ミッション:災厄「ルズローシヴ=レレイ」を消滅させよ   作:Moa

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Review:知らない男に殺されました

今回は、いよいよルズローシヴ=レレイを消滅させる儀式でした。

 

地、風、水、火。

四属性の宝玉を天界の祭壇にセットして、術式を起動します。

 

地が支え、風が道を開き、水が深く沈み、火がその奥を照らす。

 

演出はかなり綺麗でした。

 

ここまでの宝玉集めの集大成という感じで、ちゃんと全部の属性に意味があるのが良かったです。

 

ルファーナさんは「いい名前だね」と言っていた。

ルネアちゃんは「真名みたい」と言っていた。

手紙には「親愛なるルズローシヴ=レレイへ」と書かれていた。

ライラさんは「使い方を誤らないように」と言っていた。

 

ちょっとだけ不穏ではありました。

 

でも、ここは使命達成の場面だと思っていました。

 

タイトルからして「ルズローシヴ=レレイを消滅させよ」です。

エオルミアちゃんの使命も、天界を救うことです。

四属性の宝玉も揃いました。

 

イベントムービーが発生しました。

 

エオルミアちゃんが、

 

「――災厄ルズローシヴ=レレイの消滅を確認しました」

 

と言った時、成功したんだと思いました。

 

思いました。

 

その直後、知らない男が出てきました。

 

誰?

 

茶髪の青年です。

素朴そうな顔立ちの、旅人みたいな男です。

いきなり出てきたのに、敵っぽい登場ではありませんでした。

 

怒鳴らない。

剣も構えていない。

殺意をぶつけてくるわけでもない。

 

ただ、世界の底が抜けたような目で、エオルミアちゃんを見ている。

 

怖い。

この人、何?

 

ラスボスですか?

でもラスボスにしては、反応がおかしいです。

 

「よくも我が真名を消したな」みたいな怒りではないんですよ。

怒ってはいる。

でも、怒りより先に喪失がある。

 

エオルミアちゃんが「災厄ルズローシヴ=レレイを消滅させました」と答えた瞬間、その男の表情が静かに壊れます。

え、何? なんでそんな表情してるの?

 

怖い。

 

そして、

 

「オレの命より大切なものだったんだ」

 

と言います。

 

何が?

 

ルズローシヴ=レレイが?

災厄が?

ラスボスの本名が?

 

ここで、水の遺跡の手紙が一気に効いてきました。

 

「親愛なるルズローシヴ=レレイへ」

やっぱり、あれ変だったんですよ。

災厄に親愛なるって書くの、変だったんですよ。

 

でも、分からない。

 

ルズローシヴ=レレイは天界を侵す災厄のはずでした。

本質に近い名前だからこそ、消す必要があると言われていました。

四属性の術式で、対象の奥まで届かせました。

 

それなのに、この男は、命より大切なものだったと言う。

 

じゃあ、エオルミアちゃんは何を消したんですか?

私は何を消したんですか?

 

しかも、そのままエオルミアちゃんが刺されました。

 

え?

主人公ですよね?

 

エオルミアちゃん、胸を貫かれました。

画面が暗くなりました。

 

普通にゲームオーバーになりました。

 

なんで?

使命、達成しましたよね?

天界を救いましたよね?

 

どうして知らない男に殺されるんですか?

この男、誰ですか?

 

ここで一回コントローラーを置きました。

 

友人に言いました。

「なんで殺されたんですか!?」

友人は言いました。

「お、押したんだ」

 

押したんだ、じゃないんですよ。

押すでしょう。

 

「はい」と「いいえ」が出て、使命が「ルズローシヴ=レレイを消滅させよ」なら、普通は「はい」を押すでしょう

 

そう書いてあるんですよ。

ミッション:災厄「ルズローシヴ=レレイ」を消滅させよ。

消滅させたら殺されました。

 

詐欺では?

 

友人に「この男誰ですか」と聞いたら、「進めれば分かるよ」と言われました。

そればっかり。

 

「茶髪の男 ルズローシヴ=レレイ 命より大切」で検索したいと言ったら全力で止められました。

検索させてください。

今、一番検索したいです。

でも検索したらたぶん全部終わる気がするので我慢します。

 

ゲーム的には、夢オチでそのまま先に進むイベントでした。

 

つまり、これは見る前提のバッドエンドっぽいです。

見る前提のバッドエンド。

そんなものを用意しないでください。

 

今めちゃくちゃ気になっています。

 

ルズローシヴ=レレイを消滅させないんですか?

ここまで集めた宝玉は何だったんですか?

 

エオルミアちゃんは間違っていたんですか?

 

ルファーナさんの「いい名前だね」も、ルネアちゃんの「真名みたい」も、手紙の「親愛なる」も、ライラさんの「使い方を誤らないように」も、全部警告だったんでしょうか。

 

でも、プレイ中は止まるほどの材料ではなかったんです。

 

むしろ、ルネアちゃんは真名に近いからこそ災厄なんだと思うと言っていました。

消す理由も、ちゃんとあったんです。

 

エオルミアちゃんは、騙そうとしていたわけではありません。

天界を救うために、集めた情報から正しいと判断して行動しました。

 

でも、もしかして、その判断が間違っていた?

前提が間違っていた?

 

だとしたら、怖すぎます。

 

使命を達成したら、殺されました。

 

ルズローシヴ=レレイは災厄のはずでした。

でも、誰かに「親愛なる」と呼ばれていて、誰かの命より大切なものだったらしいです。

 

じゃあ、私は何を消したんですか?

この男は誰ですか?

 

そして、次はどうすればいいんですか?

 

 

ところで、秘奥義というものが解禁されました。

友人によるとテイルズシリーズ伝統の必殺技らしいです。

 

エオルミアちゃんはこれでした。

 

『記されし使命よ、凍てつけ。

未だ定まらぬ名を、我が手で消しはしない。

アーカイブ・ステイシス!』

 

リシェラちゃんはこうでした。

 

『未来を語るなら、私の声を聞け。

この身は誰の義務でもない!

リベレイト・ブルーム!』

 

かっこいい。でも「この身は誰の義務でもない」が重すぎるよ。

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