はい。1ヶ月以上期間を空けて投稿した雑魚作者です。
本当に申し訳ない。
中央歴1639/04/11 12:48 クワ・トイネ公国 ギムの街
ロウリア王国軍先遣隊に分与された飛竜は、総勢100騎。
そのうち75騎が第一次攻撃隊として抽出され、作戦開始時刻に合わせて次々と空へ舞い上がっていた。
彼らの任務は単純だった。
国境を越え、クワ・トイネ公国西部方面騎士団の飛竜隊を先んじて叩き潰す。それだけである。
飛竜騎士たちに緊張はほとんどなかった。
農業国として知られるクワ・トイネ公国に、ロウリア王国の精鋭飛竜隊へ抗し得るだけの航空戦力があるとは考えられていなかったからだ。
ましてや今回は75騎もの戦力を一度に投入する。敵飛竜隊を蹴散らし、後続する地上軍の進撃路を確保するには十分すぎる数である。
彼らの意識にあるのは、戦いへの不安ではない。
どれだけ早く敵を壊滅させられるか――その程度のものだった。
やがて隊列を整えた75騎は国境へ向けて速度を上げる。
――そのすべてを、遥か上空の無人偵察機が記録していた。
西部方面騎士団の司令部が置かれたテント内。日本側の連絡要員が、無人偵察機から入った情報を騎士団側へ共有していた。
「西部方面騎士団司令部へ通報。ロウリア軍の飛竜75騎が国境へ接近中です。現在、国境西方約30キロ。進路はギム方面。現状のままなら、およそ10分後に越境します。後続の飛竜25騎は現在待機中です。」
「…とうとう来たか。避難率はどうなってる?」
「はっ、現在ギムの街では自衛隊の協力もあり、約50%程が避難を完了しております。」
「流石にすぐに、とは行かんな…やはり時間稼ぎは必要か。」
西部方面騎士団団長モイジは短く息を吐き、司令部の一角に立つ日本側の連絡要員へ視線を向けた。
「……日本国自衛隊に正式に要請する。敵飛竜が我が国領へ侵入した場合、これを迎撃、排除してほしい。併せて、住民の避難が完了するまで、我々の遅滞戦闘への支援を頼みたい」
「承知しました。直ちに伝達します」
連絡要員は無線機を取り、自衛隊ギム派遣部隊指揮所へ伝達する。
『西部方面騎士団より正式要請。敵飛竜の越境時における迎撃、ならびに住民避難完了までの遅滞支援を要請とのこと。事前調整内容に変更なし』
『了解。要請を受理する。49式部隊は直ちに出撃、指定空域へ進出。敵飛竜の越境確認後、迎撃を開始せよ。各部隊は事前計画に従い、戦闘配置へ移行。遅滞戦闘に備えよ』
出撃命令を受け、待機していたパイロットたちが49式――正式名称、49式歩兵支援パワードスーツ――へ乗り込む。
折り畳まれていた脚部が展開され、逆関節の脚が地を踏みしめて機体を直立させ、同時に両肩の兵装複合スラスターユニットが展開し、薄荷色の噴流を吐き始める。
やがてブースター出力は離陸可能域へ達し、脚部がバネのように沈み込む。
次の瞬間、蓄えられた力が一気に解放される。
重力制御によって重量を約70%軽減された鋼鉄の
次々と離陸した49式は高度を上げると、無人偵察機から送られてくる情報を受信しながら、西方の指定空域へと進路を取る。
操縦席の表示には、彼方を飛翔する75騎の飛竜が、ひとつひとつ目標として捕捉されていた。
距離、速度、高度、進行方向。
遥か遠方にいるはずの敵の動きが、手に取るように表示される。
だが、まだ攻撃はできない。
ロウリア軍の飛竜隊は、未だ国境の向こう側にいた。
『各機、指定空域にて待機。越境確認まで攻撃を禁ずる』
『了解』
命令を受けた49式部隊は速度を落とし、国境より東側の空域へ展開していく。
一方、ギム周辺では戦闘準備が急速に進められていた。
ロウリア王国とクワ・トイネ公国の国境線を成す、幅広く流れの穏やかな河川。その東岸、川からさほど離れていない地点には、自衛隊の工作班によって複数の簡易陣地が構築されている。
陣地内では、すでに自衛隊の歩兵小隊と射撃ドローンが所定の位置についていた。その脇では、西部方面騎士団の弓兵たちも次々と割り当てられた射撃位置へ入り、間もなく始まる戦闘に備えている。
簡易陣地の後方では、地竜騎士隊が草薙竜と共に待機していた。正面の防衛線が崩れた際や、敵が側面へ回り込もうとした際には、即座に機動戦へ移れる配置である。
一方、ギム近郊の平原では、第一、第二飛竜騎士隊が出撃準備を進めていた。飛竜騎士たちは、いつでも空へ上がれるよう、自らの騎竜の装具を入念に確認している。
そして、最初の報告からおよそ十分。
西の空を進む75騎の飛竜が、ついに国境線へ到達した。
『偵察01より各隊。敵飛竜75騎、国境線を通過。全騎の越境を確認。進路ギム、変化なし』
越境確認の報告とほぼ同時に、49式部隊へ交戦命令が下る。
『49式部隊、交戦開始。敵飛竜隊を排除せよ』
『了解――
その瞬間、HUD上に表示されていたロウリア軍飛竜隊を示す七十五の[TRACK]が、一斉に[TGT]へと切り替わった。
同時に、肩部兵装複合スラスターユニット下部からマイクロミサイルランチャーがせり出し、発射準備を完了する。
既に敵飛竜隊は四キロ圏内に入り、マイクロミサイルの有効射程内にあった。
白い噴煙を引いた小型誘導弾群は、空を裂いてロウリアの飛竜隊へと殺到した。
「……おい、あれは何だ?」
同時刻。薄荷色の光を伴って空を飛ぶ何かを既に見つけていた第一次攻撃隊も、距離が縮まったことで、ようやくその輪郭を捉え始めていた。
「……人型に見えるぞ?」
「ワイバーンじゃないのか?」
「いや……違う。多分、人型だ。手足みたいなものがある」
「というか、あれ……薄荷色に光ってないか?」
「何なんだ、アレ……」
翼もなく、羽ばたきもせず、それでいて空を飛ぶ五つの人影。
これまで一度として見たことのない飛行物体を前に、第一次攻撃隊の間へ困惑が広がっていく。
だが、そのざわめきを隊長の一喝が断ち切った。
「落ち着け! アレが何であれ、こちらは七十五騎もいる! たかが五騎程度に臆するな!」
その一言を皮切りに、隊列に落ち着きが戻っていく。
「……ん? 何だアレ。白い……煙?」
誰かが呟いた。
五つの人影から、白煙を引く何かが次々と放たれている。
それらは一度、下方へばらけるように落ちた。
だが次の瞬間。
白煙の筋が、一斉にこちらへ向かって折れ曲がった。
「……こっちへ来てる?」
やがて、その白煙はふっと途切れる。
「落ち着け! あの距離から導力火炎弾が届くはずが――」
隊長の言葉は、最後まで続かなかった。
――轟音と共に、隊長のワイバーンの胴体が爆ぜた。
「――え?」
肉片と臓物を撒き散らしながら、主を乗せたままワイバーンが墜ちていく。
「た、隊長が――」
だが、爆発は一度では終わらない。
二騎目。
三騎目。
そして、その数を数える暇すらなく。
青空のそこかしこで、ワイバーンが次々と爆ぜていった。
「な、何が――」
誰かが何かを理解するより早く、第一次攻撃隊は空から消えていく。
僅かな時間の後、七十五騎の飛竜は一騎残らず地上へと墜ちていた。
それはまるで、これから始まる悪夢を先んじて示すかのような光景だった。
『敵飛竜、全騎撃墜を確認。49式部隊は国境東側を維持。敵領内で待機中の予備飛竜を警戒しつつ、地上支援に移れ』
『了解』
「……もう撃墜したのですか?」
「ええ。国境を越えたワイバーン七十五騎、全騎の撃墜を確認しています」
「……こんな、一分も経っていないのに、か……」
自衛隊の連絡要員からその報告を受けたモイジは、あまりにも速すぎる決着に言葉を失った。
これまで自分が当然だと思っていた戦の常識が、音を立てて崩れていくような感覚を覚える。
「……いや、今は気にするべきことではないな。本番はこれからだ」
短く息を吐き、モイジは意識を切り替えた。
今重要なのは、日本国の兵器がどれほど異常なのかを考えることではない。
住民の避難が終わるまで、これから押し寄せてくるロウリア地上軍を食い止めることである。
モイジは自衛隊側から提供された無線機を手に取り、各部隊との連絡を開始した。
戦場全体の状況把握に努めながら、次に迫る地上戦へと意識を集中させていく。
「クソッ、第一次攻撃隊との魔信は!? まだ繋がらないのですかァ!?」
「も、申し訳ありません、アデム副将! 先ほどから応答がありません!」
所変わって、ロウリア王国軍先遣隊。
唐突に第一次攻撃隊との魔信が途絶えたことで、司令部には混乱が広がっていた。
「チッ……仕方ありませんねェ。残り二十五騎は、渡河作戦時のエアカバーに充てなさい!」
「し、しかし……七十五騎すべてとの魔信が一斉に途絶えています。何か異常が起きた可能性も――」
「五月蝿い!!」
アデムの怒声に、周囲の兵たちが身を竦ませる。
「本隊のために、何より大王様のためにも、ギムは何としてでも落とさねばならないのですよ!! 分かったら、とっとと騎士団を前進させなさい!」
「は、はい! 了解しました! 直ちに伝達いたします!」
「……あぁ、いや。待て」
退出しかけた伝令兵を、アデムが呼び止めた。
「ギム制圧の暁には、兵には好きに略奪させなさい。女も好きに嬲って構わない。ただし――」
そこで一度言葉を切り、アデムは口元を歪める。
「使い終わった者は、百人ほどを残して処分しなさい」
「……は?」
「残した百人は、わざと逃がすのです。我々に逆らえばどうなるか、その恐怖をクワ・トイネ中へ広めさせる。そう伝えなさい。いいですね?」
「は……はっ!」
若い伝令兵は顔を強張らせながら敬礼し、逃げるように司令部を後にした。
「ククッ……ギムを制圧した後が楽しみですねェ……」
アデムは、この先に待つ惨劇を思い描きながら、不気味に口元を歪めた。
「クソっ、どうなってる!?」
ロウリア王国軍先遣隊、その地上軍は、ワイバーンの援護無しに渡河作戦を実行する羽目になっていた。
エアカバーを担当していた25騎のワイバーン、その全てが、河川上空に到達した途端に肉片へと変じたのだ。
本来なら、航空優勢なしでの侵攻など無謀に等しいが、これは大王様に捧げねばならない聖戦なのだ。
それに、元より地上軍の数は圧倒的である。数の力でもって飲み込んでしまえる――この時は、誰もがそう考えていた。
こちらの射程外から降る矢の雨を目撃するまでは。
「魔道士が風魔法で妨害してるんだぞ!?なのに何で対岸に届くんだよ!?」
目の良い者が、クワ・トイネ兵の弓を目視し、声を上げる。
「な…何だありゃ?滑車?弓に滑車がついてやがるのか?」
木でできた弓。それだけなら、自分達も持っているから分かる。
だが、それには滑車と、複雑に張り巡らされた弦や補助索が取り付けられていた。
その構造を知る者が見れば、コンパウンドボウに酷似した機構を持つ弓だと答えただろう。
もっとも、その素材はまるで異なる。現代的な軽合金や繊維強化材ではなく、木製の弓体に金属製の滑車や軸、補強金具を組み合わせた、どこか素朴で無骨な代物だった。
滑車が回り、弦が軋む。
引き始めこそ強い力を要求するものの、一度引き切れば、その負担は大きく軽減される。射手は狙いを保ったまま、次々と矢を放っていく。
風魔法に煽られ、矢筋は僅かに乱れている。
それでもなお、ロウリア軍の弓では届かぬ距離から放たれた矢は河を越え、渡河を試みる兵達へと降り注いでいた。
それでも、数に物を言わせて対岸へ渡ろうとする者はいた。
「……な、なんだ? この音は?」
矢の雨を潜り抜け、河川の中程まで舟を進めることに成功した兵達は、そこで奇妙な音に気付いた。
頭上から響く、耳慣れないけたたましい回転音。
見上げた先に存在したのは――風車のような何かを四つ回転させながら、空中に静止するナニカだった。
「な、何だあれ――」
その言葉が最後まで紡がれることはなかった。
空飛ぶナニカの腹部で閃光が瞬く。
直後、舟板と人体を立て続けに貫いた何かによって、兵達は次々と倒れ込んだ。
「射撃ドローンによる渡河妨害、順調に進んでいます」
「オートマトンも射撃を開始」
自衛隊の無人戦力による、計算し尽くされた7.62×51mmの雨が降る。
無駄撃ちを極力排した射撃は、舟上のロウリア兵を次々と捉え、その渡河を着実に頓挫させていく。
中には、12.7mm重機関銃の掃射をまともに受け、船縁や船板を次々と砕かれ、穴だらけになる舟もあった。
浸水して傾き、あるいは混乱した兵達の動きによって転覆し、次々と人間を川面へ放り出していく。
稀に反撃として飛来する魔法や矢も、重機関銃陣地やオートマトン、歩兵を覆うシールドによって、その悉くが阻まれていった。
「敵渡河地点、増加。上流側、新たに三か所確認」
「下流にも舟艇群。さらに南へ展開しています」
簡易指揮所に並ぶ表示の上で、赤い反応が徐々に横へ広がっていく。
最初の渡河地点だけなら、容易かった。
河川上空には射撃ドローン。
河岸にはオートマトン。
その後方には自衛隊員とクワ・トイネ兵。
舟に乗ったロウリア兵が対岸へ辿り着くことなど、ほとんど不可能だった。
だが、敵も馬鹿ではない。
「また分かれたな」
小隊長が表示を睨む。
一つだった渡河地点は二つに。二つは四つに。さらにその外側へ。
やがて、監視画面には大小十を超える渡河地点が、数キロに渡って散在するようになっていた。
ロウリア軍は損害を受けながらも、河岸に沿って次々と舟を運び、正面を広げていた。
「第二区域、射撃ドローン十機回せ」
「了解」
「第三班、随伴オートマトンを上流へ回せ。クワ・トイネ側にも後退準備を伝達」
一機、また一機と無人機が移動していく。
それまで濃密だった弾幕が、少しずつ薄くなる。
薄くなった場所へ、また舟が殺到する。
七・六二ミリ弾が舟上の兵士を撃ち倒す。
十二・七ミリ弾が船縁を砕き、舟を浸水させる。
クワ・トイネ兵の矢が、河面へ次々と突き立つ。
それでも、数が減らない。
「敵、第四区域で東岸到達!」
「オートマトン二個分隊、迎撃」
河岸へ這い上がったロウリア兵の前に、異形の機械が立ちはだかる。
四本の脚。
それぞれの脚には大ぶりな履帯と、外側を覆う盾。
上部の砲塔が滑らかに回転し、二挺の小銃が火を噴いた。
先頭の兵士達が倒れ、後続が止まる。
それでも、そのさらに後ろから兵士が押し寄せてくる。
「第五区域も接岸!」
「下流側、さらに渡河準備中!」
小隊長は舌打ちした。
止められないのではない。
全部を同時には止められない。
敵が渡河正面を広げれば広げるほど、こちらも戦力を分散させざるを得ない。
そして人間も、無人機も、弾薬も、無限ではなかった。
「第六区域、敵兵約五十、東岸へ侵入!」
「第五区域も後続が接岸、オートマトンだけでは抑え切れません!」
赤い反応が、点ではなくなり始めていた。
河岸のあちこちに生まれた小さな橋頭堡。その一つ一つへ、後続の舟が次々と兵を送り込んでいく。
潰しても、別の場所で新たな赤い点が生まれる。
そして残った点は、徐々に面へと変わっていった。
「ギムの避難状況は?」
『住民の避難は七割ほど完了。残りの集結と輸送に、少なくとも四十分必要です』
「四十分か……」
『可能なら、一時間欲しい』
「了解。稼ぎます」
「全部隊、第二防衛線への段階的後退を開始。オートマトンを後衛に残せ」
「了解」
「射撃ドローンは後退部隊上空を維持。敵が接近した区域だけ叩け。弾薬を食い過ぎるな」
「了解」
「クワ・トイネ軍にも通達。予定通りの遅滞戦だ。順次後退させろ」
命令が飛ぶ。
自衛隊員とクワ・トイネ兵が先に下がる。
空いた河岸を、オートマトンが埋めた。
四脚の機械兵達は射撃を続けながら少しずつ後退し、距離を開けては停止し、再び銃火を浴びせる。
空では射撃ドローンが後退する部隊に追従し、追い縋ろうとするロウリア兵へ短い射撃を浴びせていく。
「敵が逃げるぞ!」
誰かが叫んだ。
ロウリア兵達から歓声が上がった。
遂に敵を押し返した。
彼らには、そう見えた。
だが実際には違う。
自衛隊は最初から、この河岸を守り抜くつもりなどなかった。
必要なのはただ一つ。
ギムの住民が逃げ切るまで、時間を稼ぐこと。
第一防衛線の役目は終わった。
だが、必要な時間はまだ残っている。
ならば次は、第二防衛線で稼げばいい。
用語解説コーナー
37式小銃
2050年代の陸上自衛隊で広く運用される7.62×51mm自動小銃。
歩兵用としては比較的大口径だが、パワードスーツによる保持補助、反動制御、重力制御技術の普及により、従来より取り回しやすくなっている。
歩兵だけでなく、射撃ドローンや各種オートマトンにも同系統の火器が流用されており、弾薬・整備体系の共通化が図られている。
2050年代においては、普及した歩兵シールド突破の為により高火力が求められた結果、このような大口径化を果たしている。
射撃ドローン
歩兵部隊に随伴する四発ローター式無人航空機。
機体下面に37式小銃一挺を搭載し、重力制御によって射撃時の反動を相殺することで、空中停止状態からでも安定した射撃が可能。
偵察、上空警戒、側面監視、対人射撃などを担い、歩兵一名につき一機程度が標準的に割り当てられる。
ギム派遣部隊では通常編制以上の機数が追加投入されている。
地上戦闘用オートマトン
四脚式の無人地上戦闘車両。
各脚部には履帯を備え、平地では履帯走行、障害物や不整地では脚部を利用して走破する。
上部には37式小銃二挺を備えた旋回銃塔を搭載。脚部外側には防弾板を兼ねた大型装甲を装備する。
機体下部のMMED粒子散布装置によって歩兵用よりやや強力な防御シールドを展開可能。
主用途は前衛、警戒、遊撃、危険地域への先行投入であり、地雷や待ち伏せが予想される場所へ人間より先に送り込まれる。
前部には簡易サブアームを備え、手榴弾等の使用や、投擲物の投げ返しなども可能。
歩兵用パワードスーツ
一般歩兵が装着する外骨格式の身体補助装備。
49式歩兵支援パワードスーツとは名称こそ似ているが、こちらは人間がそのまま着用する骨格型装備であり、巨大兵器ではない。
筋力補助、装備重量の軽減、姿勢制御、反動吸収などを担当する。
また装着者と携行装備全体を覆う個人用シールドを展開可能で、銃弾や破片などへのある程度の防護能力を持つ。
シールドは足裏と地面との接触部を除き、装着者のほぼ全身を覆う。そのため雨や粉塵などもある程度遮断できる一方、地面を介して衝撃を伝える地雷などには比較的弱い。