうに笑う。

 

「面白くないな」

 

「何だと?」

 

「もっと簡単に終わると思ってた」

 

 操折が車椅子を止める。

 

 そして、真っ直ぐにキャロルを見据えた。

 

「まあ――」

 

 彼女の周囲から、再び巨大な念力が膨れ上がる。

 

「やるだけやってみますか」

 

 キャロルも身構える。

 

 黒い鎧の隙間から、禍々しい魔力が噴き上がる。

 

「望むところだ」

 

 キバット二世が二人の間を飛び回る。

 

「……まったく。厄介な連中だ」

 

 次の瞬間。

 

 念力と闇の魔力が正面から激突した。

 

 こうして――。

 

 キャロルによる「仲間集め」の旅、その最初の交渉は。

 

 話し合いではなく、壮絶な戦闘によって幕を開けることとなった。

 

 

 




 本日の登場キャラ

操折・S・エグゼビア

 ロリババ世界のX-MEN創設者、プロフェッサーX、十世代以上あとの転生者で、長年ニューヨークで異能力を持つ子供達を育て上げ、社会に送り出している。教師として学園祭に残った子供たちと共にX-MENをやっており、アメリカの他の転生者からも頼られている70歳のおばあちゃんだが見た目は何故か、原作の食蜂操祈の姿を長年保っている。

 現在のX-MENのメンバーにはラムレザルにウルヴァリン、ジーン・グレイ、ギルスに変身できる女の子ヴァーチェ、ミルコ、サイクロプス、ラクリモーサ(遊戯王)、ガンビット(X-MENゼロ版)、仮面ライダーゴースト(女性)がいる。

よければ活動報告にてキャロルが会いに行くキャラとか、別のifアイデア募集してます。理由なんかもあると嬉しいです

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