ソファに腰掛け煎れた珈琲を飲み新聞に目を通す、相変わらず物騒な世の中の様でやれ銀行強盗だのヴィランが暴れてるなどが多い
「ん…さてと」
時計を見てそろそろかと腰をあげる
「行きますかね」
ドアを開け音を立て閉める、この建物の名前は〝リボルバー事務所〟今日も街の様子を見に行くとするか
コスチュームというよりもはや趣味の帽子を目深に被り煙草を咥え歩く
「よーリボちゃん元気かい?」
「おう婆さんそっちこそ元気かい?」
話しかけてきたのは商店街の中のおにぎり屋の婆さんだ、よく買うからもう顔なじみだ
「つかリボちゃんはやめろ」
「あらじゃあ銃ちゃんがいいかしら?」
本名はもっとやめてくれや
「ついでだ 梅とそうだな…マグたく貰ってくぜ」
「はいよ 570円だよ」
梅が220円マグたくが340円、コンビニよりちょいと値段は張るが美味いからな
「頑張りなよ〜」
振り返らず手だけ振り返し歩く
「リボルバーおはよー」 「おはようございますリボルバー」
「おうおはようさん 気をつけていけよガキンチョ共」
近所の小学生共が登校時間か…っと
「野暮なお客さんのようだ」
このガキ共が登校する時間にこんな大音立てて走る車はまずいねぇなら
「ヒャハハハハー!!どけどけぇ!!」
逃げる途中のヴィランって所が定石だ
「パトカーの音も遠くから聞こえる…って事は逃走中にこの街に入ったか」
腰のホルスターから相棒のS&W M926を引き抜き構える
「なんだぁ!?どけどけぇ!」
「うるせぇよ…朝っぱらからな」
タイヤを狙い2発、放った弾丸がタイヤを貫き車が制御を失い道端に停車する
「テメェ!何すんだ!?」
「お前が何してんだよこんな朝っぱらから…ヴィランさんよ」
車に雑に積んである袋からチラッと札束が見える、多方朝の銀行強盗だろう
「クソがァ……せっかく金も手に入って逃げれそうだったのに よくも邪魔してくれたなぁ!!」
叫んだヴィランが体を肥大化させ体を紫に変色させパンプアップする
「おーおーまるでアメコミじゃねえかよ」
「叩き潰す!!」
「っと…」
振り下ろしてきた腕を後ろに飛び躱す、地面が陥没してヒビが入ってやがる
「多方パワー増幅系か…たく」
「まともな仕事ついてりゃそれなりに暮らせただろうにな」
926を構え発砲する
「うがああああ!? クソオオオオオ!」
左肩に2発撃ち込んだがまだ動けるか
「よっと…ほらお迎えが来たぜ」
パトカーが3台走ってきて停まるだがこの男は諦める気がないらしい
「パープガイここまでだ!大人しくお縄につけ」
「うるせぇ!!俺は!!」
「うるせえのはテメェさ」
叫ぶヴィランの膝を撃ち抜き血が弾け飛ぶ
「グギャアアア!?」
撃ち抜かれた膝が痛むのか体制を崩したヴィランに走り近寄り顎を目掛けて蹴りあげる
「ウガッ……!?」
脳が揺れたのかヴィランが白目になり体を後ろにドシンッっと音を立て倒れみるみる縮んでいく
「たく…朝っぱらからめんどうかけやがって」
煙草を咥えZIPPOで火をつけ煙を吐き出す
「後は頼んだぜ」
「ご協力感謝いたします!!」
敬礼する警官にヒラリっと手を振り街を歩き始める
【弾丸ヒーロー リボルバー!個性銃創! 様々な形の銃を作り出し敵を撃ち抜く!普段は腰に指したS&W M926を使うぞ!弾は実弾の他にゴム弾や麻酔弾も作れるぞ!*1】
ここは静岡県と愛知県の中間にある港町 海神町、ここでヒーローとして活動する男の物語