ブルゥーアァーカイブゥー!ヴェハハハ!!   作:マグマ焼き豆腐

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多分こんぐらいの週1ペースで投稿すると思います。(でも多分どっかで詰まる)


NEWGAME!

 

「それでは商談は成立ということで」

 

「あぁ、金はいつもの銀行に置いておく。後で取りに来い」

 

 

とある一室にて、黒いスーツにオレンジ色のネクタイを身につけている大柄なロボットと、白を基調とした制服の上に黒いジャケットを着ている金髪の少年が話し合いをしていた

 

大柄なロボットの方はカイザーPMC理事と言い、悪徳企業と名高いカイザーコーポレーションの経営する企業の一つカイザーPMCの代表取締役

 

金髪の少年の方は5年前に設立された"ゴッドコーポレーション"の創設者であり社長の神神(しんがみ)シン

 

ゴッドコーポレーションとは、主に武器の開発やゲーム開発等を行っており、世間からは『武器の癖が強すぎてよく分からない』『ゲーム開発の腕はトップレベル』という声が多い

 

 

「帰るぞ」

 

 

カイザー理事の隣にいる自身の護衛へと端的に告げ、この場からそそくさと撤収しようとする

 

 

「待て、せっかく来たんだ。少しゆっくりしていけ」

 

 

そんな2人をシンは命令とも取れるような口調で制止させ、側にある紙袋を手に取る

 

 

「君達のために名店のケーキまで買ってきたんだ。少しお茶会でもしながら互いの親睦を深めようじゃないか」

 

「あくまで私とお前は"客と売人"の関係、これ以上信頼など得ても何となるというのだ」

 

「ま、まぁまぁ、理事。少しくらい付き合って差し上げても……」

 

「私の決定に何か文句でもあるのか?」

 

「い、いえ!!そういうわけでは……」

 

「ふむ。それなら仕方ない、必要のないものを追求しても無駄だからな。これは土産として持ってくがいい。そこの護衛の人が物欲しそうな目をしているからな」

 

 

理事はチラリと圧を込めた視線を護衛の方へと向け、紙袋奪い取るように乱暴に受け取り、苛立たしげに部屋から出ていった

 

その様子を見て護衛もシンに向けて軽く礼をした後、慌てて部屋から出ていった

 

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

 

理事とその護衛が私の社長室から退出し、残されたのは私一人

 

理事達が会社から居なくなったのを確認し、不適な笑みを浮かべながらエグゼクティブチェアへと座り込む

 

……カイザーコーポレーション、態度は気に食わないが、やはりカイザーの連中は優秀な駒となる

 

私が彼らに武器を売り、その武器へ依存させる

 

私が作る武器は特別仕様、ヘイローを持つ生徒に効果的にダメージを与えられる

 

カイザーコーポレーションは何やら学園を相手しているようだからね、そこを上手く利用させてもらった

 

依存さえさせてしまえば、操るのも容易い

 

 

「フフフ……ハハハハハ!」

 

 

あぁ……計画の第一段階は円滑に進んでいる。そう思うと笑いが抑えられないな!

 

この勢いのまま進めたら、予定よりも早く完成させられる

 

アレを完成させた暁には……

 

 

「私は―――」

 

 

プルルルルルル

 

 

―――私の言葉を遮るようにスマホから着信音がなる

 

まったく、間が悪いな

 

『桐藤ナギサ』と画面に表示されているスマホを手に取り、緑色の受話器マークをタップし、電話に出る

 

 

「ゴッドコーポレーション社長の神神(しんがみ)シンです。ご要件は何でしょう?」

 

「おはようございます、シンさん。少々お時間よろしいでしょうか?」

 

「えぇ、構いませんよ」

 

 

トリニティ総合学園ティーパーティーの現ホスト『桐藤ナギサ』私の会社の"一応の"取引相手だ

 

……取引相手と言うより首輪を握った主、というのが正しそうだが……

 

それより、桐藤先輩の声色から圧と苛立ちを感じ取れるが機嫌が悪いのだろうか?

 

 

「最近、学校を無断欠席している様子ですが、何か理由があるんでしょうか?」

 

「……無断欠席?」

 

 

桐藤先輩のその言葉を聞き、日にちが表示されている部分へ目を向ける

 

最後に学校に行った日は………おっと、機嫌が悪い原因は私だったか

 

 

「……すまない。仕事に夢中でそちらのことを完全に忘れていた」

 

「そんなことだろうと思いましたよ……。あまりにも酷いようでしたら閉社させますよ?」

 

「ま、待ってくれ!それだけは!それだけは勘弁してくれないか!?」

 

「シンさんが会社を存続する上で決めた条件があるでしょう?"学業との両立ができないようでしたら閉社させる"と」

 

 

あぁ、本当にこの条件が私の足を引っ張っている……!

 

先程から出ている条件というのは私が会社を存続させる上でティーパーティーの各派閥の代表と決めたものである

 

本来、トリニティ学園では企業は許可されておらず、勝手に立ち上げてしまうと校則違反という形で連行されてしまう

 

しかし、トリニティ学園側に有利な条件をつけることで特別に許可を出してもらった

 

その条件というのは、正義実現委員会の武器を最優先で生産し、学業との両立ができないのであれば閉社する等……

 

他にも細かい物が色々あるが重要なのはこの2つだ

 

学生だから学業第一なのは理解しているし納得もしている、だからこそ、後者の条件がある

 

それはそれとして邪魔ではある

 

 

「今回は特別に見逃しますが、次はありません。それでは、早急に学園までお越しください」

 

「あぁ、わか……切られた……」

 

 

私が返事をする前にブツリと電話が切られる

 

仏の顔もなんとやら、面倒臭いが行くしかないか。会社が消えたら計画もなにも無くなってしまう

 

溜息を吐きながら、学校の準備を進める

 

今日の予定は……わからないな、テキストは全部入れておくか。体操服……要らないなどうせ休む。昼ご飯……も要らないな、計画の方に時間を割きたい

 

………よし、多分コレで準備は出来た

 

どうせ、焦って行こうが既に遅刻済みだ。ゆっくりとマイペースに行くとしよう

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

1時間ほど歩きトリニティ学園へとたどり着いた私は、ティーパーティーの各代表が集まる場所へと向かっていた

 

学園内は授業中だからかとても静かだ、まるで私しかいないんじゃないかと錯覚するぐらい

 

ただ、静かだから分かることがある

 

ティーパーティーの部室へ向かうにつれ、強い圧が鮮明に感じ取れる

 

廊下から見える教室内で授業をしている私とは関係のない生徒ですら、不安からかキョロキョロとあたりを見渡す程

 

おそらく桐藤先輩のものだろう、かなりご立腹のようだ。後で詫びとして良い紅茶の葉でもプレゼントしよう

 

そんな事を考えていれば、目的地までたどり着いた

 

扉の前で護衛をしている行政官に軽く挨拶をし、私は扉を開ける

 

 

「おはよう、桐藤先輩」

 

「えぇ、おはようございます」

 

 

こちらへ微笑みかけながら挨拶を返す桐藤先輩

 

この文だけ見たら羨む者も居るだろうが、とんでもない圧を私に向けつつ微笑んでいるのだ、恐怖以外のなにも感じられない

 

さっさと仕事を見つけここから御暇しよう

 

 

「早速だが今日の仕事はあるか?しばらく無断で休んでいた罰として君の分もこなそうじゃないか」

 

「今は余裕があるので必要ありません」

 

「そ、そうか、なら各部活動の見回りでも……」

 

「必要ありません」

 

「……そうか」

 

 

私が逃げようとしているのを見透かしているのか、一個一個、確実に逃げ道を塞いでいる

 

それに私が何かを発するごとに圧も強くなっていっている

 

 

「シンさん、こちらへ」

 

 

桐藤先輩に小さく手招きされ、すぐ隣まで移動すると「口を開けてください、出来るだけ大きく」と

言われるがまま口を開け―――

 

 

「ふんっ!!」

 

「モガッ!?」

 

 

―――ロールケーキをぶち込まれた

 

切り分けられたものじゃないぞ?丸々1本を口にぶち込まれた

 

 

「ゴフッ!ゴホッ!……いきなり何をする!!」

 

「あら、仕事を求めていたようなので味見のお仕事でも」

 

「サイコパスなのか君は……」

 

「もう1本いきましょうか」

 

「悪かった、謝る謝るからロールケーキを下ろ――ング!?」

 

 

止められなかった

 

まだ手にさっきぶち込まれたロールケーキが残っているから、両手でロールケーキを持っている卑しい奴みたくなってしまっている

 

 

「ケホッ!コホッ!はぁ…はぁ…喉に詰まる……」

 

「反省しましたか?」

 

「わ、悪かったよ…」

 

 

口にぶち込まれたロールケーキを取り出し、不足した酸素を取り込むため、やや過呼吸気味に息を整える

 

ロールケーキって意外と呼吸できなくなるんだな。ゲーム制作に活かせるかもしれない、覚えておこう

 

 

「ふぅ、息苦しかったぁ…」

 

 

部室の端っこから聖園先輩が真っ青な顔で出てくる

 

 

「聖園先輩居たのか、気付かなかったよ」

 

「今まで気づかなかったの?酷いよシンくん!」

 

「そりゃあ、目の前にとんでもない圧を発している人物が居たら嫌でもそちらに意識が集中してしまうだろう?」

 

「それは…確かに…」

 

「今度はお二人共に浴びせましょうか?」

 

「「ごめんなさい」」

 

 

もういやだ、本当にお腹いっぱい

 

 

「はぁ……それで休んでいる間何をしていたんですか」

 

「いつも通りさ、ゲーム開発に没頭していたよ。高難易度アクションを作るのが余りにも楽しくてね」

 

 

ワンミスも許されないアクションに苦戦するプレイヤーの歪んだ顔を想像しながら作ってたら止まらなくなってな

 

突破口がある中で無残に散っていく、フフフ……プレイヤーの苦戦する顔を想像しただけで心が踊る……!

 

 

「えぇ~…この前もそんな感じじゃなかった〜?私は優しい難易度のがやりたいのに〜……」

 

「別に君の為に作っているわけじゃないからね、求めている人に求められた物を作る。需要と供給ってやつさ」

 

「むぅ~、ケチ!」

 

 

ワガママなゴリ……お姫様だ

 

私は仕事でやっているんだからな日夜遊んでばっかの君とは違う……と口にしたら折られるから黙っておくとしよう

 

 

「本業に勤しむのはいいですが条件の事を忘れないでくださいね?」

 

「心配ない、そっちも順調に進めているさ。おそらく来週にはできるはずだ」

 

「忘れてないのなら良いのですが…」

 

 

私だってそんなゲームのことで頭がいっぱいな訳じゃない、大事なことくらいは覚えている

 

学校?……はて、何の話かな

 

 

「……さて、そろそろ私は御暇させてもらうよ」

 

 

チラリと視界の端に映った時計には12時29分と記され、昼休み終わりのチャイムが鳴る直前だった

 

 

「次のゲーム案として易しめの物、考えといてね!」

 

「頭の片隅に入れておくよ」

 

「では、また放課後」

 

「あぁ、また放課……え、帰っちゃ駄目なのか?」

 

「勿論、仕事がありますから」

 

「え?いや、余裕があるから必要ないって……」

 

「それは今すぐやらなくてはならないものは余裕があるという話です。シンさんの無断欠席分と雑用はまだまだ大量に残っていますので」

 

「卑屈な真似を……!」

 

「自分の都合だけで学校を休んでいる方が卑屈ではないですか?」

 

「………」

 

「それでは放課後よろしくお願いしますね?」

 

「……私の自由は何処にあるんだ」

 

 




『プロフィール』
学園:トリニティ総合学園
部活:ティーパーティー
学年:2年生
年齢:16歳
身長:174cm
趣味:ゲーム開発

見た目は転生後の壇黎斗を想像していただければ

先生の性別どっちがいい?

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